シングルファザーが抱える4つの心配事と解決への糸口とは

シングルファザーが抱える4つの心配事と解決への糸口とは
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「俺は父親失格なのか」——台所で固まったあの夜から、私が学んだこと

プリント一枚で、父親としての自信が一瞬で崩れることがある。

「手作りバッグ、月曜までにご用意ください」——保護者会のプリントを見て、台所で固まった夜のことを、私は今でも覚えている。

裁縫なんて中学の家庭科以来やっていない。

検索しても出てくるのは「ミシンの使い方」ばかり。

あのとき頭をよぎったのは「俺は父親失格なのか」という一言だった。

違う。

あれは能力の問題じゃなく、男一人でこの文化に入っていく回路がないという問題だった。

つまり、父親として足りないのではなく、学校や保護者同士の情報網に入る道が、最初から見えにくいということだった。

今なら、私はそう言える。

きれいごとではなく、現実的に動かせるところまで落として書く。

シングルファザーの心配事は「父親失格」ではなく、相談相手がいないことから大きくなる

ひとり親家庭の話題は、どうしてもシングルマザー中心で語られる。

母子家庭が約87%、父子家庭が約13%。

数字だけ見れば自然なことだ。

ただ、この少数派という事実こそが、父親側の問題を見えにくくしている。

13%という数字の裏には、「相談相手も支援情報も、母親向けに最適化されている」という現実が隠れている。

父親が悩みを抱え込みやすいのは、性格の問題じゃない。

そもそも入っていける窓口が少ないからだ。

だからこそ、父親側の悩みは“少数派の声”として埋もれやすい。

ここを誤解しないでほしい。

父親が悩みを抱え込むのは、本人が弱いからでも、親として足りないからでもない。

一緒に悩んでくれる妻はおらず、こうした心配を多くのお父さんがひとりで抱え込んでいるようです

——この一文に尽きる。

隣で「それ、こうしたら?」と言ってくれる人がいない。

職場で「うちの娘がさ」と切り出すと、空気が一瞬止まる。

ママ友のグループに父親一人で入っていく回路もない。

悩みの中身が重いんじゃなくて、悩みを下ろす場所がないから重く感じる。

これは構造の問題だ。

子育てはひとりでするものではありません。これは精神論じゃなく、設計の話だ。誰に、何を、どの順番で頼るか。これが見えていれば、同じ悩みでも体感の重さは半分になる。

そして、その「相談しにくさ」が最初に表れるのは、もっとも日常的な、学校の持ち物の場面だったりする。

心配事1|学校準備が分からない——手提げバッグは小さく見えて、実は深い壁

「自分の頃」と今は違う、というところから入る

最初に書いた手作りバッグの話に戻る。

あれは「裁縫ができない」という話に見えて、実はもっと根の深い問題だ。

そもそも、現在の子どもたちが使っている手提げバッグは、私たちが子どもの頃とは違って、必ずしも全員が手作りとは限らないようです。

好きなキャラクターの絵柄の市販のバッグを選ぶお子さんも多く、最近では共働き世帯も増えているため、「自作の通園バッグ」を指定する学校は減ってきています。

ここは私も、実際に何校か見てきて感じている変化だ。

ただ、ごく稀に、学校から手作りバッグを用意するよう指示されることもある。

そういう時に、父親一人だけが取り残される。

母親同士の情報網に、父親一人では入れない

ここが本当のしんどさだ。

手提げバッグの準備ひとつ取っても、母親同士の会話の中では情報が回りやすい。

「うちもフリマで買ったよ」「あの店のキットが楽だった」「手芸店で完成品に近いものがあったよ」——そういう情報は、母親のネットワークの中で自然に流通している。

父親一人でそこに入っていくのは、外国に放り込まれて言葉が通じないのに近い。

何を聞けばいいのかも分からないし、誰に聞けば自然なのかも分からない。

プリント一枚に書かれていない暗黙のルール、保護者同士で共有されている裏情報、「うちはこうしてる」の積み重ね。

これは知能の問題じゃない。回路の問題だ。

私の現実解は「フリマアプリ」だった

私も、子どもが通う学校から手作り通園バッグを指定されたため、フリマアプリを利用し、手作りのレッスンバッグを購入しました。

