探偵を使った女性の実話ストーリー

探偵を使った女性の実話ストーリー

300万円かけて「運命の人」を調べた女性の話、全部実話です

結婚相談所で真剣交際中だった女性が、300万円かけて「運命の人」を手に入れようとしました。

探偵を雇い、別れさせ屋まで使って、ライバルの女性を引き離して。

結末から先に言います。彼女はプロポーズされませんでした。

彼に振られて、終わりました。

でも本当に怖いのは、振られたことそのものではありません。

そこに至るまでに、彼女が何を信じ、何を見失っていったのかです。

ドラマではありません。

婚活や恋愛、夫婦関係の相談を受けている私、岡田が、親しい探偵から直接聞いた話です。

おどろおどろしいタイトルに、ビックリした人もいるかもしれません。

ドラマみたいで現実感がない

そう感じる人もいると思います。でも、これ、本当に現実で起こった話です。

全部、実話です。

これは、特別におかしな女性の話ではありません。

真剣に結婚したかった人が、不安に飲み込まれていった話です。

これから、その話を最初から最後までさせてください。

たぶん、読み終わった頃には、あなたの婚活観が少しだけ変わっていると思います。

そもそも、なぜ婚活サポートをしている私が探偵と親しいのか。

そこから話させてください。

婚活サポートの私が、探偵事務所と付き合うようになった理由

私は、婚活や恋愛のサポートをするようになってから、探偵事務所の人とも親しい付き合いをしています。

なぜ探偵と?

って思いますよね。

Aさんの話に入る前に、なぜ私が探偵からこうした話を聞く立場にあるのかだけ、少し説明させてください。

ここだけの話、

結婚前に相手の身辺調査をしたいから、信頼できる探偵事務所を紹介してほしい

とお願いされることが、時々あります。

実は、親御さんから結婚相手の調査をお願いされることも多いんです。

探偵事務所は興信所とも言われていて、浮気調査だけでなく、結婚前の不安を確認するために使われることもあります。

ただ、その手の話を細かく書きたいわけではありません。

私が伝えたいのは、現場で婚活をサポートしていると、こういう依頼が「ぽつぽつ」と入ってくるという事実のほうです。

そんな縁が積み重なって、今は岡田も、いくつかの興信所と繋がりを持っています。

結婚前の身辺調査を頼む人に、私が「失礼ですよ」と言えなくなった日

相手に内緒でこそっと調査するなんて、そんなの失礼じゃない?

