ビックリ!海外セレブが実際に結婚前に決めていた「離婚時の条件」
海外セレブが交わす婚前契約書、その中身があまりにもぶっとんでいる
「離婚後5年間、新しい恋愛を公にしてはいけない。違反すれば、約11億円の養育費・離婚調停金が受け取れなくなる」
これは、ハリウッド俳優トム・クルーズが元妻ケイティ・ホームズに課したとされる、婚前契約書の一節です。

えっ、そんな契約あるの?
と思いますよね。
結婚するときに、離婚後の恋愛まで縛る契約書を交わす。
日本ではあまり馴染みのない感覚ですが、海外セレブの世界では、これがそれほど珍しいことではありません。
離婚は、結婚よりはるかに労力がかかると言われています。
だからこそ海外では、結婚するときに「離婚時の条件」までキッチリ決めて契約書にしておくのが一般的です。
それが、いわゆるプレナップ(婚前契約書)です。
トム・クルーズが元妻に課した「離婚後5年間の恋愛公表禁止」というプレナップ
冒頭で紹介した条件を、もう一度よく見てみてください。
交際はしてもいい。ただし5年間、それを公にしてはいけない。違反したら約11億円が消える

結婚するときにこんな文面を取り交わす夫婦が、現実にいるのです。
離婚申請から成立までが過去に例を見ないほど迅速だったことから、プレナップがかなり詳細だったとされているのが、映画『ミッション・イン・ポッシブル』シリーズなどで主演を務めるトム・クルーズとケイティ・ホームズの元夫婦です。
詳しい条件は後ほど見ていきますが、ここで一旦立ち止まって考えたいのは、「結婚するときに、離婚後5年間の恋愛まで決めておく」という発想そのものです。
日本人の感覚からすると、「これから結婚する相手に、離婚後の話を持ち出すなんて」と引いてしまいそうですが、海外セレブの世界ではむしろ逆。
具体的に決めておかないほうが、後々の揉め事になる――そう考えられているのです。
ではなぜ、海外セレブはここまで踏み込んだ離婚条件を、結婚前にわざわざ書面化するのか?
その背景を見ていきましょう。
婚前契約書に出るのは、その人の「不安」と「支配欲」
プレナップは本来、結婚後の生活や約束事をあらかじめ書面で取り交わすものです。
ところが海外セレブのプレナップを並べてみると、契約条項の一つひとつに、その人の人間性が透けて見えてきます。

- 浮気が怖い人は、浮気条項を入れる
- イメージが大事な人は、口止め条項を入れる
- 離婚されたくない人は、年数比例の慰謝料にする
つまりプレナップとは、「揉めないため」だけの書類ではなく、契約者の不安や支配欲がにじみ出る鏡のようなものなのです。
例えば、スティーブン・スピルバーグ監督。
映画『ジュラシック・パーク』シリーズなど数々のヒットを飛ばしていることから、資産が規格外なのは想像に難くありません。
そんな彼は離婚時に1億ドル(日本円で約110億円)もの慰謝料を払ったとされています(複数の海外メディア報道ベース)。
110億円。慰謝料、です。
スピルバーグがプレナップを交わしていたかどうかは定かではありませんが、それでもこれだけの金額が動くのが海外セレブの離婚というもの。
だからこそ、事前の取り決めが必要になるのです。
結婚後に築かれた資産の線引きが難しくなり、放っておけば「私のおかげであなたはヒット映画の脚本を書けたのよ!」なんて裁判も起こりかねないのが、海外セレブなのですから……。
そして面白いのは、契約内容にその人の性格や立場がそのまま出るところです。
実際に海外セレブが結婚前に交わしたとされる条件を、具体的に見ていきましょう。
海外セレブが実際に決めていた驚きの離婚条件
トム・クルーズとケイティ・ホームズ|離婚後5年間は交際を公にできない
冒頭で触れた、トムとケイティの話に戻ります。

