100点の結婚相手を見つけるより70点の結婚相手を見つける方がいい3つの理由
元彼の見た目がドストライクすぎて、その後の婚活で出会う男性が、ぜんぶ「妥協」に見えてしまう。
……私が結婚相談所で女性の相談を受けてきた中で、何度聞いたかわからない言葉です。
頭ではわかっているのに、どうしても比べてしまう
早く次に行かなきゃと焦るほど上手くいかない

と、涙ぐむ方も少なくありません。
結婚って、恋愛の最終地点のような気がしませんか?
集大成じゃないですが、後悔したくないからこそ、相手選びにとても慎重になってしまう。
だからこそ、皆さんは真剣に悩んで、結婚相談所で努力されているんですよね。
そりゃ、そうです。
でも実は——元カレを超えない人と結婚するのは、妥協ではありません。
過去やまわりと比べて判断するのは、幸せを逃す危ない考え方なんです。
3年、現場で見続けて、私はようやくこのことに腹落ちしました。
「元彼を超えない人と結婚するのは妥協」と思っているあなたへ
普通を望むと言いながらも、自分が最後に選ぶ人だからこそ、簡単に妥協したくない。
その気持ち、本当によく分かります。

たとえば、この前別れた元彼の見た目がドストライクだったら、それ以下に見た目を妥協するのもなんか悔しい気がしますよね。
あんなに好きだった人を超えられない人と、なんで一生いなきゃいけないの?
って。
でも、ここで一度立ち止まってほしいんです。
その「悔しい」って、相手の良し悪しを見ているわけではなくて、過去の自分のときめきを基準にしているだけだったりします。
元彼との恋愛は、もう終わった物語。
そこに今の婚活の相手を並べて採点すること自体が、ちょっとズルいというか、相手にとっても自分にとっても損なんですよね。
条件を下げるのではなく、幸せの基準を入れ替える
だから今日は、ひとつだけ覚えて帰ってください。
慎重にきちんとした相手を選びたい真面目なあなただからこそ、相手を選ぶ時に参考にしてほしい考え方をお伝えします。
条件を下げる話ではありません。
幸せの基準を入れ替える話です。
100点の相手を探す婚活には、3つの落とし穴があるんですよ。
理由1|第一印象100点の結婚相手ほど、鼻毛ひとつで冷める
あなたの目の前に、「この人と結婚できたらなぁ」という第一印象100点の素敵な男性が現れたとします。
でも、2回、3回と会ううちに『やっぱりダメになった』という経験はありませんか?

ほとんどの原因は、ギャップにあります。
第一印象がいい人は、悪いギャップで簡単に理想像が崩れてしまうのです。
たとえば、鼻毛。
そんなに期待していない人なら、鼻毛が出ていてもマイナス5点くらい。
「あら、おっちょこちょいね」で終わりです。
むしろ、ちょっと笑えて距離が縮まったりもします。
恋モードフィルターの罠
でも「この人こそ私の白馬の王子様!」と恋モードフィルターがかかっていたら、鼻毛はマイナス5点ではすみません。
期待していたぶんだけ残念点が加わり、マイナスが25点くらいになってしまうのではないでしょうか?
えっ、嘘でしょ……あの人が……鼻毛?
って、家に帰ってからも引きずるやつです。
最初のイメージ点が高かった人は、会うたびに小さいマイナス点が加算され、だんだん冷めてしまうことがあります。
- 爪が長い
- 店員さんへの口調が雑
- LINEの返信が短い
- 靴のかかとが潰れている
一個一個は本当に小さいことなのに、100点から引かれていくものだから、ダメージが大きいんです。
逆に、印象は普通で、期待値もそこまで高くない相手だとどうなるか?
期待していなかったのに、こんないいところがあるんだ!
とだんだん好きになることができます。
少女漫画やドラマも、この展開が多いと思いませんか?
最初は嫌いだったあいつ……実はいいやつだった!
みたいな(笑)第一印象がよかった人と、普通だった人、3カ月以上付き合ってみると好感度が逆転しているのは恋愛でもあるあるです。
100点スタートはね、伸びしろがないんですよ。あとは下がるしかない。これが落とし穴の1つ目です。
理由2|100点の相手と結婚すると、毎日きれいな自分でいなきゃいけない
ギャップで冷めるならまだマシかもしれません。
本当に怖いのは、運よく100点の人と結婚できてしまったその先です。

