「結婚相談所で成婚退会したあと、破局する危険性も否定はできないよね?」
「これから結婚相談所で婚活をしてみたいんだけど、3ヶ月・6ヶ月ルールってなに?」
そんな、結婚相談所の独特なルールに疑問を抱いている婚活者のみなさん、こんにちは!
結婚相談所の新米スタッフ、ごっちんです。
早速ですが、結婚相談所のルールは、各相談所によって捉え方・対応が異なります。
この記事ではアットホームだけど、婚活者の心理に寄り添う、本格的なカウンセリングと評判な結婚相談所、C社の人に、成婚退会後・3ヶ月ルールについて本音を聞いてきました!
▼前回の記事(連載2)はこちら!▼
結婚相談所は成婚退会をどう捉えてる?トラブルへの対応は?
結婚相談所の成婚退会。
「成婚退会なんだから、もう結婚したのと同じ!」
と思ってしまいますが、実はこれ、婚活をやめて、結婚を前提とした真剣交際をするっていうニュアンスなんですよね。
となると、偏屈な私は…成婚退会後にうまくいかへんくて、破局したカップルもおるんちゃう?
と思ってしまうわけです(笑)
ではでは、結婚相談所C社の本音はどうなんでしょう??
成婚退会後に破局してしまうカップルっている?
C社「そうですね。成婚退会後の破局がないわけではありません」
というと、びっくりしてしまうかもしれませんが、成婚退会後の破局が多いというわけではなく、2年に1度くらいのペースであったという感じです。
『ないとは言い切れないけれど、珍しい』というレベルですね。
成婚退会後の婚約破棄の防止策ってあるの?
仲介人・カウンセラーに何かあったら相談することくらいしかありませんね。
そもそも成婚退会後の破局は2年に一度程度…といっても、こういったケースを認識できるかどうか自体、会員から信頼されているからこそわかるんですよね。
信頼感がなければ退会後破局なんて伝えてこないと思いますから。
C社「なので、婚活中から、相談してもらえるような信頼関係を心がけています」
成婚退会後の婚約破棄を防ぐためには、やはり成婚退会時に「何かあったらすぐに相談してください」などと伝えることです。
もちろん、成婚退会時だけでなく、婚活中から心がけているポイントですね。
何かあったらすぐに相談できる仲介人・カウンセラーでなくちゃ意味がありませんから。
3ヶ月・6ヶ月ルールのメリット・デメリットはどんなところ?
私も結婚相談所のルール・システムをはじめて知ったとき、びっくりしたんですが…交際3ヶ月・6ヶ月ルールって、どんなメリット・デメリットがあるんですか?
C社「実は私も変なルールだなって思っていましたが…」
私自身、独身時代も開業したての時も「結婚相談所の交際3ヶ月・6ヶ月ルールって、変だなぁ」と思っていました(笑)
けれど経験してみればみるほど、そうでもないと感じてきました。要は今まで蓄積されてきた多くの仲人さんの経験値からできたシステムなんですよね。
- 無駄な時間を過ごすことがない
- 最短で結果を出せる
これらを踏まえて、交際3ヶ月ルールが存在しているのだと認識しています。
開業して間もない頃、とある仲介人さんが「結婚するケースは4回会えばわかる」と言っていました。
当時はそんなことあるの!?ってびっくりしましたが、確かにその通り。本当にうまくいっているケースは4回目で結果が出ることが多いですね。
最初は「まあ付き合ってみようか」くらいな感じで関わりをもっていても…4~5回会うと、大体は状況が見えてきます。
今は「真剣交際」という形でお互い仲人同士が話し合うようすすめられていますから。
*真剣交際とは?
1か月から2か月くらいの間に複数交際から本命1本に絞るよう会員に促し、相談所のプロフィールを、他の申し込みが来ても受けられないよう「交際中」にするシステム。
後味が悪い結果にならいためにマックス6ヶ月までの決断が必要
C社「後味が悪い思いをしてほしくないので、マックス6ヶ月までに決断できるようにお手伝いするのが私たちカウンセラーの役割です」
IBJ(日本結婚相談所連盟)では「半年経つと成婚扱いとする」と、ルール&マナーに書かれています。
多くの結婚相談所がIBJ(日本結婚相談所連盟)に加入しており、そのルールを基本として結婚相談所を運営していますから、会員さんは最長6ヶ月で決断しなければなりません。
「マックス半年」を了解したものの、半年たっても今の交際相手と結婚するかどうかわからない人は「成婚料を払って退会して付き合う」 という形にするという相談所も多いようです。
これだと、後味が悪いですよね…。
だから私たち、カウンセラー・仲介人は、1か月半くらいで相手に対してどう思っているかを仲人同士が確認しつつ、両者にもそれを伝えています。
お互い結婚に向けて、かなり具体的な話し合いができているのであまり不安感はないようです。
今は、基本「3か月で交際を切る」ことはほとんどないです。
半年くらい、猶予の期間としてお互いの相談所が話し合いながら様子を見ていきます。
交際3ヶ月ルールにはデメリットもある?
C社「方針が違う相談所の会員さん同士がカップルになった場合、交際3ヶ月ルールのデメリットを感じたことがありました」
とまぁ、交際3ヶ月で交際を打ち切る結婚相談所も少なくなりましたし、マックス半年の猶予期間を与えているケースも珍しくはないのですが、
違う相談所同士でカップリングした場合、お相手の相談所jがそう解釈している以上はこちらもそれに合わせないといけないので、3ヶ月ルールをデメリットに感じたケースもありました。
実際に過去に一度だけ。
お相手の相談所が「この期間を過ぎたら成婚退会とします」と決めていたようで…その事実を会員さんに伝えると「わたしも成婚料を払います」と成婚退会した会員が過去いました。
が、その後、うまくいかなかったようでした…。
「成婚料は戻らない」ということを会員はちゃんとわかっていて、万が一破局になっても返金を要求されたことは過去1度もないですが、 こんな時って後味が悪いものです。
ですから、自分の結婚相談所は交際ルールに対して、目安と捉えていても、お相手の結婚相談所は交際ルールを「厳守」すると捉えている場合もありますので注意は必要です。
まとめ
結婚相談所C社さんにお話を伺ったところ、3ヶ月ルールや成婚退会の解釈は結婚相談所によって違うけれど、お相手となる異性が所属している結婚相談所のルールも関係してくることがある。
なんて、結婚相談所の仲介人だからこそわかる裏側を知れました…。
「そんな短期間で決断ができない!」とはいえ、3ヶ月ルールは今までの経験で導かれた目安。
お会いして4回目くらいで、その後の成婚への雰囲気はだいたいわかるものです。
なので、そのタイミングくらいまでに会員の方も真剣に相手を見てもらいたいと思います。
また、そのお手伝いをする仲介人・カウンセラーがいるからこそ、成り立つルールでもあります。
どんなルールにしても、仲介人との信頼関係も成婚のポイント!
ちょっとした相談・悩みを聞いてくれる存在でないと結婚相談所を利用するメリットが感じられにくいです。
勇気を出して、あなたも仲介人に心を開いてみましょう!
▼連載4回目はこちら▼