学校に通う子どもたちのために、保護者と先生たちが連携してより良い環境づくりを図る「PTA」。
PTAでは、学校で行われるイベントの計画や予算の決議や、子どもたちの学校生活に関する話し合いが行われますが、入会は任意であって強制されるものではありません。
とはいえ、お子さんのことを考えて入会されるご家庭が多いかと思います。
しかし、PTA活動は、共働き世帯やひとり親家庭にとって負担になりがちですよね。
特にシングルファザーさんたちにとっては、忙しさに加えて「肩身が狭い」という悩みも……。
この記事では、そんなシンパパさんたちのPTAに関する悩みを解決していきます。
そもそもPTAへの加入は絶対なの?メリット・デメリットとは?
PTAに入ると、PTA役員としての仕事を割り振られることがあります。
役員の決め方は学校によって差がありますが、くじ引きや投票・話し合いが主。
役員になると、話し合いに参加する回数が増えたりイベントの運営を担当したりといった仕事が発生しますし、会長にまでなると、卒業式・運動会などの大きな行事で挨拶を任せられることも。
色々な役割があるため、入会を躊躇される親御さんも中にはいらっしゃいます。
もちろんPTAへの加入は強制的なものではありませんが、しかしながら「入会しないと子どもが円滑な学校生活を営めないかもしれない」との判断から、入会する保護者が大半です。
💡メリット
- 子どもたちが喜ぶイベントの仕掛け人になれる
- 学校の動きを把握できる
- 学校の教育について先生に働きかけやすくなる
学校側と深く関われるため、クラスの状況やお子さんの状況を知れる機会にもなるでしょう。
💡デメリット
- 学校に関する情報収集がしづらくなる(子どもからの話や学級通信に頼らざるを得なくなる)
- 「PTA役員の業務に追われて残業ができなくなった・家事ができない」といった話を耳にすることも
PTAへの加入は絶対ではありませんが、これらのメリット・デメリットがあることを心に留めておく必要があります。
PTAで肩身が狭いシングルファザーがやっておきたい4つのこと
仕事や家事に折り合いをつけ、いざPTAに加入!
……したものの、「肩身が狭い」と感じることも多いシンパパさんたち。
この項でご紹介する事柄に注意することで、”女性社会”になりがちなPTAの中で上手く立ち回れるようになりますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.「忙しい中、来てやっている」という雰囲気を出さない
普段の生活や仕事で忙しくなりがちなお父さんが、PTAに参加して、そして話し合いなどにまで参加するのはかなり大変なことです。
冒頭でもお話したとおり、シングルファザーであればなおさらですよね。
しかし、「忙しい中、来てやっている」という雰囲気を出すのはNGです。
ただでさえ女性が多くて交流しにくいのに、そんな雰囲気を出してしまうと、敵を作ってしまうだけで、良いことはひとつもありません。
無意識のうちに、ちょっとした言動が嫌味っぽくなってしまうこともありますから、注意が必要です。
忙しいのはシンパパさんだけではないということも、心に留めておきましょう。
ひとり親家庭のシングルマザー、共働き世帯のお母さん、専業主婦のお母さんも皆が忙しいのです。
「主婦だから時間が作れる」という見方をしてしまうと、一気に反感を買ってしまいます。
なにより、歩み寄りが大切です。
2.余裕のある立ち振る舞いと清潔感に注意する
前述の内容にも通じてくる話ですが、余裕のある立ち振る舞いと清潔感を心がけてることでグッと印象が良くなるためオススメです。
PTAの話し合いに出席する際も、堂々としていたほうがその後の話し合いにも説得感が出て、信頼関係の構築にも役立ちます。
また、清潔感は、女性が多いPTAでは特に注意すべき点。
仕事終わりに出席する場合、服装の配慮が難しいかもしれませんが、においには気をつけることができるはずです。
タバコのにおいはしていませんか?
