【ダメな結婚相談所の推薦文】実例ふまえて赤裸々に告白!

【ダメな結婚相談所の推薦文】実例ふまえて赤裸々に告白!

「推薦文って、信用できないですね…」と会員さんは言った

ある男性会員さんが、お見合いから戻ってきて、こうつぶやきました。

推薦文って、信用できないですね…

この記事を読んでいるあなたも、プロフィールと実際のお相手とのギャップに疲れ果てた経験があるのではないでしょうか?

席に着くなり、ため息混じりにそう言われた時のことを、私は今でも覚えています。

彼は決して気の短い人ではありません。

普段はむしろ穏やかで、お見合い相手のいいところを見つけようとしてくれる、こちらが申し訳なくなるくらい優しい男性でした。

その人が、はっきりと怒っていた。

結婚相談所のスタッフが書く推薦文。

第三者からの推薦だから、本人の自己PRよりも信頼できる判断材料に見える。

お見合いを受けるかどうかの最後の一押しになる文章です。

でも、現場で何百人ものプロフィールを見てきた私から言わせてもらうと、正直、ビックリするような推薦文がたくさんあります。

今回、どうしても1つ言いたかったのは、

ダメな結婚相談所のスタッフ推薦文には、本当に注意してほしい

ということ。

同業者を批判する記事になることは、覚悟しています。

それでも、お見合いで損をする会員さんを一人でも減らしたいので、現場で見た「ダメな推薦文」を3つ、実例つきで赤裸々にお話しします。

結婚相談所の推薦文がなぜ「一番危ない」のか

お見合いの申込を受けた時、会員さんが見ている項目は大きく3つです。

①条件(年齢、住所、学歴、年収など)、②写真、③自己PR文とスタッフからの推薦文。

①は個々の希望基準で判断していい。

②についても、ある程度は自分の好みで判断されてもいいと思います。

ただし、実際にお見合いをしてみると写真と全然違う場合や、写真よりも素敵という場合も多くあります。

だから写真だけで切るのはもったいない、というのが現場の感覚です。

問題は③です。

【自己PR文】は何を書いても自己申告なので、まぁ仕方ないと思います。

自分自身のことを「素直」「優しい」「思いやりがある」「真面目」「明るい」「穏やか」などと表現する言葉のオンパレードです(笑)

読み飽きるくらい、どのプロフィールにも同じ単語が並びます。

この手の言葉は、悪い言葉ではありません。

ただ、誰にでも使える言葉だからこそ、実態を見抜く材料にはなりにくいのです。

読む側もそのつもりで読めば、被害は最小限で済みます。

ですが、ですが。

とくに注意が必要なのが【スタッフからのPR(推薦)文】

です。

第三者の目線で書かれているように見える。

「人柄を保証してくれている」と読者に錯覚させる構造を、この欄は持っています。

自己PRよりも信じやすいぶん、実態とのギャップに気づきにくい——これが、推薦文が一番危ない理由です。

私たち結婚相談所側の人間から見ていると、「よくそんなこと書いてるなぁ~」と思う結婚相談所さんがたくさんあるんです

立場が違えば見え方も違うのは当然ですが、それを差し引いても、現場で読んでいて引っかかる推薦文が、本当に多い。

では、現場で見た本当にダメな推薦文を3つ紹介します。

最初は「なぜそれを知ってるの?」としか思えなかった例です。

【実例1】「ご両親のもとで愛情いっぱいに育った」って、なぜ知ってるの?

これは、ある他社の女性会員、A子さんの推薦文です。

原文をそのまま載せます。

お優しいご両親のもとで愛情いっぱいに育った彼女は、ご両家の親を大切にしたい、安心していただきたいとおっしゃいます。会社の人達からも非常に信用され、家族や友人も大切にしている彼女は、人当たりが良く、人の気持ちが分かり、気遣いができる優しい方です。お相手の立場になって物事を考えられる気持ちをお持ちですので、ご結婚後は家族がホッと安らげるような家庭を築ける事でしょう。是非会ってみて下さい。一押し会員様です。自信持っております。

一見、感じのいい推薦文に見えます。

読み飛ばせば「ああ、いい人なんだな」で終わる。

でも、立ち止まって読み返してみてください。

なぜ、結婚相談所の人間が、「お優しいご両親のもとで愛情いっぱいに育った」って知ってるの?

