【メンタル改善文言集】幸せな結婚生活を送るためのアドバイス9選
結婚3年目まで「逃げ出したい」と思っていた女性が辿り着いた答え
病めるときも健やかなるときも
結婚式で誓ったあの言葉、今も覚えていますか?

日々、結婚相談所のカウンセラーとして多くのご夫婦やカップルの悩みに向き合っている私ですが、実のところ、過去に相談を受けたある女性は、結婚3年目まではあの誓いを忘れたフリをしていました。
正直に言うと、夫の借金とギクシャクした関係で、毎日逃げ出したい気持ちだったそうです。
実家に帰る荷物をまとめかけた夜もあったと言います。
「誓いの言葉」なんて、思い出すだけでしんどい時期がありました。
でも今、彼女が夫と「戦友」としてやっていけているのは──あの誓いを、しんどい日に自分を立て直す
「メンタル改善の言葉」
として持ち直したからでした。
この記事では、理想の夫婦論ではなく、イライラした時・孤独を感じた時・相手に失望した時に、自分の心を壊さないための具体的な言葉を9つお渡しします。
幸せな結婚生活とは「壊れない言葉」を持っている夫婦のこと
幸せな結婚って、常にラブラブでいられることでも、絶対に喧嘩しないことでもないと、私は思っています。
血の繋がりもなく、別々の家で別々のごはんを食べて育った2人が、ある日から同じ屋根の下で暮らし始める。

考えてみれば、結婚って奇跡的な巡り合わせだと思いませんか?
でもその奇跡は、放っておいたら消えてしまいます。
何十年と続く生活の中では、必ず「もう無理かも」と思う夜が来る。
そのときに関係を壊さないでいられる夫婦は、決まって「自分を立て直すための短い言葉」をいくつか持っているんです。
妻や夫は人生の戦友です。
──この言葉を、今日のスタート地点に置いておきます。
ただし、戦友になるためには、現実的な落とし穴を先に知っておく必要があります。
たとえばお金の話──。
お金があっても孤独な結婚はある|友ルの離婚から学んだこと
正直に告白すると、私自身、結婚して数年は「お金さえあれば夫婦って大体うまくいくでしょ」と思っていました。
借金で苦しむケースを見てきたぶん、お金の余裕=幸せ、という方程式を勝手に信じていたんです。

でも、その考えを根っこからひっくり返されたのが、最近離婚した友人の話でした。
恵まれた生活の裏にあった「仮面夫婦」の現実
最近離婚した友人の夫は、平均年収よりも多く稼いでいたし、生活にゆとりがありました。
はたから見ていると、夫婦関係もまぁまぁ良さそう……という印象だったのですが、実は数年、仮面夫婦だったのです。
私はその話を聞いたとき、最初に何を思ったか?
──正直に書きます。
「それでも十分幸せじゃないか!」と内心ツッコミを入れました。
お金もあって、外面も悪くなくて、家もあって。
今、婚活に励んでいるあなたからしても「なんて贅沢な話なんだ!!」と思ってしまいますよね?
私も思いました。「それでも十分じゃないか」と。
でも彼女の次の言葉で、背筋が凍りました。
誕生日も結婚祝いもお金をぽ〜んと渡されて、何か買ったら?と言われるだけ。もう随分前から愛はなかった
その場で、私は何も返せませんでした。
「それでもいいじゃないか」と言いかけた自分の口が、勝手に閉じた感覚です。
しかし、愛のない結婚生活のつらさは、経験者にしかわからないんですよね。
体験したことがない私たちがとやかく言う問題でもないですし。
──このとき、私自身も彼女の気持ちは半分しか分かっていなかったと思います。
借金で揉める夫婦を見てきた経験はあっても、「お金は十分あるのに孤独」という地獄は、私には想像の枠の外でした。
彼女は続けてこう言いました。
値段じゃなくて、自分のことを考えながら選んでくれたっていう気持ちがほしかっただけなんだよね。結婚式もお金だけ出して丸投げだったし。2人でいるはずなのに、ずっと一人ぼっちな気分だった
この一言が、ずっと私の中に残っています。
「2人でいるはずなのに、ずっと一人ぼっち」──これって、独身の孤独より、はるかに重いやつです。
一人なら一人だと諦めもつくけれど、隣に人がいるのに心が触れ合わない孤独は、逃げ場がない。
2人でいるのに、1人でいるような孤独を感じる寂しさは、お金で埋めることができないのです。
時としてお金より、相手を思いやった『事実』が必要──。「思いやり」という目に見えない気持ちじゃなくて、「思いやった事実」です。相手のために考えて動いた行動が、ひとつでも積み上がっていること。彼女がほしかったのは、たぶんそれでした。
では、お金で埋まらない「気持ちのズレ」はどこから生まれるのか?
それは、価値観の違いです。
価値観が合わなくて当然|「他人同士」が家族になる難しさ
そもそもの話を一つだけさせてください。
100%価値観が一致している夫婦など、実はほとんどいません。

