【シンママの未来】子供も納得できる「お母さん再婚したい」の伝え方とは?

再婚を考えたときに子供に伝えなくてはならない「お母さん再婚したい」の想い。

これを伝えられなければ子供は親の再婚を納得・応援できず、そうなれば再婚後の円満な生活も難しくなってきます。

親の生活の変化は子供に大きく影響しますから、親の再婚は生活スタイルや住む場所、通う学校も変わる可能性があり、子供の人間関係も様変わりすることから多かれ少なかれストレスが生じます。

もしも再婚を検討しているのであれば、なるべく早く子供に伝えるようにしましょう。

今回は、子供が納得できる「再婚したい」の伝え方をご紹介します。

再婚を検討していて、子供とのコミュニケーションの取り方に不安があるママさん達は是非チェックしてくださいね。

子供も納得できる母親の再婚願望を伝える方法

子供だってひとりの人間です。

物心がついてから数年、あるいは十数年といえど、自分が生きる世界を子供なりに理解し、そこで人間関係を作ってきたのです。

変化があることを予め伝えおけば、子供にも準備と覚悟ができます。

再婚時も離婚時同様、子供に大きな負担がかかりますから、できる限りの配慮をしましょう。

方法その1:再婚について子供にも意見を求める・親だけで決めない


1歳2歳でも、子供は環境の変化に敏感です。

再婚によって変化を余儀なくされるのは子供ですから、親自身が再婚をすることをすでに決めているとしても、必ず子供にも意見を求めるようにしてください。

たとえば……

  • お母さん、結婚したいと人がいるんだけど、〇〇(子供の名前)はどう思う?
  • 新しいお父さんができるとしたら嬉しい? それとも嫌?

問いかけに対して子供がどんな返事をしたとしても、まずは優しく受け止めてあげてください。

再婚に賛成してくれるのなら様子を見て相手に会ってもらう、再婚に反対なら様子を見ながら話し合いを続けることが大切です。
<体験談>

再婚したい旨を伝えた時、息子が動揺しないように気を付けました。
雰囲気を崩さないように、いつも食事中に息子に話しかけるときと同じように伝えました。
その場では「うん、わかった」と答えてくれましたが、本当にわかってくれているのか不安ではありました。
何度もみんなで遊びに行くにつれて息子も慣れてきたのか、そのうち私といるときと変わらない笑顔で彼とも接するようになり、ホッとしたことを覚えています。(30代女性)
「実は再婚したい人ができた」と子供に伝えたところ、あっさりと「よかったね」と言われました。
子供が思春期であるため伝えるまでは緊張しましたが、早めに伝えられてよかったです。(40代女性)

「小さな子供だからきっとわからない」「自分のお母さんの話なんだから絶対に共感してくれる」と考えるのは親のエゴ。

たとえ、離婚時はまだ子供がおなかの中にいて、今もまだハッキリと「パパ」という存在について考えることがなさそうだとしても、子供に何も伝えずに再婚話を進めることは絶対にしてはいけません。

事後報告では、子供は自分が仲間外れにされたような疎外感を抱いてしまいます。
子供を”ひとりの人間”だと考えたうえで、真正面から向き合うことを意識して相談するようにしてくださいね。

