結婚相談所の中でもアラフォー女性がとくに苦しむという話をよく聞くんだけど、「本当にアラフォー女性は苦しむのか?」という疑問を、ちょっと違った角度から考えましょう。
今日やることは、Youtubeの有名なチャンネルでアラフォー女性の婚活について話している動画があるので、その内容について別のカウンセラーならどういう意見になるのかを検証します。
そして今回、話を聞くのはウィルマイン相談所の尾畠さん。
この尾畠さんは東京銀座の超高級クラブのママを10年間やってきた人なので、日本のハイクラス、日本のセレブの男女をたくさん見てきた人なのです。
そんな尾畠さんの考えるお金の感覚やハイクラスの男性のクセや考え方などを聞きたいと思います
そのYoutubeチャンネルはこちら ⇒ さよ婚【婚活】辛口で切りたいその悩み。アラフォー編
https://youtu.be/ZCXOmDectao
この動画の内容について意見があるわけではなく、さよ婚さんのチャンネルは良い動画が多いので是非ご覧ください。あくまで別のカウンセラーならどういう意見になるのかを聞いていきます。
動画の内容を簡単に説明します。
アラフォー女性、40歳、派遣社員、実家暮らし、身長163センチ、年収280万円
【見た目】
色白、細身、かわいらしい顔立ちをしている、32歳 から35歳くらいに見られる、アプリやパーティーで10年間婚活している
【男性の希望】
40歳から46歳、年収最低600万円、可能なら800万円、サラリーマン希望、自営業不可、見た目がおじさんっぽくない人、話が盛り上げられる人、専業主婦を許してくれる人
【さよ婚カウンセラーの意見】
なかなか婚活がうまくいかない ⇒ でしょうね
10年間婚活をしていて何も得ていないことに焦りと恐怖を持ってほしい
焦りを持っていたらこういう条件は言えないよね
私も年齢も年齢なので受け入れてもらえるなら結婚してほしい、と言える女性が結婚できる
希望600万円から800万円の40歳男性なら申し込みが殺到する
そういう男性は若い女性を狙う
若く見られているから高い希望を言うのでしょう
女性の中での褒め合いって社交辞令である。それを聞いて、私、まだいけるわって思っている。だったら、パーティーで売れてるはずなんだよね。
彼女に必要なのは客観視すること
本気で結婚したいと思うこと
自分はどんな人に好きになってもらえるのかな?
10年やってて変わんないことなんてね、一生変わらないから
専業主婦希望 ⇒ 働いた方が良い
今一度自分を客観視してほしい
自分がやってること、相手に提供できること、逆に足りてないところ、絶対今までサボってきたコミュニケーション、努力があるはずなので、そこを自分で意識しないと婚活歴20年になるでしょう
ということで・・・
三十代女性のカウンセラーさんの意見と違った目線で、今日は東京のウィルマインの代表者、尾畠さんに話を聞きます。
こんにちは~、尾畠さん、元気ですか?
元気です。よろしくお願いします。
動画を見てくれました?
率直な感想を教えてください。
最初に感じたことは、ごくごく一般的にカウンセラーが思ってることを仰ってるな、間違ってることを言っていないなって思いました。
それぞれ伝え方の違いはありますけど…
アラフォー女性で最近苦しんでるっていう話を、いろんな人が、様々なブログや動画で言ってるじゃないですか?
40歳女性で、年収280万円、自分は若く見られててて、年収が600万円以上の人を求めている。
ある意味、あるあるじゃないですか?
あるあるです。
アラフォーは苦労するっていうのも、尾畠さんは日々サポートしていてよく経験されてるだろうし、それってどういう点があるあるなんですか?
今回見た動画のご相談者のような40歳で10年間婚活をされてて、ご自身は若く見られる、希望年齢は40~46歳、年収600万~800万円、サラリーマンで見た目イケメン、内面も素敵で爽やかで会話も上手でって言われる方、すごく多いと思います。
でもさ、結婚相手を探すんだから、全部の希望を言えば、そらそうなりますよね。それは別に悪いわけじゃないと思うけど、でも苦しんじゃうんですよね?そういう人は?
この方の場合は、10年間婚活されてるじゃないですか。
長い期間婚活をすることが悪いことではないんですけど… ただ、この10年で何も変わってないんですよね。
40歳だとしたら、30歳の時と同じ考え方と行動をやってるから、それが40代にはまるかって言ったら…
似合う洋服だって、着るもの、髪型一つだって、30歳で似合ってたものが40歳で着たら、あれ?っていう違和感になりますよね。
この女性は考え方が何も変わってないのだろうな、って思いました。
そうか、もしこの女性の考えが変わっていたなら、こんなに高い希望のままじゃないってことですね?
