【バツイチ・子持ち女性の再婚】5つの準備と離婚歴によるメリットとは?
「再婚したいけど、子どもに反対されたらどうしよう」
再婚したい。
でも、子どもの一言で足が止まってしまう。

再婚したいけど、子どもに反対されたらどうしよう
シングルマザーとして子育てと仕事に励んでいた友人から、ある日そう相談されたことがあります。
再婚したいと思える素敵なパートナーがいるのに、自分の子どもに「ママの再婚は嫌だ」と言われて、諦めようとしていたんです。
電話の向こうで、彼女の声は震えていました。
本人は前向きなつもりでも、いざ子ども・元夫・お金の話になると、急に不安が戻ってくる。
再婚を考える女性の多くが、この揺り戻しの中にいます。
実は相談者の中にも、離婚した直後は「もう恋愛なんてムリかもしれない」と本気で思っていた方がいました。
でも今は、再婚して新しい家族と暮らしています。
バツイチで子どもがいる女性の再婚は、確かに簡単ではありません。
年齢のことも、子どものことも、養育費や親族のことも、考えなければいけないことは山ほどあります。
ただ、「だから諦めたほうがいい」と言いたいわけではないんです。
「再婚して新しい人生をスタートさせたい!」と思う気持ちがあるなら、その気持ちまで最初から諦める必要はありません。
30代・40代と年齢を重ねるにつれて離婚歴に寛容になる人が増えること、そして「一度結婚しているからこそ、円満な家庭を築けるのでは」と、離婚歴をデメリットに捉えない人もいること。
これは、婚活現場を見てきた立場としての実感です。
この記事では、再婚を考える女性の相談を受けてきた立場から、そして現場を見てきた立場から、子どもを傷つけず、自分も後悔しない再婚のために、バツイチ子持ち女性が再婚前に本当に確認すべきことを、できるだけ正直に書きます。
「再婚したいけど、子どもに反対されたら…」——その気持ちを否定しなくていい
「子どもがいるのに、自分の幸せを考えるなんて」。
そう思って、再婚への気持ちにフタをしている人がいます。

シングルマザーとして毎日を必死で回しているのに、ふとした瞬間に「素敵だな」と思える人と出会ってしまった——その揺らぎを、罪のように感じている人。
でも、その気持ちを否定する必要はありません。
母であることと、ひとりの女性であることは、両立していいものです。
ただし——この記事は、再婚をやみくもに勧める記事ではありません。
勢いだけの再婚は、子どもも自分も傷つけます。
だからこそ、再婚を考える前に、自分自身に問いかけてほしい3つのことがあります。
これは、あなたを責めるための問いではありません。
子どもも自分も守るための確認です。
再婚を考える前に確認したい3つのこと
* 元夫への執着を手放せているか* 子どもの安全地帯を守れているか* 疲れ切ったまま婚活に出ていないか
この3つを、ひとつずつ見ていきます。
1つめ|婚活を始める前に、自分の心が「元夫への執着」で動いていないか
再婚を考えたとき、一番に確認しておいてほしいことがあります。
それは、

「元夫を見返す気持ちで再婚を望んでいないか」
ということです。
「あいつを見返してやりたい」という気持ちは、頑張る意欲を掻き立てるプラスの働きをすることもあります。
でも、時としてデメリットにもなり得るんです。
どんなにスッキリ離婚したと思っていても、ダメージは自分が思っているより大きいものです。
もし新しい相手が、元夫の愚痴を毎回聞かされたら嫌ですよね?
もちろん、あなたにだけ原因があったという話ではありません。
ただ、次の関係を守るためには、「自分にできたことはなかったか」と見る視点も必要です。
あの時、自分はどう動いていたら違ったのか
この視点に立ってみると、見える景色が変わってきます。
過去を責めるためではなく、同じ失敗を繰り返さないための材料に変えるためです。
現場で見ていて再婚がうまくいく女性は、過去をなかったことにする人ではありません。
元夫とのことも、子どもの気持ちも、自分の弱さも、見ないふりをしない人です。
過去を抱えたままでも、同じ傷を繰り返さない覚悟がある人。
これは私自身が、再婚された女性を見て何度も実感していることでもあります。
2つめ|子どもが再婚に揺れる本当の理由は「新しい父親が嫌」ではない
冒頭でも触れた友人の話を、もう少しさせてください。
彼女が泣きそうな声で電話してきた夜、子どもに再婚の話をしたら「ママは私のことより、その人がいいの?」と言われたそうです。

