婚活する前にやるべき7ヶ条!結婚相談所スタッフが本音で伝えよう
「鼻毛だけ切ってきてほしい」――現場の本音は、ジムやエステの前にある
先日、カウンセラー歴7年の田中さん(仮名・土地転がし風ダンディー)と、8年目のユウコさん(仮名)と雑談していたら、ぽろっとこんな言葉が出てきた。
「婚活をはじめる前にさ、最低限の身だしなみを心がけてほしいよね(強く言えないけど)」

田中さんがコーヒーを片手に、ため息混じりにそう言う。
するとユウコさんが、これまた呆れた顔で続けた。
「あ〜、わかります。新しいお洋服を購入する前に、鼻毛だけ切っておいてほしいですね(強く言えないけど)」
その場で聞いていた岡田(私)は、思わず吹き出しそうになった。
けれど同時に、少しぞっとした。
笑い話みたいに聞こえるかもしれない。でも、現場ではかなり深刻な話です。
誰かを責めたいわけではなく、せっかくの出会いを、たったひとつの見落としで落としてほしくないのです。
入会金や月会費を払う前に、結婚相談所のスタッフたちが、会員さんの顔を前にしては絶対に強く言えない「足切りライン」がある。
もっと言えば、本人の魅力以前に、もったいなく見られてしまうポイントがある。
ジムに通うとか、エステに行くとか、恋愛コンサルセミナーに参加するとか、その前の話です。
これは完全に私の体感ですが、婚活成功者のアドバイスって、けっこうな割合で的外れなことがあります。もちろん参考になるものもあります。ただ、現場で見ていると「そこじゃない。順番が違う」と感じることが多いのです。
会員さんを目の前にすると強く言えなかったり、根も葉もないノウハウばかり広がっていたりするからです。
だから今日は、現場の本音を全部出します。
婚活を始める前に必要なのは「自分磨き」より、強く言えない足切りライン
座談会には、5年目のミーさん(仮名・本当は精神科医になりたかったカウンセラー)も加わってくれた。
カウンセラー歴トータル20年の3人を前に、私は単刀直入に聞いてみた。

結局、婚活を始める前にやってほしいことって何ですか?
返ってきたのは、雑誌やSNSで見かける「自分磨きをしましょう」「コミュニケーション力を磨きましょう」みたいな、キラキラしたアドバイスではなかった。
むしろ、もっと手前。
もっと地味で、もっと言いにくいことだった。
田中さんは煙草をふかすふりをしながら(社内禁煙です)、こう言った。
結婚相談所に来る人ってさ、入会してから動こうとするんだよね。違うんだよ。入会の前にやっておくべき準備があるのに、その準備をすっ飛ばしてジム通って、エステ行って、それで婚活してる気になってる
ユウコさんがうなずく。
お見合いに来る前に、整えておいてほしいことがあるんですよ。私たちは強く言えないけど
世間が言う「婚活前の自分磨き」と、現場の中の人が「やっておいてほしい」と思っている準備は、優先順位がまるで違う。
厳しい話も出てくるが、どれも婚活で余計に傷つかないための準備です。
座談会で出てきた本音を7つに整理すると、こうなります。
結婚相談所の中の人が伝える、婚活を始める前にやるべき7つの準備
1. 鼻毛1本で、プロフィール写真より先に印象が終わる
精神論から入るべきかもしれない。

でも違う。
3人が口を揃えたのは、まず清潔感だった。
鼻毛とかですね
ユウコさんが真顔で言う。
そうそう。鼻毛とか髪の毛のフケとか……
と田中さんが続ける。
鼻毛1本で、プロフィール写真より先に印象が終わることがある。
冗談みたいな話だが、現場ではこれが本当に起きている。
そして、それを本人に伝えるのが一番難しい。
ルックスが悪いから恋愛できない・結婚できない、と仰る方が、婚活の扉をノックする方の半数くらいいます
と田中さん。
でもね、ルックスよりも身だしなみ。清潔感が大切なんですよ