10年前は専業主婦の方もまあまああったでしょう。でも今私が見てる会員さんでも、女性で専業主婦を希望される方は非常に少ないです。
その中で専業主婦を希望されてってなると、男性から見ても違和感にはなりますよね。
よっぽど家事が大好きで、「支えたい」とか、そういった何か、自分の結婚相手には何も家事をさせたくないとか、私が家庭を完璧に守り通して旦那さんには仕事に集中してもらいたいとか、家族みんなが笑顔で、早く帰って来たくなる家にしたいんだっていう…
そんな考えなのかと思うと、そういう感じも見えない。
今のままで行くと、すんなり婚活は成功しない感じですか?
難しいですね。
条件をここまできっちり最低600万円と言うってこと自体が変わってないっていうことなんですね?
思考が変わらなければ行動が変わらないと一緒で、ずっと同年代の600万~800万の見た目がシュッとして、素敵な会話の楽しい方っていうのを見つけに行こうと思うと、それって決まりきった固定概念で、「この人合わない」「この人合う」っていう間違い探しをしているだけだから、これはうまくいくわけがないです。
そうかそうか。
そこまで条件の希望をガチガチに固めている時点で頭が固まってるってことね。
そうなんです。
でも希望を出さないのもおかしいでしょ?
成婚退会されている方と話すときに、私は必ず茶化すんですけど…
最初に言ってた希望条件と違うよね~
これは譲れないって言ってたよね~
って言うと… ほとんどの女性が、
「いざ本当に結婚となると、それあんまり関係なかったです」って言います(笑)
そうなることが多いんだ。
だから、一応希望としては全て受け入れるし聞きます。
でも必ずしもそんな人と出会うことができて、そんな人が自分のことを選んで、成婚退会ってなることは少ないです。
逆に、もっと違うところ、この人だったら、何をおいても私のことを一番に考えてくれるっていうのを、なんて言うのかな…
条件はある程度絞られて申し込みもしてるんですから、それ以上に、ああだこうだ、じゃなくて…
相談所で仮交際が3人くらいいる中で、本当で言えば条件ぴったりのAさんBさんCさんがいたとして…
Aさんが条件にはどハマりしていたとしても、まったく条件から外れたCさんを選ばれることも多くて…
最初に決めている希望条件なんて関係ないんだと、いつも思います。
それはやっぱり人間的なもの、性格的なものを見て決めているのですか?
そうです。条件だけ合ってれば結婚できるっていうのが結婚ではないですよね。
そう思うと、条件で選別してハネているところに、本当はピッタリ合った人がいる可能性があるってことやね。
そうなんです。
自分で自分の婚活を苦しめて、10年間私はこれでいいんだ、私はこういう人じゃないと結婚するつもりはないんだ、っていう考え方で来たことが彼女の一番のもったいなかったな~っていうポイントかと。
じゃあもし、彼女の10年前、30歳の時に出会っていたら何て言ってあげますか?
女性の40代はすごくボリュームゾーンですし、婚活が難しいじゃないですか?
だけどその中でもとくに、婚活が絶対に難しくなる女性っていうのがいて、その方たちは必ずこのセリフを言われます。
「私、年齢よりも若く見えるんです。」
または、
「元々、年下としか付き合ったことがないんです。逆にその方が私は合うんです。」
と。
相談所では40代アラフォーが年下男性を狙うってマッチングそもそもが難しいんですよね。
そのことをちょっと言葉を柔らかくして伝えると、途端に… すごい顔で睨まれたりします。
そこだよ、そういうところだよ、って思うのですが。
自分の意に反した言葉を言われた時に、あ、そういうもんなんだっていう風に受け入れる気持ちがあるかどうか?
ここでお世話できるかな?できないかな?と私は判断するようにしています。
はあ?っていう顔をする人が入会面談に来た時は、尾畠さんはどう対応するのですか?
ね~、ほんとね~、申し訳ないですね~って。
一般で出会う時にはそうじゃないかもしれない、だけど結婚相談所っていう市場で考えると、一般論ですけど・・・
と言いながら、「一般論」で逃げます(笑)
でも実際に結婚相談所で年下と結婚する女性もいるわけでしょ?
います、います。
じゃあ私はそれを目指したいって、会員さんが言った時は?
