【アプリ・ネット婚活】必要最低限やってほしい6つのチェック|結婚相談所目線で紹介!
結婚相談所の中の人として、まず正直に書きます
マッチングアプリで婚活をはじめようか迷っているあなたへ。
毎日、婚活に悩み、傷ついた方の声を聞いている現場の人間として、これだけは伝えておきたいことがあります。

結婚相談所の現場を熟知する私、岡田は、アプリやネット婚活を手放しでオススメすることはできません。
これは綺麗事ではなく、私の元へ相談に来られる方の中に、アプリで半年や一年という貴重な時間を消耗してから来られる方が本当に多いからです。
あの一年がなければ、もう少し早く結婚できていたかもしれない
そう後悔される方の顔を、毎月のように見ています。
それが現場のリアルな実感です。
ただ、結婚したいと望んでいる方の『可能性』は潰すべきではない、というのが私の考えです。
だから、アプリを全否定したいわけではありません。
アプリで結婚した方も知っていますし、その出会いを否定するつもりは微塵もありません。
そのうえで、ひとつだけ線を引かせてください。
それは「恋愛」と「婚活」は別物だということです。
結婚願望がそれほど強くない人にとって、アプリは素晴らしい出会いの場だと思います。
微妙な関係だって、恋愛のスパイスとして楽しめます。
けれど、「3年以内には絶対に結婚したい」と本気で思っているなら、アプリは効率が落ちやすい手段です。
これは恋愛と婚活を明確に切り分けて見てきた、専門家としての私の意見です。
「アプリ=悪」ではありません。「アプリ=あなたの目的に合うかは別」という話です。
ここから先は、私が相談者さんに「アプリを使うなら、これだけは確認してから登録して」と伝えている6つのポイントを、順番に話していきます。
登録前に見てほしい、マッチングアプリ婚活の注意点6つ
①比較サイトと口コミは「失敗談」から読む
アプリを選ぶとき、ほとんどの方が比較サイトや口コミを見ますよね?