これは、顔立ちの良し悪しを言っているのではない。
相手に不安を与えないための最低限の準備の話です。
- 爪
- 寝癖
- フケ
- 服のシワ
- 眉毛
お見合い前日に新しい服を買い足すよりも、今夜のうちに整えられることがある。
ファッションが苦手なら、レンタルサービスもアリ、とミーさん。
お見合いのたびに新しい服を買うよりも、スタイリストに選んでもらった服をレンタルできる方がコスパもいいと思うんです
身だしなみがどうにも掴めないなら、美容室で顔そりをしてもらえばいい。
そうすれば、こういうことか〜!ってなりますしね
そして田中さんが、ぼそっと付け足した。
ていうか、僕たちカウンセラーに相談してほしいんですよね、こういう部分こそ(笑)
会員さんの顔を見ると言えない。
けれど一番気になっている。
これがカウンセラーの本音である。
本人に向かって「鼻毛が……」とは、やっぱり言えないのだ。
だからこそ、自分で先に整えておくだけで、かなり有利になります。清潔感は才能ではない。準備でどうにかできる部分です。
2. 「結婚したい」が本物か、もう一度確認する
清潔感が整ったら、次は内側の話。
田中さんがコーヒーを置いて、声のトーンを少し下げた。
入会したその瞬間は結婚したいと思っているんですが……本音ではそうでもない、という方もいらっしゃいますから
30代に突入すると、同年代の結婚ブームや、親からの「結婚はまだ?」コールが増えてくる。
そういう環境要因に押されて入会される方がいる。
けれど周りに急かされて婚活をはじめたものの、本心ではそこまで望んでいなかった、というケースも珍しくない。
とくに、30代の女性に多いパターンだと田中さんは言う。
ユウコさんが付け加える。
お話や活動状況を伺っていると、結婚したいんじゃなくて、恋愛がしたいだけだったって方もいらっしゃいますよね
ここで田中さんが、ぐっと身を乗り出してきた。
「いい人がいれば、結婚したいなぁ〜。でも、彼氏・彼女はほしいって程度なら、わざわざ婚活をはじめる必要はないんです。婚活ってやっぱり結婚をテーマに活動するわけですから」
恋愛したい気持ちが悪いわけではない。
誰かにときめきたい、安心できる相手がほしい。
その気持ちは自然です。
ただ、結婚相談所は「恋愛の入口」というより、「結婚の意思確認の場」に近い。
婚活疲れや婚活うつを引き起こしやすい人の特徴に、「結婚願望が明確ではない」がある。
婚活でわざわざ心を消耗する必要はないんですよ
と田中さん。
だからこそ、入会前に本人の結婚願望をしっかり確認するのだ、と。
3. どんな結婚生活を送りたいか、言葉にしておく
結婚したい、と確信できた。では次は、その先のビジョンです。
ここでユウコさんが、苦笑いまじりに切り込んだ。
女性の方で、働きたくない・養ってほしいから結婚したい!って婚活をはじめる方がいますが、それムリです
かなり強い言い方だ。
でも、専業主婦希望そのものが悪いという話ではない。
問題は、「家族を支えたい」ではなく「働きたくないから結婚したい」が前面に出てしまうことです。
田中さんが続ける。
ていうか、今のご時世、結婚後に専業主婦になってほしいって思っている婚活男性はレアですよレア。体感としてはUMAバリにレア
ミーさんも続ける。
働きたくないから結婚する。だから婚活をはじめたっていう専業主婦希望の方、成婚できず困っているケースが多いですよねぇ
専業主婦希望の男性も一定数いる。
けれど成婚に至るのは、専業主婦希望の男性と「共働き希望の女性」だったりする。
教科書には書いていないが、現場ではよくあるマッチングだ。
田中さんが解説してくれた。
根本的な価値観の問題かなぁ。同じ専業主婦希望でも、家族をサポートしたいって気持ちで希望する人と、働きたくないから希望する人がいるわけで。結婚相手となると、支え合う意識がある前者の方がいいじゃないですか