トムからケイティへ提示され、了承を得られていたとされる離婚の条件が、「交際はしてもいいが、5年間は交際を公にすることを禁ずる。恋人を娘のスリに近づけることも禁ずる」というものです。
この条件に違反すれば、養育費や離婚調停金として受け取っている約11億円がもらえなくなる、とされる契約条項です(報道ベース)。
ここで注目したいのは、ケイティの年齢です。
トムと離婚した際のケイティは、まだ30代前半でした。
これから新しい人生を、恋愛を、再スタートさせていく時期です。
ところが、新しい恋をしてもパパラッチに撮られたりゴシップ誌にすっぱ抜かれたりしないなんて、ハリウッドの女優にとっては至難の業。
普通に街を歩いているだけで撮られる人たちが、5年間も恋愛を隠し通すのは、現実的にほぼ不可能です。
にもかかわらず、かなり厳しい離婚の条件を飲んででも離婚したことを考えると、相当トムとの結婚生活が厳しかったことが伺えます。
そして、この条件をわざわざ考えたトム。
この一文に、契約書というより執着のようなものすら感じてしまうんですよね……。ちょっと器が小さい男に見えてしまうのは、私だけでしょうか?
「離婚したいなら、今後5年間は恋愛を公にするな」――娘の生活環境を守る側面もあるとはいえ、この条文に滲んでいるのは「自分から離れていく相手の自由を、最後まで管理したい」という気配です。
契約書というのは、その人が一番手放したくないものを浮かび上がらせる装置でもあるのです。
マイケル・ダグラスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ|慰謝料は結婚年数で増えていく
トムの「自由を縛る型」とは正反対の発想で組まれたプレナップもあります。
ハリウッドの元祖年の差婚といえば、2000年に結婚した、マーベル映画『アベンジャーズ・エンドゲーム』や『アントマン』シリーズに出演している俳優のマイケル・ダグラスと、女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズです。
年の差25歳の2人が結婚した際に交わされたとされるプレナップでは、「離婚した場合は、1.5億円×結婚年数の慰謝料をキャサリンは得られる」と定められています。
注目したいのは、結婚年数が長くなればなるほど、慰謝料が多くもらえるという点です。
つまりこのプレナップは、「離婚しないほうが、どんどん得になる」設計です。
10年我慢すれば15億円、20年なら30億円。
海外セレブにとって、イメージはとても大切なもの。
特にマイケル・ダグラスは、イメージを大切にすることで知られるマーベル作品に出演しており、離婚や不仲などはもってのほか!
家庭内がぐちゃぐちゃでも、離婚をしないことである程度のイメージが保たれるため、キャサリンに「離婚しない方がお得だよ!」とアピールするプレナップにしたのも、納得できますよね。
トムの「縛る型」、マイケルの「お得型」。
同じプレナップでも、契約者の性格と立場で中身が驚くほど変わるのが面白いところです。
ぶっとんで見える条件にも、揉めない離婚のための現実的な意味がある
「離婚後5年間は恋愛を公にするな」「結婚年数が長いほど慰謝料が増える」――こうやって並べると、海外セレブの婚前契約書はぶっとんでいる要素が満載ではありますが、それぞれをよく見ていくと、意外と地に足のついた目的が透けて見えます。
トムの条件には、子どもの生活環境を守る側面があります。

ケイティの新しい恋人が公に出るたびに、娘のスリさんがパパラッチに追われる。
それを避けるための「5年間ルール」だと考えると、過剰ではあれど、論理は通っているという解釈も成り立ちます。
マイケルの条件は、離婚のハードルを上げ、結果的に関係修復のチャンスを増やす設計とも見えます。
お金の話に見えて、実は「すぐに離婚という選択を取らせない」ための仕掛けです。
つまり、契約書は愛を疑うために作るものではなく、揉めたときの出口をあらかじめ作っておくためのもの。
冷静に話せるうちに条件を決めておく
これは、感情で殴り合う離婚調停を経験した人ほど納得できる発想なのかもしれません(バツがついている方はよくよくご存知のはず)。
そして実は、こういう「事前の見える化」は、110億円の慰謝料が動くハリウッドだけの話ではないのです。
「水曜日の夕食は一緒に食べる」――そんな小さな約束が、結婚後の不満を防ぐ
海外セレブのプレナップには、「結婚してからも仕事を続けてもいいが、水曜日の夕食は同じテーブルで一緒に食べる」なんてことまで、わざわざ書かれることがあるほどです。
110億円の慰謝料の話のすぐ隣に、こういう「水曜日の夕食」みたいな項目が並んでいるのが、プレナップの面白いところなんです。

日本人からすると「そんなことまで書くの?」と思うようなレベルの細かさ。
でも、よく考えてみてください。
「夕食を一緒に食べてくれない」「家にいる時間が少ない」
心当たり、ありませんか?
これって、日本の夫婦が離婚に至る不満の、かなり上位に来る話ではないでしょうか?
セレブの契約はぶっとんでいる。でも、私たちの生活でも「水曜の夕食をどうするか」くらいの小さな約束を見える化しておくことが、結婚後のすれ違いを防ぐことがある。
ここで気づくのは、プレナップは「資産を守るための冷たい契約書」ではなく、「結婚前に揉めそうなポイントを、二人で見える化する道具」だということです。
- 再婚の場合、前の配偶者との子どもとの関わり方
- 連れ子の養育費や教育方針の負担割合
- 親族との距離感(介護、同居、行き来の頻度)
- 共有財産と個人財産の線引き
特に再婚では、初婚のときには考えなくてよかった「お互いの過去」が、家庭にそのまま持ち込まれます。
冷静に話せるうちに、こうした項目を一度テーブルに乗せておく。
それが、ハリウッド流プレナップの本質を、私たちの生活サイズに置き換えた姿なのかもしれません。
結婚前・再婚前の「見える化」が、新しい幸せの土台になる
ここまで読んでくださった方の中には、「いや、自分はセレブじゃないし、110億円の慰謝料も発生しないし……」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、トムの契約に「執着」がにじみ、マイケルの契約に「家庭を守りたい計算」がにじんだように、契約書にはその人の本音が出ます。

それは110億円であろうと、「水曜日の夕食」であろうと、構造は同じです。
財産の分け方、子どもとの関わり方、住まいのこと、親族との距離感――こういう話を、結婚に浮かれていない冷静な状態で一度交わしておくと、相手のどこに不安があって、どこに譲れない線があるのかが、結婚前にちゃんと見えるんです。
ですから、結婚時・再婚時は簡易でもいいので、プレナップ的なものを作っておくほうが、お互いに新たな幸せも掴みやすいのではないでしょうか?
海外セレブのぶっとんだ事例を、自分には関係ない話として笑い飛ばすのもいいですが、「あの人たちでも、ここまで決めてから結婚しているんだ」と考えると、ちょっと見方が変わるかもしれません。
まずは「水曜日の夕食をどうするか」くらいの小さな約束から、相手と話してみる――新しい幸せの土台は、案外そんな一歩から始まるものですよ。





