今日は「婚活アドバイス・カップルのケンカ!」について話します。
とくに男性は今までの恋愛でな、女性とケンカしたことで、苦い思い出があると思う。
オレがもうちょっと大人やったらあそこまで仲が悪くならへんかったんやないかってな。
あるやろ? そういう経験が。
もうちょっと優しく出来てたはずやなぁ、申し訳ないってな。
今日はそういう話。
夫婦喧嘩は犬も食わへんってことわざがある。
このことわざの意味は、夫婦喧嘩はつまらんことが原因やったり、一時的なものやったりするから、他人が間に入って仲裁したり心配する必要はないよ~~ってことな。
カップルのケンカについては、婚活の時にはあまり考えへんかもしれんけど、
出会って、交際して、真面目に結婚を考えるくらい親しくなってくるとな、ケンカをすることも増えてくるわな。
結婚するとな、出来るだけケンカはない方がええけども… これは、してまうねん。
止めとこう、ケンカしたくない、仲良くやっていきたい、ってどれだけ思っててもな、なぜかやっちゃう。
恋に落ちるのとおんなじやな。
出会ってしまったんだ、みたいな。ケンカしちゃったんだ、って感じ。
なんでやろ?
男性やったら、必ずそういう経験があるはずや。
そこまでケンカすることじゃなかったのに、引き返されへんようになってもうた、ってな。
そういう積み重ねから男女の仲が離れていくことも多いから、気を付けないといかん。改善しないといかん。
今日のポイントはこの4つ
●ケンカの本質は、相手と繋がりたい
●どうしようもない時の「タイム!」の仕方
●ケンカ中の言葉の伝え方
ケンカはエスカレートする
ケンカや対立ってのはな、スポーツのようなもので、こっちがこう動けば相手もこう動く。
こっちがこう言えば相手もこう言い返してくる、ってもんやんな。
ほとんどのカップルのケンカっていうのは、思い返してみたら、こちらにも、ここまで争いが大きくなった原因となる言動や行動をしてるもんや。
男がこう言ったから、女性はさらにこう言い返す、男はさらに言い返して、また言い返される、これがどんどんエスカレートしていくって感じや、たまらんな。
こんな風に男女のケンカが悪化して炎上せえへんためにはな、
ケンカする時の自分特有のパターンが絶対にあるから、まずはそれを認識することが大事なんや。
イライラした時や、相手の攻撃に同意できないときの、あなたのパターンはどんなんや?
考えてみて?
大喧嘩の3つのパターン
だいたいカップルのケンカには次の3つのパターンがある。
●相手を責めるか、相手を説得しようとしてるだけ。
どっちも積極的に相手の話を聞こうとせえへんねん。相手への愛情も尊敬も感謝もその時は一切忘れてる。
単に自分の言いたいことだけを主張してしまうってやつ。あるんちゃう?
途中から、相手への非難と自分の防御だけが目的に代わってまうんやな。
これをすると話し合いは少しも前に進まへんよ。
自分で自分の顔を殴ってるようなもんでさ、相手を攻撃すればするだけ、自分が傷ついていくねん。
何の進展もせえへん。何の結果にもならへん。
●一方が攻めて、相手は心を閉ざす
一方がすごく要求して、相手を責めたり、説得しようとして、相手は、話し合いに参加しないようになって、心を閉ざし、距離を置いてしまうってやつな。
1人が距離を取ったら、もう一方はさらに要求してまうやろ?
