若い人の結婚率が下がっていると言われる現代。
「結婚にメリットを感じない」と考える人も多いようです。
婚活中の人も「本当に結婚して、幸せになれるんだろうか」なんて、ふと不安がよぎる瞬間があるでしょう。
私も「この人と幸せになりたい!」と思って、一度結婚し、一度離婚を経験しています。
けれど、実際に結婚した人からは「精神的なメリットが大きい」という声もあるんです。
具体的にどんな場面でそう感じるのか気になりますよね……。
また、その反面、結婚による精神的なデメリットがないかという点も気になりませんか?
この記事では、婚活中の人も、婚活していないけれどいつかは結婚したいと思っている人にも知ってほしい!
結婚による精神的なメリットとデメリットについて、既婚者からの声を元に紹介していきます。
精神的なメリット3選:結婚して良かったと思う瞬間は?
私は1度の離婚を経て、現在の夫と再婚したのですが、「離婚してるのに、また結婚するの!?」なんて言われたこともあります。はい……。
とまぁ…世間の声は皮肉なもの。
できちゃった結婚したら、「順番が違う!離婚すると思う」なんて言われますし、結婚せずにいると「いつ結婚するの?」なんて言われますし、
離婚したらしたで「結婚しなきゃよかったのに」なんて言われるものです。
まぁまぁ、そういうイラッとポイントはおいておいて……
既婚者に聞いた、『結婚してよかったと思う瞬間(メンタル編)』をお送りしましょう。
メリット1.安心感がある・精神的に安定する
一番多かった声が、安心感がある、精神的に安定するというもの。
これは実際に結婚してみないとなかなか分からないことですよね。パートナーがいれば、楽しいことは2倍、辛いこと、悲しいことは半分に。というのはどうやら本当なのかもしれません。
私も今、再婚をしているのですが……
夫がいない日はいない日で「羽が伸ばせるわ~」なんて思ってしまう瞬間があるけれど、やっぱりいないと寂しいんですよね。ないものねだりかもしれませんが。
メリット2.人として成長できる
かつての日本社会では既婚者でないと社会的に認められないかのような風潮がありました。
今はそんなことはありませんが……
他人と家族になることで得た経験によって人間的な懐の深さや視野の広さが得られる可能性もあり得ますね。
プライベートな付き合いだと『自分と合わなきゃ付き合わなくていい』という考え方ができるけど、結婚すると『合わない部分もあるけれど、2つの価値観の中で調和をとっていかなくちゃ!』となります。
結婚ならではのメリットなのかも?
メリット3.長生きできるかも!?
そういえば、独身者の平均寿命は既婚者に比べると8~10年も短いという統計があるそうです。
理由として考えられるのは以下のような点。
・偏った栄養の食事や外食が多く栄養状態がよくない。結果、病気になりやすい
・夜更かしや朝寝坊といった生活リズムの乱れを指摘してくれる人がいない
・「誰かのために長生きしよう」という気持ちが起こりにくく、不健康な生活をしやすい
・一人だと倒れたり、具合が悪くなったとき誰にも気づかれずそのまま深刻な状態になりやすい
婚活中の方はちょっと暗たんたる気持ちになってしまったのでは?
でも、安心してください!
この8~10年という寿命の差は今から10年以上前に行われた調査によるもの。
さらに1950年代の時点では既婚者と独身者の寿命の差は15年以上あったそうです。
ということは、寿命の差は徐々に縮まってきていると考えることができるのです。
特に女性の場合、美容や健康に気を使う傾向があるため、健康に関する知識も高いと言えます。逆に独身男性の皆さんは注意が必要と言えるかもしれません。
精神的なデメリット3選:経験者が語るイヤな場面とは?
結婚で得られるメリットもあれば、デメリットもある。
そうなんです、そのとおり。
どんなことでもそうですが、良い部分だけを見て大きな決断をするのは危険ですよね。
ということで、次は結婚による精神的なデメリットを調査してみました。
デメリット1.自分の時間が少なくなる
安心感と引き換えに失う自由。
こちらは男女ともに不満を抱えていることが多いようです。
特に30~40代で結婚された方は、これまで存分に取れていた一人の時間が確保できないと大きなストレスになる場合も。小さなお子さんがいるご夫婦だとなおさらですよね。
夫婦の時間だけじゃなくて、お互いの時間も大切にできる関係性を築きたいものです。
デメリット2.親族との付き合いも2倍に……
自分にとっては他人でも夫にとっては大事な両親であり、家族。
親戚付き合いが濃い家庭に入ってしまうと、苦労が多いようです。
また、「自分の実家に気遣いはないのに…どうして義実家のところばかり!?」と不満を抱く人も意外と多いです。
デメリット3.自由に使えるお金がなぜか減る!?
2人で働いてるから、明らかに総合的にはお金は増えていますし、家賃も減っている。
でもなぜか使えるお金が減ってしまうのが、結婚あるあるです。
さらにそこに子供ができたら、なおさらお金は減る一方です。
そもそも使えるお金が減ってる理由が将来の子育て費用とマイホーム購入などなので決して悪いことばかりではありません。
幸せな未来のための貯蓄はむしろ、独身時代にはできなかったことなのでプラスと判断して割り切りましょう!
【解決方法】結婚後の精神的メリット&デメリットを事前に体感するには?
いくら情報ばかりを頭に入れてみても、やっぱり実際に体感しないと分かりませんよね?
そこで、結婚後の精神的メリットとデメリットを体感する方法をご紹介します。
とても簡単な方法です。
ズバリ、「同棲」です!
「同棲」って、ほとんど結婚と一緒なんですよね。
同じ家に住みますし、衣食住を共にします。
そうすることでここであげた精神的なメリットとデメリットを体感できると思います。
少なくとも半年は同棲することをおすすめします。
最初の頃はメリット部分ばかり目立ってしまうので、1ヶ月くらいはデメリットもでてこないこともあります。
もし半年くらい同棲しても、ここで紹介したようなデメリットを実感しないのであれば、同棲相手は最高のパートナーと言ってもいいのかもしれません。
もしもデメリットが辛くなってきたら!?
どのようなデメリットかによりますので、慎重に判断を下す必要があります。
ここで挙げたように自分の自由な時間が少なくなったり、ちょっとした喧嘩をしてしまうことくらいなら、それは当たり前です。
そんなことを気にしていたら結婚なんてできません!
その程度ならあなたが考え方を改めたり、相手との話し合いで二人にとって一番良い生活のバランスを見つけましょう。
そうじゃなくて、金づかいが荒いことが分かったり、暴力やモラハラがあったりするなら、ちゃんと考えなければなりません。
特に、暴力とモラハラは要注意です。
結婚後の離婚原因でもいまだにトップクラスですし、そう簡単に治らない傾向にあります。
暴力を知れたのはむしろ同棲のメリットだと思い、すみやかに結婚を諦めた方が無難でしょう。
同様に、浪費癖についても同棲している間に話し合って改善がないのであれば、結婚を諦めるもしくは改善するまで同棲するなどの対応を考えてみましょう。
<離婚原因につながりそうな予兆を見極めよう!>
まとめ
実際に結婚してみないと分かりにくい、メリットとデメリット。
でも、精神的な支えができるというのは、一人では得られない変化ですよね。
デメリットに関してはお互いの歩み寄りや話し合いで解決できることがほとんどです。
問題になるのはむしろ
「パートナーがしてくれることを当たり前だと思って感謝しなくなること」
「言われなくても分かってほしいと考えて、気持ちを相手に伝えなくなること」
なのかもしれません。
婚活中の方は是非、参考にしてみてくださいね。