バツイチ再婚でお互いの両親に猛反対されたら?結婚に賛成してもらう方法


離婚の悲しみを乗り越え、新しい恋に踏み出し「ようやく最愛のパートナーと幸せを築ける!」そう感じる再婚。

しかし、バツイチ再婚の場合、初婚とはまた違う『苦労』も見えてきます。

それが、お互いの両親の『反対』。

「結婚の挨拶に行ったとき、猛反対されてしまったら諦めるべき?」

いいえ、そんなことはありません。

この記事ではバツイチ再婚における、カップルの組み合わせ別に再婚を反対される理由と対処法を紹介します!

バツイチ再婚にお互いの両親が猛反対する理由と対処法

再婚・離婚率が増加し、以前と比べれば再婚に対して寛大な人も多くなりましたが、まだまだネガティブなイメージも残っています。

再婚を口にしたとき、お互いの両親に反対される人もいるでしょう。

「いくら再婚に反対されようが、結婚はパートナーと2人でするもの!」この意見もごもっともですが、幸せな結婚生活を送りたいのであれば、お互いの両親の理解もあった方がいいです。

どうして再婚に反対されるのでしょうか?カップルの組み合わせ別にその理由と対処法を見ていきましょう。

《自分がバツイチ×相手が初婚》の反対理由

自分がバツイチ相手が初婚のカップル
自分に離婚歴があり、相手が初婚で『再婚』する場合、ご自身の両親ではなく、お相手の両親に反対されるケースがほとんど。

国勢調査で婚姻に至った夫婦の組み合わせを見る限り、男性が再婚×女性が初婚である夫婦が多いようです。

反対される理由としては……

・離婚歴があるから、失敗するんじゃないかと心配されている
・離婚=悪いことだと思っている
・お相手の収入・安定面に不満がある

「一度離婚しているんだから、性格に何か問題があるはずじゃ!?」と決めつける人もいますから、離婚の事実だけでお相手の両親に反対されることもあるでしょう。

再婚に理解を得るための対処法

では、初婚のパートナーと離婚歴のあるあなたが、ご両親の承諾を得るためにはどうすればいいのでしょうか?

このケースで反対する人の心理は、『離婚』というか過去の事実からネガティブな印象を抱いているという部分です。

まずはネガティブな印象を払拭するためにも、

・どうして離婚したのか?
・どんな結婚生活を送っていたのか?
・お相手への気持ちや結婚生活に対する姿勢

この3つを伝えていく必要があります。

一口に離婚といえど、その原因は人それぞれ。

多額の借金を抱えていたり、浮気癖が治らなかったり、DV・モラハラ気質だったりすると、反対されても無理はありません。

なぜなら『根本的に改善できない』からです。

けれど、価値観の不一致や、義実家との関係性、当時の生活環境に問題があり、離婚しているなら、お相手や環境、ご自身の反省次第でなんとでも改善できます。

お相手のご両親や親族に反対されているものの「とくに何も尋ねられないから反対理由がわからない……」なんてこともあると思います。

まずは自分自身がオープンになって、離婚原因・収入面などを踏まえ、自分のことを知ってもらいましょう!

パートナーとどんな関係性なのか、どんな生活をしているのかもわかればわかるほど、ご両親から納得してもらえるはずです。

《自分がバツイチ×相手もバツイチ》の反対理由

両方バツイチのカップル
バツイチ同士で再婚に至るケースでも、両親や周囲の人に反対される可能性は十分にあります。

・離婚という悲しい経験を2度としてほしくないから
・職場や環境の変化への不安(実家を離れなくてはならない等)
・お相手がいい人かわからない

前の離婚を機に実家へ戻っている方もいらっしゃるでしょうし、再婚に伴い職業や住まいを変えなければならないことも。

「もう2度と離婚で悲しい思いをしてほしくないから……」という一心で反対される方もいらっしゃると思います。

実際に私の友人がバツイチ同士で再婚したのですが、どちらも実家住まいで30代後半・40代前半だったため、ご両親が高齢で、実家を離れてほしくない!