相手の注意をひこうとしてるのか、さらに厳しく責め立てる。
これも何も解決にならへんわな。
●ケンカになる前に二人とも諦めてしまう
お互いに心を閉ざしてしもて、ケンカが始まる時には終わってるって最悪のやつ。
最初に自分の頭で考えてな、こういえば相手が次に何を言うかだいたい予想できるから、会話する必要がないわっての。
言うだけ無駄やから黙っとくっての。
これは辛いで~~。っていうか、一番危険なケンカのパターンや。
どっちも自分の感情に関する要求を伝えへんねんもん。こうなると関係は終わりに向かっていくだけや。ヤバイよ。
どんな関係でもな、反応してくれる方がマシよ。
全く反応がないのは、一番地獄やからさ。
ケンカの本質
カップルのケンカってさ、心の奥底を探っていけば、相手と繋がりたいと願っていることがほとんどやねん。
そりゃあ例外はあるで、何にでも。
でもケンカや対立っていうのは、基本は、
おい、俺たち全然気持ちが繋がっていないじゃないか!寂しいじゃないか!
もっと優しくしてくれよ!
って主張やねん。
当然な、その時は腹立ってると思うで。頭の血管がブチ切れそうになってるのは分かるで。
でもさ、相手は、本当はあなたに
「助けてほしい~~。気持ちを分かってほしい~。繋がりたい~」
って願ってるのさ。
その裏返しが、このケンカなのさ。
この腹の立つもの言いやったり攻撃やったりするのさ。
ちょっと聞いただけでは、ここは理解しにくいかもしれんな。
でも、自分の怒りの気持ちをちゃんと相手に理解してほしいと思うからこそ、攻撃してしまってる。
相手を信頼できへんかったり、心が寂しくてかき乱されてる時にな、人は相手に対して攻撃的になったりとか、自分で閉じこもってしまったりとか、無視したくなるもんなのな。
なぜなら、人は一人でいることが、理解されないことが、信頼されないことが、不安で仕方ないからやねん。
そういう感情をな、自分自身でしっかり理解しているとさ、相手とのケンカをもっとうまく着地させられるようになっていくんよな。
人間の本能
そういうことを言ったらさ、イヤイヤイヤ、あいつはそんなそんな可愛いヤツじゃないよ。
オレと繋がりたいなんて思ってないよ。
オレも、アイツと信頼し合いたいなんて微塵も思ってないわ。
腹が立って腹が立って。
顔を思い出しただけでムカムカする。
一人でいてる方が何百倍もマシやわ。
っていう人もおるよ。
分かるよ、分かる。
そうやんな。誰にだって経験あることや、そういうイライラ、怒り。
でもな、僕らの遺伝子のなかに、見事に組み込まれてるのが、
「人と繋がりたい。理解してほしい」
って本能なのよ。
これ、ほんまやねん。
僕らってお母ちゃんのお腹から生まれて、赤ちゃんの時から誰かの助けなしに生きてかれへんやん。
誰かに助けてもらうために、泣いて、笑って、訴えて、って長い時間を掛けて人に育ててもらうんよな。
成人するまでの期間がこれだけ長い生き物っておらんねん。
人と関わって、人に支えられて、やっと生きていけるのが人間なのよ。
人と関わることこそが、生きる道やねんからさ。
人は、他人との触れ合いや心の交流が無ければ生きていけない生き物なのな。
心の交流がないと生きていけない
ちょっと話は逸れるけど、過去に行われた赤ちゃんへの実験で、生きるために十分な栄養とお世話はするけども、愛情表現や触れ合いは一切しないこと、ということをやったんだな。
世話する人は、仮面やマスクをして、一切語り掛けないって酷い実験や。
するとどうなったか?