「そもそも楽するために結婚するんじゃなくて、お互いに支え合うために結婚するんですから。支え合う意識がある女性の方がスピード成婚します」
そういえば、と私はふと思い出した。
ゼ○シーのCMでも「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私はあなたと結婚したいのです」というコピーがあった。
あれが話題になったのは、結婚が「するもの」から「するか選ぶもの」になった時代を、うまく言い当てていたからだろう。
ゼ○シーのCMみたいな結婚観のまま現場に来る人と、「結婚すれば楽になる」のまま現場に来る人とでは、出てくる景色がまったく違う。
(あ、田中さんすみません。
このブログ、宣伝効果は全くありません。むしろ逆効果かもしれません……笑)
つまり、結婚を「逃げ場」として見るのか、「選び取る関係」として見るのかで、婚活の進み方は変わる。
条件のズレより、価値観のズレの方が痛い。
そして価値観のズレは、入会前にビジョンを言葉にしておけば、ある程度防げる。
4. 入会前に、時間とお金を確保しておく
ここで田中さんが少し声色を変えた。
時間がないから結婚相談所に入会するっていう理由は充分に理解できるんです。けれど、いざ入会しても、時間がないからお見合いは申し込めない〜みたいな会員さん、多いんですよね
ユウコさんが続けた。
先月もいたんですよ。仕事のスケジュールが詰まりすぎて、お見合いの日程を3週間先までしか出せない方。そうこうしているうちに、申し込みたかったお相手が、別の方とお見合いに進んじゃって
入会さえすれば、こちらがなんとかしてくれる。
そう思っている方が、思っているより多い。
結局はお見合いも仮交際も、会員さま本人が時間を使って、体ひとつで動かなければなりません
仕事で資格を取らないといけない、子どもが受験を控えている。
そういう方は、忙しさの山を越えてから入会される方がいい、とユウコさんは言う。
会費はかかる。けれど動けない。
動けないうちに周りの会員さんが成婚していけば、焦りばかりが募る。
そして、もう一つ見落とされがちなのがお金です。
田中さんが、こんな話をしてくれた。
相談所の月会費は払えるんだけど、デート代と服代と美容室代までは計算してなかった、って方が結構いるんですよ。それでお見合いのたびに同じ服を着まわして、お相手から『あれ?』って思われて
月会費を試算するなら、デート代、服代、交通費、美容室、写真撮り直し代まで一緒に並べてみてほしい、ということだ。
ミーさんが付け加えてくれた。
いつまでに結婚する!と目標を決めて、短期間で婚活に集中している方。意外と成婚スピードも早かったりしますね
ただし、と田中さん。
あ、でも自分に可能な範囲でね。身も心も疲れているのにムチ打って婚活してると、やっぱり疲れちゃうから
婚活は気合いだけでは続かない。
時間とお金の余白があるから、落ち着いて相手を見られる。
余白がないまま始めると、相手を見る前に自分が削れてしまう。
5. 自分の市場価値と、希望条件を並べて見る
ここからは少し、耳が痛い話かもしれない。
人を値踏みしたいわけではない。
けれど婚活では、「選ぶ側」であると同時に「選ばれる側」でもある。
少し厳しい言い方になるけれど、世の中は需要と供給。
婚活市場も、例外ではない。
田中さんが、メモ用紙にこう書いて見せてくれた。
- バツイチだけど年収700万円、家事力もある40代男性
- 初婚で年収300万円、実家暮らしの30代男性
婚活市場でニーズがあるのは、前者です
と田中さんは言った。バツがついていない、年齢も若い。
それでも、後者は厳しい。
これは後者が人として劣っているという話ではない。
