悪質な結婚相談所のからくりを解説!よくあるトラブルと対策方法

悪質な結婚相談所のからくりを解説!よくあるトラブルと対策方法

その不信感、あなたの努力不足のせいじゃないかもしれない

入会して3ヶ月、誰ともお見合いできていない。月会費だけが、毎月引き落とされ続けている

——もし、この一文に胸がざわついたなら、あなただけではありません。

「担当者から『あなたのスペックでは厳しい』と言われ、上のコースを勧められた」「入会前と話が違う」「担当者が急に変わった」「活動サポート費が返ってこない」「高いコースを勧められたのに、サポートは薄かった」——こうした相談が、私のところには毎月のように届きます。

結婚を本気で決意して、勇気を出して入会したのに——気づけば、頑張った時間そのものが、嫌な思い出になっていく。

……って、じつはこれ、ひと昔前なら泣き寝入りで終わる話でした。

でも今は違います。

経済産業省が結婚相談所の契約に厳しいルールを定めたことで、中途解約での一部返金が可能になっています。

それでも、悪質な相談所は名目を変えて返金対象から外す抜け道を、しっかり用意しています。

この記事では、結婚相談所の現場を見続けてきた立場から、悪質な相談所のからくり、返金で見落とされやすいポイント、入会前の見分け方までを整理していきます。

「断られ続けるのは、自分の魅力が足りないせい」「サポートしてもらえないのは、自分の動きが鈍いせい」「相談所を疑う自分のほうが、間違っているのかもしれない」

——もし今、あなたがそう感じているなら、少しだけ立ち止まってください。

最初は皆さん、ご自分を責めるところから話を始められます。

「カウンセラーさんは一生懸命やってくれているのに、結果が出ないのは私のせいで」と。

でも詳しく話を伺っていくと、あれ、それカウンセラーの腕の問題ですよね、というケースが少なくありません。

あなたが感じている不信感には、たぶん理由があります。

気のせいでも、努力不足でもなく、相談所側の構造的な問題から来ている。

結婚相談所の返金・クーリングオフは、契約書の「小さな字」に隠されている

制度はある。でも、抜け道もある。

結婚相談所の契約には、特定商取引法によって2つの返金制度があります。

契約書面を受け取った日から8日以内なら、クーリングオフで全額返金。

8日を過ぎたあとは中途解約となり、未消化分に応じた一部が返金される仕組みです。

近年、あまりにも悪質な結婚相談所が増えたために、経済産業省がこのルールを整えてくれました。

やっと国が重い腰を上げてくれたんです。

会員にとっては大きな前進です。

ところが——ここから先が本題です。

実際、契約書を細かく読めば返金について書かれていますが、クーリングオフについて丁寧に説明してくれる相談所は少ないです。

(こんな所に???

って思うほど小さな字で書かれている場合もあります。)

「活動サポート費」という名目に、返金逃れの本性が出る

そして、もっとタチが悪いのが名目の問題です。

多くの結婚相談所は、返金対象とならないよう「活動サポート費」や「システム登録料」などと名目を変更し、返金しなくても良いように対策しています。抜け道というのは、どこにでも用意されているものなんです。

つまり、「入会金10万円、活動サポート費20万円」のような分け方をされていると、返金対象になるのは入会金部分だけ。

サポート費名目の20万円は戻ってこない、ということが起こります。

国がせっかくルールを作ってくれたのに、相談所側はその裏をかく。

これが現場の実態です。

契約書で必ず確認したい3つのポイント

入会を決める前に、契約書の以下の3点だけは指でなぞって確認してください。

  1. 支払う費用が「何という名目でいくらか」が項目ごとに書かれているか。総額しか書かれていない契約書は危険信号です。
  2. 中途解約時に「返金対象になる費用」と「対象外の費用」が明記されているか。「活動サポート費は返金対象外」と書かれていたら、その金額が大きいほど中途解約のリスクが高くなります。
  3. クーリングオフの説明が記載されている場所と文字の大きさ。本文と同じ大きさで明記している相談所は、最低限の誠実さがあります。