すっぴんが見せられず、朝早くから身支度に時間をかけ続ける結婚生活。
100点の王子様は、もちろん100点のお姫様を求めます。
結婚生活は「生活」そのもの
恋愛中はお互いに見えない部分があり、いいところだけ見ていられます。
だから素敵なドキドキが続くし、たまに見せるだらしない姿をお互い愛しいと許せる。
でも結婚生活は逆なんです。
生活をまるごと相手と共有するのです。
鼻毛を笑い合える相手のほうが、実は長く続くんですよ。
完璧すぎる人といると、自分も完璧でいなきゃと思って、ずっと疲れてしまいます。
太るの禁止
いつでもきれいでいろ
を産前産後も言われ続けるとかなりストレスになります。
骨盤がまだぐらぐらで、夜中に2時間おきの授乳で、髪の毛がごっそり抜けている時期に、ですよ。
キラキラした関係が強制になり、最終的にモラハラ夫と化すこともあります。
惚れた弱みで主導権もあちらという場合はさらに大変です。
「君のためを思って言ってるんだよ」が口癖の人、相談現場で本当によくお名前が挙がります。
- 年収を教えない
- 財布の管理も任せない
うちは僕が全部管理するから
って優しく言うんですよ、最初は。
気がついたら家計の全体像を妻が一切把握できないまま10年経っている、みたいな。
理想的な男性と結婚していざ結婚生活をしてみたら、高い美意識や完璧主義加減をプレッシャーに感じる——これは妻の愚痴あるあるです。
結婚生活は、毎日きれいな自分だけを見せる場所ではありません。
スペックの高い相手を選ぶということは、自分にも同じだけのスペックを要求され続けるということなんですよね。毎日気を張り続ける結婚生活は、いつか限界が来てしまいます。それって、少し息苦しくないでしょうか?
理由3|100点の結婚相手は、そもそも出会える数が少なすぎる
しかも、です。
そこまでして選ぼうとしている100点の相手、そもそも出会える確率がめちゃくちゃ低いのです。

- 年収は申し分ないけど、なんだか嫌味っぽい人
- 背は高いけど、お母さんと毎日電話している人
- 顔は好みだけど、お酒で人格が変わる人
——現場ではこういう「惜しい人」ばかりに当たります。
私は口うるさく年収の話をしていますが、年収600万円以上で独身の男性は想像以上に少ないんですよ。
しかもその中で、見た目や価値観まで合う人となると……本当に一気に狭くなります。
普通の人でいいんです
と言う方ほど、その普通の条件を全部並べると、かなり狭くなっているんです。
年収、見た目、会話、価値観、居住地。
全部を同時に満たす人を探すと、“普通”が急にレアキャラになります。
「好きになる」ことのハードル
そもそも、今まで生きてきた中で何人の人を好きになりましたか?
大人になってから好きな人がなかなかできない、なんて人も多くいますよね。
なのに、結婚ではオンリーワンでナンバーワンをすぐに決めなきゃいけないと気負ってしまう。
これ、冷静に考えるとかなり無茶な話なんです。
20年、30年生きてきて数えるほどしか好きになれなかった人を、婚活というタイムリミット付きの場で、しかも数か月で見つけ出せって——そりゃ、しんどい。
やってくるかもわからない白馬の王子様を待っていると、時間がどんどん過ぎてしまいます。
もちろん、かっこいい人に惹かれる気持ちは痛いほどわかります。
でも、毎日の生活を共にするパートナー選びでは、自分が築きたい家庭を築けるための男性の条件を具体的にしてみましょう。
- 年収
- 身長
- 長男かどうか
- 同居かどうか
- 家事スペックはどうか
そういう条件から譲れないものを3つほど挙げて、合う人を探した方が満足できる結婚ができます。
「あなたが選ばれない」のではないのです。条件を重ねた分、母数が細っているだけ。これが分かるだけで、自己否定の沼から半歩抜けられます。
70点を選ぶのは妥協じゃない。「伸びしろ」を選ぶということ
……と、ここまで読んで、こう思ったかもしれません。
結婚相談所お得意の『結婚は妥協した方がいいよ〜』ってやつか!?

まぁね、そうなんですよ。
——と言いたいところですが、ちょっと違うんです。
結婚相手に求める条件は下げなくていいんですよ。
だけどね、お金とか見た目って絶対的な保証がないじゃないですか?
だからこそ、私はそこにこだわらなくてもいいと思っているんです。
お金をかければ服装や髪型は変えられます。
でも、不機嫌になったときの態度や、嘘をつく癖までは、簡単には変えられません。
それより真心的な部分をしっかり見てほしいなぁと思いますね。
100点満点の人間にも穴がある!弱点がある!不都合な点がある!
——これは事実です。でも、本当に伝えたいのはここから先。
結婚後に点数は上がっていく
結婚当初、70点だったお相手が結婚後も変わらないままか……?
といえば、そうでもありません。
(そうなってしまう場合もありますが。)
人間は成長しますし、あなたも成長します。
うちの旦那、最近すごく頼もしくなって
プロポーズの時点では「うーん、70点くらいかな」って言っていた女性が、3年後にそう報告してくれる。
そのとき相手の年収は変わっていなかったり、見た目はむしろちょっとお腹が出ていたりするんです。
でも、奥さんの中の点数は確実に上がっている。
欠点を克服することもできますし、あなたがその欠点を気にならなくなるかもしれません。
それが夫婦の成長というものです。
つまり、結婚する時が好きのピークである必要はないのです。好きという気持ちだけでなく、年収だって、経済力だって、結婚当初がピークでなくてもいい。欠点を見るのではなく、好きかどうかで相手を判断してほしい。
好きであれば、70点は120点になるかもしれない!
「条件を下げる」じゃなくて、「見る場所を変える」。
減点して70点なんじゃなくて、加点していって120点になる相手を選ぶ。
これが私の言いたい「70点でいい」の正体です。
ね、妥協の話とは、ぜんぜん違うでしょう?
妥協していい条件・絶対に妥協してはいけない条件
ただし、ここは強く言わせてください。
最初から70点狙いは禁物です!相手の人間性をしっかりチェック!成長するかどうかが「鍵」!