結婚生活を具体的に想像したとき、何が安心材料として見られるかという話です。
年収の高さ、家事力。
失敗しているけれど、結婚の厳しさも知っている男性の方が、実家暮らしの男性よりモテる。
恋愛するのであれば、後者の男性でもニーズがあるでしょう。年齢もお若いし、年収が低くても、実家暮らしなら自由に使えるお金もあります。しかし、結婚と恋愛は違うんです。結婚は、男女共に生活力が求められるのです
ただし、ここでユウコさんがフォローを入れてくれた。
実家暮らしの男性でも、家事力があって、親との距離感が健全で、お金の管理がきちんとできている方は、現場で意外と早く決まりますよ。属性だけ見て『実家=ナシ』ってわけじゃないんです
見られているのは、属性のラベルではなく生活の中身ということだ。
結婚相手としての生活力が伝わるかどうか
で、市場の見え方は変わる。
女性側でも同じ。
今の時代だからこそ、女性も正社員で働いている人の方がニーズがあるんですよ、婚活市場は
ここで田中さんが、ふっと遠い目をした。
僕の若いときはバブル真っ只中で、みんな羽振りが良かったんだよ。水商売のお姉さんだけじゃなくて、普通の女性も高価なプレゼントをもらったりね。だけど、そういうバブルの感覚が残っている40代の女性が結構、婚活市場で苦しんでいるよ……。時代背景を汲み取りながら、結婚や夫婦のあり方をイメージしてほしいな。世間一般的なね
これは40代女性だけの話ではない。男性にも同じことが言える。
昔の成功体験や恋愛観を更新できないと、婚活は苦しくなる。
田中さんいわく、条件だけ高く掲げて、現実のお申し受け状況を見ようとしない人が、いちばん長引く。
自分が異性だったら、今の自分と結婚したいと思えるか。
希望条件を並べる前に、一度だけでいいから、その問いに向き合っておきたい。
6. 婚活業界の情報は「胡散臭い前提」で受け取る
ここで、自分の業界をディスる発言が飛び出した。
はい、胡散臭いと肝に銘じてください
と田中さん。
ちょっと待って、あなたカウンセラーですよね?
と私が突っ込むと、ユウコさんがさらりと続けた。
婚活業界全体が信用できないというわけではないけど、婚活者の気持ちに漬け込むようなビジネスがあるのもたしかなんですよね
すべてを疑え、という意味ではない。
高額な商品や、「これさえ買えば必ず結婚できる」系の言葉には距離を置いてほしい、という話です。
ここで私(岡田)も、自分の経験を白状した。
悪質かどうかはさておき。私、勉強の一環ですごいセミナーに行きましたよ。まばたきする間に女性の心を鷲掴みにできる男になる!みたいな婚活セミナー。たしか1日2万円くらいの講座です。けど、めっちゃ微妙でしたね(笑)。これに2万円払う価値はないなって思う内容でしたね
田中さんも乗ってきた。
あ〜……結婚できるパワーストーンが30万円とかね(笑)
ユウコさんが諦めたように笑う。
婚活系のそういうビジネス、氾濫状態ですから。もし、勉強代に1万円支払うなら、スナックに行ってお店のお姉さんに相談した方がいいと思います
たとえ言い方は乱暴でも、ユウコさんが言いたいのは「現場感のある第三者に相談した方が、よほど現実的なこともある」ということだ。
私は大丈夫、騙されない、と思っている人ほど危ない。
婚活はフラれたりフッたりの繰り返しで、思っている以上に消耗する。
鋼のメンタルを持っているはずの人が、奇妙奇天烈摩訶不思議な悪質ビジネスの泥濘にはまっていく場面を、現場では何度も見てきた。
だからこそ、胡散臭い前提で婚活に励んでほしい、と田中さん。
そしてユウコさんが、少し弱った声で付け足した。
「とはいえ、私たちの意見を全身全霊で否定して、聞く耳を持たない会員さまもいらっしゃるのですが、カウンセラーは婚活のパートナーですから、信頼できると思ったら入会して、ちょっとは信じてください(笑)」