制度で守られてきたとはいえ、なぜここまで悪質な手口が生まれるのか。

それは相談所の利益構造を見れば、はっきり見えてきます。

悪質な相談所のからくりは「成婚させない」ことで儲かる構造にある

ここまで読んで、「悪質な手口があるのは分かった。でも、なぜそんな手口が生まれるのか?」と思われたかもしれません。

答えはシンプルです。

悪質な相談所の本質は、「会員を成婚させること」ではなく「会員をできるだけ長く在籍させること」で儲かる構造になっている。

ここに尽きます。

会員が結婚相談所に支払う費用は、入会金、月会費、お見合い料、成婚料、そしてオプション費用。

このうち相談所にとって一番おいしいのが月会費です。

何もしなくても、毎月安定して入ってくる。

ということは——会員が早く成婚してしまうと、月会費が取れなくなる。

だから、悪質な相談所ほど「成婚を急がない」設計になっているのです。

最初の1年は、サポートしない相談所が「本当にある」

これも、同じ儲けの仕組みから生まれます。

最初の1年間くらいは真剣に婚活をサポートしない相談所がある。

そんな相談所が、本当にあるのです。

「会員自身が動けば成果が出る」という建前のもと、自宅検索システムを渡して終わり。

お見合いが組まれない、申し込んでも通らない——その停滞が、相談所にとっては在籍期間の延長として「都合がいい」のです。

自宅検索システム自体が悪いのではありません。

問題は、検索だけ渡されて、申し込み改善やプロフィール改善をしてもらえないこと。

「検索できます」はサポートではない、ということです。

同じ構造から「最初だけ優秀な人」「あとから新人」が生まれる

放置とセットになっているのが、担当者すり替えのからくりです。

これも根っこは同じ、長く在籍させたいという都合から来ています。

じつは、無料相談に対応するのは新規契約専門のスタッフなのです。

そして入会後は、初めて会う別のスタッフが担当カウンセラーになります。

無料相談時には、その相談所の最も優秀なスタッフが担当することが多いです。

相談所からすれば、優秀なスタッフに説明をさせた方が、その場での契約につながる可能性が高いからです。

そして契約後、新しい担当者が20代前半の研修を終えたばかりの頼りない新人だった、という話はけっして珍しくありません。

「こんな人に私の結婚を任せられない…」と後悔する人が多いのです。

同じ構造から「上のコースへの誘導」が生まれる

そして、放置の先に待っているのが、コース誘導です。

これもやはり、同じ仕組みの延長線上にあります。

「お見合いが少ないですね、上のコースなら申し込み枠が増えますよ」「写真をプロに撮り直しましょう、提携スタジオを紹介します」「コミュニケーションレッスンを受けたほうが」

入会後、半年で当初の倍の費用になっていた、という話は珍しくありません。

しかも、こうしたアドバイスのタイミングが妙に揃っている。

とくに大手の結婚相談所で『営業マニュアル通りのサポートしかしないスタッフ』に会うと、嫌な気分になります。

会員さんの性格は十人十色なのに、決まった通りのアドバイスを、決まったタイミングで送る。

そのアドバイスは会社で決められたマニュアル通りなので、結局は会社の利益を上げることに繋がっています。

婚活中、会員はすでに傷ついているし、落ち込んでいます。

そんな時に利益目的のアドバイスをされたら、たまったもんではありません。

そのアドバイスに自分の意見を言って反対できるならまだいいのですが、プロのアドバイスだからと忠実に従ってしまう人の場合、目も当てられません。

月会費を取り続けたい→だから成婚を急がない→だから放置する→だから自宅検索システムに丸投げする→だから入会後は新人に任せる→だから停滞したら上のコースへ誘導する。全部、同じ一つのからくりです。あなたが「契約したのに、こちらから動かないと何も起きない」「最近やたらレッスンを勧められる」と感じているなら、それがまさにそのからくりです。