これが私の現実解だった。

ミシンを買ってYouTubeで勉強するのが「本筋」かもしれないが、そんな時間も気力もなかった。

フリマアプリには、上の子が卒園したから出品しました、という未使用に近いバッグがいくらでもある。

手芸店に行けば、布を貼り合わせるだけのキットも売っている。

手作り指定でも、自分で縫わなきゃと思い込まないでほしい。買えばいい。中古でも、フリマでも、キットでもいい。これは小さな問題に見えて、文化のズレの問題だから、力技で解決していい領域だ。

持ち物は買えば解決する。

でも、自分の身体を分けて持っていけない場面がある。

学校行事だ。

心配事2|授業参観・運動会に行けない罪悪感と、子どもが本当に覚えていること

「行けない」は、信頼の問題に直結する

授業参観、運動会、発表会。

仕事の都合で行けない日が続くと、親として我が子の成長を目にする機会を失うだけでなく、お子さんからの信頼を失うことにも繋がる恐れがある。

ここは認める。

もちろん、仕事を投げ出せという話ではない。

休みたくても休めない日があることも、家計を守るために仕事を優先せざるを得ない場面があることも分かっている。

それでも、「忙しいから仕方ない」で完全に片づけてしまっていい話ではない。

子どもにとっては、その一日がずっと残る記憶になることがあるからだ。

全部行こうとしないで、優先順位をつける

ただ、現実的な話をする。

毎回は無理でも、せめて運動会などの大きな行事には参加できるよう最大限工夫することが大切です

——私はこの線で動いている。

全部行こうとすると、仕事も家計も崩れて、結局どこかで無理が出る。

だから優先順位をつける。

運動会と発表会はできる限り最優先、授業参観は年に一回でも。

日曜参観や親子レクに振替がある学校なら、平日昼間に無理して有休を使わなくていい。

学期始めに配られる年間予定は、もらった日のうちにスマホのカレンダーに全部入れる。

これだけで動ける範囲が変わる。

「行けるかどうか」は、当日ではなく、予定を見た瞬間から決まり始めている。

職場には「先に、繰り返し」伝えていく

職場との関係は、一回の話し合いで決まるものじゃない。

私がやってきたのは、学期初めに年間予定を共有して、運動会や発表会の前には必ず一言「来週、子どもの行事で抜けます」と先に伝えることだ。

これを淡々と繰り返していくだけ。

一度言ったから分かってくれる、ではなく、何度も先回りで伝えることで、周囲の中に「あの人には子どもの行事がある」という認識がだんだんできあがっていく。

職場からシングルファザーである自分への”理解”——「理解」をかぎカッコでくくったのは、これが一回で得られるものじゃないからだ。

理解は説得して勝ち取るものというより、繰り返しの中で勝手に積み上がっていくものだと、私はようやく思えるようになった。

それでも休めない職場もある。その場合は、写真や動画を誰かに頼む。

帰宅後に子どもから話を聞く。

後日、一緒に動画を見返す。

それだけでも違う。

大事なのは、行けなかった事実をごまかすことではなく、「見たかった」「聞きたかった」という気持ちを子どもに渡すことだ。

子どもが大人になって覚えているのは、出席率じゃない。何回来たかより、「来ようとしてくれた」ことを、子どもは意外と覚えている。全部行けなくても、信頼は守れる。

行事には行けても、家に帰ってからの会話で詰まることがある。

次は、子どもとの距離感の話だ。

心配事3|怒りすぎた後にフォローしてくれる人がいない——コミュニケーションの孤独

寝室のドアが閉まる音を聞いてから、台所で一人になる

夜、宿題をやらない子どもに、想定の倍くらいきつく怒ってしまった。

寝室のドアが閉まる音を聞いてから、台所で一人になる。

あの瞬間がいちばんしんどい。

さっきの言い方はきつすぎた。

でも、今さらどう声をかければいいのか分からない。

謝るべきなのか、少し時間を置くべきなのか。

台所の明かりだけが妙に白くて、自分の声の荒さだけが耳に残る。

二人で育てていた頃には、こうした時、一緒に子育てをするお母さん(妻)がいれば、怒りすぎてしまった時にこっそりフォローを入れてくれたり、一緒に悩んでくれたりするものですが、シングルファザーではこれができません。

