「結婚したいけれど、毎日の生活の中では出会いが全くない」「仕事が忙しく職場は同性ばかり」という人に検討してみてほしいのが、結婚相談所の利用です。
結婚相談所を利用すれば、普段の生活では巡り会えないような相手と知り合うことができ、出会いの数もぐんと増えるためチャンスが広がります。
とはいえ、「料金が高い」「結局何もしてくれない」などの理由から、結婚相談所に対してネガティブなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
昔と違って現在はさまざまなタイプ、料金体系の結婚相談所が存在します。
そこで今回は、自分に合った結婚相談所選ぶポイントについて詳しく紹介していきます。
「結婚相談所に興味があるけれど、登録に二の足を踏んでいる」という人は是非参考にしてみてくださいね。
自分に合った結婚相談所を選ぶことが成婚への近道!
同じ結婚相談所を利用しても、人によって成婚できるかどうかは異なります。
向き不向きはもちろん、仲人・カウンセラーとの相性も大きく影響しますから、「友達が『いいよ!』って言って紹介してくれたところだけど、私は全然お見合いが組めない……」というケースもあり得ることを心得ておきましょう。
また、「あなたに合ったお相手を紹介」「親身になったサービス」とWEBサイトや広告で謳っているからといって、質の高い出会いが望めるかといえば必ずしもそうではありません。
あなたに合った結婚相談所選ぶためのチェックポイントは以下の6つです。
- 会員数・紹介者数が多いかどうか
- データマッチング型か仲介型か
- 自分に必要なサービスがあるか
- 無理なく続けられる料金か
- 通える距離に支店があるか
- スタッフの接客態度
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ポイント1.会員数・紹介数が多いかどうか
まずは、入会しようと思っている結婚相談所の登録者人数をチェックしてみてください。
毎年、どのくらいの数の新規登録者がいるかも合わせて確認しておくと、その相談所の規模がわかります。
出会いの数を求めるなら当然、会員数が多い・規模の大きい結婚相談所のほうが有利です。
成婚率の高さを結婚相談所選びのポイントとしている人もいらっしゃいますが、成婚率の算出方法はさまざまですから、成婚率だけを基準に選ぶのは危険です。
まずは登録している会員数が多いかという点と、 月にどのくらいの人数まで紹介してもらえるかなど「現実的にどのくらいの数の出会いを提供してもらえるか」をチェックしましょう。
ポイント2.データマッチング型か仲介型か
結婚相談所のタイプは大きく分けて、データマッチング型と仲介型の二つに分かれます。
それぞれ詳しく解説していきます。
データマッチング型の結婚相談所とは
登録されている条件をもとに、お互いの希望の条件にあった相性のいい相手を選び出してくれるシステムを採用しているのがデータマッチング型。
マッチングした相手とは自分でメール等で連絡を取り合って会う必要があるため、行動力が求められます。
その分、自然な出会いとそれほど変わらないというメリットも。
「相手と連絡を取ったりセッティングしたりすることが苦でない。出会いの数さえ提供してもらえれば、あとは自分で積極的に行ける!」とういう人はデータマッチング型がおすすめです。
仲介型の結婚相談所とは
コンシェルジュやカウンセラー、仲人などと呼ばれる担当者から相手の登録情報を提示してもらい、それを見て納得できた場合にお見合いを組んでもらうタイプが仲介型。
担当者がお見合いに立ち会うスタイルの相談所もあります。
仕事で忙しく自分で相手を探す時間がないという人や、自分に合った人がどういう人なのかわからないという人は仲介型が向いています。
反面、仲介型を希望する人はやや消極的な性格であることが多く、口数が少ない人も多いようです。
また、異性とのお付き合いを面倒だと思って過ごしてきた人が含まれている可能性も。
お見合い時にお相手がどういうタイプであるか、しっかりと見極めて仮交際へ進むかどうかを判断する必要があります。
ポイント3.自分に必要なサービスがあるか
自分の性格やライフスタイルに合ったサービスがあるかどうかも重要なチェックポイントです。
具体的なサービス例を挙げてみましょう。
- 仲人・カウンセラーからの具体的なアドバイス
- 自宅でできるプロフィール検索
- パーティーやイベントなどの開催
- 自己啓発セミナーやファッションアドバイスなど
こういったサービスにも、各結婚相談所の特徴が出てきます。
自分が希望するサービスやスタイルがそれぞれの相談所に備わっているか、無料説明会のときやWEBサイトをしっかり見て確認しておきましょう。
