お見合い結婚した夫婦の離婚率は10%!長続きする理由を考えてみた。

実は婚活業界では、こんな面白い割合があります。

3組に1組の夫婦が離婚する日本において、恋愛結婚のご夫婦の離婚率は30%・お見合い結婚のご夫婦の離婚率は10%というもの。

正確な統計ではないものの、成婚退会後の婚約破棄や離婚事例は極めて珍しいのです。

マッチングアプリはさらに離婚率が低いという噂もチラホラ。

もちろん、お見合い結婚をしても、離婚に至るご夫婦はいます。

この記事では、結婚相談所のリアルを知る私の目線で、お見合い結婚夫婦の離婚率が低い理由と、お見合い結婚での『離婚』を防ぐ方法をまとめてみました。

お見合い結婚が恋愛結婚より離婚率が低い3つの理由

お見合い結婚のメリット
では、お見合い結婚は恋愛結婚と比較して、どうして離婚率が低いのでしょうか?

私が考えるその理由を3つ、まとめてみました。

理由1.結婚を前提として交際するから

お見合い結婚の最大のメリットは、出会い・交際当初から『結婚を前提』としてお付き合いできること。

ちなみに私は恋愛結婚なのですが、お互いが結婚したいと思って付き合っていたわけではありません。

街コン・合コンでも出会いはあるけれど、そういった出会いの場にいるすべての人に結婚願望があるわけではないですよね……。

しかしお見合い結婚の場合、出会ったときから結婚を目標として関係を築いていきます。

だからこそ、結婚後に生まれるギャップも最小限に抑えられるのです。

理由2.お互いの年収・職業・家庭環境を把握できているから

お見合いをするとき、事前に相手の年収や職業、家庭環境を把握することができます。

そりゃ、結婚を目的とした出会いですから、お相手の環境はしっかり把握しておきたいもの。

また、お見合いをする事実をご両親も知っていたり、お見合いだからこそ親族のことを聞けたりしますよね。

離婚の原因で、長年一位を締めるのが『価値観の不一致』です。

しかし、恋愛結婚で離婚に至る夫婦の中には、嫁姑問題・義実家との関係性が引き金となるケースも……。

お見合い結婚だから、義実家との関係性が保証されるというわけではありませんが、

お見合い結婚は恋愛結婚よりご両親・親族の理解を得られやすいことも『離婚率が低い』要因のひとつです。

理由3.交際期間中、結婚に対する価値観を共有できるから

お見合いでカップルが成立したら、次は結婚に向けてお互いのことを知っていく期間に突入します。

私の周りに「長年付き合っている彼氏と結婚したいけれど、彼氏となかなか結婚の話ができない」と悩む友達がいるのですが、普通恋愛って、結婚願望があるかどうかもわからなかったり、結婚についての話をしにくかったりするのが現状。

お見合いがキッカケではじまったお付き合いなら、結婚の話をするのも不自然じゃありませんよね。

交際期間中に結婚の価値観を共有しやすいのは、やっぱりお見合い結婚です。

価値観の不一致で離婚に至る夫婦は必ずいます。

結婚は他人と他人が家族になるものですから、価値観の不一致があっても当たり前。

けれど、婚前、結婚生活に対する価値観を共有しやすいお見合い結婚は、結婚後の価値観の不一致を招きにくいのです。
お見合い結婚のデメリット
お見合い結婚は恋愛結婚より離婚率が低いといえど、『離婚が必ずない』とは言いきれません。

なぜなら、お見合い結婚には弱点があるからです。

そうなんです、お見合い結婚は相手のことをよく知る前に結婚してしまうという弱点があるのです。

でも、この弱点はあることをすれば、防ぐことができます。

ここでは、お見合い結婚における弱点を防ぐためにできることを紹介しましょう。

注意1.相手の『日常生活』も知っておこう!方法は!?

恋愛結婚よりも結婚するスピードが早いお見合い結婚ですが、できれば結婚までにお互いの日常生活を把握しておきたいもの。

恋愛結婚にもいえることなのですが、デートしているときだけじゃわからない部分があるからです。

結婚したら、衣食住をともにするわけですから、どういう日常生活を送っているか、知っておきましょう。

私は結婚する前に、期限を決めて同棲することをオススメしています。

注意2.「恋愛結婚じゃない」と割り切りすぎないこと

この割り切りはいらない!

お見合い結婚に対して抵抗感がある人もいらっしゃいますが、お見合いだって立派なご縁であり、運命です。

お見合い結婚は、恋愛結婚と比べて、運命的じゃない……。なんて誰が決めたのでしょうか?

