直近の国民意識調査によると、結婚希望年齢の平均は、男性30.4歳、女性28.6歳。
年々上がり続けていた結婚希望年齢が、やっと止まりました。
結婚相談所に在籍している20代の会員は、結婚希望年齢より早くに婚活を始めている人たちです。
一口に20代と言っても、20代前半、20代中盤、20代後半で状況は大きく違ってきます。
女性では、27歳から29歳が最も多いゾーンで、前半にいくほどボリュームは少なくなります。
20代中盤ぐらいまでは、本人よりも両親が心配して活動を始めるケースがあります。
20代後半なら、30代を意識して本人が積極的に動くケースが多く、婚活市場から見ても、20代後半の女性が最も男性から人気のある年代となります。
このページでは、20代の婚活の特徴を詳しくお伝えします。
20代の会員が急激に増えている結婚相談所業界
ひとむかし前、
男性は27~28歳
女性は22~24歳
が結婚適齢期と言われていました。
12月25日の売れ残ったクリスマスケーキを女性の年齢に例えて、
「25歳の女性は価値がない」
などと、とんでもない言われようでした。
酷いですよね。
ここ3~4年、とくに20代女性の入会が急激に増えました。
以前はこの年代だと、母親に無理やり連れて来られた女性が多かったのですが、今はご自分の意思で来られます。
20代後半の男性会員も順調に増えていて、20代前半の女性会員も同様に増えています。(20代前半の男性はまだ少ない)
結婚相談所や婚活に抵抗がなくなった!?
結婚相談所や婚活に対して抵抗がなくなったということが大きな要因でしょう。
婚活サイトを利用し、トラブルに巻き込まれたり、思うような出会いが無かった後に結婚相談所に入会する人も多いです。
婚活パーティーや婚活アプリは料金が安い分、始めるのは簡単です。
しかし結婚に対する真剣度が低い男性が多く、お付き合いをして数か月後に結婚の意思が薄いことをカミングアウトされたというケースがよくあります。
また、顔写真が不特定多数の方に見られてしまうことを心配して、婚活アプリではなく結婚相談所を選んだという人も多いのです。
結婚相談所の20代-入会の動機は?
20代女性に、結婚相談所に入会した動機を聞いてみると、
「会社の30代の独身の先輩から、婚活するなら早いに越したことはないと言われて・・・」
や、
「親戚の40代半ばの女性を見て、ああなる前に・・・、と思って・・・」
の行動だと言います。
そういう現実を見ているからか、
「早くイイ人を見つけなくては」
と危機感を持って取り組んでいる女性は多いです。
【注意】男は結局若い子が好き!
男性は基本的に自分の年齢に関わらず、若い女性を好む傾向があります。
「女性は若ければ若いほど有利なの?」
と考えがちですが、違います。
20代前半から中盤までの女性に対しては、男性側が引いてしまうことも。
また若い女性からすれば、やはり大きな年齢差のある男性相手との結婚は簡単ではありません。
と、いうのも彼女達の一回り上のアラフォー男性が、年齢差に見合うだけの包容力を持っていないことも多いのです。
中には一回り違って年収差もあるのにほぼ割り勘とか、自分の給料だけでは生活に余裕を持てないので共働きをしてほしいと言うのはよく聞く話。
それならば同年代のほうがいいとなるのは当然です。
男性に意識してほしいのは、「年上でもいい」という女性が増えた半面では、「同世代を好む」傾向も強いということ。
決して「年上の方がいい」というわけではありません。
20代、なんだかんだ言っても有利
そうは言っても、20代の女性は、同じ世代(20代や30歳前後)の男性の対象となれる唯一の女性ですので、なんだかんだでとても有利です。
実際に成婚するにあたり障害も少ないです。
どのカウンセラーに聞いても、20代の婚活の様子を聞けば、
20代から真面目に婚活をしたののなら、ほぼ一年以内に結婚が決まることが多い。
と言います。
けれど、これには条件があるそうで、
素直で謙虚な女性なら。
ある程度年収がある男性なら。
ということです。
しかし!
