最近、熟年離婚が増えています。
新型コロナの影響が大きいようですが、もともと、燻っていた家族は多かったのかもしれません。
しかし、離婚が当たり前になってきた日本において、熟年離婚も当たり前の選択肢として存在することになってきただけかもしれません。
割合にして、離婚全体の20%くらいが50代以上の夫婦の離婚です。
多くないですか?
でもこの年齢になると、子供も育っており、頃合いなのかもしれませんね。。。
ただ、この熟年離婚、普通の離婚とはやっぱり違います!!
その点について今日は分かりやすく解説します。
それでは、今日は熟年離婚の闇を暴いていきます!
<熟年離婚の原因>なぜ熟年離婚に陥るのか?
○両親の介護
○金銭的理由
○新たな出会い
原因をあげたらキリがありません。
夫婦の数だけ問題はあるでしょうし、男女によっても悩みに違いはあります。
でも我慢したままの人生じゃイヤだ、ダメだ、となれば、離婚しかありません
今回は、原因や解決方法をいちいち解説したりはしません!!
そんなことよりも、熟年離婚した後のことを語りたいのです。
そして、今回は主に女性に特化して、解説していきます。
女性の方は注意して聞いてください。
何が幸せなのか、どうなると幸せなのか、
ちょっとした不幸せと、たいしたことのない幸せ。。。
しっかり比較してみてください。
熟年離婚の問題点
熟年離婚にはたくさんの問題点があります。
その中でも大きなものが以下の5つです。
○財産分与(貰えるお金)
○孤独(ひとりぼっちに耐えられるか)
○子供(独立していても関係なし)
○ストレス(仕事のストレス)
それぞれ詳しくみていきましょう。
その1.お金
まずはやっぱり、『お金』ですよね。
もしも専業主婦をしていたのなら、これは相当大きな問題になるでしょう。
共働きで、それなりの収入があったのなら、何も気にする必要はありません。
しかし、夫の収入に頼った共働きだったなら、話は別。
以前までのような暮らしはできないでしょう。
ましてや旦那さんが結構稼いでいたのなら、なおさらです。
この場合、離婚する前に、しっかりとした仕事を見つけておく、もしくは次に解説する『財産分与』の話し合いが重要になります。
その2.財産分与がややこしい!!
ほんっと!!『財産分与』って難しいんです!
将来近いうちに支給されるであろう退職金も、「夫婦の一方が会社で働き続けられたのは、もう一方の配偶者の助けがあるからである。」と考えられていますので、原則として財産分与の対象となります。
つまり、貰えるのです。
これを1人でやろうとしたら無理なので、弁護士や税理士も間に入ってもらって進めていかなければなりません。
もちろん、「めんどくさいからいらない」はダメですよ。
自分の生活能力に自信があってももらっておきましょう。当然の権利ですから。
よほどお金持ち同士の結婚だったのならいらないかもしれませんけどね。。。
通常は熟年離婚すると、収入がいったんなくなってしまうので、ここでしっかりともらっておかないと、女性は相当厳しいですよ。
その3.孤独になるかもしれない
ここ最近の孤独死問題は深刻です。
もちろん、多くの50歳以上の女性が、1人で生きています。
でも、その方たちの多くは、最初から独身だったりします。
ずっと独身だった人と、50歳過ぎてから1人になった人とでは、大きな違いがあるのです。
実際に、熟年離婚しなけりゃよかったと苦しんでいる女性も多くいるようです。
熟年離婚する際には、その先の未来もよーく考えましょう。
その4.子供
「子供は成人しているから関係ない」とはいきません。
最終的には、介護問題や金銭問題で迷惑をかける可能性があるのです。
そのため、自分目線だけで、熟年離婚は考えられないのです。
できれば、子供とも相談した上で、熟年離婚は決断しましょう。
もしかしたら、後押ししてくれるかもしれません、相談しないよりはした方が良いと思います。
その5.ストレス
今までになかったストレスが発生することも忘れてはなりません。
特に心配なのが、仕事を始めた場合のストレスです。
結婚後仕事を辞めていた場合には、今まで忘れていたストレスがやってきます。
結構なストレスだと思います。
もしかしたら旦那さんへの感謝の気持ちが湧くかもしれません。
旦那さんは毎日そのストレスに耐えていたわけですから。
そして、もしも十分な貯蓄がない場合には、そのストレスに耐えてお金を稼ぎ続ける必要があるのです。
結局のところ、離婚したメリットと比較して、これらの問題点(デメリット)が果たして意味があったのかどうか、ということになります。
そこで、次に熟年離婚のメリットをご紹介します。
熟年離婚のメリット
熟年離婚のメリットと考えると、そりゃあ、1つや2つじゃありません。
それこそ、熟年夫婦の数だけ、メリットはあるでしょう。
ここではその中でも代表的なものを挙げていきます。
その①夫がいなくなる!