「こっそり」というのが本当に大事なところで、子どもの前で父親の威厳を崩さずに、後から「お父さんも本当は心配してたんだよ」と橋渡ししてくれる役。あれが家にいない。

怒った直後の自己嫌悪を、自分一人で消化するしかない。

これがコミュニケーションの孤独の正体だ。

怒り方が下手な父親、というより、フォロー役のいない父親。

そう自分を見直すと、少し楽になる。性格の問題じゃなく、布陣の問題だから。

だから、自分を責める前に、まず「フォローまで一人で背負っている状態」に気づいてほしい。

SNSは「同じ呼吸の人がいる」場所として使う

布陣を補う方法はある。

SNSは情報収集の道具と思われがちだけど、シングルファザーにとっては「同じ立場の人の呼吸を感じる場所」としての価値の方が大きい。

特におすすめなのがSNS。

SNS上では多くのシングルファザーさんが子育てについて発信していますし、相談窓口では相談できない悩みも、SNSだからこそ気軽に聞けるというケースもありますから、ぜひ一度覗いてみてください。

ただし、無理に発信しなくていい。読むだけでいい。

疲れる投稿は見なくていいし、比べて苦しくなる相手からは離れていい。

SNSは根性で続ける場所ではなく、自分だけじゃないと確認するための場所だ。

深夜に「今日も怒りすぎた」と書いている誰かがいる。

それを読むだけで、自分だけじゃないと分かる。

返信をもらわなくてもいい。

同じ呼吸で生きている人がいる、その実感が次の朝の自分を立て直す。

ひとりで抱え込まないでくださいね。

そして、怒りすぎた夜の孤独以上に、父親が言葉を失う場面がやってくる。

怒る以前に、何を話せばいいのか分からなくなる。

娘の思春期だ。

心配事4|娘の思春期・下着・生理に、父親が踏み込みすぎないという愛情

思春期の娘の前で、父親は何を勉強すべきか

これは、私が一番慎重に書きたい話だ。

父親の善意が、娘にとっては踏み込まれた痛みになることがあるからだ。

思春期の女の子(娘)の下着のことや生理のことは、シングルファザーにとって頭を抱えてしまう問題のひとつですよね。

頭を抱える、という言葉どおりで、答えが出ない。

父親として「ちゃんと向き合わなきゃ」と思えば思うほど、相手の娘は引いていく。

何が正解か分からない。

正攻法で言えば、自分自身が使ったことのないもの、経験したことのない身体の変化に対して、不安に思ったり知らないことがあったりすることは仕方がないことですが、勉強することはできますから、ぜひインターネットで色々な情報を集めてみてください。