100点が悪いわけじゃありません!
100点が続くかどうかが大事なんです。
逆に、70点でもどんどん下がりそうなら、その70点は最悪ですよ!
つまり、点数そのものより、「変わるもの」と「変わらないもの」を見極められるかが全てなんです。
「変わるもの」と「変わらないもの」
妥協してもいい条件は、時間とともに変わるもの。
- 年収の現在値
- 身長
- 見た目の好み
- 趣味の一致
このあたりは、結婚後の暮らし方や本人の努力でいくらでも上下します。
今この瞬間の数字や見栄えにこだわって相手を弾くのは、本当にもったいない。
妥協してはいけない条件は、人間性です。
- 店員さんに「は?」みたいな態度を取らないか
- 予定が変わったときに不機嫌にならないか
- 話し合いから逃げないか
- お金の使い方が雑じゃないか
このあたりは絶対に妥協してはいけません。
ここに「成長する気があるかどうか」を加えた5つは、結婚後にいちばん変わりにくい部分です。
最悪30点でも、人として成長するタイプだったら、その相手は最高のパートナーになるかもしれない。
逆に、ここがダメな100点は、結婚後にしっかり50点まで落ちます。
観察ポイントは3つでOK。店員さんへの態度/予定変更が起きたときの反応/自分の親や友人への話し方。デート中に1回でも「は?」と思う瞬間があったら、それは未来のあなたへの予告編です。
まずは人間性の内面をチェックするクセをつけましょう。
安心して70点以上に出会える場所として、結婚相談所が向いている理由
じゃあ、その「伸びしろのある70点以上」、どこで見つけるか?
70点なら、職場や習い事など、案外身近にいるのでは?

と思うかもしれません。
と言いつつ、実際には出会いがなくてだいぶ苦労している人が多いのも事実です。
出会いはあっても結婚を考えていない、結婚は考えているけど嘘をついている、独身と言っていたけど既婚——人間性を見極める前段階で、こちらの体力が削られていく。
そうなったらやっぱり安定の結婚相談所がおすすめです。
100%を目指すのはさすがに大変ですが、70点なら結婚相談所が一番確率が高い婚活場所だと思います。
もちろん、婚活パーティーやマッチングアプリなどの婚活市場もありますが、ここは安定感が低い(信用がおけない人も多数いる)のです。
条件検索の落とし穴
アプリそのものが悪いというより、相手の伸びしろを見極める前に、次の候補へ流れてしまいやすいんですよね。
条件検索ができる場所ほど、実は“伸びしろ”を見落としやすいんです。
70点を120点に育てる前に、画面の向こうの「もっと条件のいい人」へ目移りしてしまう。
これ、相談に来る方が一番つまずいているところです。
身元がはっきりしている、独身証明も収入証明も出ている。その前提があってはじめて、こちらは「人間性」という本当に大事な部分に集中できるのです。
点数なんてどうでもいいことを今回ずーっと言っているように、安心安全じゃない人との婚活は結構危険です。
数多く、70点以上の異性がいるのは間違いなく結婚相談所だと思います。
まとめ|100点を探す婚活から、2人で120点を育てる結婚へ
最後に、点数の話から少しだけ離れさせてください。
幸せな結婚をするための指標は、100点の男だろうが、70点の男だろうが、結局のところ、自分と良い関係を続けていく伸びしろがあるかどうかになります。

一緒に過ごす中で120点を目指す方が幸福度が高い!
そう、大切なのはここなんですよ。ここ!!
幸せそうに見えている夫婦というのは……結婚後さらに仲が深まり、120点の理想的なパートナーになっていったはず。
たぶん、最初から120点だったわけではありません。
幸せにしてくれるのは結婚相手だと思いがちですが、相手の伸びしろをどう活かすかは自分にかかっています。
相手も自分も結婚生活を通して、成長していける。
思い描いた2人の理想へ近づけるよう努力していける。
こんな関係が最高の夫婦だと思いませんか?
未来の2人で育てていく目線
元彼ドストライクを乗り越えるってね、相手のスペックで上書きすることじゃないんです。
「過去の人と比べる目線」を、「未来の2人で育てていく目線」に切り替えること。
ぜひ、相手が、自分が、ではなく、2人で楽しそうな家庭を築けるビジョンが見えるかどうかを考えてみましょう。
そこに「うん、見える」と頷けたなら——その人があなたの70点であり、未来の120点になるパートナーです。
まずは、絶対に妥協できない「人間性のポイント」を3つだけ、スマホのメモに書き出してみてください。次の出会いから、景色が少し変わって見えるはずですよ。





