『理想の愛=結婚』ではない婚活の厳しい現実

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ごっちんが執筆

結婚相談所のカウンセラー。たまに別のカウンセラーが執筆することもあります。

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友人から結婚式の招待状が届くたび、嬉しい気持ちより焦る気持ちが大きくなっていくお年頃に突入したあなた。

ぼちぼち婚活をはじめてみたりするものの、いまいちピンと来ない毎日に不安を抱えていませんか?

「どうしていい人ができないんだろう。」
「私ってもしかして、一生結婚できないんじゃ?」

けれど、この焦り。もしかして偽物かもしれません。

なぜなら婚活をしている、結婚に焦っている人の中には『そもそも結婚願望がなかった』という方もいらっしゃるんです。

結婚に焦りを感じている今こそ、もう一度あなたの気持ちをしっかり見つめてみませんか?

この記事を読めば、あなたが感じている焦りの正体がわかります。

そして、あなたが本当に求めていることに気が付けるはずですよ!

根拠なき『だから』に支配されていませんか?


「私はバリバリ働いてキャリアウーマンになりたい!」
「僕はできれば家事や育児を担当したい!」

こういう願いも実現しやすい、多様性を認め合える時代になったとはいえ、私たちは「女の子だから」「男の子だから」という古い時代の中で大人になりました。

だからこそ、「女の子だから・男の子だから・長男だから・長女だから」と思っていないけれど、潜在意識の中では根拠なき『だから』に支配されていることもあるのです。

「私は◎◎だけど、こうしたい!」あなたが今まで懸命に走ってきた人生。

自分らしく、自分の行く道を進んでいたはずなのに、周りの人たちが結婚していくにつれ潜在意識に潜んでいる「女の子だから」が、あなたの気持ちを揺さぶってはいませんか?

私もときどき、根拠なき『だから』に支配されることがあるんです。

結婚に焦りを感じているときこそ、自分の心に問いかけてみてください。

もしかすると、あなたの結婚願望は、無意識のうちに刷り込まれた潜在意識が心にいたずらをしているだけかもしれません。

『理想の愛のカタチ=結婚』ではない


愛する人と結婚をして夫婦になり家庭を持つ。これが理想の愛のカタチとは限りません。

好きになった相手が、たまたま同性だったり、
入籍はしていないけれど、一緒に住んでいる事実婚カップルだったり、
スープが冷めない距離で住んでいたり、
恋人というかソウルメイト?って感じという人がいたり。

愛のカタチは人それぞれ異なります。

だって、毎日誰かと一緒にいる方が落ち着くという人もいれば、
いてもいいけれど、2日に1回くらいは一人になりたいという人もいます。

これって、ピーマンが好きか、パプリカが好きか程度の違いなのです。

だからこそ、あなたは今まで「当たり前」と言われてきたテンプレートに飛び込もうとしなくてもいいんです。

「なんだか違うな・・・」そんな違和感を抱いたとき、
わざわざその環境に身を委ねなくてもいいんです。

「まだ結婚していないの?」とか
「結婚しないとかかわいそう・・・」とか。
心ない言葉を浴びせる人もいるでしょう。

しかし、それはその人と幸せの価値観が違うだけの話。

あなたはあなたがいいと思える方向へ進めばいいだけなのです。

あなたの理想と誰かの理想は違う。
考え方も生き方も違う。
この違いを受け入れ、認めることこそ、
あなたが生きやすい毎日を手に入れるために必要なポイントなのです。

結婚は幸せになる手段ではない


「幸せになりたい、結婚したい」それがあなたが本心で望んでいることなら、
私たち結婚相談所はその気持ちを全力でサポートします。

しかし、結婚したことが『しあわせ』に直結するわけではありません。

心許せるパートナーと一緒に、支え合える関係になりたい!
と、思っているあなたはセーフ(笑)

けれど、危険なのは・・・コレです。

「安定した生活をしたいから結婚したい」
「お金持ちになりたいから結婚したい」

目的と手段を間違えているケースです。

結婚はお金持ちになる手段でもなければ、
安定を保証する手段でもありません。

たしかに結婚したことによって、
万が一何かが起きたとき、側にいてくれる人はできます。

しかし、独身だから『一人で生きていく』ってわけでもないですよね。

友人であったり、会社であったり、親戚であったり、恋人であったり。

独身さんでもたった一人で生きていく・・・ということに直結はしません。
どんな人でも、生活の中に必ず、周りの人がいるはずです。

もしも何かの目的を達成するために結婚したいと思っているなら、
まずはその目的を自分でも達成するぞ!くらいのモチベーションに持っていきましょう。

ち・な・み・に!!

2017年度の「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円以上の人の割合は、4.49%ということがわかりました。

要するに、世間が思っているほど高年収の未婚異性は少ないのです。

となると・・・結婚相手の条件に求める年収を下げて、その分私が年収をあげよう!という考え方が理にかなっているのです。

これが再現性のあるやり方です。

自分の心に耳を傾けてみよう。


本当に結婚したいのだろうか?
自分が求めていることはなんだろう?

自問自答はあなたの心のコンパスを正しい方向へ導いてくれるきっかけです。

大切なのは、『何を求めているか』知れたあと
それを実現させるためには、どうすればいいのか。

具体的に考えて行動することです。

結婚だけでなく、仕事でもプライベートでも共通する点ではないでしょうか?

人はときとして、自分の気持ちに気が付けなくなる瞬間があります。
これは誰にでも起こりうること。

しかし、気持ちに気づかず違和感を抱いたまま生きていくのは息苦しいですよね。

心の声をどう判断する?

難しく考えずに、素直に自分の心の声を聞くだけです。

「なんとなく結婚したい」

この「なんとなく」をよく見つめてみる。

「なんとなく」の中身が、「周りの人間が結婚しちゃったから」、「年齢がそろそろだから」。

こんな場合は結婚する必要はないはずですよね。

「なんとなく」の中身が、「相手のことが好きだけど、相手も好きかどうか分からない」、「結婚してもお金の心配が」。

この場合には、十分結婚に値すると思います。あとは、気になる部分である「相手の気持ち」や「お金のこと」などを解決していくだけ。

大事なのは、本当に結婚したいかどうかです。

冷静に、ゆっくりと、時間をかけてもいいから、自分の気持ちを読み解きましょう。

まとめ

慌ただしい現代社会だからこそ、
自分の気持ちに耳を傾ける時間がなかなか取れないもの。

けれど心の状態を意識してみると、あなたの心のありかがわかります。

結婚しなければいけないという焦りを感じているときこそ、少し立ち止まってみてください。

そしてあなたの心の声を聞いてみてください。

あなたの行くべき道が、きっとわかるはずです。

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