そりゃ他人ですもの。
違う家で、違う親に、違う食卓で育った2人なんですから、合うほうが奇跡なんです。
でも、私たちって結婚すると、なぜか「分かってくれて当然」という錯覚を持ち始めるんですよね。
ある相談者の女性も貯金の使い道で夫とぶつかったとき、本気でムカついていたそうです。
なんでこの人は分からないんだろう?
彼女は「とりあえず手元に残しておきたい派」、夫は「使うべきところに使ってこそお金派」。
どちらが正しいわけでもなく、ただ育ちが違うだけ。
今なら彼女もそう言えます。
でも当時の彼女は、夫の通帳を見るたびに胸がざわざわして、「この人、お金の感覚おかしくない?」と本気で思っていたそうです。
特に揉めるのは、以下のような大きな選択を迫られたときです。
- お金
- 子育て
- マイホーム
- 転職
こうした場面では、お互いの考え方に温度差が生じやすいのです。
恋人なら「もういい!」で帰れる。夫婦は同じ家に帰る。
だからこそ、「ダメ」「無理」「ありえない」で会話を一発で切らない。
一呼吸置いて、「なんでそう思ったの?」と理由を聞く。
──これが、好きという感情を
「戦友としての信頼」
に切り替えていく作業なんだと、今では思います。
合わないことを直そうとしなくていい。違うままで、お互いの理由を知っているだけで、夫婦は持ちます。
とはいえ、夫婦が衝突するのは大きな価値観だけではありません。
むしろ──。
夫婦喧嘩はトイレットペーパーから始まる|小さな生活習慣のズレ
夫婦の関係を本気でぐらつかせるのって、実は壮大な価値観の違いじゃなくて、もっと地味なやつです。
過去に相談を受けた女性の話ですが、以下のような些細なことにイライラするんですよね。

- 洋服がいつも裏返し
- トイレットペーパーを替えない
- コップが流しに置きっぱなし
一個一個は「まあいいか」レベル。なのに、なぜか毎回胸の中で小さく舌打ちしている自分がいる。
言うほどでもない。でも、確実に溜まっていく。
これが厄介なんです。
そして当然、向こうも同じように思っています。
夫は妻の「電気の消し忘れ」にモヤモヤし、妻は夫の「脱ぎっぱなしの靴下」にイラッとする。
そういう小さな不満を彼女が抱える一方で、夫は「換気する回数が少ない!」「暖房つけすぎ!」と、彼女に注意してくるそうですから。
いや、こっちだってあなたのトイレットペーパーで何百回も耐えているんだよ
内心そう思ったそうです。
でも、よく考えたら一緒なんですよね。
お互い、自分の優先順位がそのまま「常識」だと思っているだけなんです。
生活習慣のズレに正解はありません。
だからこの種のイライラは、根本から解決しようとすると沼にハマります。
私のおすすめは、解決ではなく「相殺」です。目についた嫌な部分と同じ数だけ、いい部分を探してみましょう。(無理やりでもいいんです)
具体的には、次のような具合です。
- 「靴下が裏返し」を見つけたら、「でも昨日ゴミ出してくれたな」を1個探す。
- 「またトイレットペーパー替えてない」を見つけたら、「でもこの人、私が体調悪い日は何も言わずに夕飯買ってきてくれる」を1個探す。
無理やりでいい。本気で思わなくてもいい。
ただ、自分の頭の中の「夫の悪い欄」だけを伸ばし続けないための作業です。
これだけで、家の空気が結構変わります。
小さな不満を抱えながらも仲良くいられる夫婦には、共通点があります。
仲良し夫婦は「どうでもいい会話」を捨てない
カウンセラーとして多くの夫婦を見てきて、私が仲良し夫婦に共通しているなぁと思う点は、どうでもいい会話をできるかどうかです。
「ちゃんと話し合う」じゃないんです。「どうでもいい話をする」。