相談所は盲信するものでも、敵視するものでもない。
信頼できる相手を選び、違和感があれば立ち止まる。
そのバランス感覚が、婚活ではかなり大切です。
7. LINEとSNSの基本操作を身につける
最後はちょっとだけ、地味な話。
えっ……こんなこと!?ってびっくりされる人もいるでしょうが、『使ったことがない』なんて方も珍しくはないんです
とユウコさん。
田中さんも続けた。
コミュニケーションが苦手だから、コミュニケーションを学べるセミナーに参加するってのも悪くはないです。いいと思います。けれどもまずは、LINEやSNSの基本的な操作は把握しておいてほしいですね
操作が苦手なこと自体が問題なのではない。
連絡が遅れる、日程調整でつまずく、写真を送れない。
そういう小さなミスが、相手から見ると「やる気がないのかな?」に変換されてしまうのが怖いのです。
セミナーよりまず、日程調整と写真送信。
さすがに自分は大丈夫、と思った人ほど、念のため確認しておいてほしい。
入会前に捨てておきたい3つの勘違い
7つの準備を並べてみると、引っかかってくる読者は、たいてい同じ思考の癖を持っている。
ここからは、準備よりさらに厄介な「思い込み」の話です。

これを持ったまま入会すると、どれだけ条件が良くても婚活が長引くことがある。
座談会の最後で、3人が口を揃えた「これだけは捨ててほしい」を3つにまとめておきます。
入会すれば誰かが結婚させてくれる、という他力本願
月会費を払えば、カウンセラーがうまいことやってくれる。
そう思っている方が一定数いる。
違うんです。
田中さんがあらためて言う。
入会さえすれば、こちらがなんとかしてくれると勘違いしているのでしょうか? 結局はお見合いも仮交際も成婚も、会員さま本人が時間を使って、体ひとつで動かなければなりません
カウンセラーはパートナーであって、代理人ではない。
支える人はいる。
でも、最後に一歩を踏み出すのは、やっぱりあなた自身です。
結婚すれば幸せにしてもらえる、という依存
ここで私(岡田)が、田中さんに食ってかかった場面があった。
でも、難しい問題ですよね。両親を安心させてあげたいから〜って動機で婚活をはじめる人もいるじゃないですか? その人にとっては、両親を幸せにさせる手段が結婚だっただけで……そのための婚活ってなると、なんとも言えない気がするんです
田中さんは少し考えてから、ゆっくり首を振った。
岡田さん、その意見はちょっと見当違いかな。両親のために!と思って結婚しても、その幸せは表面的だし、ご両親世代って幸せの象徴が結婚だから、そう言っちゃうって可能性もあるんだよね。両親のために好きでもない人と結婚するって、これが親孝行とは思えないしねぇ
ユウコさんも続けた。
たしかに、誰でもいいから結婚しろっていうご両親もいらっしゃいますよ。けれど明らかに毒親です。もうね、いいんですよ。自分が好きなように生きて
もちろん事情は家庭による。
親を大切にしたい気持ちも、親を安心させたい気持ちも否定しない。
ただ、「誰でもいいから結婚しろ」と追い詰める言葉に、自分の人生を全部預ける必要はありません。
結婚すれば幸せにしてもらえる。
親が安心してくれる。今の不満が消える。
その期待は、入会前に手放してほしい。
結婚は誰かに幸せにしてもらう契約じゃない。
一緒に幸せになるための約束だから。
入会前に必要なのは、「誰かに救ってもらう準備」ではなく、「誰かと生活をつくる覚悟」です。
恋愛で通用した魅力で婚活も乗り切れる、という勘違い
恋愛市場でモテた経験は、婚活市場ではあまり役に立たない。
年齢が若い、ノリがいい、楽しい。
恋愛なら強い。
けれど結婚は別ゲームで、生活力という、地味で測りにくい指標が前面に出てくる。
恋愛で通用したカードを、婚活のテーブルにそのまま出すと、空振りする。