私が口でいくら説明しても…聞く耳を持たずで。
私はこれまでアプリだって、若い子からいっぱい「いいね」が来るんですって。
それはマッチングアプリだからね~って思うんですけど。
それは素晴らしいですね、モチベーション上がりますよね、っていちおう応援はしながら…
とにかくやってみてくださいよって思います。
結婚相談所ではかなり厳しいんですよって、私は最初にしっかり伝えるのですが…
そういう女性がお一人、いらっしゃいました。
年齢は40代半ばで、300人ぐらいお申し込みをしたのですが、全て30代の男性でした。
300人全員年下? けっこう攻めるね、その女性。
彼女からすれば、ものすごく妥協して、その男性とお会いした形だったんですけど、お見合い後すぐに女性本人からお見送りのお返事で、「何で?」って聞くと、
いやもう全然、年齢の割に老けてたとか、会社の部下とかの方がまだカワイイとか言うんです。
可愛い可愛くないって…
もちろん見た目が可愛いとか、良い部分が多いに越したことはないけども、年下年齢だけに区切るのだったら、もう会話が下手だろうが、言ってみれば、もう年収なんてなくてもいいわよ、ぐらいの気持ちでやらないと…
年下で、見た目もシュッとしてて、年収もそこそこあって、って全てを手に入れようとはできないですよ。
全て良いのは難しいですよね。
だから、こういう方は結婚相談所じゃなくって、アプリで承認欲求を満たすような…形なのかな~って…
だって、本気で結婚しようと思ってたら、事実をちゃんと見つめると思うんです。
その女性は現実の婚活市場を体験してからも、その事実を認められへんってことやもんね。
その結果が、みんな写真の印象と年齢でお断りされたんです。これは300人のお申し込みしたお相手男性からの意見なんです。
ってことは、どういうことか?って考えないといけないんです。
でもね、やっぱり、女性は年収が高い男性を求めるじゃないですか?
尾畠さんは、過去にとんでもないセレブな生活をしてた人ですよね。
そんな尾畠さんしか言えない、結婚生活について教えてください。
お金と愛について・・・の話を。
お金と幸せについてですね。
お金って必要不可欠なものでもありますよね。
たぶん、お金がすごい貧乏で、生活にも困っていたらやっぱり、幸せもないのかなと思うんですけど。
年収が高い男性を求める女性について、尾畠さんなりの考えはありますか?
女性が男性に年収を求める気持ちはすごくわかります。
もともと、私もお金さえあれば結婚ってうまくいくって思ってたんです。まだ結婚前ですね。
ほぅ~。
だいたいの事ってお金で解決できるでしょ、と私も思っていたから。
ただ実際に自分がお金持ちと結婚してみて、はじめて分かったこともたくさんありました。
結婚前は、尾畠さん自身も年収何千万円も稼いでいて… その中で出会った、ものすごいセレブカップルで結婚されたわけじゃないですか?
尾畠さんが年収4000~5000万円あって、それより高い年収の男性と結婚して、外車を何台も乗るような桁違いの生活をしていた尾畠さんが思う…
若い女性が、どういう男性を求めたら良いか?について、教えてください。
そうですね。
私事になってしまって恐縮なんですけど、私が結婚した相手っていうのは、経営者であり、言ってみれば若くしてもう会長職みたいな人だったんです。
悠々自適な人やったんや。
そうなんです、時間はある、お金はある…
最高じゃないですか!
最高ですよ。
そんな男性、結婚前、恋愛の時ってめちゃくちゃ魅力的ですよね。
楽しかったです。
それに、パット見、イケメンだったんです。雰囲気イケメンで。見た目はいいわ、会話は楽しいし、それにね、もう勢いがあるんですよね。
どっか行こうって話が盛り上がったら、じゃあすぐに予約して、みたいな。すごく楽しいじゃないですか。
最高ですね。うらやましい。
恋愛はね、これでOKです。
その男性と結婚されたんですよね?
ほんとうはお互いに結婚する気はなくて、今の状況を楽しもうっていう風に思ってたので、すごく二人でびっくりして、どうするって?
それで出産を決めて、じゃあ結婚ってなったら…
彼がマリッジブルーになりました。
彼が?
彼が。
なんで?
なんでしょう、若くしてお金を持つ人とか、若くなくてもある程度財産を築いたり、会社のトップの人とか、ベンチャーを起こす人とかって、どこかちょっと飛んでるんですよね、頭のネジが。
私はそういう頭のネジのちょっと飛んでるような方が多い銀座っていう所にいたから、まあ、そういうこともあるよね、という受け取り方ができていたんです。
でも、もし私がOLしかやっていなくて、例えばうちの旦那さんとお付き合いをしたら、「えっ、ありえない!」ってことばかりだと思います。
当時の私は、旦那さんが一晩家に帰らないとか、キャバクラに行く、クラブに行くってことも、「そんなの許せない」とか言う人の気持ちが分からなかった。
そんな男性が、本当にその、自分と同じ家庭の共通認識を持ってるかというと…すごい微妙ですよね。
いないと言ってもおかしくない。
何かが足らなかったり、どこかが抜けていたり、でも収入は高い、仕事は頑張る、とかそういうもので、全てを本当に平均以上というのは、かなり難しいと私は思っています。
お金はある、ただ考え方がぶっ飛んでるぞっていう人が多いんです。
私もちょっと銀座が長かったんで、意識が少々バグってたんで、そういうこともあるよねっていう風にできたから、お付き合いが出来たのでしょうね。
もしそれがなかったら、本当に無理?