1番のメリットはやっぱりこれですよね。
夫と一緒に生活していたことで引き起こされていた、いろいろなストレスから解放されます。
暴力、浮気、浪費癖などの問題はそもそも論外ですが、それ以外にも以下のようなたくさんのストレスから解放されます。
・一緒にいるのが嫌
・生活を合わせるのがめんどくさい(食事など)
・夫の家族からの解放
でも、これだけが理由だと、後々厳しいことになりがちなパターンでもあります。
その②新しいことにチャレンジできる
離婚の最大の目的がこれだった場合には、比較的、前向きな熟年離婚だと考えていいと思います。
夫や子供がいるせいで、やりたくてもできなかった趣味などもあるでしょう。
ちょっとした趣味だって家庭があるとできません。
本当は仕事を続けたかった女性も多くいます。
これからは平日の夜だって、気兼ねなく出かけることができますし、食事も自分だけで調整ができます。
仕事をしていなくても主婦は暇じゃありません!!
食事を毎日作ることも大変なんです!!
新しいことにチャレンジすることで、新しい未来が切り開くことでしょう。
その③介護問題からの解放
夫の両親の介護からの解放、、、これもメリットとしては非常に上位。
いろいろお世話になったりと、分かってはいるけど、やっぱり自分と血がつながっていない人の介護は厳しいものがあります。
ましてや仲が悪かったりした場合には、なおさらのこと。
さらに「関係が冷え切っている夫」の両親という目線になってしまうと、もうダメですね。
この介護問題からの解放は、かなりのメリットだと思います。
ただし、もしも自分の両親の介護が待っている場合、自分1人になる可能性もある(兄弟がいない場合)ので、それはそれで負担は多くなる覚悟もしておかないとなりません。
その④新しい男性との出会い
一番の理想はこれです。
やっぱりずっと1人は寂しいですし、金銭的にも厳しくなります。
できれば、自分のやりたいことも理解してもらった上での再婚が理想的。
無理にする必要はありませんが、お互いに信頼し合える男性が見つかると最高ですね。
しかし、実際にはこれらのメリットのことだけを意識してはいられません!
ここまで挙げたメリットは、全て熟年離婚のデメリットをかかえた上でのメリットであることを肝に銘じておきましょう。
しっかり全て解決している
デメリットを大きく凌駕するくらいメリットがある
この2つの場合でないと、快適な生活ではないと思います。
どれか1つでも問題が生じている場合には、何のために熟年離婚したのか分からなくなってしまいます。
しないに越したことはない、、、というのが、熟年離婚の実情だと思います。
熟年離婚しないためには?
できれば、熟年離婚なんてしたくないですよね。
そのためにどうすればよいのか?
やっぱり自分にとっての最高の男性と出会うことです。
最終的に離婚してしまうのであれば、無理に焦って結婚なんて、何の意味もありません。
もちろん理想的なのは、自然と出会って、結婚することです。
でもそれが、望めないのなら出会いの場を探すしかありません。
結婚相談所、婚活パーティー、マッチングアプリ、婚活市場はいろいろあります。
今回、ここでは結婚相談所をおすすめします。
もちろん、その理由も解説します。
信頼できる出会いなら結婚相談所
しっかりとカウンセラーなどのサポートがある状態で、相手のことも理解し、こちらのことも理解してもらった状態での結婚なら、将来的な熟年離婚は相当確率が低いと思います。
むしろ、通常の恋愛結婚よりも、熟年離婚の確率は低くなると思います。
なぜか?
普通の恋愛結婚より、結婚前に具体的な話をするからです。
その点は、『結婚を目的とした出会い』である分、熟年離婚対策としては万全です。
結婚相談所では、将来どんな家庭を築いていきたいかという点についてもしっかりと話し合いますし、最初からその目標が分かった状態でお見合いもできます。
しかし、マッチングアプリなどではそこまでしっかりと語り合えません。
もしも、語ったとしても本心なのかは分かりません。
結婚相談所はカウンセラーがいますし、信頼度では申し分ありません。
もちろん、結婚相談所選びは大事なので、しっかりとした結婚相談所を選ぶ必要はあります。
ここでは割愛するので、以下のおすすめ相談所などをチェックしてみてください。
その理由が分かります。
結婚の決め手も大事
熟年離婚しないためには、結婚相手を選ぶ際の「結婚の決め手」をしっかりと見定めておく必要があります。
一般的な結婚の決め手は以下となっています。
第2位:価値観
第3位:収入が安定
第4位:直感
第5位:年齢
この中でも、大事なのは第2位の「価値観」です。
第1位の「ずっと愛してくれそう」や第4位の「直感」で結婚すると、後々、大きな後悔につながります。
そう、熟年離婚です。
もちろん、結婚の決め手として選ぶのはかまいませんが、優先順位は、「価値観」をおすすめします。
「価値観」が一緒ならば、歳をとっても、おそらくずっと仲良く暮らしていると思います。
ベタベタな仲良しじゃなくても、どこか、考え方などが同じなので、人生の岐路で同じ選択をすると思います。
大袈裟に言えば、永遠に変わらないものが、「価値観」です。
それ以外は、変わると思ってください。。。(悲しいですけど。。)
ぜひ、結婚の決め手には「価値観」をおすすめします!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
熟年離婚はしょうがないことです。
もはや、社会現象の1つです。
でも決断する前に、一歩踏みとどまり、今日話した問題点をしっかりと見つめ直しましょう。
そして、それよりもはるか前、、、結婚前こそ大事。
しっかりとした相手選びが大事です。
もしも結婚の決め手に迷っていたら、「価値観」をおすすめします。