彼女は固まってしまった。
「やっぱり、私には資格がないのかな」と。
でも、子どもの言葉を額面通りに受け取るだけで終わらせないでほしいんです。
もちろん、子どもの言葉を無視していいという意味ではありません。
その奥にある不安まで見てほしい、ということです。
「新しいお父さんが嫌」ではなく「お母さんを取られる怖さ」
結婚相談所で再婚相談を受ける中で、私は何度も同じパターンを目にしてきました。
お子さんは「本当のパパじゃないと嫌!」という気持ちだけで反応しているのではなく、「お母さんを取られてしまうんじゃないか」という不安や、今まで母と子で安心してきた<家族>という空間に誰かが入ってくることへの心配を抱えていることがあります。
そして、”大切なお母さん”だからこそ「お母さんを本当に幸せにしてくれる人?」という不安を持つことも多いように感じています。
つまり、相手の男性個人を拒否しているのではなく、自分の安全地帯が侵される怖さに揺れている。
これがわかるかどうかで、伝え方は大きく変わります。
「決定通告」ではなく「主語を分ける」伝え方
「再婚するからね」と決定事項として通告する——これは、できる限り避けてほしい伝え方です。
子どもは「自分は蚊帳の外」と感じ、その傷が何年も残ることがあります。
もしすでにそう伝えてしまったとしても、遅すぎるわけではありません。
ただ、次に話すときは伝え方を変えてほしいんです。
伝えるならこうです。
お母さんに大切に思っている人がいる。でも、あなたの気持ちを一番大事にしたいんだ。
あくまで主語は「お母さん」、そして「あなた」。
決定権を片側に偏らせない。
これだけで、子どもの受け止め方はずいぶん変わってきます。
特に思春期のお子さんがいる場合は、慎重さが必要です。
会わせるタイミングを急がない。最初は短時間、雑談だけ。
父親役を背負わせない。
段階を踏まずに「今日からお父さんだよ」と紹介された日のことを、何年も忘れられないと話す子どもを、私は何人も見てきました。
お子さんの気持ちを置き去りにしたまま、再婚の話を進めないでください。交際相手に夢中になる気持ちはわかりますが、お子さんのペースを一番に置く。それが再婚成功の最低条件です。
3つめ|養育費・親族・思春期——見落とされがちな現実問題
感情面の整理がついても、現実は別軸で進んでいきます。
ここを軽く見ると、後で大きくつまずきます。

養育費は「再婚相手の収入」「養子縁組の有無」で変わる
なお、元配偶者から養育費をもらっている場合、再婚すると条件によっては養育費の見直しが必要になり、打ち切りになるケースもあります。
再婚相手の収入や養子縁組の有無で変わるので、具体化したら必ず専門家に確認してください。
これだけは続くはず
そう思い込んでいた家計の柱が揺らぐことがある——この事実は、頭の片隅に置いておいてください。
親や親戚への伝え方を雑にしない
それから、親や親戚への伝え方です。
深い関わりがある場合や住まいが近い場合、お子さん以外の家族にも「再婚を考えている」と伝えておいたほうがいいです。
そのほうが、家族にも応援してもらえる関係に近づきやすいと、私は考えています。
夫とは仲がよかったけれど、義実家や実の親との折り合いが悪く、言い争いが絶えなくて泣く泣く離婚に至ったという人もいます。
当人同士が好き合っていても、周りの空気が冷えていると、それは少しずつ家庭をすり減らしていく。
一度経験している人なら、その怖さは身に染みているはずです。
だからこそ、最初の伝え方を雑にしないでください。
「私なんて」と引け目を感じている女性ほど、再婚現場で損をしている
結婚相談所で再婚を目指す女性の多くが、「私なんて何の取り柄もないし、バツイチだから」と目を伏せがちになります。
でも、その引け目は空気として伝わり、相手に「自信がないんだな」と思わせてしまうんです。