今でもたまに、元銀座のお客様とお会いしてお話する時があるんですけど、今はもう私のバグりがある程度ね、戻っているので…
話をすると、ああ…一般男性とは違うんだなぁっていう風に思える自分がいます。
そうなんだ。やっぱり冷静に考えると、ああいうところでバンバンお金使えるような人っていうのは、普通の感覚ではないってことなんだね。
欠落っていう言い方は良くないですけども。
誰でもそうなんですけど、凸凹ってあるじゃないですか?
良いところもあればネガティブなところもあって、それをひっくるめてその人の個性だと思うんですけど…
それの上げ下げの幅が広いのかなっていうイメージですね。
どんな人にでも凸凹があるんだけど、特にお金持ちと付き合うには、それを許容できるような女性じゃないと難しいよね。
そうなんです。
全部が平均以上って、何個か続いたらとんでもない確率の低さになりますからね。
そしてね、もし本当にそういう男性がいらっしゃったら、早い段階でそういう男性は、素敵な女性と素敵な家庭を築かれてると思います。
ひとつ聞きたいのは、高収入男性と結婚したがる女性って、どういう感覚なんですか?
贅沢をしたいって訳じゃなくて、生活に心配ないぐらいの感じがいいと思ってるのか?
「いや、そうじゃない」と、世間とは違う優雅な暮らしがしたいのだ、と思っているのか?
どういう感覚で女性は、年収600万円とか700万円とか言っているのでしょう?
結婚したら私の働き方をちょっとセーブして、それでも今の生活を維持したいって言われる方が結構いたりとか…
世帯年収で考えたらどうですか?っていう話をしても、年収にこだわる女性のほとんどは、言い方が合ってるかどうか分からないけど、
自分が…楽をしたい…
「結婚をしたら、もっと趣味の時間を取りたい」と言う女性も多いです。
今だって趣味の時間取れるでしょう?って指摘したくなりますけどね。
趣味の時間を削ってでも二人の時間を作っていきたいな、と思える男性と結婚する方が気持ちが豊かじゃないかなあとは思うんですけどね。
女性はどう思っているか知らんですけども、とくに年収の高い人であればあるほど、男性はその点をかなりシビアに見てますよ。
結婚相手のことをね、この女性は僕の稼いだお金をどういう風に捉えてるのか?って、実はめっちゃ見ます。
なるほどね。
とくに収入の高い人は、よりシビアに相手の経歴も見るし、女性が例えば収入をそこまで得ていない仕事をしている人だったら…
この人に、年収一千万の家計を預けることができるのか?って、その辺も考えるのでね。
女性の年収がどうこうじゃなくても、お金に対する考え方をしっかり持っていないと、信用できないんです。
そうそう。
だから、年収が高い人ほどシビアです。
そこを、結婚をまだしたことのない、婚活迷子になってる方っていうのは分からないんですよね。
だからカウンセラーとしてこうですよって、一般論ですけどこうですよっていうお話をすると…
はぁ?って言われちゃう。
でも収入の高い人を求める気持ちは分かるし、誰だって求めちゃうじゃないですか。
それはラッキーと思っていた方がいいのか?
そうなるために自分が努力する必要があるのか?
どうなんだろうね?