消極的な性格の人はカウンセラーと二人三脚で婚活をしよう
「自分は消極的な性格だ」という場合、カウンセラーから具体的なアドバイスが受けられるかどうか、また、カウンセラーとの相性が非常に重要となります。
特に異性との交際経験があまりない場合、コミュニケーションの取り方や身だしなみ・ファッションセンスなど不安点が多いものですが、なかなか自分自身ではそのことを認められない、あるいは自覚していないという人もいます。
相談所がどんなにあなたに合った人を紹介してくれたとしても、全く会話が弾まない、ファッションセンスや身だしなみに難点があるようではお付き合いには発展しません。
ファッションセンスや会話のセンスに自信がないという人は、婚活を成功させるためにあなたに何が必要かをしっかりとアドバイスしてくれるカウンセラーが在籍している相談所を選ぶと良いですよ。
無料説明会のときにどんなカウンセラーが在籍しているか確認し、自分と合いそうかどうかを見極めることが大切です。
また、「自分は消極的なほうだから……」とアドバイスを聞いただけで何もしないのはNGです。
相談所が開催している自己啓発やテーブルマナーなどのセミナーに参加したり、カウンセラーからの助言をヒントに新しいファッションに挑戦してみたりといった積極性は必要です。
カウンセラーと二人三脚でがんばるつもりで、婚活に励んでみてくださいね。
積極的な性格の人はパーティーやイベント重視でもOK
好奇心旺盛で他人と話すことが苦ではないという人は、相談所に登録する前に婚活パーティーやイベントへ出かけてみることもおすすめです。
人によっては、婚活パーティーやイベントなどに参加するだけで素敵な出会いが見つけられるかもしれません。
結婚相談所が開催しているイベントもあります。
「自分はそういうタイプだ」と感じた場合、ぜひイベントにも参加してみてくださいね。
ポイント4.無理なく続けられる料金か
結婚相談所を利用しても成婚に至らなかった人からよく聞くことのひとつに、「料金がかかりすぎてストレスになった」というものがあります。
結婚相談所は入会金のほかに登録料や月会費、お見合い料や成婚料などが必要になります。
相談所によって内訳は異なりますが、それでも年間で20~40万円ほどの費用がかかります。
「結婚相談所に登録している」ことに安心して自分磨きを怠ったり、受け身の姿勢になりすぎたりしてしまうと、婚活期間が延びて費用もかさんできますのでご注意を。
ランニングコストがどのくらいかかるか、また、無理なく支払える価格であるかも結婚相談所選びの大切なポイント。
どんなに高品質を謳っているところでも、自分にぴったりのサービスがなければ無駄な出費となってしまいますし、費用を抑えようとして質があまり高くないところを選んでしまうのは本末転倒、どちらも適正価格とは言えません。
単純に高いところが良くて安いところがダメ、というわけではなく、自分に合うかどうかが大切です。
価格だけではなく、提供されるサービスに過不足がないかもチェックするようにしてくださいね。
ポイント5.通える距離に支店があるか
大手の結婚相談所の中には、店舗でお見合いを行っているところもあります。
その場合、支店まで出向かなければならないため交通費が余分にかかることも。
「地方在住で大手結婚相談所に登録したところ、お見合いのたびに新宿まで出向かなくてはならず、時間と費用の工面をするのが大変だった」という声もありますから、登録前に調べておくと安心です。
普段の活動で頻繁に遠くにある支店に行かなければならない場合、経済的な負担が増えるのを避けるためにも、近くに支店があるところを選ぶほうが良いですね。
ポイント6.スタッフ・仲介人の接客態度
「親身になってアドバイス」というのは結婚相談所のモットーとしてよく掲げられるポイントですが、スタッフ全員にこうした考え方が浸透しているかどうかは実際の接客を見てみないと判断できません。
実際に結婚相談所を利用した人の声を聞いてみると「登録する時はしつこいくらい熱心だったのに、登録後は何のフォローもなかった」「高い料金だけ支払ってほとんどお見合いできなかった」「スタッフと話したのは登録と退会の時だけ」という意見も。
質の高いサービスを提供してくれるかどうか、登録する前に実際に来店して直接スタッフと話をしてみたり、無料説明会で色々と質問をしたりして確認しておくと安心です。
その際は、接客態度の良し悪しだけでなく、自社のサービスを分かりやすく伝えられるかという点もチェックしてみてください。
結婚相談所は大規模・小規模どっちがいい? メリット&デメリット
次に、結婚相談所の規模ごとのメリットとデメリットを紹介していきます。
どこに登録するか、候補を絞るときの参考にしてみてくださいね。