30代後半や40代以上の女性に比べて圧倒的に有利なのは変わりませんが、油断しているとあっという間に時間が経っていく危険もあります。
結婚相談所の20代の特徴
結婚相談所の20代の婚活の特徴は、男女の違いがあまりないこと。
デートでも割り勘が普通と捉えます。(エスコートとか男性はしないし女性も期待していない)
あまりガツガツとした活動とならないことが多いです。
とくに一人っ子、もしくは一人暮らし経験が少ない人は、実際に結婚するとどのくらい年収があればどの程度の生活が出来るのかを肌で感じていません。
そのため、良く言えば謙虚、悪く言えば、現実を知らない、とも言えるのが20代の特徴です。
男性も女性も20代から30代前半ぐらいまでは、共働きを希望する人が増えています。
それでは次からは結婚相談所市場における状況を、男性と女性に分けて詳しくご紹介します。
結婚相談所市場-20代の男性
20代前半の男性はまだ珍しいですが、20代後半の男性は年々増えています。
女性と同様に20代の男性も、それほど強く希望条件を主張しません。
でも男性は基本的に年下女性を希望するので、年齢的にマッチングする女性の母数が少ないことは否めません。
もし20代男性が同年代の女性を求めるのならば、婚活アプリや婚活パーティーなどで出会う方が可能性があるでしょう(男性の場合、女性ほど深刻なトラブルに発展しないと考えられるため)。
年収は大事!?もしくは”武器”をもつべき!?
20代中旬の男性では、年収は300万台が多くなりますが、その金額では結婚相談所では女性から求められにくいです。
20代中旬の男性のターゲットとなる20代~30代前半の女性の特徴は、一回り上位の男性(30代~40歳)までOKとしていることもあり、そんなライバル男性と比べられて、条件面で負けることが多くなるのです。
そのため、20代の男性はとくに収入や仕事以外の自分なりの武器を磨くことが大切です。(家事や育児、清潔感、楽しさ、頼もしさなど)
もし20代男性が女性への希望条件を少し広げてみたり、同年代や歳上でもOKとしてみたり、女性の仕事に対する寛容さなどを強くアピールしたなら、女性からの申し込みがグンと増えるでしょう。
結婚相談所婚活市場-20代女性
次は20代女性市場について。
そして、女性の場合にはちょっと複雑ですので、タイプ別にご紹介します。
大きく分けて、以下の2タイプに分かれます。
・ハイスペック夫を探すタイプ
・条件を求めないタイプ
ハイスペック夫を探す20代女性
一部ルックスに自信のあるタイプの女性は、20代でかなり高めの希望を持って結婚相談所に入会することもあります。
医師、大学教授、年収1000万超え(・・・というかもっとですね)の経営者、もしくは全て(年齢、ルックス、学歴)揃った会社員を求められます。
このような女性は希望の男性とお見合いはできるのですが、昔のように『若くて可愛いだけ』では結婚は決まりにくくなっています。
つまり中身が伴っていないと難しいのです。
最近の男性はとてもシビア。経営者ともなると尚更です。
このような女性が決まらないまま30代に突入してしまうと、なまじっか高ステータスの人とお見合いができた記憶だけが残って、結婚がさらに難しくなり、
「婚活始めて15年になります・・・」
なんてことが、実際にあります。
今の20代は親世代がバブル世代だったりするので、現在の男性の年収、共働き希望などを理解していない場合があることも。
親(特に母親)が娘の相手に自分の若い頃の価値観を押し付けるとかなり苦戦します。
娘世代が今はそんなことは通用しないとわかっている場合はいいのですが、母子密着で母親の価値観に洗脳されてしまっている場合は結婚を難しくさせてしまいます。
しかしながら、結婚相談所に入会しようと思う年齢のタイミングは、男性よりも女性の方が早いため、自身と同世代のハイスペック男性の登録が想像より少ないなと、感じる方が多いです(特に地方は・・・)。
条件を求めない20代女性
30代後半や40代の女性と比べると、カウンセラーが驚くほど、男性に求める条件が低い女性が多くいます。
30,40,50代のどの層よりも、20代女性はお相手男性の年齢差にも寛容です。
そうなると、30代前半から中盤までがターゲットとなるので最も男性会員の多い層となり、かなり質、量ともに充実した活動ができます。
30代中盤の男性からは、やはり20代の女性は好まれますからね。
そして20代も後半になると、また違った状況が現れます。
20代後半女性の8割は相手は30代(39歳)までならOK、一回り上までならOK、中には45歳位までならOKという女性が出てきます。
このような女性はバンバン年上の男性ともお見合いをしていきます。
ただ最終的にはそこまでの年上ではなく5~6歳上位の男性と成婚されることが多いです。
結婚相談所で婚活する20代男性へのアドバイス
基本的にはアドバイスらしいアドバイスは特にありません。
20代男性の場合には、先ほども言ったように結婚相談所でなくてもいくらでも出会いがあります。
婚活市場でなくても、まだまだチャンスがあるので、ある程度、時間に余裕をもった活動をしていてもよいでしょう。
その理由もしっかりとあるので次に話しましょう!
30代になっても余裕!?