そう感じる人、いると思います。

実は私も最初はそう思っていて、

調査なんてお手伝いできない、探偵なんて紹介できません

と、ずっと断っていたんです。

私の中でハッキリと考えが変わったのは、ある女性会員さんの相談を聞いた日のことでした。

お兄さんが警察官をしていて、犯罪歴のある人とは絶対に結婚できない。

だから、相手男性の経歴と親戚まで調べてほしい——そう打ち明けてくれた女性会員さんがいたんです。

結婚後、何かの拍子に身内の犯罪歴が分かったら、警察官のお兄さんは出世できなくなるそうです。

未だにあるんだな、家族の職業や立場まで結婚に影響することが。

あの時に突きつけられたのは、「失礼かどうか」という綺麗事ではなかったんです。彼女本人だけじゃなく、お兄さんの人生まで、本当にかかっていました。

「失礼ですよ」の一言で突き返していいのか——そう思った瞬間に、私の中で何かがコトンと音を立てて変わりました。

似た話だと、先祖代々続いてきた名士のお家から、一人娘の結婚相手を調べてほしいと、親御さんから直接頼まれたこともあります。

そういったお家の人たちは、資産を増やしてほしいなんて、まったく思っていない。

先代から受け継いだ土地を、確実に次の代へ渡していく義務があるから、そこを大切にしてくれるお婿さんに来てくれたら……と、それだけを願っているんです。

  • 事業が代々続いているところ
  • ホテルや旅館を経営しているところ
  • 地元の名産品を作り続けているところ

業種は違っても、親御さんたちの思いは驚くほど似ています。

あの時、私はもう一度思ったんです。これはもう、「相手に失礼かどうか」という一言だけで切り捨てていい話ではないな、と。

家系、土地、家族の人生——そういうものを背負った人たちにとって、調査は疑いの行為ではなく、守るための判断なんだ、と。

それから、もうひとつ。

たとえそこで私が探偵さんを紹介しなくても、どのみち彼女たちは他の探偵に調査を依頼するんです。

そのときに法外な料金を請求されたり、適当な調査をされたりしたら……とも思います。

それなら、私が信頼できる人を紹介したほうがいい。

そうやって、いつのまにか、探偵さんたちと「お互い顔の見える関係」になっていったんです。

そんな縁で繋がった探偵から、ある日、結婚相談所の女性会員さんの依頼を聞きました。

それが、Aさんの話です。

真剣交際中の彼を調べてほしい——Aさんが探偵に払った金額

ここからが、今回の本題です。

興信所の探偵さんから聞いた、結婚相談所の女性会員・Aさんから受けた調査依頼の話です。

探偵さんにとって、結婚相談所で活動中の人からの依頼は初めてだったそうです。

今付き合っている男性とぜひとも結婚したい。彼は私の運命の人なんです

Aさんは、探偵さんに開口一番、そう言ったらしい。

この一言だけを見ると、重く感じる人もいるかもしれません。

でも、真剣交際まで進んだ相手に対して、「この人しかいない」と思いたくなる気持ちも、分からなくはありません。

結婚相談所では、複数の人と会う「仮交際」を経て、お互いに「この人」と決めた一人だけと付き合う「真剣交際」に進みます。

Aさんは、ようやくその真剣交際に辿り着いたところでした。

Aさんが抱えた不安

ここからはAさんの不安の話です。

絶対に彼と結婚したい。でも、まだ真剣交際になったばかり。

突然別れを告げられるかもしれない。

それに、もしかしたら彼には自分以外にも付き合っている人がいるかもしれない——。

私も現場にいるからわかります。

真剣交際に入れば、相談所内のルール上は他の人との交際は止まります。

でも、これはあくまで相談所内のルールの話なんです。

もちろん、多くの人はルールを守って活動しています。

ただ、外で昔の彼女と会っているか、アプリを続けているか、仕事帰りに誰と会っているか——そこまでは、相談所のシステムだけでは絶対に見えません。

合コン、知人の紹介、職場、SNS、抜け道はいくらでもあります。

だから現場では、「ルールを信じる」だけでは守れないケースが、ぽつぽつ出てくるんです。

何の確約もない、いまの彼女の立場で、心配になるのも分かります。

Aさんが探偵に頼んだのは、シンプルに2つでした。

・彼が普段どんなことをしているのか・自分以外に付き合っている女性がいないか、ハッキリさせたい

探偵は、金・土・日の3日間を丸1ヶ月、Aさんがお付き合いしている男性を張り込むことになりました。

費用はなんと、1日6万円。

ざっくり計算で、ひと月の張り込みだけで70万円を超えます。

払えるんですか、それ?