最初のお見合いで、目を伏せがちで、自分の話をするときだけ声が小さくなる。
本人の中身ではなく、本人がまとう空気が、評価を下げてしまう。
バツイチ子持ちであることに引け目を感じている姿は、相手から良い印象を持たれません。
「婚活疲れ」は表情と空気に出る
そしてもうひとつ。
婚活中に「とにかく早く再婚したい、こんなに頑張っているのにどうして」と追い詰められてしまう人がいます。
“婚活疲れ”という言葉もたびたび話題になりますが、幸せになりたいと思って始めた努力が、あなたの身も心も疲れ果てさせてしまうのは本末転倒です。
婚活で疲れ切っている女性は、プロフィール写真や服装以前に、表情がやつれて見えることがあります。
本人は普通にしているつもりでも、相手には「この人、すごく無理しているな」という空気が伝わってしまうんです。
心が疲れていると、相手を見る目も鈍ります。
焦りだけで動いてしまい、本当は合わない相手にしがみついてしまうこともあります。
疲れが外見に出てしまうと、実年齢以上に余裕がない印象を与えてしまうこともあります。
これは見た目を飾れという話ではなく、疲れ切ったまま自分を婚活の場に出さないでほしい、という話です。
ここで言いたいのは、「魅力度を上げて選ばれよう」という話ではありません。
順番が逆で、自分を回復させるために整える、ということです。
離婚と子育てで、あなたの心と体はずいぶん前から無理を続けてきたはずです。
月に一度でいい。実家やサポートを頼れるなら、お子さんを預けて、自分のためだけに時間を使う日をつくってください。難しければ、夜に10分だけでもいい。婚活で選ばれるためではなく、自分が自分を嫌いにならないために。
離婚歴は隠すものではなく、同じ失敗を繰り返さないための材料
中には離婚歴があるだけで恋愛対象外と考えている人もいますが、私たちが思っているより、離婚に対する世間の目は厳しくありません。
相談者の中には、離婚後に現在の夫と出会った女性もいました。

彼は離婚に対して否定的なイメージを抱いておらず、拍子抜けするほど自然に受け止めてくれたそうです。
当時の彼女は「離婚歴があるなんて、最初に伝えたら嫌われる」と思い込んでいたので、彼の反応は想定外でした。
再婚を考える女性であっても、離婚歴をどう受け止められるか不安になるものなんです。
結婚相談所の現場で見た、成婚パターンの実際
結婚相談所の現場でも、面白いことが起きます。
再婚を目指して結婚相談所に入会してきた女性が、凄まじいスピードで成婚退会されるケースもあれば、婚姻歴に関わらず、年収が高く、経済的安定がある人でも結婚できず苦戦するケースもあります。
その反面、平均年収より低く、経済的には不安定でも成婚できた人もいます。
要するに、結婚はその人自身とタイミングにかかっているのです。
条件の良し悪しだけではなく、相手との向き合い方、生活の整い方、出会うタイミングで結果は変わります。
条件のチェックリストで優劣が決まるわけではありません。
「人は思い通りにならない」と知っている強み
まだ自覚できていないかもしれませんが、子育てをしているあなたには、離婚や子育ての経験から「人は自分の思い通りにならない」と知っている強さがあります。
これが新しい家族の些細なすれ違いで、じわじわ効いてくる強みなんです。
新しい家族との些細なすれ違いに、いちいち全力でぶつからなくて済む。
期待値を現実に合わせられる。
離婚歴は、隠すべき傷ではなく、同じ失敗を繰り返さないための材料に変えていいものです。
まとめ:過去にとらわれず、あなたらしく生きていい
ここまで読んでも、まだ不安が消えない人もいると思います。
むしろ、それで普通です。

再婚を考える女性の相談を受けてきた立場から、「再婚はしたいけど、でも……」という気持ちは痛いほどわかります。
再婚どころか、恋愛さえもムリかもしれないと悩む方もいました。
でも、一歩踏み出してわかった方もいるんです。
<離婚>という過去の経験だけを見て判断する人ばかりではないということに。
子どもを大切にすることは、自分の幸せを一生後回しにすることではありません。
順番と伝え方を間違えなければ、両立できます。
再婚は、過去をなかったことにすることではなく、子どもの気持ちも、自分の傷も、現実のお金の問題も抱えたまま、それでも次の幸せを選び直すことです。
これだけは言わせてください。
かつて同じように悩んでいた女性にも言いたいことなのですが、「離婚という過去にとらわれすぎず、あなたらしく生きていい」んだよ、と。
まずは、子どもの気持ち・お金のこと・自分の心の状態を、紙に書き出すところからで大丈夫です。
もし一歩を踏み出すなら、相談所の規模よりも、あなたとお子さんの事情を丁寧に聞いてくれるかを見てください。大手の数だけで勝負する相談所より、担当者がひとりひとりの事情に向き合ってくれる小規模な結婚相談所のほうが、バツイチ子持ちの方には合うことが多いです。急がなくていいので、安心して話せる場所から探してみてください。