そうなんですよね。
女性と違って、男性は30代になると婚活市場で断然モテます。
年収も増えているでしょうし、30代男性をターゲットにしている人は20代男性よりも多い場合も多々あります。
結婚相談所、マッチングアプリ、婚活パーティー、どの婚活市場でもチャンスが転がっています。
今までモテてなかった人も、たびたび勘違いしてしまっているほどです。
そのため、20代での婚活はまったく焦る必要はないと言い切ってもいいくらいなんです。
20代は自分磨きをまずはする!
30代男性ではモテモテになると言いましたが、もちろん全ての人ではありません!
しっかりとした年収、しっかりとした人柄などが必要です。
そのため、日頃から自分磨きをしておく必要があります。
20代でそれほど結婚を意識していないのであれば、30代に向けて自分磨きをしておくのがおすすめです。
30代までにしっかりと人間として成長できていれば、30代の婚活は圧勝なはず!
結婚相談所で婚活する20代女性へのアドバイス
男性と違って、女性は少し気をつけることがあります。
なにせ、30代になったら女性の婚活は戦国時代ですから。
まずは20代のうちに婚活の準備をしっかりしておき、チャンスがあれば積極的に婚活をしておきましょう!
必要以上に「安定」に偏重していませんか?
ある意味、多感な時期に不景気だった今の20代。
小学校の時の流行語に「リストラ」があった世代です。
極めて安定志向が強く、男性に求めるのは、何よりも「安定」。
ここに偏重している方が多いのです。
人生100年。まだ20代です。
今後の長い人生を一緒に歩むのですから、今現在の価値観だけにとらわれないこと。
長期的な視野に立ち、本当に今の条件・年収だけで安定した生活と言えるのか? を、じっくりと考えてください。
そのため、理想は落とさずに、年齢のみ、自身より少し上の世代の34歳以上のハイスペックの男性を狙うことも、ひとつの手だと思います。
目標期間を明確にしておくこと
20代は婚活市場では人気がある年齢層ですが、それ故に選択肢が広がり、婚活が長引く恐れがあります。
30歳までに結婚を、と希望して活動を始めても、長引けば年は取ってしまいます。
結婚相談所での活動であれば1年以内の成婚が望ましく、1年を逆算して活動スケジュールや方針を決めておくと良いです。
変更する範囲も決めておく
活動を進めている中で、ご自身やお相手のこと、また結婚生活に対して新しい気づきや方向転換をすることがあります。
最初に決めておいた条件などを見直す際は、その範囲もある程度決めておいた方が良いです。
もっといい人が、もっといい人が・・・ となると、きりが無くなります。
1歳でも若いうちに
とくに、ハイスペックの男性は20代の女性しか選ばないということがあります。
29歳の女性でも、誕生日が来て30歳になった瞬間に選ばれなくなってしまうこともあるのです。
「子供が欲しくて」という理由で結婚相談所に入会している男性も多いので、将来出産することを考えても、少しでも若いうちに、ということです。
地域の20代男性が何人いるのか、入会前に聞くこと
20代の男性会員が増えてきているといっても、それは都市部だけの話かもしれません。
大学院在学中の25歳女性が活動していましたが、大学院修了後、就職で愛知県から山形県に行くことに。
山形県の男性会員の人数の少なさに愕然としたことがありました。
今、あなたの住んでいる地域に同世代の男性がどれだけいるのか?
入会前に、必ず質問してください。
「結婚」はスタートです
家庭や両親の影響を大きく受けて、
「どうしても30歳になるまでに結婚をしたい!」
という人がいます。
長い人生を考えると、「結婚=ゴール」ではなく、「結婚=スタート」という意識を強く持つ必要があります。
そのためには、しっかり寄り添ったサポートをしてくれる相談所を探しましょう。
「20代とはいえ油断できない」ということと
「いたずらに結婚を焦らない」ということが、20代女性にとっては大きなポイント。
目の前の「結婚」だけでなく、その後の幸せをイメージできる人を探すことができれば、幸せを掴めるでしょう。
婚活に過度な期待をしないこと
20代では男性に比べて女性の方が婚活をしている人が多いので、30代の男性も視野に入れて相手を探すことが大切です。
20代の女性は綺麗で可愛い人も多いので、髪型、メイク、服装など見た目的にも他の婚活女性に負けない様に気を遣うこと。
やはり出逢った縁を大切に育むという事が一番だと思います。
結婚がすぐに決められるような素敵な方との出逢いは、ほぼありません。
成長あるのみ
20代ならではの可能性も、うかうかしていたらあっという間に30代になることも、20代なりの良いことも厳しいこともお伝えしました。
ですが、婚活において若いことが有利であることは間違いありません。
焦らず、油断せず、さらに素敵な人へと成長しながら活動してくださることを応援しています。
婚活中に悩んだり、結婚相談所選びに迷ったりした際は、管理人まで遠慮なく質問してください。