と私は探偵に聞いたんです。

すると、Aさんは投資で儲けたお金があるとかで、余裕があったらしい。

——好きな男性のために、ひと月で70万円。

Aさんを笑う気には、私はなれませんでした。

そこまでしないと安心できなかったのだとしたら、その苦しさもまた本物だったと思うからです。

調査が始まって1ヶ月。

探偵から、Aさんに最も聞かせたくない報告が上がってきました。

1ヶ月後、彼は別の女とホテルに入っていた

調査開始から1ヶ月後。

探偵からAさんに上がった報告は、「彼が、別の女性とホテルに入った」という内容でした。

Aさんが一番恐れていた答えが、写真つきで目の前に出てきたわけです。

そういう報告が、探偵からAさんに上がってきました。

探偵は、彼の相手の女性の住所や仕事などの情報も調べました。

仮にBさんとしますね。

・ごく普通の会社員・彼とどこで出会ったのかは不明・付き合っているのか、婚約中か、セフレなのか、元カノなのかも不明・ただ、ホテルへ行く仲ではある

これは……つらい。本当に、つらいです。

Aさんは、ひと月で70万円以上をかけて、自分が一番見たくない景色を見せられたわけです。

安心を買うつもりで払った70万円が、彼女に返してきたのは絶望の証拠だった。

真剣交際中の彼が、他の女とホテルに入る後ろ姿の写真

を、お金を払って手に入れたんです。

普通なら、ここで一度立ち止まります。

怒る人もいるでしょうし、泣く人もいる。

「もうこの人とは無理だ」と、別れを切り出す人だっているはずです。

でもAさんが取った行動は、私の予想を超えていました。

浮気を知ったAさんが、別れる代わりに選んだ手段

報告を受けたAさんの心は、彼を諦める方向には向かいませんでした。

逆に、いっそう燃え上がった。

もっと調査を続けてください

——Aさんは、探偵にそう言ったそうです。

その間もずっと、Aさんは彼と真剣交際を続けて、何食わぬ顔でデートを重ねていました。

彼が別の女と寝ているのを知りながら、笑顔で会って、食事をして、手をつないで。

なんという男。

そしてAさんも、どれほど苦しい顔を隠して会っていたのかと思います。

——いや、これは私が軽く言ってはいけない場面ですね。

たぶんAさんは、笑いながらも内側はぐちゃぐちゃだったと思います。

それでも彼の前では平静を保ち続けた。それくらい、彼を失いたくなかったんです。

調査が続くなかで、彼とBさんは、Aさんと知り合う少し前から関係が始まっていたらしいことも分かってきました。

そしてAさんは、彼と別れる方向ではなく、こう質問したんです。

彼とその女性を別れさせる方法はないですか?

