離婚した当初は「二度とあんな思いをしたくない」「こんなにつらいなら、もう一生独身でいいかも」と思っていても、時が経ち、離婚の傷が癒えてきた頃に「再婚してもいいかも」と、再婚に向けて新しいスタートを踏み出す女性たち。
今回は、そういった「新たな道」を歩み出した女性たちに焦点を当て、バツイチ女性が再婚したいと思った理由と、もう一度結婚してもいいかなと思えたタイミングについて、彼女たちの体験談とともにご紹介いたします。
離婚した理由や環境も異なる5人のバツイチ女性たちは、どんなタイミングで新しい恋をしたいと思えたのでしょうか?
【体験談】バツイチ女性が再婚・恋愛をしたい!と思えた理由やタイミング
体験談1.「離婚から3年が経ったとき、いい出会いがあった」
離婚当初は恋愛すらする気になりませんでしたし、周りにも「もう彼氏も作らない!」と宣言。
しかし、離婚から3年が経ったとき、たまたま参加したBBQでいいなぁと思える男性と出会ったんです。
そのとき、「また恋愛したいかも……」と思えました。
めでたく彼とお付き合いでき、今は再婚に向けて同棲中です。【38歳女性】
体験談2.「子育てが一段落した頃に、恋愛をしたい!と思えた」
今まで何もなかったというわけではありませんが、気になる男性ができても、子供のこともあって本気で恋愛をしたことはありませんでした。
でも、子供が高校を卒業した頃に「そろそろ第二の人生を楽しむのもアリ?」と思えたんです。
子供が18歳を迎えた頃には、同級生の友達もみんな結婚していて。
22歳のときの子ですから、当時私は40歳。
「まだまだこれからだ!!」と思い、今は飲み会にも率先して参加しています(笑)
まだいい人には出会えていませんが(笑)【43歳女性】
体験談3.「再婚は考えていなかったけれど、子供と彼がいい関係だったから」
離婚して5年、息子が10歳のときにパートナーができましたが、彼には「結婚する気はない」と伝えて付き合っていました。
それでも土日は彼と子供と私の3人で出かけるなど、家族のように過ごしていた私たち。
2年くらいお付き合いをしたとき、息子が「●●くんと結婚しないの?」と聞いてきたんです。
そのとき、「再婚してもいいのかも」と思えました。
子供のために再婚したというわけではありませんが、子供が彼のことを認めてくれたから、再婚を決意できたという感じです。【38歳女性】
体験談4.「このままひとりだと老後が不安だという気持ちが湧いてきたとき」
結婚生活は20年続きましたが、私は自分ひとりで遊びにいくこともなければ、パートすら許してもらえなくて……、DVが決定的な原因となり、離婚したのが今から10年前。
離婚後は仕事をする楽しさ、友達と好きなときに遊びにいける楽しさを満喫していました。
けれど、ある日、健康診断に引っかかったんです(幸いなことにすぐに改善できる体調不良でしたが)。
そのとき、もし60代・70代・80代になったとき、ひとりだったら……と考えると不安になったんです。
当初は「50代なんだから、もう恋愛はいいわ」と思っていましたが、今ではバツイチの彼氏と幸せな毎日を送っています。
彼も風邪を引いたときなどに「パートナーがほしいな」と思ったそうです。【57歳女性】
体験談5.「他人の目を気にせず、自分らしく生きようと決意したとき」
5歳と2歳の子供をひとりで育てることに。
気持ちの整理もつかず、仕事と育児に終われる日々……。
恋愛なんて考えられませんでしたし、自分の中で「一度失敗しているんだから……」なんて気持ちもあったんです。
でも、離婚してから5年が過ぎ、ある程度我が子が大きくなった頃にシンママ友達が再婚したんです。
最初は「子供はどう思っているんだろう……」とネガティブな印象を抱きましたが、彼女とその子の笑顔を見ると、「もしかすると私は他人の目を気にしすぎなのかも!?」と思えたんです。
自分らしく生きようと思って、今では「絶対恋愛をしない!!」とは思わなくなりました。
