【離婚前:女性の不安】お金の不安は乗り越えられる!

【離婚前:女性の不安】お金の不安は乗り越えられる!

離婚したいけど「お金が不安」で動けない。これは、私が一番多く聞く相談です

離婚したいけど、お金が不安で動けない。

来月の生活費を計算しては、夜中に通帳を見つめて、ため息をつく。

私が相談所で女性から一番多く受けるのが、この相談です。

何十人と、同じ夜を過ごしてきた人を見てきました。

最初に言っておきたいことがあります。

この記事は、法律の解説でも、離婚を勧める記事でもありません。

離婚したほうがいい、しないほうがいい、と私が決めることもしません。

婚活・離婚・再婚に絶対の正解はないのです!

これは私が相談業をやっている上で、ずっと信じていることです。

ただ、本当によく相談されるからです。

離婚や再婚について、女性から数えきれないほど相談を受ける。

その中でも、「離婚したいけど、お金が不安で動けない」という相談が、ダントツで一番多いのです。

お金の心配は、相談の中でも別格に重い。

だから「お金の不安で動けないなんて、私は弱いのかな」と感じている人がいたら、まずそれは違うと言わせてください。

あなただけではありません。

むしろ、そこで立ち止まれる人のほうが、私は健全だと思っています。

私がここで書きたいのは、答えをズバリ回答するというより、そっと背中を押せたらな、ということです。

「離婚しろ」とも「我慢しろ」とも言いません。

ただ、お金の不安の正体を一緒に見て、何が必要で、何は気にしなくていいのかを、現場の感覚で整理させてください。

そして、お金が不安と一言で言っても、実は中身は人によってかなり違います。

まずは、女性が離婚前に抱えている不安を整理させてください。

離婚前の女性が抱えている不安は、だいたいこの5つに分かれます

これまでのご相談経験や友人の話からいって、大きく分けて以下の5パターンに分類できると思います。

もちろん、複数の不安が重なる方もいますが、たいていの女性は、この中の1つに特に大きな不安を抱いているイメージです。

私の相談室では、特に①のお金関連がダントツで多いですね。

並べて書いていますが、相談現場で「これが一番きつい」と語られる頻度には、はっきり差があります。

①生活費・収入・養育費「生活費が足りなくなるのが怖い」

来月の家賃、子供の習い事、食費、保険。

このあたりが頭の中でぐるぐる回って、寝る前に通帳を見てしまう。

専業主婦だった人や、夫の収入に多くを頼っていた人ほど、この不安は重くなります。

私の相談室でも、このタイプが圧倒的に多いです。

やっぱりお金は大事ですからね。

離婚したい気持ちはずっとある。でも来月の家賃を計算すると、口が動かなくなる

こういう言い方をされる方が、本当に多いのです。

②社会的な目・周囲の反応「親や職場に何て言えばいいかわからない」

離婚したと言うこと自体にストレスを感じる人、職場の目が気になる人、親に何と言われるか怖い人。

家族や友人がサポートしてくれる場合もありますが、それにも限界はあります。

周りの目が気になる人は気をつけないと、精神的にボロボロになってしまうかもしれません。

これは脅しではなく、相談を受けていて、本当に追い詰められていく人を見てきたから書いています。

離婚そのものより、親や職場にどう見られるかで心が削られている方も、本当に多いのです。

③子供の親権・生活環境「子供に申し訳ないと思ってしまう」

親権や養育費の取り決めも大きいですが、それ以上に重いのが、子供の生活環境が変わるという事実です。

学校、住む場所、友達、お父さんとの距離。

年齢にもよりますが、中学生以下であれば、その精神的なダメージは相当なものだと思ってあげてください。

「子供は順応するから」と一言で片付けてほしくないところです。

自分の人生の話をしているはずなのに、途中から子供の顔が浮かんで動けなくなる方も、相談室では珍しくありません。

④メンタル・将来への漠然とした不安「この先どうなるのか分からない」

ストレス、孤独、将来どうなるのか分からない感覚。

新しい仕事、新しい人間関係、再婚するのか一人で生きるのか。

私、この先ずっとひとりなのかな

夜、子供が寝たあとにふとそう考えてしまう——そんな漠然とした不安です。

離婚後に、カウンセリングや心理的サポートを求める人すらいるほどです。

⑤住居・離婚手続き・弁護士費用「結局、お金とつながってくる」

どこに住むか、家を出るのか、家に残るのか。

離婚の手続きも複雑だし、弁護士費用もかかる。

法律のことなんて、普通の人は分かりません。

結局、ここも最後はお金の問題にリンクしていきます。

5つ並べました。

今、自分が一番怖がっているのはどれか、なんとなく見えてきたでしょうか?