当然のことです。
でも、ここで先に言っておきます。
会員登録されたら報酬が発生する『アフィリエイト』という仕組みを使って、お金儲けをしたい一心で、良いことばかり書いているサイトもあるのです。
これ、実は結婚相談所を選ぶときにも言えることです。
私たちの業界も他人事ではないので、自業界を棚に上げて言っているわけではないとお伝えしておきます。
良い口コミよりも、失敗談にこそ、そのサービスの弱点が出ます。
結婚相談所でも同じで、入会前に見るべきなのは「うまくいった人」より「どこでつまずいた人がいるか」です。
私が面談の際に必ず確認しているのも、実は同じことなのです。
「○○(アプリ名) 退会」「○○ 騙された」で検索したときに出てくるブログや知恵袋のほうが、よほど現実に近いでしょう。
良い話は誰でも書けますが、悪い話を書くのは実際に痛い目を見た人だけですから。
②アプリの「色」を見る前に、自分が少数派だと知っておく
マッチングアプリの利用者は、実は「結婚を急いでいない人のほうが多い」というのが、私がこれまで数多くの方から聞き取ってきた肌感覚です。
「いつかは結婚したい」人と「3年以内に結婚したい」人とでは、行動パターンが全く違います。
あなたが「3年以内に結婚したい」側なら、アプリの中においてあなたは少数派です。
少数派が多数派の海の中からたった一人の相手を探し出すのは、構造的に時間がかかってしまいます。
婚活専用と書かれているアプリを選ぶのは大前提として、そのうえで「自分は少数派側に回るのだ」という認識だけは持っておいてください。
③女性無料の裏で、消耗している人がいる
男性は有料で女性は無料というアプリ、たくさんありますよね。
一見、女性にとってはお得に見えます。
ただ、女性無料のアプリやサービスも含めて業界全体を見ていると、『女性が無料』だからこそ、「単なる暇つぶし」や「いいねをもらってチヤホヤされたいだけ(承認欲求)」といった参加者が紛れ込みやすいんですよね。
無料だから気軽に始められる。
でもそのぶん、結婚への本気度が揃わない相手も混ざりやすくなります。
実際に私の元へ相談に来られる方の中にも、女性無料のアプリやパーティーで一年以上の時間を使い切ってから来られる方が、本当にいらっしゃいます。
女性無料の婚活が悪だとは言いませんが、無料に隠れている深層心理が、婚活男性にとってのデメリットになる場合もあります。
男性側からすれば「マッチした女性が本当に結婚を考えているのか」を見極める手間が増えますし、女性側にとっても「真剣度の低い同性のライバル」が増えることになります。
無料は嬉しいけれど、無料の代償は何かしらどこかに発生している。これは婚活市場全般のルールだと思っておいてください。
④身分証明書では、独身も年収も確認できない
ここが一番、私が相談者さんに念押ししているところです。
要するに、既婚・未婚・収入はウソつき放題だということです。
多くのアプリで身分証明書の提出は義務になっていますが、これはあくまで18歳未満を排除するための装置です。
「その人が18歳以上の実在の人物である」というところまでしか確認できていません。
独身証明書の提出を義務づけているアプリやサイトは、決して多いとは言えません。
収入を証明する書類等の提出も任意となっているケースがほとんどです。
「独身であること」も「年収700万円であること」も、本人が画面に入力した単なる自己申告でしかないのです。
身分の捏造ができてしまう。これも、ネット婚活ならではの罠ではないでしょうか?
実際、「アプリで会っていた相手が既婚者だと半年経ってから知った」という方が、私が知っているだけでも何人もいらっしゃいます。
本人は身分証明書の提出を見て「ちゃんとしたアプリだ」と安心していた。
その安心が、貴重な半年を奪ってしまったわけです。
独身証明書と収入証明の提出が義務になっているアプリかどうか。ここは、登録前に必ず見てください。
⑤「今から会えませんか?」に刺さる側に、自分は回らないと思っていませんか?
ネット婚活をはじめると、「今から会えませんか?」といったメッセージがバンバン届くことも珍しくありません。
ここで気をつけてほしいのが、自分がその誘いに刺さる側に回ってしまうかどうかは、自分では予測できないということです。
結婚相談所ではお見合いの申込みがなかったし……婚活パーティーではカップリングしたことがない!そういう方こそ、ネット婚活の危険な罠に陥りやすく、即会いメッセージに心を踊らせてしまうのです。
これ、本当に多いんです。
アプリ以外の婚活で結果が出なかった方ほど、「やっとマッチングした」「やっと会いたいと言ってくれた」という気持ちが強くなります。
そうなると、冷静さを保つのが非常に難しくなります。
信頼関係も築けていないのに会いたがる相手に対し、違和感を持てるかどうか。
男性も女性も、そこで違和感を持てなくなっているとしたら、それだけ婚活の焦りや連日のやり取りの疲れで、冷静な判断基準が麻痺してしまっているサインなのです。
決してあなたが悪いわけではなく、真面目に活動しているからこそ、そういう心理状態に陥りやすい構造があるということです。
「自分は冷静だから大丈夫」と思っている方に限って、何ヶ月か続けてマッチングが少ない時期に、ふと刺さってしまう。
これは私が見てきた確かな傾向です。
⑥写真の印象で動く人ほど、後から消耗する
顔写真やプロフィールの印象と、現実の印象が異なることはほとんどです。
これ自体は婚活全般に言える話で、特別アプリだけの問題ではありません。
ただ現場で見ていると、写真の印象で心が動きやすい人ほど、即会いメッセージにも反応しやすい傾向があります。
前項とつながる話ですね。
婚活で見るべきなのは、写真の雰囲気ではなく、結婚に向けた誠実さのほうです。
そして本当の問題は、ギャップが発覚したあとにあります。
結婚相談所での出会いであれば、ファーストコンタクトで「違うな」と感じたら、カウンセラーを通して交際のお断りをすれば済みます。
会員さんの気持ちが一番楽になるのは、ここなんです。
しかしアプリだと、そうはいきません。
そこからのやり取りも、会う約束も、断る場面も、すべて自分で設計することになります。
実は、アプリ婚活の本当の難所は、登録時でもやり取りの最中でもなく、ここから先にあるのです。
アプリ婚活で一番見落とされる「断れない問題」
ここが、私が一番伝えたいところです。
アプリで何度かやりとりを重ねて、いざお会いしてみると、「アレ……?」と感じた場合。