これは男女問わず、現場で繰り返し見てきた光景だ。
逆に言えば、恋愛で派手にモテてこなかった人でも、生活力や誠実さが伝われば、婚活ではきちんと見てもらえる。
ここが、恋愛と婚活の大きな違いです。
婚活を始める前のセルフチェックリスト
最後に、入会ボタンを押す前に、もう一度だけ立ち止まるための10項目を置いておきます。
3つ以上当てはまったら、入会は来月にずらしてもいい。

あるいは、覚悟を決め直す時間にしてほしい。
当てはまった項目は、入会前の宿題です。全部を完璧にする必要はありません。
ただ、放置したまま入ると、婚活中に同じところでつまずきます。
- 結婚と恋愛、自分が今ほしいのはどちらか答えられない
- 親や友人に何か言われると、急に焦りが出る
- 月会費は試算したが、デート代・服代・美容室代は計算していない
- 鼻毛・爪・服のシワを、他人に見られる前提でチェックしていない
- LINEで日程調整・写真送信ができるか、自信がない
- 「自分は悪質ビジネスに引っかからない」と思っている
- 「結婚すれば今の不満が消える」と感じている
- 自分の市場価値を、希望条件と並べて見たことがない
- 入会後すぐに動ける時間が、現実的に取れていない
- カウンセラーの意見を、全部信じるか全部疑うかの二択でしか見られない
田中さんいわく、
3つ当たった人ほど、入会のタイミングで一度立ち止まってくれる方が、結局スピード成婚するんだよね
慌てて入って慌てて辞めるより、半年待って準備した方が、ずっと早い。
逆に言えば、ここを見直して「準備できてる」と思えたら、それは婚活を始めるGOサインです。シビアに見えるチェックリストですが、通った人から強くなります。
まとめ|婚活を始める前に、自分の心を固めておく
ここまで、かなり厳しい話をしてきました。
でも3人が言いたかったのは、婚活を怖がらせたいということではない。

むしろ逆で、準備不足のまま傷つく人を少しでも減らしたい、ということなのだと思う。
座談会の最後、3人がそれぞれ、これから婚活をはじめる人へのメッセージをくれました。
ユウコさんは、いつもの軽口を引っ込めて、こう言った。
婚活は、失敗してナンボ。恋愛と結婚は決定的に違うので、ごまかしは利かないし、ドキドキは続きません。それでも本当に結婚したいなら、結婚願望がある人だけが集まる市場で活動してください
ミーさんは、いつもの優しい声で。
お金と時間を用意して、結婚したい相手像を明確にしてから入会してほしいです。月会費だけじゃなく、自分磨きやデート代も要ります。マナーも、デートのバリエーションも、入る前に少しずつでいいから増やしておいてくださいね
そして田中さんは、最後にこう締めた。
「もうアイデンティティが確立されたいい大人なんだから、ちょっとやそっとで性格や価値観は変わりません。一時の付け焼刃は、結婚したら地が出ます。準備してから来てください。いいとこも悪いとこも全部ひっくるめていいと思ってもらえる相手と、巡り会ってほしい」
(田中さんが、いつになく真面目なことを言っている……)
カウンセラーも人間で、結婚相談所も人間が運営している。
ひとりひとり考え方が違うし、合う合わないもある。
だからこそ、結婚に対する自分の気持ちや願望をしっかり把握しておくこと。
心が固まっていないと、婚活で出会ういろんな異性、いろんなカウンセラーの意見に揺さぶられて、自分が誰だったかわからなくなる。
シビアな話ばかりしてしまったけれど、先に知っておいた方が、ずっとラクです。
まずは、身だしなみ、結婚願望、時間とお金。
この3つだけでいいので、今日中に確認してほしい。
焦って入会するより、整えてから動いた人の方が強いです。
あなたらしさを見失わず、選ばれる準備と、選ぶ覚悟を持って、婚活に進んでください。