5つのうち、私のところに一番多く来るのは、やっぱりお金の相談です。

だから、まずはお金の不安だけを取り出して、ほぐしていきましょう。

お金の不安を減らす最初の一歩は、3つの数字を紙に書くことだけ

最初に大事なことを言います。

制度を完璧に理解する必要は、まったくありません。

財産分与とは、養育費の相場とは、児童扶養手当の所得制限は、年金分割は——こういうのを全部頭に入れてから動こうとすると、いつまでも動けません。

むしろ、調べれば調べるほど不安が増えていく人を、私は何人も見てきました。

正直なところ、離婚後の不安に「これなら大丈夫」と言い切れるものはないと思います。

だからこそ、最初は「全部わかる」を目指さない。

やることは紙1枚に、3つの数字を書くだけです。

  1. 毎月の固定費(家賃、食費、光熱費、通信費、子供の教育費、保険)
  2. 自分名義の収入と貯金
  3. 子供にかかる固定費(給食費、習い事、塾、被服費)

①毎月の固定費

家賃、食費、光熱費、通信費、子供の教育費、保険。

だいたいでいいので合計を出します。

大阪だと家賃の相場感も都心と郊外でかなり違いますが、自分が住みたいエリアの2DKや3DKの家賃を1〜2件調べて、現実の数字を入れる。

これだけで「想像の不安」が「具体的な数字」に変わります。

②自分名義の収入と貯金

今の自分の収入(パート、フル、何でも)と、自分名義の口座にあるお金。

夫名義のものは一旦置いて、まず「自分の足」がいくらあるかを見ます。

③子供にかかる固定費

給食費、習い事、塾、被服費。

これは①に含めてもいいですが、別に書き出すと、子供のために本当に必要な金額が見えてきます。

ここまでは、今夜できます。

財産分与、養育費、児童扶養手当、母子手当、年金分割——こういう「もらえる可能性のあるお金」は、別の紙に名前だけ書いておいてください。

金額は今すぐ出さなくていいです。

「窓口で聞けばわかるリスト」として置いておく。

それで十分です。

ここまで書くと、たいていの人は2つに分かれます。

「思ったより怖い」か、「思ったより何とかなりそう」か。

ただし、線は引かせてください。

明らかに来月の生活費もすでにない、というレベルであれば、さすがにシングルで生活するのは厳しいかもしれません。

そこは「何とかなる」で押し切っていい話ではない。

これは後でもう一度触れます。

ここまで数字を見ると、本当のところ離婚後のお金は何とかなるのか——気になりますよね。

ここからが、私が一番伝えたい話です。

離婚後のお金は本当に何とかなるのか? 私の直感は「何とかなる」です

軽々しく「大丈夫」と言える問題じゃない。

それは前提として、最初に置かせてください。

その上で、これまでのカウンセラーの経験から、1つ強く感じていることがあります。

それは、

『お金の不安は何とかなる!』

です。

『何を言ってるんだ、お金の問題を舐めんなよ!!!』

と怒られそうですが……。

これが、夜中に通帳を眺めてため息をつく女性たちを何十人と見てきたカウンセラーとしての、直感です。

無責任に言っているのではありません。

覚悟して言っています。

もちろん、離婚後にお金で苦しんでいる女性もいると思います。

これはその通りです。

でも、でも、でも、実際は——お金の不安で離婚を思いとどまっていた女性の多くが、お金の心配よりも、それ以上のリターン(メリット)を受け取っているように感じます。

私の知る範囲では、思った以上に、専業主婦だった方も、仕事をしながらお金の不安を払拭して、楽しんで生活しています。

最初の半年〜1年はパートを掛け持ちして必死だった人が、2年経つ頃には笑っている。

自分の口座に自分のお金が入ってくるって、こんなに気持ちが違うんですね

離婚前はずっと眉間にしわを寄せていた方が、数ヶ月後に会うと、声のトーンから変わっていることがあります。

そういう変化を、私は何度も見てきました。

離婚原因には、浮気、暴力、性格の不一致、性的不和など、さまざまなものがありますが、原因の種類そのものより、その後の環境のほうが幸福度を左右する印象があります。

原因の重さを軽く見ているわけではありません。

ただ、離婚後にどんな暮らしになるかのほうが、その人の表情を決めている、という話です。

離婚の先にある不安が、経済的な問題なのであれば、何とかなるんです!