たまに勘違いを起こされて、キレイでいることに固執する女性がいます。
私がもっと綺麗じゃないからダメなんだっていう風に思って、髪の毛だったり、メイクだったりに急に重きを置かれて…
迷走が始まる方もいらっしゃるんです。
そこは男性からしたら、しっかりしている男性であればあるほど、女性のビジュアルよりも中身を見るのにね。
ですよね。
そりゃあ可愛い方がいいでしょう。でも長い目で見た時に、もっと結婚するなら大事なもの、大事な要素があるってことを冷静に見極めるのが、やり手の男性なのにね。
おっしゃる通り。
二人が同じくらいの魅力を持つ女性だったら、ビジュアルが良い方がいいと思うけど、結婚に一番大事なものが何かっていうのは、安心であったり、信頼関係であったり、優しさであったりとか、そっちの方が大事だってわからずにビジュアルばかり求めるのはアホな男なので。
そこなんです。
女性もビジュアルや収入ばかり気にしていたらね、そういう男が寄ってくるんですよ。
小手先のテクニックじゃなくて、イイ男ほど男性を幸せにしてくれる女性を求めるので、男性が求めている本質を見極めないと、やり手の男は付いてこないですよ。
そこを分かってほしいんですけどね~
男性って、どこかお母さん的な要素を女性の中に欲してる部分があるじゃないですか。マザコンとかっていう意味じゃなく、暖かく包んでくれるような…
男性はいくらでも頑張れるんですよ。そこを女性に分かってほしいなぁ。男性は、それがないと生きていけないんですよ。
例えば、男性が家に帰って…
「あなたの稼ぎは悪いね」って言われる女性と、
帰ってきて…
「毎日仕事を頑張ってくれてありがとう」って、「貴方のやっていることは、私は認めるよ」って、「あなたは素晴らしい仕事をしているし、貴方が仕事をしている姿好きだよ」とか言ってくれたら、もっと頑張ろうって思うもんね。
自分がやってることを評価してくれる女性が、女性じゃなくてもいいのかもしれんけど、そういう人がいてくれることで、男は頑張れる。
例えば30代40代は、その見た目の容姿のキレイさっていうことも多少武器にはなります。20代だったらこれは本当に強みだと思います。
ただ結婚って何十年も、これから30年40年50年、80歳ぐらいまで一緒にいるじゃないですか。
80歳になったら、おじいちゃんかおばあちゃんかの見分けもつかなくなる年齢になりますよね。
その時でも変わらないのは、内面のお互いを思いやう気持ちですよ。
寒くなって、みかん美味しいよねって。
こたつで剥いて、はいどうぞってくれたら、わざわざ剥いてくれてありがとうって言うとか…
このちょっとしたやり取りが、生活が豊かな気持ちで過ごせることだと思うんですよ。
30歳で結婚したとしても、30歳の時の価値観と40歳50歳になった時の価値観って変わるんです。
だから、変わるってことを見越して結婚相手を見つけないと、将来にちょっとおかしくなっちゃうんです。
今の自分の価値観が、本当に一生いくのかな、っていう目線も大事な気がしません?
そうなんですよ。
内面も30歳の時は、良い人とあんまり良くない人と差があると思うんだけど、50歳になると、この内面の差はもっと開いていくんです。
30歳の時に内面の良い人は、どんどん良い方向になっていって… 人間レベルはもっと開いていきます。
そこですね。
で、反対にビジュアルの差は狭くなっていきます。結婚する時に、その20年後30年後の価値観っていうことを考えることはとても大事です。
それを分からないと、現在の年収やビジュアルを必要以上に求めてしまうことになります。
動画でもね、仰ってました。10年間も婚活するもんじゃない。このままいくと20年婚活まっしぐらだって。これも正しい意見だと思います。
大きく言えば結婚って、今を100点にするんではなくて、5年後10年後にどうありたいの?
その時にどんな人が私のそばにいることが、私が幸せなの?
って、今の自分の価値観だけじゃあ、たぶん計り知れないだろうけど…
この人とだったら変化を一緒に楽しんでいけるんじゃないかなって思う方を探してほしいな。それが本来の幸せな結婚だと思うんです。
そうですよ、内面ですよ。
結婚する前に、周りから内面内面と言ったらまたなんかね、受け入れられないと思うんだけど、そこそこの収入があれば別にって気がするけどな。
私が…ものすごいお金あったじゃないですか、結婚した相手が。
それこそ、前もお話ししたかもしれないですけど、マンションなんですけど2階建てになってて、ハートのジャグジーがあって、とか、高級車を4台乗ってて、とか。
家賃が150万円以上していたんですよ。
150万??
赤ちゃんが産まれたばっかりで、ハウスキーパーさんに来てもらっていたのですが、キーパーさん代が月に20数万円かで。息吸って、そこにいるだけで200万円弱はかかっていたという…
尾畠さん、そんな生活を経験した人がさ。結婚は条件だけじゃないとかさ。無理がありますよ(笑)
思うでしょ?
そこで私が、すごい幸せな気持ちで毎日を送ってたかっていうと… 全く幸せじゃなかったんですよ。
そうだったのか~
傍から見たら幸せに見えていたかもしれないけど。
お金の心配がある生活は別にしても、たとえば旦那さんが帰ってきて、家のことやってくれてありがとう、子供の面倒見てくれてありがとう、って、帰ってきたら家がファ~っと暖かくなるような家の方がそりゃあ、何百倍も幸せやね。
そりゃあそうですよ、帰って来ないんですから、遊び行っちゃって。
たぶん、今婚活をしている人は、帰って来る優しいお金持ちをイメージしています。
お金を稼げる男の人ってのは、人脈だったり、いろんな人間関係もあるでしょうし、忙しいんですよ。
マッチングアプリなんかもそうですけど、お金持ちというと、お医者さんの率が高いじゃないですか。
うちの会員は、割と医療従事者の方だったり、お医者さんの会員さんが多いんですけど… 皆さん、まあ、忙しいです。
世の中には、お金も稼いで、良い家庭サービスをする人もいますけど、たぶんね、それはお金持ちの中の1割~2割、3割とかそんなぐらいの比率なので。
例えば皆さんがすごい高収入の人と結婚できたとしても、そのうちからまた2割ぐらいを見つけないといけないという、さっきも話したような凸凹が絶対にあるので。
全てが高い人って本当に、金持ちの中でも1割2割しかいないからめちゃくちゃ狭い世界だし、それって結婚しないとわからないこともあるしで、現実的に考えると、そこだけにこだわらない方がいいと思うんですよね。
あればあったでいいけど、拘るとね、難しいですね。
じゃあ尾畠さんは、お金は有り余っていたけれど、苦しい新婚生活を送ったわけね?