無料相談で必ず聞きたい5つの質問|現場で見てきたからこそ聞くべきこと

無料相談の場で「何を聞けばいいか分からない」という方は多いです。

コースや費用の話は向こうから説明してくれますが、本当に聞きたいのはそこじゃない。

ここに挙げる5つは、私が現場で多くの被害相談を聞いてきたからこそ「これを聞いておけば防げたのに」と思った質問です。

スマホにメモして、そのまま無料相談に持っていってください。

回答が濁されたら、それ自体が答えです。

質問1|「今日お話ししているあなたが、入会後も最後まで担当してくれるんですか?」

これは最重要の質問です。

繰り返しになりますが、無料相談に出てくるのは新規契約専門のスタッフ、つまりその相談所の「一番感じの良い人」であることが多い。

入会した瞬間、別の人——下手をすれば研修を終えたばかりの新人——に引き継がれます。

「いえ、入会後は別の担当者がつきます」と返ってきたら、その別の人と会わせてもらえるか聞いてください。

会わせられない理由を並べてくる相談所は、おそらく入会後に新人が出てきます。

質問2|「直近3ヶ月、あなたの担当会員から何人成婚していますか?」

数字を即答できるカウンセラーは、自分の会員の状況を把握しています。

「データを確認してから」と引き延ばす場合や、相談所全体の成婚数にすり替える場合は、自分の担当実績がない可能性が高いです。

担当者個人の実績がない人に、あなたの一生の伴侶探しを任せていいのか?

ここで一度、立ち止まって考えてください。

質問3|「申し込みが来ないとき、検索以外でどう改善してくれますか?」

「自宅で検索できますよ」と返ってきたら危険です。

それはサポートではなく、システムの説明です。

ここで聞きたいのは、「写真の撮り直し」「プロフィール文の見直し」「申し込みパターンの分析」など、具体的な改善手順が出てくるかどうか。

「もっとお見合いを増やしましょう」「数を打ちましょう」しか返ってこないなら、改善のノウハウがありません。

停滞したら放置されるか、上のコースを勧められるか、どちらかです。

質問4|「途中退会した場合、返金対象になる費用と対象外の費用を、項目ごとに教えてください」

これを嫌な顔せず、項目ごとに即答できる相談所は誠実です。

「ほとんど返ってきますよ」と曖昧にぼかす相談所、「途中退会する人なんていませんから」と論点をずらす相談所は、契約書の小さな字に何かを隠しています。

「活動サポート費」のような返金対象外の名目で、大きな金額が積まれていないか、ここで確認してください。

質問5|「上位コースや追加レッスンを勧める基準は何ですか?」

「会員の方の状況を見て」という抽象的な答えではなく、「申し込み数が3ヶ月でこれ以下なら」「お見合い成立率がこれ以下なら」といった基準があるかを確認します。

基準が曖昧な相談所は、売上目標で勧めてきます。

そのアドバイスがあなたのためなのか、会社の販促カレンダーのためなのか——基準を聞くだけで、ほぼ見分けがつきます。

すでに結婚相談所とトラブルになったときの対処手順

「もう契約してしまった、泣き寝入りしかないのか」と感じている方へ。

順番を間違えなければ、できることはあります。

  1. 契約書、料金表、入会時のパンフレット、メールやLINEのやり取りを全部保存する。スクリーンショットでも構いません。「言った・言わない」になったときに、これがあるかないかで結果が大きく変わります。
  2. 契約書の中途解約に関する条項を読み、返金対象になる費用名を書き出す。クーリングオフについて丁寧に説明してくれる相談所は少ないので、自分で読み解くしかない部分です。ここで諦めないでください。
  3. 退会と返金を申し出るときは、「対応がひどかった」という感情ではなく、「契約書のこの条項に基づき、中途解約と該当部分の返金を希望します」という事実ベースで伝える。感情で攻めると、向こうも感情で守りに入ります。
  4. 相談所側が応じない場合、消費者ホットライン「188(いやや)」に電話する。お住まいの地域の消費生活センターにつながります。法律で決められたルールがある以上、相談所側もここまで来ると無視できません。

制度や手続きを使いこなせるようになっても、最後に残る問いは一つです。

そもそも、悪質な相談所はどう見分ければいいのか?