なぜ、結婚相談所の人間が「会社の人達からも非常に信用され、家族や友人も大切にしている彼女」って知ってるの?

なぜそんなことが分かるのか?

会員さんの親を知ってるの?

会社での彼女の仕事ぶりを見たことがあるの?

——ないですよね。

普通に考えて、ありえない。

結婚相談所のスタッフが会員さんと顔を合わせるのは、登録の時の面談、写真撮影、そして時々のフォロー面談くらいです。

両親と会うことはまずありません。

会社に出向いて働きぶりを観察することもありません。

にもかかわらず、断定で書かれている。

「愛情いっぱいに育った」「会社で信用されている」と、まるで隣で見てきたかのように。

これは、

書ける根拠がない情報を、推薦文のレトリックで断定に変換している

だけです。

本人がそう言っていた、を「事実」に格上げしてしまっている。

読む側からすると、ご両親の人柄も、職場での評価も、保証されているように錯覚する。

実際には何も保証されていないのに、です。

次は、書かれていた人物像と、実際に会った印象がまるで違っていたケースです。

【実例2】「お話上手・聞き上手」と書かれていたのに、10分も会話が持たなかった男性

B男さんという、他社の男性会員の推薦文です。

これも原文のまま。

お話上手、聞き上手、話題も豊富で、一緒にいると楽しくて話が尽きることがありません。気持ち良く会話のキャッチボールが続く方で、当相談所一押しの会員様でお薦めですので是非お会いになってくださいませ。私が自信を持ってお薦めできる男性です。是非彼のお人柄に触れてみて下さい。素敵な家庭を築かれるでしょう。どうぞよろしくお願いいたします。

これを読んで、お見合いを希望した私の女性会員さんがいました。

「会話が尽きないなんて素敵」「一緒にいて楽しい人なら緊張しなくて済む」と、楽しみにして当日のホテルラウンジへ向かったんです。

戻ってきた彼女の表情で、すぐにわかりました。

実際に会ってみると、写真の笑顔と違って、思いっきり暗くて不愛想。

自分からは全くお話をされない人で、

10分と間が持たなかった

らしいです。

10分です。

お見合いって、普通は1時間前後話します。その10分の1も、会話が成立しなかった。

彼女は質問を考え、振って、待って、また考えて——を繰り返しているうちに、頭が真っ白になったそうです。

「推薦文って信用できないですね…」と会員さんも怒ってました。

普段は穏やかな彼女が、はっきり「怒ってました」。

それくらい、推薦文と本人のギャップが大きかったということです。

「お話上手、聞き上手、話題も豊富」——ひとつも当てはまらない。

「気持ち良く会話のキャッチボールが続く」——一方通行どころか、こちらが球を投げても返ってこなかった。

推薦文が保証する「素敵な家庭」とは、かなり距離のある印象でした。

最後の実例は、推薦文と現実のギャップが一番大きかったケース。

男性会員から複数報告があった女性です。

【実例3】「礼儀正しい」と書かれていたのに、遅刻しても謝らず支払いもさせた女性

C美さんの推薦文です。

穏やかで、品が有り、細やかな気遣いができ、お綺麗で、お料理もお好きと言う、まさに良い奥さまになられそうな方です!一緒にいると居心地の良さを感じられる方は多いのではないでしょうか。コミュニケーション能力も高く話をしていると楽しい時間が過ごせると思います。色々な事にご興味をお持ちで、アクティブな面と家庭的な面とを持ち合わせているところにバランスの良さを感じます。礼儀正しくきちんとされていらっしゃるので安心してご紹介ができる方です。将来は、仲の良い笑顔が溢れる温かくてホッと寛げるご家庭を築かれることでしょう。ぜひお会いしてその魅力に触れてくださいませ。