お付き合いしてる時はすっごく楽しかったんですよ。めっちゃ楽しくって。
だけど結婚した途端に、もう本当に地獄みたいな…
結婚ってこんなに苦しいんだと思って。
どれだけ広いお部屋があって、豪華な家があってもね。
でもね、ご飯なんて一人で食べて美味しいですか?
たしかに、忙しいのよ、お金持ちは。
そう考えると、家でいつも一緒にご飯を食べられるっていうことだけでも、すごく幸せを与えてくれる男性ってことなんやね。
そうですね。
だだっ広い家に、ひとりぼっちで居て… ごはんは美味しくなかったですか?
でね、広い家は、怖いんですよ。不安しかなくて。
一人で赤ちゃん抱えて、すぐに出産だったんで。
夜旦那さんがいなかったんで、常に、本当に怖くて。
夜は長いなぁって、赤ちゃんは夜泣きをしまくるし… 大変でしたね。
でも、尾畠さんもお金は好きじゃないですか?
そりゃあそうですよ、大好物ですよ、嫌いな人はいないと思います。
では質問を変えて、、、尾畠さんが今考えるのは、お金がある人と、愛のめちゃ深い人と、どっちがイイですか?
だけどそれなりに、たまに今日はね「焼肉行こっか?」「いいね」って出来るくらい。
ちょっとお金ないからやめとこう、っていう貧乏さじゃなければ…
愛情があって、お互いを大切に想い合える関係、ちょっと雨降ってきたら、傘持ってるかな?って考えてくれたり。
はいはいはい。
そういうちょっとした、ほんとに、たぶん些細なことでいいんですよ。
些細な言葉がけだったり、大切だよっていうメッセージを送り合える関係でいてくれたら…
私、もっと幸せだっただろうなあと思います。
じゃあ、ちょっと難しい質問をしますね。
今のを反対にして、そこそこの愛情はあります。愛情に困窮はしてないです。でもお金めっちゃ持ってます。
これは幸せかな?
その人とどういう風に関わるかですよね。
私は、そこそこの愛情って、そもそもがないと思うんですよね。
愛情って溢れるもので、止めようがないじゃないですか。
名言出ましたね。 素晴らしい!
そうか… ここら辺で止めようっていう… その時点でおかしいのか。
「生きる!」って言いながら… 大変なんですけど(笑)
でもね、どれだけ文句を言われても、愛情って、心配すんな、ほっとけって言われたところで、どうやったって心配するんですよ、愛してるから。
旦那さんだって、体調悪い、顔色悪いねって言って、大丈夫だ、大丈夫じゃない、今日はゆっくりした方がいいよって、どれだけうるさいって思われようが、心配するじゃないですか?