悪質な結婚相談所を見分ける、たった一つの軸

成婚率・会員数・安さは、判断軸にならない

ホームページが綺麗な結婚相談所、SNS発信が得意な結婚相談所、費用が安い結婚相談所、会員数が多い結婚相談所、成婚率が高い結婚相談所。

これらの数字や見た目は、判断材料として弱いです。

成婚率は分母の取り方で印象が変わりますし、会員数は連盟全体の数字を流用できます。

費用の安さは、入会後のアップセルで回収される設計になっていることがあります。

成婚率の数字そのものより、

「あなたと似たタイプの会員を、この相談所は何人成婚させているのか」

を聞くほうがよほど意味があります。

40代女性の成婚実績、再婚者の成婚実績、地方在住者の成婚実績——あなたが該当する属性で、具体的な数字を出してもらってください。

口コミも、星の数より中身です。

「親身でした」「対応が良かった」では何も分かりません。

「放置された人がいるか」「担当変更の不満があるか」「料金説明への不満があるか」——この3点で書かれている口コミに価値があります。

結局は、担当カウンセラーの質で決まる

各結婚相談所によって、会員さんを結婚させる能力は確実に違います。

例えばプロフィール作成一つをとってみても、相手からの申し込みが多いプロフィールを作ることができる相談所と、ほとんど反響の無いプロフィールを作る相談所があります。

会員の魅力をいち早く見つけ出し、異性から好まれるよう会員の魅力アップに力を入れる相談所もあります。

反対に、お見合いの日程調整や連絡事項を伝えるだけで、改善の提案は一切してこない——そんな責任感の無い相談所もあります。

そして、成婚できない原因は会員にあるのだと決めつけ、自社の能力の無さを棚に上げる。

そういう相談所が、決して少なくないのです。

良い相談所は「あなたの勝ち筋」を婚活市場で伝わる形に変換する

例えばの話です。

同じ40代女性でも、プロフィールに「年齢」を前面に出してしまう相談所と、「一緒に暮らしたときの安心感」「会話の穏やかさ」「生活力」を前面に出す相談所では、出会える男性の反応がまったく変わります。

成婚できにくい会員をどうやって魅力アップさせるか?

お申込みの少ない会員に、どうやって相性の合う相手を探し出すのか?

これが、結婚相談所の腕の見せ所です。

良い相談所とは、優しいだけの相談所ではありません。

その人の勝ち筋を見つけて、婚活市場で伝わる形に変換できる相談所のことです。

正直、私が現地で見てきた限り、相談所ごとの実力差は本当にあります。

だから、公式サイトの料金表だけで判断しないでください。

担当カウンセラー一点に絞れば、判断はずっと楽になります。

まとめ|からくりを知れば、あなたの婚活は守れる

悪質な相談所のからくりは、ほとんどが利益構造から説明できます。月会費を取り続けたい、上のコースに移行させたい、サポートのコストは下げたい——その都合が、会員のあなたに「会えない」「断られ続ける」という形で現れています。

ただ、誤解しないでください。

悪質な相談所はあります。でも、会員を本気で結婚させようとする相談所も、確実にあります。

その差は、料金表ではなく、担当者があなたの質問にどう答えるか、プロフィール改善にどこまで踏み込めるか、停滞したときに放置せず手を動かす仕組みがあるか——ここに出ます。

精一杯のことをした結果なら、たとえ成功しなかったとしても納得ができると思うのです。

だからこそ、入る相談所だけは、利益のために動く側ではなく、あなたのために動いてくれる側を選んでほしい。

まずは、無料相談を1社だけ、今日お伝えした5つの質問を持って受けてみてください。

遠慮はいりません。

その最初の一歩だけで、見えてくるものがあります。

担当カウンセラーの質——たったそれだけを軸にすれば、判断はできます。

婚活を始めたこと自体は、何も間違っていません。

ただ、見極め方を一つ持っておくこと。

それだけで、あなたの婚活は守れます。

そんな『イイ婚活』を、ぜひ続けてほしいと思っています。

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