【注意】結婚相談所の婚活で恋愛ノウハウを信じると幸せになれない3つの理由

【注意】結婚相談所の婚活で恋愛ノウハウを信じると幸せになれない3つの理由

結婚相談所で恋愛ノウハウを信じすぎる人へ|運営側だから話せること

結婚相談所で婚活している方から、よくこんな相談を受けます。

恋愛ノウハウを片っ端から実践しているのに、なぜか苦しいんです

カウンセラーやスタッフと運営しているこのサイトでも、どうやったら結婚できるのか、というノウハウを発信している立場です。

それでも今日は、運営側として正反対のことを言わせてください。

結婚するために恋愛ノウハウを使いすぎると幸せになれないんです。

これは、自社のサイトでノウハウを発信している人間が言うことではないかもしれません。

それでも書こうと思ったのは、ノウハウを信じすぎたまま成婚していく人を、現場で何百人と見送ってきたからです。

式までは笑顔だった人が、半年後にひどく疲れた顔で戻ってくる。

「成婚=ゴール」のはずが、ゴールテープを切った先でつまずく人があまりにも多いんです。

そういえば、こんな女性がいました。

10代の頃から恋に悩むたびに、雑誌やネットの恋愛ノウハウを読み漁っていた人です。

たしかにタメになる情報もあったのでしょう。

彼女は恋愛ノウハウを鵜呑みにしまくって、彼氏ができたこともありました。

けれど、好きな人と付き合えたのに、幸せとは言えなかったそうです。

これは、誰かを責める話ではありません。

同じように、ノウハウを信じすぎて苦しくなった人を、私は現場で何人も見てきました。

だから少し、聞いてもらえたら嬉しいんです。

恋愛ノウハウを鵜呑みにすると婚活で逆効果になる2つの理由

なぜ、運営側の私がここまで「鵜呑みは危険」と言うのか?

理屈の部分を、できるだけ短く整理させてください。

理由は大きく2つあります。

理由1:自分が誰だったかわからなくなる

そうか、これをすれば結婚できるんだ!!

——と、料理できる女・インドア趣味・お酒控えめ、片っ端から全部詰め込んで、自分に制限をかけすぎてしまうと、どうなるでしょう?

あれ……私ってどういう性格だったんだっけ?

何をするのが好きだったんだ?

笑い話のようですが、現場で何十人と見てきました。

本気でこの状態になるんです。

元々あった自分の好き嫌いの上に、雑誌やSNSで仕入れた「モテる女像」が一枚ずつ貼られていって、自分の輪郭がだんだん薄くなっていく。

お見合いから帰ってきた女性が、こう漏らすことがあります。

今日、私、何しゃべったか覚えてないんです

あれ、まさにこの状態です。

恋愛ノウハウを取り入れている・いないに関わらず、誰だって最初は頑張っちゃうのですが、その「頑張り」がノウハウで武装した別人だとしたら、息切れするのは当然なんです。

理由2:素のあなたで会っていないから、本当の相性がわからない

これは婚活において、もっと深刻なほうの問題です。

ノウハウで作った自分にOKが出ても、それは「ノウハウで作ったあなた」と相手の相性が良かっただけ。

素のあなたとその人が、何十年も一緒に暮らせるかは、別の話です。

——と、ここまで理屈で書きましたが、これは全部、さきほどの女性が自分でやらかして、元彼から答え合わせをされた話でもあるんです。

次の章で、その話をさせてください。

婚活男性に「演じてる感」でドン引きされる現場のリアル

理由1と理由2の話の前に、もうひとつだけ、現場で見ている景色を共有させてください。

恋愛ノウハウを鵜呑みにしすぎる女性が、婚活男性に対してこんな悩みを漏らすことも、現場ではよく見ます。

なんか演じてる感が強くてドン引きされちゃいます

本人は一生懸命なんです。

でも、その一生懸命さが

“素の魅力”ではなく、“作り込まれた違和感”として伝わってしまう

ことがあるんです。

「上品に振る舞わなきゃ」「料理上手に見せなきゃ」「家庭的だと思われなきゃ」——その意識が強すぎると、声のトーン、目線、笑い方の一拍、その全部に薄い膜がかかります。

男性は意外と、この膜に気づくものです。

悪い人じゃないんだけど、なんか距離が縮まらない

そんな感想を漏らす男性が、本当に多いんです。

頑張りが足りないんじゃない。

頑張りの方向が、自分を消す方向に向いているだけ。

これは責める話ではなく、現場で何度も繰り返されている、ただの構造の話です。

「思ってたんと違う」と言われた日|恋愛テクニックで作った自分が崩れた瞬間

ここから先は、ある相談者の女性が、一番話したくなかったと言いながら、それでも打ち明けてくれた話です。

彼女もまた、恋愛ノウハウを信じ込み、お料理にお掃除にパーフェクトな女性を演じていたそうです(笑)