これって愛情からくるんですよね。
でもこれは男性と女性で違うかもしれない…
女性はそういう愛情を持てるんですよ。だから男性は女性と結婚したらいいし、女性と付き合うことが最高なんです。
こういう愛情をかけてくれる人なんて女性しかいないから。女性と交際しないと経験できないことです。
でもね、男性はね、そのあたりを「セーブをしがち」かもしれない。
でも、この「しがち」っていうのは、奥さんじゃないからですよ。
本当に大事な人には「しがち」にはしないので、「しがち」にされている時点で多分、その人は本当に愛されてないっていうか…
たしかに、本当に愛し合うカップルなら思いやりや愛情は溢れるものですよね。
止めようとかじゃなくて、勝手にもう湧き出てくるものだから。
うるせーなーって言ってても、ありがとうって思ってくれてるんだなっていうことが伝わったりするのが、お互いに信頼し合ってるってことだと思うんです。
もう~しょうがないわね、っていう…
そういう愛の形をね、信頼の形なのかな、会員さんにも分かってほしいんですよ。
記念日にはホテルで、っていうのも素敵ですよ。
でも毎日そんなのやってたら、お茶漬けの美味しさがわからない。二人でね、深夜に食べるお茶漬け、きっと美味しいじゃないですか。
小腹空いたねって、じゃあお茶漬けでも食べよっかって、二人だからそういう時間が幸せとして共有できるんですよ。
だから、お腹すいてない?って聞かれるのは、それだけでとても幸せなことだし、これって結婚した人じゃないと、たぶんわからないと思うんですよね。
喉乾いてない? とか。
ごく普通のことなんだけど、夫婦間でこのやり取りが、些細な日常の中で行われることって素晴らしいことなんですよね。
「頭痛い」って言ったら、「お薬飲んだ?」とか、それだけでも嬉しいことだよね。心配してくれる人がいるってことが。
そうなんですよ。
そういう人が世の中にいてくれたら幸せだから、そういう夫婦になってほしいですね。
そう考えると、お金はたくさんある、愛情そこそこ、はいらんわ、やっぱり。
要らない、要らない、そんな考え。
「愛情そこそこ」ってよく考えたらそんな考えの男、腹立つな、考えたらホンマに嫌な考えだ。
義務感で一緒にいられるのってお互いに辛いじゃないですか。
仕方なしに、って言うのじゃなくて、一緒にいたいからいるし、心配したいから心配するし、大切に思うから、大切だよってことを…
普段、こっぱずかしくって言葉にはできないけど、行動では出来るし。
喜んで欲しいからプレゼントをするしね。
その時に、私達なんだかんだ言ってお見合いから2年経ったね、と。
で、2年経ったけど、全然飽きないし、もう2年経ったんだっていう感じだよね、っていう話をしたんですって。
で、その後に、彼と一緒に一週間分の買い物にスーパーに車で出かけて、その時に彼が、
「どうしたらこれから先もずっと一緒にいてくれますか?」
って言ってきたんですって。
「えっ、何で急にそんなこと言うの?」って言ったら、こんなね、あっという間に2年が経ったと。
時間が経つのはあっという間だけど、この先もずっと一緒にいたいんだっていう気持ちが今出てきて、それをちゃんと伝えたかったし、君と一緒にいたいっていう気持ちをちゃんとわかってほしかったって。
何を聞かされてるんだろう、わたし、って思いながら…(笑)
良い夫婦だなぁって。
この夫婦も、最初に言ってた希望条件とは全然違いますよ。
イイ夫婦だね~。
尾畠さんの相談所には尾畠さんの経歴に惹かれて、ハイスペックを希望する女性も多いし、ハイスペックの男性もたくさん在籍されてるのだけど…
女性が年収の高い男性を求めちゃうっていうのは、やっぱり永遠のテーマですよね。
そして、婚活を始めてみても、実際はそれほど簡単に希望を下げれるもんでもないじゃないすか。
ここで言ってるように、僕らが、愛の方が大事やって~ってどれだけ言っても、経験者だからわかることも多くて、まだ結婚生活をしてない30代とかなら、ちょっと難しいですよね、理解するのが。
言ってみれば男性っていうのは、職種にもよりますけど、30代40代50代って年齢が上がっていくことにスキルアップ、キャリアアップを求めて転職を繰り返す方も結構いらっしゃるんですよね。
働き方ってのも変わってきてるし、そうなると、今の年収はこうだけど、彼のお仕事の姿勢だったりとかスキルを見ると、10年後はどうかな?って私、思いますよねっていうようなお話すると、
たしかに~みたいに納得されることも多いです。
そこでの収入ってのも、すごい大きいよね。
応用の利かない人とか、柔軟性のない人、頑固な人ってのはたぶんスキルアップはあまりしなくて…
年金だけで生活するとかになっちゃうと思うんです。
そう考えると、新しい技術を身につける人とか、副業で頑張る人の方がはるかにシニアになってからは有意義な暮らしができるんだろうなと。
今の年収500万円~600万円で、じゃあ600万円以上じゃないと嫌だから、この500万円の男性をやめるって… 本当のそれでいいの?って。
私がたまに言うのが、年収100万円、これを12ヶ月で割るといくらですか?
一日換算でいくらですか?
たったこの差で、人柄はいいし、話は合うのにって、お断りするのって、すごくもったいない。
お金にとらわれるんじゃなくて、こういう考え方もあるよねって、柔軟に考えてほしいですね。
年収じゃなく、まず人柄も見ようと。
男性も女性も大切にしたい人のためだったら頑張るじゃないですか。
相手の求めているものを知れば、じゃあこういう風にしたいんだな、じゃあ自分には何ができるかなって。
考えてくれる人の方が素敵だし、より現実的に自分がこうなりたいというものに近づけると思うんですね。
ほんとそう思う。男性にはさ、収入が高い人でも、お金使いの荒い人も結構居るでしょ?