方法その2:子供の精神状態を見極める・伝えるタイミングに配慮する


「再婚したい」という想いを伝える時、必ず子供の精神状態を見極めるようにしてください。

  • 離婚後生活がバタバタしている時
  • 新しい環境に順応しきれていない時
  • 反抗期・思春期などで子供が不安定な時

このようなタイミングで話をするのはおすすめできません。

焦ることなく子供と落ち着いて話ができる時を見極めましょう。

親の動揺は子供にも伝わりますから、再婚の意志がしっかりと固まっていることも大切です。

また、再婚を希望する相手との交際状況が芳しくない状態で伝えるのもおすすめできません。

お母さん、新しいお父さん、子供の三者の関係が良好なタイミングを見つけましょう。

方法その3:子供だって考える!再婚したい理由をきちんと説明しよう

「再婚したい」と伝える際に、その理由を子供が納得できるようにきちんと説明する必要があります。

お母さん自身に支えが必要だということや金銭面など、きっと様々な理由があると思います。

子供は子供なりに親の話に耳を傾け、なぜお母さんは再婚がしたいのか、再婚すると自分にどんなことが起きるのかをしっかりと考えてくれます。

ここでも、子供をひとりの人間として捉え、真摯な気持ちで話をすることが重要となります。

ただ、「パパがいたほうがあなたにとってもいい」「パパがいればもっと一緒に過ごす時間が増える」など、子供のために再婚するといった言い方はしないように気を付けましょう。

「お金がかかったり、”父親”を自分に作ろうとしてくれたり、もしかしたら自分のせいでママは再婚を考えているのかも」と考えてしまう可能性だってあるのです。

子供のためを思って言った言葉が、彼らの重荷になってしまっては悲しいですよね。

プレッシャーをかけてしまわないよう気を付けながら、素直な気持ちを伝えるようにしましょう。

子供は親の言葉をよく聞き、その姿をよく見ているものです。

たとえすぐに受け入れてもらえなくても、諦めず、子供が納得できる言葉を探しながら理由をしっかりと伝え続けていきましょう。
<体験談>

同棲して2年が経った頃、なかなか結婚に踏み出せない彼と将来の話でケンカになったことがありました。
その時、寝ていたはずの上の子が起きてきて、「どうせパパになる気ないんでしょ」と言ったのです。
話し合いを続けた結果、私たちは”家族”となることができましたが、当時のことは「子どもは親が思う以上に見ているんだな」と感じたためよく覚えています。(40代女性)
「子供が小さい内なら、きっとすぐに彼のことをパパと思ってくれるだろう」と思っていましたが、実際にはとても時間が掛かりました。
ですが、じっくり時間をかけて、粘り強く再婚したい理由や彼のことを話していったら、納得してくれたのか「パパ」と呼んでくれるようになったため、再婚に踏み切ることができました。(30代女性)

方法その4:再婚しても子供への愛情が減るわけではないことをしっかりと伝える


今まで母親とだけだった家庭の中に誰かほかの人が加わるということは、子供にとって非常に大きなこと。

「お母さんを取られてしまうかも」「新しいお父さんとばかり出かけるんじゃないか」と不安に思う子供もいます。

不安や心配な気持ちから、反抗的な態度を取るようになったり、ワガママになったりすることもあります。

そういったときに、決して子供を突き放すような言動をしてはいけません。

子供の気持ちに寄り添い、以前よりもコミュニケーションやスキンシップを増やしたり、一緒に出掛けたりする時間を作ったりして「再婚したからと言って、あなたへの愛情が減るわけではない」ということをしっかりと子供に伝えるようにしましょう。

もちろん、再婚後も子供が母親を独占できる時間を作ることが大切です。
子供ともたくさんデートをして、母と子の時間を大切にするように心掛けましょう!

方法その5:いきなり紹介は危険!ワンクッション置こう


「この人があなたの新しいお父さんだよ」「この人がお母さんの彼氏だよ」といきなり紹介するのは非常に危険です。

子供は新しいお父さんや彼氏という概念自体が理解できず、パニックを起こしてしまうかもしれません。

子供と彼との関係構築が上手くいかず、結果的に破局してしまう危険性さえありますから、慎重に進めていきたいところです。

子供と彼を会わせる前に、事前に子供に再婚したい理由や彼についてを説明し、必要ならば新しいお父さんや彼氏という概念についても伝えておきましょう。

言葉で納得させることが難しい年齢の子の場合は、「ママの大切な人と会ってみる?」と簡単な言葉を使って確認するとよいですよ。
実際に会わせる時も、子供の警戒心を和らげる工夫をすることが大切です。

<体験談>

事前に娘の好きな芸能人や趣味などを私から聞き出して、会う日までに色々と調べてくれた彼。
娘が集めているキャラクターのキーホルダーを車の鍵につけて、「一緒だね!」と笑いかけて娘の緊張感を解いてくれました。
会話も盛り上がり、非常に助かりました。(40代女性)

子供を納得させるマル秘テクニック!