別れさせること自体は、探偵の仕事の管轄外です。

だから探偵さんは、知り合いの別れさせ屋を紹介しました。

別れさせ屋が念入りにやる時は、まず女性探偵がBさんと友達になり、その後、Bさんに男性探偵を紹介して恋愛関係になる、ということをするそうです。

探偵さんいわく、こういう案件はかなり成功率が高いらしい。

もちろん全部が全部うまくいくわけではないでしょうけど、少なくともその人の口ぶりでは、珍しい話ではなさそうでした。

1回目がうまくいかない場合は、2の矢、3の矢を打ち込むのだそうです。

なんでも、最短で結果が出るのはナンパ。

そういう仕事が現実に存在すること自体に、私は少し寒気がしました。

——私は、この話を探偵から聞いた時、正直、ぞっとしました。

Bさんだって、本気で彼を好きだったかもしれない。

Aさんから見ればライバルでも、Bさんから見れば彼は大切な相手だったかもしれない。

「Aさんから彼を奪った悪女」ではなく、もしかしたら、彼に騙されていた被害者の側かもしれない。

そのBさんに、別の男を仕掛けて、惚れさせて、心を動かして、用が済んだら捨てる。

人ひとりの恋愛感情を、駒みたいに動かすということです。そこまでして手に入れた結婚が、本当に幸せだったと言えるのか。私はそこに、どうしても引っかかってしまいます。

それでも、そこまで追い詰められていたAさんの苦しさも、私は簡単には否定できません。

これは、もう探偵の話を超えているな

と、私は思いました。

Aさんの恋心は、もう幸せになるための恋愛というより、不安を消すための執着に近づいていたのかもしれません。

Bさんと彼は別れた。Aさんの作戦は、表面上は完璧でした。

それなのに——。

300万円使って、それでもAさんがプロポーズされなかった理由

彼がBさんと別れたことを知って、Aさんは喜んだそうです。

これで自分一人になった、必ず私を選んでくれる、と。

Aさんにとっては、それがようやく不安から解放される合図に見えたのだと思います。

そして、真剣交際3ヶ月後。

楽しみにプロポーズを待っていたAさんは、彼から告げられました。

どうしても結婚に踏み切れない

彼はAさんに、そう告げたそうです。

Aさんが300万円をかけて守ろうとした関係は、そこで終わりました。

もしかしたら、彼はBさんのことを引きずっていたのかもしれない。

もしくは、Aさんにどこかで違和感を覚えたのかもしれない。

あれだけ近くで見ていたら、何か感じるものはあったでしょう。

想像でしかありませんけどね。

最終的に、Aさんが使ったお金は約300万円。

それで、彼の裏側は確かに見えた。Bさんを引き離す手段も手に入った。

でも、見えたからといって、心が救われたわけではありません。

事実を買うことはできても、安心や愛情まで買えるわけではないんです。

私は、この話を探偵から聞いた時、すぐに「Aさんが愚かだった」とは言えませんでした。

正直、真剣交際しながら別の女性とホテルに行く男性なんて、やめておいて良かったと私は思います。

Aさんが300万円かけて手に入れようとした「運命の人」は、客観的に見れば、結婚相手として信頼を預けるにはかなり厳しい相手でした。

探偵を雇うだけならまだしも、別れさせ屋まで使って成就する結婚なんて、どのみち上手くいかないと思うんです。

なぜなら、相手の意思ではなく、周囲の状況を操作して成り立たせた関係は、結婚後もどこかで不安が残るからです。

でも、そこで考えてしまいます。

——Aさんは300万円で、何を買おうとしていたんだろう、って。

彼の事実は買えました。

浮気の証拠も、Bさんを引き離す手段も、お金で揃った。

でも、彼の気持ちはどうだったのか。

お金で操作した状況の中で、もし仮に彼がプロポーズしてくれていたとして、それは「Aさんが望んだ結婚」だったのか。

Aさんは300万円で、彼を買おうとしていたのではなく、“安心”を買おうとしていたのかもしれません。

その問いの答えを、私は簡単には出せません。ただ、少なくとも言えるのは、相手の行動を調べ尽くしても、相手の心までは手に入らないということです。

Aさんがその後どうなったか、探偵も知らないそうです。

ただ、最後に探偵が私に言った一言が、ずっと耳に残っています。

まとめ|探偵で事実は買えても、人の心は買えない

岡田さんも、誰か調べましょうか? お金は掛かるけど

そう不敵な笑みを浮かべて、探偵は私に言っていました。

商売っ気というか、ちょっとしたブラックジョークというか。

でも、私はその一言に、ちょっとだけ背筋が伸びたんです。

お金を払えば、人ひとりの私生活を覗ける世界が、すぐ隣にある

という現実を、改めて突きつけられた気がして。

Aさんの話を聞き終わってから、私がずっと考えていることを、最後に少しだけ。

好きで好きで仕方がない。どんな方法を使っても、相手を自分のものにしたい

という気持ちは、痛いほどわかります。

誰かを本気で好きになったことのある人なら、たぶん、少しはわかるんじゃないでしょうか?

ここまで極端でなくても、相手のLINE、SNS、予定が気になって仕方ない経験は、誰にでも少しはあるはずです。

わかるけれど、相手の気持ちを無視して、相手を自分の思い通りに動かすために探偵や別れさせ屋に頼る行動は、あまりにも身勝手で一方的なものだと思う。

私は、もっと相手の本質を見たり、自分が魅力的になる努力をしたりしながら、自分の力で進んでいくのが婚活だと思うんです。

不安になったら、まず相手を調べる前に、相手と話す。違和感を見ないふりにしない。自分が安心できない関係に、しがみついていないかを確認する。

そう書いたうえで、最後にもうひとつだけ。

Aさんの300万円って、たぶん、彼を疑う気持ちが先に生まれたから動いたお金なんですよね。

「この人を信じたい」より「この人が信じきれない」の方が大きくなった瞬間に、探偵への電話があったんだと思います。

そもそも、心のどこかで彼を信じきれなかったからこそ、調べたい気持ちが生まれたのでしょう。

人を好きになるって、そんなにきれいなことばかりではありません。

Aさんを「特別おかしな人」だと、私は片付けられないんです。

ただ、ひとつだけ言える。

探偵は、事実を持ってきてくれる。でも、人の心までは持ってきてくれない。それを300万円で確かめたAさんの話を、私はこれからもときどき思い出すと思います。

もし今、あなたが誰かを疑いながら追いかけているなら、相手を調べる前に、自分がその関係で本当に安心できているのかを、まず見つめてほしいです。

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