「できれば安い費用で結婚相談所を利用したい」と誰もが考えると思います。
しかし、低価格の結婚相談所のなかにはサービスの質が劣るところもあるのが事実です。
今回は、価格の安さだけで結婚相談所を選ばないほうがいい理由についてわかりやすく説明していきます。
そもそも結婚相談所ではどれくらいのお金がかかるの?
結婚相談所を利用したときにかかる費用の相場は、年間約30万円だと言われています。
決して安くはない金額ですよね。
結婚相談所では入会の際に必要となる料金のほか、月会費やお見合い料、それから結婚が決まったときの成婚料などを支払う必要があります。
入会する前に、結婚相談所を利用した婚活をするために必要となる費用の相場を知っておくと、後々「お金が続かない」「こんなにかかるなんて!」と後悔せずに済むため、しっかりと把握しておきましょう。
💡地域密着型の小規模結婚相談所の料金例
- 入会金 50,000円
- 登録料 50,000円
- 月会費 10,000円
- お見合料 10,000円
- 成婚料 250,000円
1年間利用し、お見合いを5回行った場合:270,000円
詳しい内訳は相談所によって異なりますが、相場としてはこのような金額になります。
地方では、大手企業が運営している結婚相談所よりも個人経営の小さな結婚相談所が多い傾向にあります。
💡誰もが知っているような大規模結婚相談所の料金例
- 入会金 30,000円
- 活動初期費用 76,000円
- 月会費 13,000円
1年間利用した場合:262,000円
こうして金額だけを比べてみると、「小規模の結婚相談所も大手もそれほど変わらないのでは?」と思いますよね。
つまり、規模に関わらず、値段だけで選ばないことが大切だということ。
次から詳しく説明していきます。
価格の安さだけで結婚相談所を選んではいけない3つの理由
では、どうして価格が安いさけで結婚相談所を選んではいけないのでしょうか?
その理由を3つ、ピックアップしてみました。
参考記事:【バツイチ婚活】再婚向けプランがある結婚相談所5選!特徴を比較
理由①成婚料を取らない結婚相談所は入会後、ほったらかし?
上の小規模結婚相談所の料金例を見てみると、成婚料が桁違いに高いということが分かりますね。
大規模結婚相談所の料金例のように、成婚料を取らない結婚相談所を利用することで婚活費用を大幅に抑えられますが、デメリットもあります。
成婚料を取らないところは、カウンセラーからの紹介を待つのではなく、自発的に動くことが前提となります。
カウンセラーを通さずに相談所独自のシステムを使ってお相手探しをし、個人で連絡を取り合って関係を深めていきます。成婚退会の報告も相談所へ行わなくてもよいため、そういった相談所では月会費や情報利用料などのランニングコストで利益をあげるように料金設定がなされています。
言い換えれば、登録さえしてもらえれば一定の利益が得られるわけですから、サポートに力を入れる必要がないというわけですね。
こうした結婚相談所はネットを利用して相手を探すというスタイルであるため、店舗に出向く必要がなく、カウンセラーと直接会う機会がほとんどありません。ですから、小規模の結婚相談所のような面倒見のいいカウンセラーからフォローをしてもらいながら婚活をしたいと考えている人には向いていません。
つまり、「成婚料をとる=サポートの保証」だと考えられますね。
実際に、「ネット上の活動が中心の、価格の安い大手結婚相談所に登録したけれど、半年活動して紹介は数名。お見合いさえできなかった」という声も。
まったく出会いを見つけられなかったというのでは意味がありませんよね。
ただし、成婚料がかからない=サービスの質が悪い、というわけではありません。
自宅にいながらネットを介してお相手探しができたり、連絡を取り合ったりできるというサービスは登録者の数が多い大手の結婚相談所ならでは。
なお、大手でもカウンセラーが間に入ってくれるシステムを採用している相談所では成婚料を設けていますので、各相談所のサイトを見て確認しておきましょう。
二人三脚で婚活をおこなうスタイルの結婚相談所と自分のペースで進められる結婚相談所、どちらが向いているかはあなた次第。