います。
年収があっても、奥さんには使わない人、自分には使うけどっていう人が居ます。
だから年収だけで見るより、絶対に内面も一緒に見ないと… 結婚してから全然お金ない人、貯まらない人いっぱいいるんです。
ほんとにそこです。
今なんか大企業でもさ、副業を認めてたりもするから、そういうので副収入を得ていくこともできる人のほうが、おそらく将来の収入アップにつながるだろうし、今のプロフィールに出ている年収だけで判断するのって、愚の骨頂ですよ、って僕は思ってます。
そうなんですよ。
わがままな、趣味にお金をいっぱい使う、年収高いヤツなんて結婚するもんじゃないですよ。
彼女の言うことを聞かない男ね。
それだったら年収は200万円安くても、奥さんの計画通りにちゃんと小遣い制で頑張ってくれる男の方が全然生活は豊かだし、気持ちが楽よ。
結婚って生活じゃないですか。結婚式はイベントですけど、結婚生活っていうのは日常なんですよ。
この日常のなんでもない日々を、毎日幸せな気持ちで過ごすっていうことって、お金じゃ無理です。
相手との良い信頼関係があって、安心感をもって、今日さ、こんなことがあって、大変だったね、話聞こうか?っていう。
テレビの野球中継、サッカー中継を見ながら、ああ、なになに?って「ながら聞き」をしていた時期がありましたよ。
ある時に、これはあかんのだって気付くんですけど…
だから男性は女性がこう喋ってきたら、ちゃんとね、彼女の方に向き合って、その話を聞くと。
仕事しながら、とかもしない。これは男性に絶対に守ってほしい。
お金じゃないですよ。
必ずしも、年収が高いとか、専業主婦が幸せな結婚にイコールはしません。
だから自分がどんな結婚生活をしたいのかなって、殺伐とした中でも金さえあればいいやっていう人が居るかもしれないですけど、実際にそれをやっても、それは全然楽しくないです。
私は経験したから言えるんです(笑)
男性は本当、さっきも言ったように結構シビアに女性のことを見るから…
楽したいから専業主婦してるなっていうのは全然わかるし、例えば楽をしたくて専業主婦をしている人への愛は、男性は冷めていきますよ。
そうなったら結婚生活が破綻することもありますよね?
そうです、どんどん破綻していくんです。
男性はけっこう行動の生き物なので、女性の行動力で愛を測る人が多いんです。全員ではないですよ。
人によっていろんな測り方があるし、愛を伝えてくれることや喋ってくれることで愛を測る人もいるし、例えば肉体関係で愛を測る人もいるし、いろんな測り方があるんですけど…
男は自分に対する彼女の行動量で愛を測る人が多いので、楽したいから専業主婦をしている人がいたとしても、家事をどれだけ頑張ってくれてるかっていうのを、男性はメッチャ見ていますよ。
ね~。
そこで男性からの女性に対する愛が絶対に冷めていくので、そうすると悪いスパイラルに入りますね。
男性はそうなるのが怖いから、専業主婦の目的はやっぱりちゃんと見極めようとします。
だから、この動画で話しているこの女性の専業主婦希望は、100%バレます。
なるほど。
それなら、完全にバレないように・・・って考えるかもですが、それは無理なので。
そんなマインドである限りきっと専業主婦にはなれない。
ちょっとぽや~っとしたヤツがたまにいるので、そういう男性を狙うならいいけれど…
社会的にしっかりした、思いやりのある素敵な男性の専業主婦にはなれないですね。
そうですよね、残念ながら。
だから今日の話は、お金じゃないということが結論でいいですね。
食うに困らんお金があれば、後は愛情と思いやりの方が絶対幸せになれるってことで。
そこから、死がふたりを分かつまでの結婚生活の中で、いかに二人で幸せな時間を紡いでいけるか、最後に本当に「いつもいつも、ありがとうありがとう」って言い合える関係性を、どれだけ構築できるかが、
結婚が幸せなのか? 不幸なのか?
って分かれ道だと思います。
そう、だから、皆さん愛情をもって、旦那さん、奥さんに接しましょう。
出会うお相手、申し込みをする時も、それでお申し込みを受けて頂いたり、実際に交際になった時に、必ず感謝の気持ちを持ってることって大事だと思います。
それはいざ結婚した時にも必ず必要な自分の強みになるはずですから。
ほんと上辺だけで言ってるかどうかってのは、絶対に相手に伝わりますしね、全ての事に感謝をするクセを付けたいですね。尾畠さん、今日はありがとうございます。
こちらこそ、ありがとうございます。
こういうクセを付けていくと、人間力が上がって、魅力も増えてくってことですね。
はい今後もそんな感じで行きましょう。またよろしくお願いします。
じゃあね、バイバ~イ。