【本当の成婚率】国勢調査の未婚率から考えるベストな婚活タイミングとは?<最新版>
「30歳を過ぎたら手遅れ」という不安と、数字の正しい読み方
30歳を過ぎたら、もう手遅れかもしれない
友人の結婚報告が続いたとき。親から何気なく結婚の話をされたとき。

マッチングアプリで、同年代の相手が前より少なく感じたとき。
そんな瞬間に、ふとこの言葉が頭をよぎることがあります。
国勢調査の未婚率を眺めていると、なおさらそう感じてしまう瞬間があります。
深夜、スマホで未婚率の表をスクロールして、自分の年齢の行で指が止まる。
あの数字の冷たさは、一度味わうと忘れられません。
でも、数字の読み方を変えると、景色は変わります。
怖がらせるための数字ではなく、あなたが「今、どう動けばいいか」を判断するための数字として、一緒に読み解いていきましょう。
国勢調査の未婚率を「婚活の地図」として読む
婚姻状況を大きな流れで見るうえで、国勢調査はかなり信頼できる統計です。
5年に一度、全国の世帯を対象に行われる調査で、2005年、2010年、2015年、2020年と積み重なってきました。

あらゆる角度から統計が取られており、国や地方公共団体はもちろん、民間企業や研究機関でも幅広く利用されています。
あまり知られていませんが、「婚活」に使えるデータも調査されているんです。
ただ、ひとつだけ先に言っておきたいことがあります。
国勢調査が調べているのは、正確には「結婚したか否か」ではなく「配偶関係」です。
配偶者あり、未婚、死別、離別、という4区分で聞かれています。
つまり、
離婚した人も「未婚」ではなく「離別」にカウントされている
わけです。
さらに言えば、複数回離婚する人がいたり、結婚してすぐに離婚する人がいたりするので、完全な数字ではありません。
だから、この数字を「成婚率」として断定的に語る記事を見かけたら、少し距離を置いて読んだほうがいい。
「参考にするくらい」に考えていて、ちょうどいいのかもしれません。
完璧な地図ではありません。でも、婚活のタイミングを考えるための地図としては、これ以上信頼できるものもなかなかない。絶対視はしない。でも現場では使える。そのくらいの距離感で眺めていきましょう。
数字が見せる現実ー30歳前後で何が起きているのか
では、実際に地図を広げてみます。
<女性の未婚率>

| 年齢 | 令和2年 | 平成27年 |
|---|---|---|
| 25〜29歳 | 65.8% | 61.3% |
| 30〜34歳 | 38.5% | 34.6% |
| 35〜39歳 | 26.2% | 23.9% |
| 40〜44歳 | 21.3% | 19.3% |
<男性の未婚率>
| 年齢 | 令和2年 | 平成27年 |
|---|---|---|
| 25〜29歳 | 71.2% | 72.7% |
| 30〜34歳 | 45.3% | 47.1% |
| 35〜39歳 | 32.4% | 35.0% |
| 40〜44歳 | 26.9% | 30.0% |
細かく見ていくとキリがないので、一点だけ見てください。
男女ともに30歳前後で一気に未婚率が下がります。
25〜29歳から30〜34歳の間で、女性は65.8%から38.5%へ、男性は71.2%から45.3%へ、ガクンと落ちる。
ところがそこから先、35〜39歳、40〜44歳と進むにつれて、下がり幅は一気に鈍くなるんです。
つまり、30歳前後は結婚に向けて大きく動く人が多い時期だと読めます。
しかし、注目すべきはそこだけではありません。
その後に、未婚率の変化が止まりやすくなることです。
そう、、、30歳を過ぎると、、、結婚まで進む人の割合が一気に伸びにくくなるのです!
もちろん、すべては単なるデータに過ぎません。
でも、結婚相談所の現場を見ながら、5年おきの国勢調査を追ってきた立場から言えば、この兆候は毎回、かなり顕著です。
ちなみに男性の未婚率を見ると、女性に比べて全年齢で高い数字が並んでいます。
女性から見れば「相手になる男性が多いのか」と思えるかもしれません。
でも裏を返せば、結婚への温度感が合わない男性、生活設計が合いにくい男性も含まれているということでもある。
楽観と悲観、どちらの面も抱えた数字です。
ここで大事なのは、数字に怯えることではありません。動く時期を見誤らないことです。
ただ、ここで踏みとどまってほしいんです。
この数字の見せ方には、罠があります。
「怖い見せ方」に気をつけたい、未婚率の正しい読み方
さっきの女性の表をもう一度見てください。
平成27年に30〜34歳だった女性の未婚率34.6%が、5年後には26.2%に減っています。

その差は12.4%。
なに??? 女性の未婚率は12.4%しか減ってないじゃない! たったの10人に一人だけ???
そう思うかもしれませんよね。
実際、こういう読み方で「5年間で結婚できたのは10人に1人だけ」と言い切ってしまう記事があります。
そういう怖い統計の説明をする人もいますので、気をつけてください。
この数字には、補正が必要なんです。
この5年間で離婚したり、配偶者と死別したりした人もいます。
だから、未婚率の差だけを見て「この人数しか結婚できなかった」と単純に判断するのは難しい。
女性のこの世代だと、令和2年までの5年間で離婚や死別も一定数あります。
細かい計算より、ここでは「単純比較は危ない」という点だけ押さえてください。
もうひとつ、34.6%が26.2%に減ったのなら、12.4%を34.6%で割るという見方もあります。
「その時点で独身だった人の中で、5年間にどれくらい結婚したか」という読み方です。
そうすると、3割以上の独身者が5年間で結婚している計算になります。
印象はずいぶん変わる。
ただ、正直に言います。
あれこれ数字で計算しても、ハッキリしたことは分かりません。
「10人に1人」という脅し文句に怯える必要もないし、「実は3割も結婚してる」と安心しすぎる必要もない。
数字は、そのどちらでもないグレーなところにあります。
怖がる必要はなかった。でもその上で、30代以降に母数が減っていくこと自体は、全員に共通した現実として受け止めておく必要があります。
30代・40代は手遅れなのか?ー年齢で諦めなくていい理由
ここまで読んで、30歳を過ぎている人はこう思っているかもしれません。
で、結局、自分はもう手遅れなんでしょう?