生理周期、必要な用品、保健の基礎知識、ここはネットで誰でも学べる。

ただし、誤った情報を鵜呑みにしないように注意することが大切です。

情報源は、信用できる専門家や医師(名前や経歴を明らかにしている人たち)の意見を参考にするようにしましょう。

これで「親として何も知らない」状態は脱出できる。

ただ、ここからが本題だ。

知っていることと、直接話すことは別の話

ただ、勉強した情報をそのままお父さんが活用すべきかどうかとなると、話が少し違ってきます。

想像してみてください。年頃の女の子が自分の下着や体のことについて、お父さんから話をされたとしたら……?気分が良いものではないと思うのです。

これに尽きる。父親が心配するのは当然だ。

知らないまま放っておく方が怖いし、困っているなら助けたいと思う。

その気持ちは間違っていない。

ただ、父親が知っていることと、父親が直接話すことは、別の話だ。

勉強した知識を娘に向かってまっすぐ話してしまうと、娘は逃げ場をなくす。

父親なりの愛情のつもりが、娘にとっては「逃げられない場所で身体の話をされた」という重さになる。

踏み込まないことも愛情だ、というのはこういう意味だ。

橋渡し役になってくれる「女性」を一人確保しておく

では、どうするか。橋渡し役を立てる。

保健室の先生や、娘さんが幼い頃から仲良くしている大人の女性がいればその女性から、「大人に向けた準備が必要であること」を伝えてもらうという方法がオススメです。

学校の保健の先生は、こういう相談を受け慣れている。

元妻の妹、自分の姉妹、信頼できる親戚や知人の女性、習い事の先生でもいい。

大事なのは、娘本人が安心して話せる、信頼関係のある女性であることだ。

一人でいいから「娘さんと女性の話ができる大人」を確保しておく。

これは父親の重要な仕事のひとつだと思う。

「黙ってお金を上乗せ」「定期購入」という具体策

距離感の取り方として、もうひとつ。

下着にしても生理用品にしてもお金は絶対にかかりますから、娘さんが自分で用意をしたがる場合は特に、

「下着や生理用品に使いなさい」とは言わず、日頃のお小遣いに上乗せする形で、黙ってお金を用意してあげることがポイント。

「これは下着代だぞ」と言って渡すと、娘は受け取った瞬間に消えたくなる。

お小遣いに乗せて、何に使ったかは聞かない。

これだけで娘の尊厳が守られる。

父親の優しさは、こういう「言わなさ」の中に置く方が届く。

もしくは、娘さんの了解のもと、インターネット通販を上手に活用し、「定期購入」を選んで毎月自宅に届くよう設定しておくことも良いですよ。

生理用品が毎月家に届く。

父親はそれを玄関で受け取って、娘が決めた場所に、余計なことを言わずに置いておく。

会話なしで仕組みが回る。

これは冷たいんじゃなくて、娘の領域を侵さないための父親側の配慮だ。

娘さんとの関係性を踏まえながら、ある程度の距離感を保ってサポートするようにしましょう。距離を取ることは、関心がないことじゃない。むしろ、関心があるからこそ距離を選ぶ。これがシングルファザーが学ぶべき、いちばん大事な技術かもしれない。

ここまでは「外の女性の力を借りる」前提で話してきた。

次は、その外の力をどう使うかの話だ。

相談先は「リスト」じゃなく「頼る順番」で持っておく

支援団体の名前を並べた記事は世の中にたくさんある。

でも、団体名のリストを眺めても、明日の朝の自分は動けない。

必要なのは「使う順番」だ。

私の感覚では、心の負荷が軽い順に、こう並ぶ。

  1. まず、身近な人に吐き出す。自分の親、きょうだい、信頼できる友人。一晩で答えが出なくていい、ただ吐き出せる相手をひとり確保する。
  2. 次に、自治体の窓口で生活の基盤を整える。市役所・区役所のひとり親支援課は、児童扶養手当や医療費助成といったお金の話と、保育・学童の相談を受けてくれる。まずは「市区町村名+ひとり親支援」で検索するだけでもいい。ここが一番早く生活に効く。
  3. 気持ちが重いときは、SNSやエスクルのようなシングルファザー向けのコミュニティで「同じ呼吸」を感じる。シングルファザー同士のコミュニティとして機能している場所だ。一人じゃないと体感するだけで、夜の重さが変わる。

団体名は、もっと深く動きたくなった時に増やせばいい。

最初から十も二十も覚えなくていい。

電話が苦手なら、メールでも問い合わせフォームでもいい。

最初の一歩は、きれいに相談することではなく、「どこに聞けばいいか」を聞くことだ。

子育ては親だけでなく、地域との繋がりで成り立つものです。ここで言う地域は、町内会みたいな大きな話だけじゃなく、保育園の先生、学童の指導員、近所の顔見知りまで含めた小さなネットワーク全体を指している。順番に頼る相手を持っておく。これだけで、明日から動ける。