今までの経緯を断ち切って、自らお断りしなければなりません。
自分は「ちょっと違ったなぁ……。結婚前提のお付き合いはムリかも。」と思っていても、お相手がノリノリだったら……。お断りする勇気があるでしょうか?
頭の中では「断ればいいだけでしょ?」と思いますよね。
でも、相談に来られる方に「アプリではちゃんと断れましたか?」と聞くと、ほとんどの方が言葉に詰まります。
LINEを交換していて、何度かメッセージを重ねていて、相手が好意を示してきている。
その状況で、自分から「もう連絡しません」とキッパリ送れる人は、あなたが思っているよりも少ないんです。
間に立ってくれるカウンセラーもいませんから、そのままズルズルと関係を続けてしまうことになりかねません。
相談に来られた30代後半の女性に、こんな方がいらっしゃいました。
アプリで知り合った相手と、なんとなく会い続けて半年。
「結婚相手としては違う」と思っていたのに、「悪い人ではないし…」「ここで断ったら、またゼロからマッチングし直すのがしんどい」という理由で断るタイミングを逃してしまったそうです。
相手が乗り気で言い出せず、かといって会わなくなるほどの明確な理由もなく。
気づいたら半年が経っていた、と話されていました。
その半年で、本来なら出会えていたかもしれない別の相手と出会う機会は、確実に失われています。
20代後半の半年、30代の半年、40代の半年が持つ意味は、まったく違います。
これは専門家として何百人もの婚活者を見てきて、痛感していることです。
断れない人ほど、最初に期限を決めておかないと、大切な半年を失います。
これがアプリ婚活の本質的な難しさです。
「相手を選ぶこと」ではなく、「ひとりきりで判断し続けること」のほうがはるかに難しいのです。
プロフィールの信用性、メッセージの返し方、会うかどうか、どこで見切りをつけるか。
これらすべてを、自分ひとりで判断しなければなりません。
カウンセラーがいる出会いには、『ひとりきりじゃない』という安心感があります。
これは何も「私の運営する結婚相談所に来てください」という営業トークではありません。
判断に迷ったとき、フラットな第三者の意見を聞ける環境を持っているかどうかで、判断の質はまったく変わってくるということです。
相談所でなくても構いません。
意見をくれる友達でも、家族でも、過去にアプリ婚活を経験した先輩でもいい。
とにかく「ひとりで全部抱え込まない仕組み」を、アプリを始める前に必ず用意しておいてください。
それでもアプリ婚活を選ぶなら、撤退基準を決めてから始める
ここまで読んで「じゃあアプリはやめろということか?」と思われたかもしれません。
違います。

アプリを使うなら、「うまくいったら結婚」という淡い期待値ではなく、「ここまでで成果が出なければ撤退する」という明確な撤退基準を、登録前に決めておいてください。
「3ヶ月で婚活目的の方とちゃんと会えなければ、別の手段に切り替える」「半年やって真剣交際まで進まなければ、やり方を見直す」。
期間でも回数でも、なんでもいいです。
なぜか?
アプリは始めるのは簡単ですが、辞め時を決めずに始めると、ズルズルと続けてしまうからです。
もう少し続ければ……
を繰り返している間に、1年、2年とあっという間に過ぎていく。
これが、相談に来られる方が口を揃えて後悔されるパターンです。
ヤリ目、金銭目的、最近では少なくなったけれどゼロではない結婚詐欺。
ストーカーや個人情報流出。
アプリにはどうしてもこういうリスクが伴います。
撤退基準を持っておくことは、こうしたリスクから自分を守るための、一番シンプルな防衛策でもあるのです。
最後に、現場からの正直な意見として
もちろん、結婚相談所だから120%安全です、とは言いません。
どんな出会いにもリスクはあります。

結婚相談所だってトラブルは起きますし、合う・合わないも当然あります。
それでも私、岡田個人としては、真剣な婚活であれば結婚相談所のほうが圧倒的に効率がよいと思っています。
これは私の立場からの、包み隠さない正直な意見です。
アプリだろうと相談所だろうと、最後に必要なのは次の3つだと思います。
- 自分の判断軸
- 撤退基準
- ひとりで抱え込まない仕組み
これさえ持っていれば、どの手段を選んでもあなたの婚活は必ず前に進みます。
アプリで出会うこと自体を否定したいわけではありません。
ただ、本気で結婚したいなら、時間の使い方だけは間違えないでほしいのです。
半年後に「もっと早く知りたかった」と後悔しないために、今一度、自分の婚活の場所を見直してみてください。
まずは今日、ご自身のスマホのメモに「撤退基準(いつまでに結果が出なければアプリを休むか)」を書き出してみてください。
もし一人で判断するのが難しければ、私たちのような第三者を頼ってくださいね。
また、ご要望があれば、マッチングアプリのサクラやキャッシュバッカーを見抜くポイントについても、今後書いてみようと思います。