大規模な大手結婚相談所
メリット
- 登録者の身元がはっきりしている
- 登録者数が多い
- 自宅でプロフィール検索ができるなど、利便性の高いシステムがある
- 支店数が多いため、アクセスがよく便利
デメリット
- 料金が高い
- 会員数の多さから一人に割く時間が短くなるため、手厚いサービスは望めない
- 登録時に必要書類が多く面倒に感じる
登録時に収入証明や独身証明の提出を求められるため、冷やかしやナンパ目的の利用者はいません。
また、利用料金が高いだけに一定以上の収入がある人がほとんど。
自宅で利用できるなど利便性が高いサービスも充実しています。
反面、成婚に至らなかった際には「こんなにお金がかかったのに!」と納得できないと感じる場合も。
登録するまでの手続きに必要な書類が多く、手軽に婚活を始めたい人には少し面倒だと感じるかもしれません。
中小規模の結婚相談所
メリット
- スタッフから、親身かつ具体的なアドバイスが受けられる
- 地域限定のイベントなど、ほどよい規模のイベントを開催している
- 結婚相談所連盟のイベントがあった際に、他の相談所に登録している人と知り合える
- 成婚を重視しているため熱心に取り組んでもらえる
デメリット
- 支店が少なく通いづらい
- 親身なサービスが苦手な人には合わない
- 地方になると会員数が少ない場合もある
中小規模の結婚相談所はアットホームな雰囲気で、登録から活動中まで同じカウンセラーに一貫して担当してもらえるというメリットがあります。
また、イベントの規模も中規模・小規模なところが多いため、一度に大勢と出会う場では緊張しやすいという人に向いています。
中小の結婚相談所は結婚相談所連盟に加盟しているところばかりですから、登録者数は大手に見劣りしません。
それぞれの登録者同士が知り会える機会を提供することで数の少なさをカバーし、さらに中小結婚相談所は成婚料を設定している分、成婚まで熱心にフォローしてくれるところが多いです。
反面、「おせっかいな」サービスが苦手という人にはストレスになるかもしれませんね。
また、地方に支店がない数が少ないなどでアクセスが不便というデメリットがあります。
WEB上の登録、検索だけで完結する結婚相談所
メリット
- 登録が簡単
- 登録者数が多い
- すき間時間に婚活できる
- 料金が安い
- 成婚までの期間が短い
デメリット
- 成婚率が不明
- 登録者の身元(収入や独身であるかなど)が不確か
- 親身なサービスは受けられない
- 自発的に動く必要アリ
時間がない人や、すき間時間も生かしつつ効率的に婚活したいという人に向いていますが、面倒くさがりの人には不向き。
とはいえ、登録者数が多く、比較的若い世代が多いという点は大きなメリットです。
最大のデメリットは、登録者の身元がはっきりしていないこと。
免許証や保険証だけの提出で登録できることもあるため、離婚歴がないか、収入に虚偽がないかなどは判断しづらいです。
また、自発的に動けることが条件となります。
個人経営の結婚相談所
メリット
- 親身になって相談に乗ってくれる
- 「二人三脚」という言葉がぴったりな安心感や気取らなさがある
- 料金が手ごろ
デメリット
- 既存の登録会員が少ない
- 成婚料、お見合い料が別途かかるところが多い
- 担当者と相性が悪くても、変更が難しい場合も
マンツーマンのサービスが受けられて、熱心に相談に乗ってもらえる点が最大のメリット。
大規模の結婚相談所と比べて、担当者が頻繁に変わることもありません。
仕事などが忙しく、自分で気に入った相手にコンタクトを取る時間がないという人にオススメです。
また、中小規模の結婚相談所と同じように成婚料を設定しているところが多いため、成婚に至るまで担当者が高いモチベーションでフォローしてくれます。
デメリットとしては登録者数が少ないことが挙げられますが、中小の結婚相談所と同様、結婚相談所連盟に加盟していることがほとんどですので、他の結婚相談所の登録者と知り合う機会があります。
この点は登録前に確認しておくとよいですよ。
個人の結婚相談所は、担当者と相性が悪い場合の担当変更が難しいため、登録前にじっくりと話し合って、自分に合いそうかどうかを判断しておきましょう。
まとめ
結婚相談所を利用して婚活を成功させることができるかどうかは、自分に合った結婚相談所を見つけられるかどうかにもかかっています。
安さや規模だけで選ぶと後悔することも多いため、自分の希望するサービスやターゲットに合致しているかどうかをしっかりと見極める必要があります。
自分に合った結婚相談所を見つけることができれば、快適な婚活ライフとパートナー探しが可能になり、成婚にぐんと近づくことができますよ!