身近な人や団体は心強い。

ただ、状況そのものを根本から変える選択肢として、再婚という重いテーマを避けて通れない。

再婚は最大の助けになる。ただし、子どもの生活に新しい大人が入るリスクでもある

正直に書く——再婚で多くの問題は一気にクリアされる

正直に書く。

もうお分かりだと思いますが、再婚すればここで挙げたような問題は一気にクリアされます。

学校の持ち物、行事、コミュニケーションのフォロー役、娘の思春期。

ここまで書いてきた心配事の多くは、家庭にもう一人大人がいれば、相当な部分が軽くなることがある。

最後の女性の思春期についても、信頼できる女性の存在は、父親だけでは届きにくい部分を支えてくれることがある。

これは私の実感に近い。

父親がどれだけ勉強しても、どうしても届きにくい領域がある。

再婚したいからといって簡単にすぐに相手を見つけることはできないかもしれませんが、大きな助けになる可能性があるのは間違いありません。

だから、再婚という選択肢を最初から消さないでほしい。

「父親一人で全部やり抜く」ことが偉いわけじゃない。

子どもにとっても、安心できる大人がもう一人いることが支えになる場合がある。

もちろん、再婚は必ずしも最高の手段とはかぎりません。

(一度は離婚しているので、おそらくご存知かと思いますが……)

——ただ、ここから段落を変える。

同じ文に詰めて書きたくない話だから。

「またもや崩壊」という言葉が重くのしかかる

さらに問題なのは、あなただけの気持ちでは決められないということです。

あらたな人間が家庭に入るということは、子供も含めた関係に変化が訪れるということ。

プラスにも作用しますが、マイナスに作用することだって、1つや2つはあるものです。

再婚は逃げ道ではなく、子どもを含めた新しい関係づくりだ。

新しいパートナーが入ることで生活はラクになる一方、子どもの拒絶反応やしつけの違いで、家庭がもう一度揺らぐ可能性もある。

その中の1つが大きな問題となれば、家庭はまたもや崩壊します。

「またもや」という言葉が重くのしかかるのは、私たちシングルファザーだからこそだ。

一度家庭が壊れた経験がある父親に、二度目の崩壊は重すぎる。

子どもにとってはもっとだ。

父親が「この人と一緒になりたい」と思っても、子どもが拒絶しているのに押し切れば、家庭は静かに壊れていく。

くれぐれも子連れ再婚は、入念に子供の気持ちも含めて考えていきましょう。再婚に救いを求めたい気持ちと、子どもを傷つけたくない気持ち。その板挟みは、父親なら持っていて当たり前の感覚だ。決め方の軸は、子どもの気持ちを真ん中に置けるかどうか、ここに尽きる。

再婚するにせよしないにせよ、シングルファザーである今を生き抜くことが先だ。

最後にもう一度、孤独の話に戻る。

まとめ|父親も味方を持っていい。シングルファザーとして成長した先にある景色

シングルファザーの悩みは、父親としての能力の問題じゃない。

一緒に悩んでくれる妻はおらず、こうした心配を多くのお父さんがひとりで抱え込んでいるようです。

この構造を理解できれば、「自分が悪い」という重さは半分になる。

子育てはひとりでするものではありません。

味方を見つけることも、父親が自分と子どもを守るための大事な動きだ。

フリマアプリで手作りバッグを買うのも、保健の先生に娘の話を相談するのも、自治体の窓口にメールを送るのも、SNSで同じ立場の人をフォローするのも、全部「味方を増やす」という同じ動作だ。

必ずヒントがありますし、味方がいます。

一気に揃えなくていい。

一人ずつ、一つずつ、増やしていく道でいい。

  • 年間予定をスマホのカレンダーに入れる。
  • 自治体のひとり親支援を検索する。
  • SNSで同じ立場の人を一人フォローする。

まず一つだけやるなら、それくらいでいい。大きく人生を変えようとしなくていい。

明日の負担を、ほんの少し軽くすることから始めればいい。

シングルファザーとして立派に成長した先には、輝かしい未来や新しい出会いがきっと待っています。

——大袈裟に聞こえるかもしれないが、私自身、数年やってきて、子どもとの関係も、自分の生活も、最初の頃とは確実に違う場所まで来た。

父親一人でも、子どもと並んで歩いている景色がある。

だからまずは、明日ひとつだけ、頼れる相手を増やしてほしい。