結婚相談所のスタッフを経験して、つくづく痛感しているのですが、結婚生活は長い人生の中で続いていきます。

結局は出会い方よりも、夫婦仲が大切なのです。

恋愛結婚じゃないから・・・と、割り切りすぎるのもよくありません。

お見合いして、運命の人と巡り会えた。それだけで立派な奇跡ですから。

お互いを知り、受け入れる気持ちを忘れないでくださいね。

注意3.自分のことが伝わっていない!?

相手を知るだけではダメなんです!

そうなんですよ、相手のことを知ることに集中するあまり、自分のことを知ってもらえてないことが多々あります。

それって、結局は離婚につながりますよね。

相手のことを知ることと同じくらいレベルで、自分を伝えるための行動には出ましょう。

あなたが相手の性格などを気に入ったとしても、相手があなたの性格などが気に入らなければ、結局は物別れです。

恋愛結婚だって、最終的に価値観の不一致で離婚することはあるんですから、お見合い結婚ではなおさらそうならないように自分ことも伝えていきましょう。

これについても、同棲がおすすめです。

お見合い結婚が長続きする秘訣とは?

やっぱり相手選びです。

しっかりと相手を事前に選んでおけば、上であげたデメリットもそれほど気にする必要はなくなります。

デメリットを回避して、しっかりとした相手を選べればお見合い結婚の良いところだけが浮き彫りになるはずです。

そのためには、あともう1つ気にしないといけないことがあります。

それが、離婚原因です。

恋愛ではなく、お見合い結婚の場合には、特徴的な離婚原因が発生することがあります。

それを事前に考えておけば、いざ結婚したときにも対処は可能ですし、起きることすらないかもしれません。

ですので、まずはお見合い結婚に起こりがちな、離婚原因をチェックしてみましょう。

【価値観の不一致】以外の離婚原因も視野にいれておく!?

お見合い結婚の離婚原因

離婚原因ナンバー1といえば「価値観の不一致」ですが、それ以外にも離婚原因となるものはいくらでもあります。
代表的なものは以下。

価値観の不一致以外の離婚原因
  • モラハラ
  • 暴力
  • 浮気
  • 浪費(ギャンブル)
  • 家族・親族との不和

お見合い結婚の場合には恋愛期間が短くなっていますので、モラハラや暴力などに気づけない可能性が高くなっています。

こればっかりは一緒に生活がはじまらないと分からない要素です。

そのため、結婚する前に、同棲することをやはり、強くおすすめします。

同棲すれば、多くの離婚原因をチェックすることができます。

<同棲について詳しく知りたい人はこちら>

マッチングアプリの離婚率はもっと低い!?

これ最近よく言われるよね〜〜、ほんとかしら?

マッチングアプリの離婚率は低いとよく言われます。

ただし、これについては正確な数字はまだありません。

ここ2、3年急激に需要が増えてきているだけなので、そもそもまだ離婚していないだけ!?という噂もあります。

それにマッチングアプリもある意味、お見合い結婚ですから、お見合い結婚はやっぱり離婚率が低いってことなのかもしれません。

離婚率は低くても成婚率も超低いかも!?

ここはよーく覚えておいてくださいね。

マッチングアプリ=便利=楽ちん=成婚も余裕

って思っちゃダメです。

サクラなどは一昔前より減ってきてますが、そもそも婚活を真剣にしていない人もいますし、

真剣にしているがゆえに、じっくり派、慎重派の人が多いのも事実。

多くの人が、まずは1回会うというハードルからはじまります。

そして、2度目のデートにいたらずという人がかなりいます。

なので、どの婚活市場にも言えますが、離婚率が低いというよりは、まずは、

『結婚までのハードルが高い』

ゆえに、『結婚した後は離婚しない』というイメージが正しいですね。

勢いだけでは結婚までいかないのが、マッチングアプリなのかもしれません。

良いことでもあり、悪いことでもあるかもしれませんね。

マッチングアプリについてはもう少し情報が集まったら、離婚率などをご紹介していきます。

↓↓↓↓↓マッチングアプリの現状を知りたい方はぜひこの記事を↓↓↓↓↓

まとめ

半世紀前は、お見合い結婚が当たり前だった日本。

そこから時代が進んで、恋愛結婚が主流となりました。

恋愛結婚に憧れる気持ちも理解できますが、結婚において大切なのは、出会い方より結婚後の生活です。

他人同士が結ばれ、家族を作る『結婚』は、どんな形であれ奇跡のようなもの。

その事実を忘れずに、素晴らし未来を築いていきましょう。

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ごっちんが執筆

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