けれどもともとは、家事も苦手で、テキトーな性格だったといいます。

なのに当時の彼女は、雑誌に書いてあった「家庭的で、いつも笑顔で、相手を立てる女性」を完コピしようとしていました。

そのための努力が、たとえばこんな具合です。

  • デートの前夜には、レシピサイトを20件はしごする
  • 当日は朝から下ごしらえ
  • 相手が好きそうな映画をチェックして、感想まで予習する

今思えばなぜそこまで頑張ったのか、と本人も振り返っていましたが、当時は本気で「こうしないと選ばれない」と思い込んでいたそうです。

その努力の甲斐あって(?) 、彼女は当時の彼と一緒に暮らし始めます。

けれど、やっぱり苦手な努力は続きません。

向こうも「やってくれて当たり前」と思うようになっていました。

これが、いちばん効いたそうです。

最初の数か月でメッキは剥がれ始めるのに、相手の中ではもう「料理も掃除もできる女性」がデフォルト設定になっている。

床にホコリがあれば、こう言われる。

珍しいね

夕飯がコンビニになると、怪訝な顔をされる。

彼女は別に怠けていたわけではなく、ただ素に戻っていっただけなのに、相手の目には「劣化」に映っていたのです。

フラストレーションが爆発して、ふたりは結局別れてしまいます。

そのとき彼から言われた言葉を、彼女はまだ覚えているといいます。

彼は関西の出身で、本気で動揺すると関西弁が出る人でした。

荷物をまとめる彼女の背中に、彼はぽつりと言ったそうです。

思ってたんと違う。

短い一言でした。

怒鳴られたわけでも、責められたわけでもない。

ただ、心の底から困惑している声だったそうです。

彼女はその瞬間、自分が何をしていたのか、ようやくわかった気がした——そう話してくれました。

彼女は彼に「思ってもらった通り」を見せ続けていた。

でも、それはもう彼女自身ではなかったのです。

「豹変した妻」も、最初から素の自分が出ただけ

結婚したら妻が豹変した、という話もよく聞きませんか?

このこと自体、悪いことではないのですが、豹変したというよりは、素の自分が出ただけなんです。

彼女が彼にされた評価も、まったく同じ構造です。

豹変したのではなく、もともと彼女はテキトーで家事が苦手な人間で、それが時間とともに表に出てきただけ。

彼が惚れたのは、雑誌のレシピで武装した架空の彼女でした。

これは誰のせいでもなく、ノウハウで作った自分を本物だと思い込ませてしまった——彼女はそれを「自分の罪だった」と振り返ります。

彼女の失敗を整理すると、恋のマジックで頑張りすぎたために、相手にありのままの自分を見せられていなかった——これも大きな要因です。

彼に「思ってたんと違う」と言われた瞬間、彼女は理由1も理由2も、全部一気に体感したことになります。

自分を見失っていたし、相性も最初から測れていなかった。

相談所の中でうまくいく自分と、生活の中で続く自分は、別人です。お見合いやデートの90分は演じきれても、毎日の食卓は演じきれません。

結婚相談所で本当に見てほしいのは「演じた自分」ではない

じゃあ、ノウハウは全部捨てたほうがいいのか?

そういう話ではないと思っています。

恋愛ノウハウのすべてを信じ込むことの危うさは、合う合わないがある、という一点に尽きます。

  • 料理上手の演出が刺さる相手もいれば、「家事は分担で」と最初から思っている相手もいる
  • インドア趣味が好評な人もいれば、休日に山に登ってくれる人を探している人もいる

万人に通用するレシピなんてないんです。

だからこそ、第三者の目が要る、というのが私の考えです。

結婚相談所では、カウンセラーが婚活中の人の性格や将来のビジョンを踏まえながら、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのアドバイスができます。

これは「あなたを型にはめる」ためではなく、本当に逆で、あなたの素を消さずに婚活を続けてもらうためのものです。

自社のノウハウさえ、相談者に押しつけない

ここで正直に書くと、私たちは自社が出しているノウハウですら、過信していません。

「料理できる女はモテる」と自分のサイトに書いてあっても、家事が苦手な相談者さんに「じゃあ料理頑張りましょう」とは絶対に言いません。

その人にはその人の素材があって、それを消さずに活かす相手を探すほうが、何倍も成婚後が続くからです。

雑誌のノウハウも、自社のノウハウも、万人向けに書かれているという点では同じ。

あなた個人のテキトーさやお酒好きを消してまで従うものではないんです。

だからこそ、私たち結婚相談所が存在するのです。

これは自社サービスの宣伝として書いているのではありません。

ノウハウを一人で抱え込んで自滅していった人を、間近で見てきたからこそ書いています。

あのとき彼女の隣に、こう言ってくれる第三者がいたら、と思うんです。

あなたはテキトーなままで大丈夫だから、テキトーを許してくれる人を探そう

きっと、あんな別れ方にはならなかったはずなんです。

そして、もうひとつ伝えたいのは、結婚相談所のゴールは成婚退会ではない、ということ。

書類上はそこで終わりますが、実際の生活はその先から始まります。

私が思う結婚生活は、平凡でいいんです。愛する人と毎日食卓を囲んで、ぼんやりテレビを見て、明日の仕事もまた頑張れる。そんな日常が続くこと。

これが続くためには、食卓に座っているのが演じた自分ではダメなんです。

まとめ|恋愛ノウハウは使っていい。ただし、自分を消すために使わない

長い話になりました。

最後に、私の結論を置かせてください。

結婚・恋愛は人と人が行うもの。

だからこそ、このノウハウはマニュアル化できないんです。

清潔感を整える、会話の間を意識する、感謝を言葉にする——こういうものは素のあなたを消さずに足し算ができます。

一方で、家事が苦手なのに料理上手を演じる、お酒が好きなのに控えめなフリをする、本当はアウトドア派なのにインドア趣味に寄せる——これは引き算ですらなく、別人を作る作業です。

さきほどの女性はこれをやって、「思ってたんと違う」と言われて終わりました。

だからこれだけは、やめておいたほうがいいんです。

本当の幸せはありのままの自分でいられるかどうかです。

恋愛ノウハウばかりにとらわれず、自分の素直な気持ちにしたがってみるのも、結婚の秘訣ですよ。

無理して別人にならなくていいんです。

あなたのテキトーさも、家事の苦手さも、お酒が好きなところも、全部込みで一緒に暮らせる人を探すほうが、結局は早道です。

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