我が家でいうと、次のようなやり取りです。
- テレビを見ながらの「この人、前髪変わったよね」
- スーパーで「このアイス前より小さくなってない?」
- 寝る前の「明日寒いらしいよ」「うん、寒いね」だけ
「こんな話して、意味があるんだろうか?」と思ってしまうような会話こそ、仲良し夫婦が仲良くいられる秘訣なのです。
なぜそう思うようになったか?
逆を見てきたからです。
冷えていく夫婦って、まず「アイス小さくなった」が消えるんですよ。
私が見てきた何組かは、全員そうでした。
喧嘩から消えるんじゃない。
「天気の話」から消えるんです。
重要な相談──子どもの学校とか、親の予定とか──は、最後までする。
でも、無駄話だけが先に死ぬ。
たぶん友人の家も、最後のほうはそうだったんだろうと思います。
「ぽ〜んとお金を渡される」夫婦に、「このアイス小さくなったね」を言い合える空気はもう残っていなかったはずです。
意味のある会話って、緊張感があるんですよね。
意見が違ったら気まずい。
だから疲れている日はお互い避ける。
でも、「アイス小さくなった」レベルの会話は、ノーリスク。
意見が違っても傷つかない。
にもかかわらず、
「この人と一緒の時間にいる」という体温
を、確実に交換してくれる。
何を話すかじゃないんです。
どうでもいいことを話せる空気が、家にまだ残っているか?
それだけ。
しんどい時期に「アイス小さくなった」が言える夫婦と、言えない夫婦では、関係が戻る速度が全然違います。
「今がしんどい」だけで判断しない|借金と3年間のギクシャクを越えた話
ここから少し、過去に相談を受けた女性の話を書きます。
彼女が結婚した当時、夫の仕事がうまくいっておらず、生活が厳しかった時期があります。

借金も抱えていたので、それはそれはギクシャクした日々が続きました。
きれいに書こうと思えばいくらでも書けるんですが、本当のところを言うと、当時の彼女は毎日「逃げ出したい」と思っていたそうです。
「なんで私がこの人の借金のために我慢してるんだろう?」と本気で思った夜も、一度や二度じゃありません。
実家に帰る荷物をまとめかけた日もあったと言います。
しかし、結婚から3年が経った頃、ようやくお互いの仕事が軌道に乗り始め、借金を返済し、普通の生活を送れるようになったのです。
──と、こう書くと美談みたいに聞こえるかもしれませんが、それは違います。
3年は、本当に長かった。
1日1日は本当に重くて、「3年で抜け出した」と振り返れるのは今だから言えるだけで、当時は出口の光なんてまったく見えなかったそうです。
それに、もう一つ大事なこと。
すべての夫婦が3年で抜け出せるわけではありません。
10年苦しむ夫婦もいるし、抜け出せずに別れを選ぶ夫婦もいる。
彼女はたまたま3年だっただけで、これは武勇伝でも何でもないんです。
ただ、あの時期を越えた今だから言えることが一つだけあります。
「今しんどい」と「この結婚はもう無理」は、別の話だ、ということ。
しんどい時期の自分は、必ず「これは一生続く」と感じます。
そう感じるようにできているんです。
でも実際には、夫婦の状態って、仕事の波、体調、家族の事情でぐにゃぐにゃ動くもの。
今が底なら、底のときの判断で全部を決めない。
それだけで救われる夜があります。
妻や夫は人生の戦友──彼女がこの言葉に本気でうなずけるようになったのは、3年目を越えた後でした。一緒にいい時期を過ごした人ではなく、一緒にしんどい時期を生き延びた人。それが戦友です。
ここまでお話ししてきたことを、しんどい瞬間にすぐ思い出せるよう、短い言葉に変えておきます。
心が荒れた日に唱えたい|夫婦のメンタル改善文言集9選
スマホのメモでも、手帳の隅でもいい。
心が荒れた日に唱えるための9個の言葉です。