800年前にローマで行われた実験では、
50人の赤ちゃんは1年立たずに全員死んてしまったという。
この手の実験の話は他にもたくさんあって、戦後に孤児院で同じような実験もしてたそうや。
結果は全て、すぐに死んじゃったとか、精神疾患になった。
昔の実験やから正確な数値までは分からんけども、ほとんど全ての結果は、人は心の交流がないと生きていかれへんってことやねん。
つまり、何が言いたいのかというと、人は無意識にでもな、カップル間の感情的な繋がりを心の底から欲しているってこと。
カップルのケンカはさ、感情が繋がっていないことに対する抗議なんや。
自分で気付いてないだけで、繋がりたい、理解してほしい、支えてほしい、話を聞いてほしい、って願い続けてるってこと。
相手が、信頼しあいたいんです~、そばにいてほしいんです~っって、そう思ってると思ったら可愛いやんか。
ちゃんとそういう風に自分の中の無意識の欲求を理解できたらさ、相手への攻撃をする前に、ちょっと一呼吸おけるんじゃないかと思うねん。
タイムを取ろう
ケンカになってな、熱くなってしもて、どっちの気持ちも収まらへんようになって、どうしようもない時があると思う。
その時はさ、「タイム!」って言おう。
子供の時よく言ったよな、「タイム!」な。
どんな状況でもこれを言ったらストップ出来る魔法の言葉な。
こういうことも考えられへんくらい、思い出されへんくらい熱くなったらアカンねんで。
ちょっと冷静になれるように、さっき言った【相手は感情を理解してほしいと思ってるんや】と考えてな。
ケンカしてる時はメッチャ腹立つから難しいことかもしれん。
こいつめ~~、じゃあ俺と別れて、どっか行って、変な男と一緒になって不幸になれ~~
とか思ってるかもしれん。
けどさ、きっと今揉めてる原因は、二人が別れるほどの問題ではないことが多いよな。
だったらさ、タイムを取ろう。
「この話し合いは何も進展してない。生産性がない。二人が変な関係になっていってる」
と思ったら、迷わずタイムや。
タイムを取ることでちょっと時間を置いて、お互いに、「この話し合いはホンマ意味なかったな」って気付けるようになるからさ。
一呼吸して思い返したら、ゼッタイに感情が高ぶりまくって必要以上に相手を攻撃してたはずやねん。
それってさ、良いことはひとっつもない、ほんまに不毛で無駄なもんやん。
世の中のカップルの破綻や離婚には、こういう無駄なケンカや言い合いが原因になってることがかなりあるんやな。
やらんでいいケンカしてさ、それが原因で大事な人を失うって、もったいないやん。
だからな、タイムを取って、一旦落ち着いた感情に戻って、次は大事な問題になってる部分に焦点を当てて話をすること。
お互いの話をちゃんと聞くこと。
相手の気持ちを理解しようとすること。
を意識してな、解決に向けて二人で協力していくことをやってほしいねん。
タイムのルール
でもな、タイムを取る時にはルールがある。
「もう我慢できへんわ!」「ええ加減にせい!」「タイムや!」
っていうタイムの取り方やったら絶対あかんやん。相手はよけいに炎上してしまうよ。
アホか~! 今ここで話さんかい~!
聞こえへんのか? タイムやって言っとるねん。
逃げるんか?
逃げへんわ、だいたいあんたがな・・・
なにを~~、こっちが優しくしてたら調子に乗りよって~
はぁ??? あんたのどこが優しいねん! あんたが優しいんやったら・・・
とかな、よけいドロ沼に突入なるからな。
ルールはな、
「私が」から始まる話し方をしよう。
「私の気持ちが今、いっぱいいっぱいになってるから、ちょっと落ち着く時間がほしい」
って言い方な、愛メッセージというやつや。
あなたがこうだから、ではなく、私はこう感じている、という言い方な。
間違っても、
「あなたが今、私を追い詰めてるからちょっと落ち着く時間がほしい」
は絶対にあかんで。
こんな言い方したら、相手は「カチ~ン!」となって、
「誰が追い詰めたんや?」
って、よけい追い詰めてきよるからな、気を付けるように。
そしてな、タイムを取る時には、必ずもう一度この話題に戻ってくるって宣言することが大事やねん。約束することな。
タイムの時間は、5分でも10分でも、1時間でも3時間でも、1日でもええからさ、自分が冷静になれる時間を伝えよう。
ちょっと冷静になって考えるから、もう一回3時になってから話したい。
ってな。
タイムは今の問題から逃げるわけではなくて、感情をコントロールするために必要なことなんやな。
さらに良い言い方は、
あなたと仲良くやっていきたいと思ってるから、
とか、
あなたのことが好きだから、
とか、
出来るだけあなたの気持ちを知りたいから、
とか、
愛の表現も交える方がええねんけどな、出来たらこれもやってほしい。
ひとつ、注意点としてな、タイムで与えられた時間に、理論武装して相手をどうやって打ち負かすかを考える人がおるんよな。
これはな、やめよう。
相手がそうしてくるかもしれんけど、自分だけは、やめよう。
自分だけは、この問題を解決するために冷静になって話し合いをしような。
相手が理論武装してきたらどうするか?