結論から言います。
では、それ以降の人はどう考えればいいのか?
必要以上に、自分を責める必要はありません。
ちょっときれいごとに聞こえるかもしれないので、理由を2つだけ丁寧に書きます。
ひとつめ:母数が減るのは全員に同じ条件
30歳前後で未婚率が急落するのは事実で、この期間ががんばりどころなのは否定しません。
ただ、そこを過ぎた人が不利になる一方かというと、そうでもない。
焦る気持ちは当然あります。
ただ、母数が減っていくこと自体は、個人の努力だけで避けられるものではありません。
独身者の数は年齢とともに確かに減ります。
でもそれは、自分が避けようとしても避けられない、全員に同じようにかかっている条件です。
30代後半の男性も、30代後半の女性も、みんな同じ土俵で減っていく。
だから「自分だけが取り残されている」という感覚は、数字の上では正確ではないんです。
ふたつめ:未婚率には「結婚する気のない人」も混ざっている
国勢調査の未婚率には、「結婚したい」と思っていない人も混ざっています。
だから、結婚したい意思があり、動き方を見直せる人には、まだ十分に可能性があります。
未婚率26%の中には、そもそも結婚願望のない人、今は仕事に集中したい人、あえて独身を選んでいる人も含まれている。
つまり「結婚したいのに結婚できていない人」だけの数字ではありません。
本気で動こうとしている人にとっては、この26%の全員がライバルではないんです。
厳しいのは間違いないです。年齢がとても重要な要素だと考えて間違いない。でも「厳しい」と「手遅れ」は違う言葉です。
30歳前後を過ぎたから終わり、ではありません。
30歳前後を過ぎた人には、過ぎた人なりの動き方がある、というだけの話です。
今の年齢からできる、婚活の作戦の立て直し方
では、今の年齢から何を変えればいいか。
精神論で終わらせたくないので、年代別に2つだけ書きます。

30歳前後の人
やることはシンプルで、今始めるのが正解。
これ一択です。
未婚率が急落しているこの世代は、同世代が一番動いている時期でもあります。
周りが動いているということは、あなたの隣にいる相手候補も動いているということ。
ここで1年、2年ためらうと、選べる出会いや条件が少しずつ変わっていく可能性があります。
まだ本気を出していないだけ
そう思いたくなる気持ちは分かります。
ただし、その「まだ」と言える期間は、思っているより短いです。
30代後半以降の人
ここが作戦の立て直しどころです。
2つの軸で考えてみてください。
- ひとつは、条件の優先順位の切り替え。
- もうひとつは、勝負する場所を変えること。
ひとつは、条件の優先順位の切り替え。
20代の頃に描いていた「この条件は譲れない」リストを、そのまま持ち越さないこと。
年収、年齢、身長、職業、ルックス……全部同じ重みだと決まらないんです。
自分にとって本当に外せない軸はどれか。
逆に「仕方がない」と手放せるものはどれか。
たとえば、年収は少し幅を持たせる代わりに、誠実さや話し合える力は外さない、という考え方もあります。
一度並び替えてみてください。
諦めるのではなく、集中するということです。
もうひとつは、勝負する場所を変えること。
マッチングアプリだけで粘っている人は、相談所も見てみる。
お見合いだけに頼っている人は、趣味つながりのコミュニティも並行して見てみる。
同じ場所で同じやり方を続けていて結果が出ていないなら、続ける理由より変える理由のほうが多いはずです。
どちらの年代にも共通して言えるのは、婚活は厳しくなってきているからこそ、作戦を変える価値があるということ。動き方を年齢に合わせてアップデートするだけで、見える景色はかなり変わります。
まとめ|この数字は、あなたを責めるためのものじゃない
最後に、この数字とどう付き合っていけばいいかの話です。
未婚率の数字は、あなたを追い込む道具ではありません。

現実は、確かに厳しい。
数字は嘘をつかないし、年齢が重い要素なのも本当です。
でも、だからといって自分を責める必要はありません。
むしろ、婚活が簡単ではないのは数字からも分かった。だからこそ、自分だけを責めずに、まずは作戦を立て直しましょう!
全国で30代後半の4人に1人が独身。
これはあなた個人の努力不足の結果ではなく、日本全体の景色です。
そこに自分がいるだけで、何か欠けているわけじゃない。
だから、こんな感じで付き合ってみてください。
まずは、数字を「自分を責める材料」ではなく、「動くタイミングを決める材料」として頭に入れておく。都合の悪いことは「データでもそう出ていたしな」と受け止める。そしてチャンスが来たら、完璧を待たずに「そろそろ婚活するタイミングだったかな」って具合に、チャレンジしていきましょう!
婚活は、数字に殴られるためにやるものじゃありません。
数字を見て、自分を責めるんじゃなくて、肩の力を抜く理由にする。
それくらいの距離感でちょうどいいんです。
まずは今の年齢で、どの場所で、どんな条件で動くのか。
そこを一度見直すところからで十分です。