いい人がいれば、その人と良い関係を築きたいなと考えています。【37歳女性】
離婚後に「新しい恋愛を始めよう」と思えるタイミングは人それぞれ
離婚直後は寂しさ・悲しさ・怒りで心身ともに疲れきっているため「とてもじゃないけれど、新しい恋や結婚は考えられない!」という女性が多いと思います。
しかし、つらく悲しい経験をしたあと、少しずつ回復してきて気持ちの整理がつくと、心にも余裕が生まれるもの。
このタイミングで、新しい恋愛・再婚をしたいと考えられるようになるとおっしゃっていました。
しかし、新しい恋愛に踏み出せるタイミングも、離婚原因と同じように個人差があります。
離婚して半年で恋愛したいと思える人もいれば、5年、10年経ってもなかなかそういう気分になれない人も。
もちろん、愛するパートナーと生きることだけが”幸せ”とは限りませんので、恋愛に対して無頓着であること自体が問題ではありません。
しかし、世間の「こうあるべき」という意見を鵜呑みにし、自分の本音をうやむやにして振り回されないよう注意したいところ。
- 「もう若くないから、恋愛をするのは恥ずかしい」
- 「シングルマザーだから、彼氏を作ってはいけない」
- 「バツイチだから、誰も相手にしてくれない」
- 「両親や知人に彼氏を作るなと言われている」
このように、自分の素直な気持ちに蓋をして、新しい恋愛に踏み出せないのはもったいないこと!
たしかに、離婚歴に対して悪いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、その人はあなたの人生を彩ってくれる相手ではありません。
そんな意見は気にしなくていいのです。
離婚という悲しい過去を乗り越えた先にある、新しい恋愛を始める権利は誰にだってあるのですから。
離婚の傷は想像以上!焦る必要はないと心得よう
どんなにスッキリした気持ちで離婚をしたとしても、そのダメージは自分が思っているより大きいもの。
離婚や離婚に至るまでの結婚生活での傷、男性に対する不信感、自信喪失など、様々な影響を受けている場合が少なくありません。
「離婚なんて大したことはなかった」と思っていても、実は本人が自覚していないだけで心の奥底が深く傷ついている場合も……。
気持ちが弱っているときの恋愛・再婚は危険ですから、じゅうぶんに自分の気持ちと向き合う必要があります。
- 恋愛・再婚したい理由が「元夫を見返してやりたいから」になっていないか
- 心や体力に余裕はあるか
- 「誰でもいいから私を幸せにして!」という気持ちになっていないか
- 「私なんて」と卑屈に思い、男性からの誘いをすべて受け入れてしまっていないか
- 闇雲に相手探しをしていないか
大きな一歩を踏み出す前に、上記をもう一度自分の心に問いかけてみてください。
自分自身の気持ちに目を向け、労わってあげることは自分にしかできません。
心の中に傷がある場合、まだ新しい恋愛を始めるタイミングではないと考え、まずは傷を癒すことを優先してくださいね。
元夫を見返すことばかりにとらわれたり、「私を受け入れてくれる人なら誰でもいい」といった自暴自棄な気持ちでお相手探しをしていたりすると、自分や周りの気持ちを見失ってしまいます。
幸福は与えてもらうものではないということ、そして、焦って誰かと付き合おうと考えても良いことはないということを心得ておきましょう。
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まとめ
離婚直後のメンタル面や、立ち直るスピードは人それぞれ異なります。
ですから、「まだ恋愛する気になれない……」と思っても大丈夫。
ゆっくり気持ちを整理して、落ち着いた日常を取り戻したときやご縁があったときに、また恋をしたいと思えるはずです。
「こうあるべき」や「こうでないとダメ」といった心のリミットを解除して前向きになると、素敵な恋愛ができますよ。
離婚で学んだ教訓を生かして、皆さんが素晴らしいパートナーと出会えますように心から願っております。