どうでしたか?再婚願望の伝え方は人それぞれですが、何か1つ欠けるだけで、子供の機嫌は損ねてしまうものです。

「アレをやれば正解!」、「コレは不正解!」というような単純なものではありません!

日頃からゴールに向かって、しっかりと調整していきましょう。

次に紹介したいいのは方法とまではいきませんが、日頃から取り組んで欲しい子供へのマル秘テクニックです。

これらのテクニックを頭に入れておくだけで、5つの方法が活きてくると思うのでぜひ試してみてください!

急いでいないのなら子供の成長を待つほうが◎

将来的に再婚を視野に入れていても、仕事や何らかの理由から、今はまだ再婚を考えていないお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。

そういった場合や、子供が再婚に全面的に賛同していない場合は、まずは子供の成長を待つほうが得策です。

子供は成長するにつれて親の再婚に寛容になっていきますし、「早く再婚したら?」と背中を押してくれる強い味方になってくれる可能性も。

また、新しいお父さんができる自分へのメリットや、軽減されるお母さんの苦労についても考えられるようになってきます。

離婚後に生活が激変するのは親も子供も同じですから、すぐに再婚を目指す必要はありません。

時間を置くことでより親にとっても子供にとっても、素敵な再婚になるかもしれません。

焦らずにゆっくりと考えていきましょう。

普段から恋愛話をオープンにする

子供がある程度の年齢であるならば、普段から恋愛の話をオープンにしておくことで、交際や再婚の話がしやすくなります。

思春期の場合は自分たちの話を嫌がる可能性がありますので、テレビを見ながら「ママはこういう人がタイプだな」「こういう父親っていいよね」と話すと抵抗感が少なくなり、恋愛の話もしやすくなりますよ。

「母親は恋愛しない・そういう話をしない」という意識が子供の中に根付いてしまうと、いざ再婚の話や彼の話をした時に、子供が「気持ち悪い」「嫌だ」と嫌悪感を抱いてしまう恐れもありますから、普段から恋愛の話をオープンにしておくことで、そのハードルを下げることが可能となります。

元夫の悪口は言わないように気をつけよう

また、どんなにひどいめに遭わされて離婚したとしても、元夫は子供にとっては血の繋がった父親ですから、絶対に悪口を子供に聞かせてはいけません。

今の彼のことを良く思ってもらおうとして、元夫を悪く言うこともNGです。

恋愛の話をしているときに元夫の話が出たとしても、「こういう理由で離婚したけれど、おもしろい人だったよ」など、ポジティブな言葉で伝えるようにしましょう。

まとめ

子供にとって親の再婚とは、否応なく変化に巻き込まれることを意味します。

生活環境は激変し、学校での人間関係や新しいお父さんとの暮らしにストレスを感じることもあります。

ですから、子供の気持ちに寄り添いながら、話し合いを重ねることが重要。

絶対に子供の気持ちや意見を無視することはしないでください。

再婚について意見を求めること、子供の精神状態を考えながら理由を説明してあげること、段階を踏みながら彼を紹介していくことが大切です。

再婚に焦りは禁物!

解決まで時間がかかるかもしれませんが、それも家族の絆を深めるステップだと考えて真摯な気持ちで向き合っていきましょう。

子供に考える時間を与えること、親の気持ちを押し付けないことも大切です。

じっくりと子供と一緒に準備を行い、みんなが納得できる再婚を目指しましょう!

-------PR-------