「品が有り」「細やかな気遣い」「礼儀正しくきちんとされていらっしゃる」「安心してご紹介ができる方」——褒め言葉が惜しみなく並んでいます。

これを読んで申し込んだ男性が悪いとは、誰にも言えないでしょう。

ところが、です。

彼女とは私の男性会員さんが何人かお見合いをしましたが、

お見合い当日に遅刻してきても一言も謝らなかった

一人だけの話じゃありません。何人かです。

複数の会員さんから、別々のタイミングで、同じような報告が上がってきました。

一度や二度なら相手の体調や事情もあるでしょうが、複数人に同じ振る舞いをしているとなると、もうそれは「その人」です。

しかも、遅刻無謝罪だけじゃない。

身だしなみへの配慮も感じられず、おまけに勝手にサンドイッチと紅茶を注文して、

支払いも全部させられてお礼も無し

サンドイッチと紅茶。

具体的すぎて、こちらも報告を受けながら言葉が出ませんでした。

お見合いって、初対面でお互い緊張する場です。

普通は遠慮して、相手の様子を見ながら飲み物を頼む。

それを、勝手に。しかも食べ物まで。

挙げ句、支払いはお相手任せで、「ごちそうさま」の一言もなし。

「礼儀正しくきちんとされていらっしゃる」——どこが?

「安心してご紹介ができる方」——誰にとって安心なんですか?

推薦文と実態のギャップに、正直、言葉を失いました。

書いた人は、本当にこの会員さんと面談したんでしょうか?

残念ながら、ご紹介するお相手への責任よりも「とにかくお見合いを組ませること」が優先されているのではないか、と疑問に思わざるを得ません。

ここまで見てゾッとした人は多いはず。

でも、こういう推薦文には、共通の「臭うサイン」があるんです。

推薦文を読むときに「ここを疑え」という3つのサイン

実例1〜3から逆算すると、ダメな推薦文には共通する臭いがあります。

一般論のチェックリストではなく、現場で実際に見た例から見えてきたサインです。

① 相談所が知るはずのない情報を、断定で書いている

実例1で見たものです。

「ご両親のもとで愛情いっぱいに育った」「会社で信用され」——スタッフが見ているはずのない領域を、見たかのように書く推薦文。

家族関係、職場での評価、友人関係、生育歴。

これらが具体的に書かれていたら、ほぼ全部、本人の自己申告を清書しただけです。

第三者の保証ではありません。

本当に書くなら「面談でご家族のお話をされる時の温かい表情から~」など、スタッフが直接見た事実ベースで書くべきなのです。

② 抽象的な褒め言葉だけで、具体的なエピソードがない

実例2の「お話上手、聞き上手、話題も豊富」がこれです。

お話上手だと感じた具体的な場面は? どんな話題が出たんですか?

一切書かれていない。

本当に面談で会話が弾んだなら、「面談で◯◯の話題になった時、こんなふうに切り返してきて、なるほどと思った」のような具体描写が一行でも入るはずです。

それがないということは、書き手は本人と深く話していない可能性が高い。

③ 結婚後の家庭像を、勝手に描いている

実例3の「将来は仲の良い笑顔が溢れる温かくてホッと寛げるご家庭を築かれることでしょう」。

実例1にも実例2にも、似た一文が入っています。

未来の家庭の話を、なぜスタッフが断言できるんでしょうか?

本人の人柄すら正確に書けていないのに、結婚後の家庭の温度まで保証する。

これは、読者の感情を動かすための定型文です。

本気で書いているのではなく、「最後をいい感じに締めるテンプレ」として置かれている。

そう思って読んでください。

ここまでは、他人の推薦文の読み方の話です。

でも、自分の推薦文も同じ罠にハマっていないか、不安になった人も多いはずです。

自分の推薦文をスタッフに直してもらうときの伝え方

自分のプロフィールを開いて、推薦文を読み返してみてください。

「家族から愛されて育った」「友人想い」「仕事熱心で同僚から信頼される」——もし、面談で詳しく話した覚えのない領域が書かれていたら、それは直してもらった方がいい。

お見合い相手側に「この推薦文、知るはずのない情報じゃない?」と疑われるリスクを、わざわざ抱える必要はありません。

担当者に伝える時は、3つの軸で具体的に頼むのがコツです。

  1. 抽象的な性格描写ではなく、面談で話した具体的なエピソードを入れてもらう
  2. 事実と違う表現や、確認していない家族・職場の話は外してもらう
  3. 結婚後の家庭像は断定せず、自分の人柄が伝わる形にしてもらう