それはそれでええやんか。
きっとケンカの時よりも、冷静に考えてそういう理由を伝えてきてるねんから。
言われた方が腹が立つやろうけど、グッと我慢してな…
熱くなって怒りに任せて文句を言い合ってる時よりも、相手の気持ちと背景をちゃんと理解することが出来るから、その上で解決に向けて話し合おうな。
出だしに注意
タイムから再開する時のメッチャメチャ大事なことはな、
会話の始まり方に注意することやねん。
「ちょっとさっきの話なんやけどさ!」
これはアカンで。
そんなもん、もう一回ケンカなるのは目に見えるから。
会話の始まりは、出来るだけ、良い雰囲気で始めること。
相手を気遣いながらも、こっちの気持ちを伝えるってこと。
優しい語り口で頑張ってや。
あなたの言いたいこともよく分かるし、自分が求めているものとの違いも分かるねん。
って感じでな。
まあな、何回、どれだけやっても、毎回毎回最後はお互いエスカレートしてまう、ってこともあるけどさ。
でも、諦めんといてほしいねん。
必ず、タイムを取らないよりも、優しい語り口で会話を始めなかった時よりも、二人の関係は良い方に向かっているからさ。
それは、絶対ゼッタイ、約束します。
だから、今日言ったことを忘れずにやってちょうだい。
まとめ
カップルのケンカは一方が100%原因があるってことは少ない。
自分の言動や行動があって、その反応として相手の行動があるってこと。お互いが原因でエスカレートしていくんやな。
ケンカになってしまう時の自分特有のパターンをまず認識することが大事で、自分のパターンをよく知っておこうな。
大体この3つのパターンや
●お互いに責め合ってしまう
●一方が責めて、相手は心を閉ざす
●ケンカになる前に二人とも諦めてしまう
人の遺伝子のなかに「人と繋がりたい」って本能が組み込まれてる。
人は無意識に、カップル間の感情的な繋がりを心の底から欲しているってことやねん。
理解してほしい、信頼しあいたい、話を聞いてほしい、っていう訴えなんや。
こういうことを、ちゃんと知っていたら、相手への攻撃をする前に、ちょっと一呼吸おけるようになる。
「この話し合いは何も進展してない。生産性がない。二人が変な関係になっていってる」
と思ったら、迷わずタイムしよう。
タイムを取って、一旦落ち着いた感情に戻って、次は大事な問題になってる部分に焦点を当てて話をすることにしよう。
私は、私が、から始まる言葉で話そう。
「私の気持ちが今、いっぱいいっぱいになってるから、ちょっと落ち着く時間がほしい」
みたいな感じな。
「あなたが…」
から始まる言葉は相手が責められてると思うことが多いからな。
タイムを取る時には、必ずもう一度この話題に戻ってくるって宣言することが大事やねん。
タイムは今の問題から逃げるわけではなくて、感情をコントロールするために必要なことなんやな。
さらに良い言い方は、あなたと仲良くやっていきたいと思ってるから、とか、あなたのことが好きだから、とか、愛の表現も交える方がいい。
会話の始まりは、出来るだけ、良い雰囲気で始めること。
相手を気遣いながらも、こっちの気持ちを伝えるのな。
あなたの言いたいこともよく分かるし、自分が求めているものとの違いも分かるねん。って感じ。
優しい語り口で頑張ってや。