① 夫婦は敵じゃない。今日は戦友に戻る日。
口論の最中、いちばん効きます。
「論破しようとしてた自分」を一回降ろせる呪文。
② お金より、思いやった「事実」をひとつ渡そう。
友人の離婚から私が学んだ言葉です。プレゼントじゃなくていい。
「コーヒー淹れたよ」のひと声、「先に寝ていいよ」の一言。
事実を一個積む。
③ 100%合わなくて当たり前。そりゃ他人同士なんだから。
「分かってくれない」がしんどい夜のための言葉。
最初から合っていないのが基準点。
④ 腹は立つ。でも、いい所も同じ数だけ探してみる。無理やりでいい。
これは先ほどの女性が今でもトイレットペーパーを見て使っているそうです。
「替えてない!」とイラッとした瞬間に、「でも昨日ゴミ出してくれた」を1個探す。
本気で思わなくていいのが、この言葉のいいところ。
⑤ どうでもいい会話が、夫婦の体温を守っている。
「最近会話減ったな」と思った日に。
今夜の天気の話から、戻れます。
⑥ この言い方では伝わらなかっただけ。次の言い方を探そう。
「何度言っても聞いてくれない」と思ったとき。
相手が悪いんじゃなく、伝え方の在庫が切れているだけ、と思い直すための言葉。
⑦ 今の3年で、これからの何十年を決めない。
これは彼女自身を救った言葉です。
借金時代の彼女が、もし「今の状態が一生続く」と決めつけていたら、たぶん今の夫婦関係はありません。
荷物をまとめかけたあの夜に、この一言を持っていたら、もう少し早く眠れた気がすると言います。
底のときに、全部を決めない。
⑧ 2人でいるのに孤独なら、必要なのはお金じゃなく関心かもしれない。
友人がほしかったものを、私はずっと忘れたくありません。
⑨ 完璧な夫婦じゃなくていい。何度も立て直せる夫婦でいい。
これが結論です。
妻と冷たい空気が流れた翌朝、「おはよう」を先に言えるかどうか。
それだけで、その日の家の温度が変わります。
完璧じゃなくていい。立て直せれば、それでいい。
最後に、この記事で一番伝えたかったことだけ、もう一度。
まとめ|幸せな結婚は、毎日少しずつ立て直していくもの
幸せな結婚って、最初から完成された関係のことじゃないんだと思います。
ズレて、ぶつかって、しょうもないことでイライラして、それでも今日のうちに少しだけ言葉を選び直す。

明日の朝、また「おはよう」が言える状態に戻しておく。
──その小さな立て直しを、何百回、何千回と繰り返した先にしか、たぶん「幸せな結婚生活」はありません。
今夜、夫婦のあいだに少し冷たい空気が流れているなら、この9つの言葉の中から、今の自分のお守りになりそうなものを1つだけ選び、スマホのメモ帳に残してみてください。立て直せる夫婦であれば、それでもう、十分です。