「優しくお願いしましょう」だけだと動かない担当者もいるので、文例を2パターン置いておきます。

▼ 丁寧めに頼みたい人向け(メール例)

◯◯様
いつもお世話になっております。
プロフィールの推薦文について、ひとつご相談させてください。
「家族や友人から信頼されている」という記述があるのですが、面談で詳しくお話ししていない部分なので、お見合い相手の方に違和感を与えないか心配です。
面談でお話しした「◯◯(趣味や仕事のエピソード)」の話を中心に、私の人柄が伝わる形に直していただけますでしょうか。
結婚後の家庭像の一文も、私からは特に申し上げていない部分ですので、外していただけると助かります。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討よろしくお願いいたします。

▼ もう一段はっきり伝えたい人向け

◯◯様、推薦文の件でご相談です。
現在の文面に、面談で確認していない情報(家族関係・職場での評価)が含まれており、このまま使うのは正直不安です。
面談で実際にお話しした内容ベースで書き直していただけませんか。
結婚後の家庭像を断定する一文も、誤解を招くので削除をお願いします。
次回お見合い申込までに修正をいただけると助かります。

どちらでも構いません。

重要なのは、「直してください」だけで終わらせず、

何を入れて、何を外してほしいかを具体的に書く

こと。

これだけで、戻ってくる修正版の質が大きく変わります。

ただし、推薦文を直してもらえない・直しても改善しない場合は、推薦文以外のサインで相談所そのものを見直す段階かもしれません。

推薦文以外でも相談所を見抜く3つのチェックポイント

推薦文だけが判断材料じゃありません。簡単に3点だけ。

① 成婚率の出し方

「成婚率◯%」と書かれていても、母数が「在籍会員数」なのか「退会者数」なのか「活動継続者数」なのかで、数字の意味は全然違います。

聞いて、はぐらかされる相談所は、その時点で要警戒です。

② 担当者の話の聞き方

初回面談で、こちらの話をどれだけ聞いてくれるか。

プランの説明ばかりして、あなたの希望を1分しか聞かない担当者が、後から心のこもった推薦文を書けると思いますか?

書けません。

だから、ああいう推薦文が量産されるんです。

③ 推薦文の修正依頼に対する反応

さっきの依頼を出した時、すぐに返事が来るか。

具体的に直してくれるか。

「これでいいですよ」と押し返してくる相談所は、会員一人ひとりに向き合う気がない可能性が高い。

最後に、この記事で一番伝えたかったことを書きます。

まとめ|推薦文は参考にしていい。でも、鵜呑みにしないでほしい

このような実情も少なからずあり、困った相談所さんやカウンセラーさんも意外と多いです。

ただ、私は推薦文という仕組みそのものを否定したいわけではありません。

きちんと面談を重ね、会員さんの人柄を時間をかけて見て、自分の言葉で書かれた推薦文には、ちゃんと価値があります。

本気で書かれた一文は、読めばわかる。

だから、推薦文は参考にしていい。

読んでください。

判断材料の一つに使ってください。

ただ、

「自己PR文とスタッフからのPR(推薦)文については、あまり鵜呑みにしないように」

——今日はそれだけ、お持ち帰りいただきたい。

書かれている言葉と、お見合いで会った時の本人を、自分の目で照らし合わせる。違和感があれば、推薦文ではなく、自分の感覚を信じる。それだけで、損するお見合いはぐっと減ります。

今回、どうしても1つ言いたかったのは、これでした。

あなたの違和感は決して間違っていません。

ご自身の確かな目を信じて、本当に自分に合う素敵な方を見つけてくださいね。

応援しています。

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