もちろん、シングルマザーは大変だと思います。

これは絶対に省略したくない。

最初の数ヶ月は寝る時間も削れますし、子供の前で気を張り続けるのも本当にしんどい。

きれいごとでは済みません。

それでも、それ以上に、離婚したことによる開放感や、生活の質の変化が、お金の不安を上回る人が多い、というのが私の現場感覚です。

特に、暴力やアルコール問題、モラハラなどを抱えていた人は、その傾向が強いと思います。

個別の事情はあるので一括りにはできませんが、私が現場で見ている限り、ここに該当する人ほど、離婚後の表情が変わっていきます。

ただ、ここで間違えてほしくない考え方が3つあります。

「お金が何とかなる」と聞いた瞬間に油断する人がいますが、それは違います。

離婚前にやってはいけない、お金の考え方が3つあります

①「完璧に準備できるまで離婚できない」という思い込み

完璧な準備なんて、たぶん一生整いません。

貯金がいくらあっても、「もう少しあれば」と思ってしまう。

準備は必要、でも完璧主義で止まると、5年経っても10年経っても同じ場所にいます。

②「夫の収入がないと生きていけない」という決めつけ

そう思ってしまうのは、当然なんです。

生活を夫に預けてきた時間が長いほど、自然とそう刷り込まれます。

だから、自分を責める必要はありません。

ただ実際は、自分名義の収入と公的支援、養育費を組み合わせれば、形は変わっても生活が回るケースが多い。

「絶対に無理」と思う前に、紙の上で計算してみるだけで、見える景色は変わります。

③「制度を全部理解しないと動けない」という硬直

養育費、財産分与、年金分割、児童扶養手当——全部を自分で完璧に勉強しようとすると、心が先に折れます。

窓口や弁護士に「これってどうなりますか」と聞きにいけばいい話です。

自分で全部背負わない。

離婚原因の重さを否定しているわけではないのですが、「何が原因で離婚するか」よりも「離婚後にどんな生活になるか」に視点を移したほうが、判断は健全になります。ただし、DVや深刻なモラハラを受けている方は、原因の重さも、安全の確保も、絶対に軽く扱ってはいけません。ここは別の話です。

それから、最初に書いた線引きをもう一度。

明らかに来月の生活費もすでにない、というレベルであれば、さすがにシングルで生活するのは厳しいかもしれません。

ここに該当しそうな人は、離婚そのものより先に、収入源と住む場所を確保するほうが優先です。

では、最低限どこまで準備できれば動いてもいいのか?

ここを最後に整理します。

「目処が立った」と思えるところまで進めるための、最低限の準備

ゴールは、「制度を完璧に理解すること」ではありません。

「目処が立った、と自分が思えること」です。

さっきも言ったとおり、完全な安心はありません。

だからこそ「完璧な安心」を目指すと、いつまでも進めない。

「ここまで来たら、なんとかいけそうだ」と自分が思える地点を作る、という発想にしてください。

難易度の低い順に並べます。

①1ヶ月の生活費を紙に書き出す

前のH2で書いたやつです。

とにかく、これが起点。

②自分名義の口座・収入・貯金を確認する

通帳を1冊ずつ開いて、合計を出すだけ。

30分あれば終わります。

③養育費・財産分与・公的支援は窓口で確認するだけでいい

役所の子育て支援課、法テラス、自治体の女性相談窓口。

「自分で調べ尽くす」のではなく、「聞きに行ってメモする」で十分です。

④仕事がない場合は、いきなり正社員を目指さない

ブランクがある人ほど、正社員にこだわると動けなくなります。

週3のパートでも、在宅の事務でも、何でもいい。

「自分のお金が毎月入ってくる」状態を先に作ります。

⑤不安が強い時は、誰かに話す

弁護士、自治体の相談窓口、信頼できる友人、カウンセラー。

一人で抱えると、不安は実態より2倍にも3倍にも膨らみます。

ここまで進めて「あ、なんとかなりそうかも」と思えたなら、あなたはもう十分動ける場所にいます。

不安だった気持ちが、紙の上の数字と、メモした窓口名と、入ってくる予定の収入に置き換わっている。

それだけで、もう「動けない人」ではなくなっています。

明らかに来月の生活費もすでにない、というレベルでなければ——仕事をもっていたり、仕事が決まっていたり、ある程度の金銭的な目処がたっているのであれば、おそらく、あなたは何とか乗り切れるはずです。

ここまで読んでくれたあなたに、最後に私の本心を話させてください。

まとめ|お金の不安だけで、人生を止め続けなくていい

ちょっと豪快な回答をしてしまいましたが、これが私の本心です。

お金の不安は、現実的に見てください。

紙に数字を書いて、線を引いて、「これは無理」「これはいける」を冷静に分ける。

そこは絶対にサボらないでほしい。

でも、お金の不安だけで、人生を止め続けなくていい。

私が現場で見てきた限り、お金の心配だけで離婚をやめた人より、お金の不安を抱えながらでも一歩動いた人のほうが、結果的に穏やかな顔をしている確率は高い気がします。

それよりも、メリットの方が大きい気がします。

仕事をもっていたり、仕事が決まっていたり、ある程度の金銭的な目処がたっているのであれば、おそらく、あなたは何とか乗り切れるはずです。

怖いのは当たり前です。

でも、怖いから人生を止める必要まではありません。

紙に数字を書いて、相談して、逃げ道を確認する。

そこまでやったら、あとは一歩ずつです。

まずは今夜、紙に3つの数字を書く。

それだけでいいんです。

怖くて当たり前ですから、ひとりで抱えないでください。

何かあれば、いつでも相談してください!

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