という気持ちが強く、反対されていました。

再婚に理解を得るための対処法

バツイチ同士の再婚で反対されている場合の対処法として、ご両親が何に反対していて、何が気に入らないのか、しっかり話合う必要があります。

お相手にいい印象を抱いてないのかもしれませんし、ただたんに実家を離れられるのが嫌なのかもしれません。また、結婚に伴う転職・引っ越しへの不安なのかも……。

このケースで両親から賛成を得るための第一歩は以下の通りです。

・どうして反対なのか具体的に聞く
・相手の人柄を伝えたり、コミュニケーションを大切にしたりする

お互いバツイチ同士であれば、離婚した原因もしっかりわかっているはず。

両親や義実家が何に不安を抱いているのかヒアリングして、『問題』を明確にしていきましょう。

《自分が子連れ再婚×相手に子どもなし》の反対理由

自分が子連れ再婚相手子供なしカップル
ご自身が子連れで再婚する場合、お互いの両親だけでなく、お子さんから反対されることもあるでしょう。

まず第一に考えるべきは『子供の理解』です。

お互いの両親に反対されたとしても、大人ですからそれぞれで生活していけます。

けれど、子連れ再婚となると、再婚後、お子さんも再婚相手の家族となるので、そこはないがしろにできませんよね。

・再婚相手と子供の関係性が不安である
・いきなり父親、母親の役割を果たせるのか?
・子供を養っていけるだけの経済力があるのか?
・今まで通りの親子関係が築けるのか?
・再婚者との間に子どもを授かった場合は……?

お互いの両親が反対する理由の中には、子連れで再婚する人・また結婚に伴い子供の父・母になる人も一度は悩んだポイントが含まれていると思います。

再婚に理解を得るための対処法

《子連れ再婚×相手に子供がいない》この再婚でお互いの両親からの理解を得るためには以下のポイントを心がけてみましょう。

・新しく父、母となる人と子供の関係性を伝えたり、見せる
・経済面を踏まえ今後の家族計画を話す(子供の進路等)

人は予期せぬ場面、想像のつかないことに不安を抱く生き物です。

「案ずるより産むが易し」なんてことわざもありますが、実は今の不安は『取り越し苦労』だったりするもの。

子連れ再婚となると、子供のケア、関係性もしっかり考慮しなければなりません。

しかし子供の状態は、あなたとパートナーがいちばん間近で見てきているはず。

これからどういう家族になっていきたいか?

新しい父親・母親と子供はどういう関係性を築けているのか?

なるべく相手が想像できるように伝えてみましょう。

《自分も相手もお互いに子連れ再婚》の反対理由

両方子連れ再婚カップル
お互いに連れ子同士で再婚する場合の反対理由としては以下の通り。

・子供同士が兄弟として仲良くやっていけるのか?
・相手の連れ子も、我が子と同等に接せれるのか?

どちらか一方が連れ子で再婚するときの問題点に加え、このような不安が生じると思います。

再婚に理解を得るための対処法

連れ子同士の再婚で理解を得る方法として、いちばん重点を置きたいのが『子供同士の関係性』です。

夫婦として歩んでいきたいと思っている親は、愛情で繋がりを感じられているかもしれません。けれど、子供同士(血縁のない兄弟)はどう感じるでしょう?

まずは子供同士の関係性、そして家族同士での関係性に重点を置くべき。

「みんなで一緒にいたら、楽しそうだなぁ」という雰囲気が伝われば、激しく反対するご両親も少ないと思います。

最近では子連れ再婚で家族になったご家庭のことを『ステップファミリー』と呼んでいて、子連れ再婚も珍しいケースではありません。

ご縁があったもの同士で再婚するのですから、家族みんなが「幸せ」を感じられる家庭を築きたいですよね。

・兄弟になる子供同士の関係性を重点に置く
・ご両親にはお相手のいいところ、必要性を伝える
・話ができる状態でなければ手紙やLINEで説得する

子供同士、家族としての『関係』が深められたら、お互いの両親を説得させるときです。

聞く耳をもってくれないなら、手紙やLINEで気持ちを伝えてみましょう。

家族に反対されたまま再婚するのはやめよう!