費用面ももちろん大切ですが、自分の恋愛における傾向や生活スタイルと入会しようと思っている結婚相談所のシステムやサービスが合いそうかどうかをよく確認しておく必要があります。
内向的な人やまめに登録者の情報を検索して自分に合う人を探す時間がないという人は、成婚料が高くても積極的に連絡を取り合おうとしてくれるカウンセラーのいる結婚相談所を選ぶことをおすすめします。
理由②安いところはレベルの高い登録者が少ない
小規模の結婚相談所のなかには、入会金や月会費、成婚料も15万円程度と、全体的に価格を抑えたところもあります。
安い=誰でも登録できる=ほかの相談所には入れなかった人もいる、というわけですから、登録者の層に偏りが出てきてしまいます。
実際、「安いところにはそれなりの登録者しかいない」と考え、高収入の男性や大手企業に勤めるハイスペックな男性、若い女性は費用が高くてもサービスが充実していて名の知れた結婚相談所を選ぶ傾向にあるようです。
また、価格を抑えた小規模の結婚相談所の中には、独身証明書や収証明書などの書類の提出を義務としていないところもありますから、既婚者が登録していたり、公表されていた年収がウソだったりといったケースもゼロではないわけです。
さらに、個人情報が厳重に管理されていない相談所も残念ながら存在します。
不要なトラブルを避けるためにも、事前に証明書の提出の有無や、情報管理に対する意識が高いかどうかを入会する前に確認するようにしましょう。
理由③安い相談所はサブサービスが充実していない
出会いの数さえ提供してくれればいいという人はサブサービスがなくてもOKだと思いますが、自分に自信がないという人や婚活を成功させるためにあらゆる努力をしたい、この機会に自分を高めたいと考える人は、少し費用がオーバーしそうでもサブサービスが充実している結婚相談所を選んだほうが◎
例えば、婚活をする上で出会い探しと並行して進めたい自分磨き。
ある程度の料金設定がなされている結婚相談所ではカウンセラーによる活動サポートのほかに、オンライン講座やセミナーなどのサービスが充実しています。
オンラインで24時間受講できる講座やデートマナー、ファッションセンスやコミュニケーションの取り方、パーティーでの成功術など参加型のセミナーが充実しているところも。
普段から仕事が忙しく、休日はどんな服を着たらいいのかわからない男性やファッションセンスに自信がない女性にとっては力強い味方になってくれるのではないでしょうか。
また、サブサービスのひとつとして、プロフィール写真の撮影サービスを用意している相談所もあります。
プロフィール写真は婚活が成功するかどうかを左右すると言われていますから、きちんとした写真を用意しておきたいところ。
セットやヘアメイク料金込みの相談所であれば、個人でスタジオを利用するよりもお得だという声も。
低価格を謳う相談所にはないこれらのサブサービスが、婚活をする人のモチベーションや意欲をさらにアップさせ、成婚への近道になることも。
婚活だけでなく、人生を豊かにしたり、今まで気付けなかった自分の一面を発見したりするキッカケにもなるかもしれませんね。
色々なノウハウを身につけ、楽しく効率的に婚活を進めていきたいと考える人には、サブサービスが充実している相談所をおすすめします。
まとめ
今回は、価格を抑えた結婚相談所のデメリットを中心に紹介してきましたが、一概に「安い結婚相談所=質が悪い」とは言い切れません。
良心的なサービスを提供している相談所ももちろん存在します。
また、「日頃の出会いと並行して結婚相談所を利用したい」「お試し感覚でどんなものなのか経験してみたい」という場合に、まずは安いところに登録してみるといった方法を取る人も。
そうではなく、自発的に行動する時間がない人や本気で結婚したいと考えている人、厳選された相手を求めているという場合は、高価格でもサービスが充実した結婚相談所を選ぶとよいですね。
いずれにしても、入会する前にしっかりとその相談所の特徴やサービスについてしっかりと確認し、納得したうえで登録することをおすすめします。