自分は吸わなくとも、喫煙可能の飲食店内にいた場合に、においが服に移ってしまっていることがあります。
消臭スプレーを活用し、スーツのにおいに気を配るようにしてみてください。
また、同様に、口臭にも注意が必要です。
歯磨きをしたり、顔や手を洗ったりして、さっぱりとした状態で出席すると良いですよ。
3.力仕事には率先して手を挙げる
PTAが取り仕切るイベントのなかには、力仕事も少なからずあります。
体育館で子どもたちと行うレクリエーション行事などがその代表例で、重い器具を運ぶことがあります。
こういう場面こそ、男性が活躍できる場面!
女性の多いPTAにおいて、男手は貴重であるはず。
率先して重い物を運ぶだけで「やっぱり頼りになる」「〇〇さんが居てくれて良かった」と思ってもらえますよ。
当然、PTA内で肩身が狭いということもなくなってきますし、「お母さんばかり集まりでしゃべるのは苦手」というお父さんにも簡単にできるためオススメです。
女性が多いPTAだからこそ、男性ならではの能力を発揮できる仕事を率先して行ってみてください。
4.周りの親御さんに我が子に関する悩みを相談する
PTAである程度他のお母さんと馴染めるようになってきたら、他のお母さんに我が子に関する悩み相談をしてみましょう。
ひとりで悩みを抱えることの多いシングルファザーですから、「子どもの悩み相談のためにPTAで活動する」という目的を見出すこともアリなのではないでしょうか。
話したいことと話したくないことと両方があるかもしれませんが、少しずつでも話題を共有することで親同士の絆が芽生えるはずです。
「ママ友」は、お母さん同士で仲良くするためだけのものではありません。
ママ友とパパ友両方を作ることで、PTAでの活動がしやすくなりますし、なにより、自身の子育てにおいて有意義な関係を築いていくことができるはずです。
PTAで活動していく中で周りのお母さんを観察してみて、話しやすそうなお母さんを探してみてください。
もちろん、結婚されているお母さんを別日に呼び出すことは別の問題が発生したり、良からぬ噂になってしまったりするため、避けたほうが◎
親同士であることを念頭において、PTA役員の仲間として良い距離感を保つようにしましょう。
PTA終わりの教室や、学校から出るまでの時間に世間話をするところから始めれば、居心地の悪さを感じなくなるかもしれませんよ。
【秘密】PTA参加の最大のメリットは
最後にこっそりとPTA参加の最大のメリットをお教えしましょう!
それは『出会い』です。
やっておきたい4つのことの4番目の発展バージョンです。
基本的にはPTAに参加されている親は女性です。
「シングルマザーとはかぎらないじゃないか!」と指摘する人もいるかもしれませんが、そこは関係ありません。
PTAで知り合った親御さんたちと、シングルファザーの悩みを打ち明けていく中で少しずつ以下のような出会いのチャンスが生まれるはずです。
一番良いのは、仲良くなった親御さんからの紹介ですね。
注意しなければならないのは…
もちろん先ほども言いましたように、節度ある動きを心がけましょう。
ましてや結婚してるお母さんを狙うのはご法度です!
子供が通ってる学校でどんな噂が流れるかもわかりませんので、注意しましょう!
気をつけるのは不倫だけではありません。
無理矢理、紹介をたのむのもよくありません。
あくまで自然な流れ。
そう自然な流れで、出会いが生まれることを期待しましょう。
あくまで最優先は、PTAとしての活動です。
真面目にPTA活動をしたご褒美として、素晴らしい出会いがあるのがベストです。
まとめ
シンパパさんたちにとって、PTAへの入会・役員として活動が大きな負担になることは確かですが、PTAに入会して活動することで得られるメリットが多いこともまた事実。
我が子がより楽しく、より健康的な学校生活を送れるなら、頑張って活動したいと思うシンパパさんが多いはず。
反面、”女性社会”になりがちなPTA内で「肩身が狭い」と感じているならば、今回ご紹介した方法をぜひ実践してみてください。
応援しています!