バツイチの両親
自分で決めて、自分で自由に結婚できるようになった現代。

「両親の許可も絶対!」なんて風習は少なくなりました。

離婚しようが、再婚しようが、それは当人たちの自由ですから、両親が決めることではありませんよね。

けれど、せっかくなら家族、親族に祝福される再婚をしたいもの。

もちろん強行突破も可能ですが、親が反対するのも、子供のことを思ってです。

反対は心配の現れ!心配を解消してあげましょう!

親も家族の一員です。

ましてやあなたや相手が再婚なのだとしたら、心配になって当然でしょう?

だからこそ、ここであげた対処方法で喧嘩や対立することなく時間をかけて対処していきましょう。

再婚を考えたら、なるべく早い段階から説得のために時間をかけることが大切です。

もちろん、一度反対されたからといって諦めてはいけません。離婚歴に関わらず、初婚であっても結婚に反対されるカップルはいます。

でも、その反対を乗り越えたり、説得させたりすることも、家族が幸せに向かって歩み出す最初の一歩です。

冷静さと客観的視点も忘れずに、自分の気持ちを伝え、家族の気持ちに耳を傾けてみましょう。

【番外編】理由が理由だと反対は当然!覚悟しよう!

両親が反対しているカップル
散々、なんとかなるとここまで紹介してきましたが、厳しい場合もいくつかあります!

ちょっと極端な例ですが、一応みなさんにはお伝えしておきます!

まあ、どちらも再婚にかぎらずって感じなので、ある程度のハードルは覚悟!!

医者の息子・娘は再婚も厳しい!?

これはよくあるドラマのパターンです。

医者の親は厳しいです。

とにかく学歴や家柄重視の偏見が蔓延しています。

なので、自分が医者だったり、相手が医者だった場合にはある程度、両親の反対には覚悟しましょう!

特に、初婚側が医者だと、なおさら厳しくなります。

ただ、これはしょうがないんですよね。

要は、お金です。

医者は遺産も多いですし、ましてや子連れ再婚の場合は、その子供に将来の遺産が流れてしまうのは確かに気になってもしょうがないかもしれませんね。

じっくりと話し合う覚悟をもちましょう!

今はそこまで厳しくないとも言われていますし、大切なのは2人の愛の力です。

対処方法

対処方法は、じっくり説得しかありません。

時間をかけるしかありません。

医者側の両親も自分の子供が真剣に愛している相手だと分かれば、許してくれるはずです。

どうしても、財産だけがネックになっているのであれば、遺言状を書くこと(財産放棄など)を条件などで結婚するのも手ではないでしょうか。

そこまで言えれば、両親も納得せざるを得ないかもしれません。

家柄重視については、完全に偏見ですし時間が解決してくれるのを待ちましょう。

こちら側はあくまで、拗ねるのではなく真摯な対応をつづけるべきです。

できちゃった婚は再婚でも厳しい!

これも初婚でも、相手の両親には嫌われがちな理由。

バツイチ再婚の場合には、特にそうなりますね。

ましてや子連れ再婚だったら、子供にとっても、再婚以上に大きな出来事になってしまいます。

対処方法

こちらも時間をかけて説得しかありません。

男女の間のことですから、できちゃったものはしょうがない!

覚悟して両親の説得にあたりましょう。

こちらのパターンの方が、医者の両親などのような家柄問題に比べれば、楽です。

とにかく時間をかけてゆっくりと粘りましょう。

最終的には2人の愛の力でがんばりましょう!

まとめ

再婚に反対されてくじけそうになっている方もいるかもしれません。

ですが、離婚を経験したご自身だけでなく、ご両親もお子さんも「次こそ幸せになってほしい」そんな気持ちはあるはずです。

お子さんがいらっしゃるなら、お子さんのメンタルや状態に配慮しながら……。

そして、ご家族の気持ちも汲み取りながら、みんなから祝福される再婚を目指してみましょう!

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ごっちんが執筆

結婚相談所のカウンセラー。たまに別のカウンセラーが執筆することもあります。

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