【熟年離婚の闇】婚活における『結婚の決め手』が大事!

【熟年離婚の闇】婚活における『結婚の決め手』が大事!

離婚した直後は、「これで自由になれた」と思う。

でも数年後に、ふと「熟年離婚しなければよかった」と漏らす女性がいます。

私はこの言葉を、相談現場で何度も聞いてきました。

思っていたより孤独で、思っていたよりお金が足りない。

でも、一番つらいのは、「この結婚を決めた自分の基準」を今さら悔やむ瞬間だそうです。

今回は、離婚の原因を並べる話ではありません。もちろん原因も大事です。でもそれ以上に、離婚したその後に何が起きるのか。そして結婚前に、何を決め手にすべきだったのか。婚活の視点から、お話しします。

熟年離婚が怖いのは、離婚そのものじゃなく「離婚後」です

50代以上の夫婦の離婚は、決して珍しいものではありません。

相談現場でも、「子どもが育ったあとに、自分の人生を考え直したい」という声はよく聞きます。

多くないですか?
でもこの年齢になると、子どもも育ち、自分の人生を見直す時期に入る人が多いのかもしれませんね。。。

ただ、この熟年離婚は、普通の離婚とはやっぱり違います。

若い頃の離婚なら、やり直す時間も、働いて稼ぎ直す体力もあります。

でも50代以降の離婚は、「その後の人生をどう生きるか」という問いが、離婚届を出したその日から突きつけられるのです。

だから今回は、原因や解決方法をいちいち解説したりはしません。

それよりも、私が相談現場で見てきた「離婚後の風景」と、「結婚前に何を見ていればよかったのか」。この2つを、離婚を考えている人にも、これから結婚する人にも、持って帰ってもらいたいのです。

では、離婚後に具体的に何が起きるのか?

先に、現場で何度も見てきた3つの現実からお話しします。

私が相談現場で見てきた、熟年離婚後に女性を苦しめる3つの現実

1つ目:お金は、思っていたより足りない

まずはやっぱり、お金です。

専業主婦だった方なら、これは相当大きな問題になります。

共働きで、それなりの収入があった方なら、まだ選択肢はあります。

しかし、夫の収入に頼った共働きだったなら、話は別です。

パートで月8万、10万稼いでいた方が「共働きでした」とおっしゃることがありますが、その収入が悪いという話ではありません。

ただ、その水準で離婚後の生活を一人で支えるとなると、以前と同じ暮らしを続けるのはかなり厳しいのです。

だから財産分与です。

これは、しっかりやってください。

退職金も、原則として財産分与の対象になります。

弁護士や税理士に間に入ってもらって、きちんと受け取るべきものは受け取る。

もちろん、「面倒くさいからいらない」と思う気持ちは分かります。
でも、ここだけは投げ出さないでください。自分の生活能力に自信があっても、もらっておきましょう。当然の権利ですから。

現場で一番よく聞くのは、「離婚のときは、もう顔も見たくなくて、早く別れたくて、細かい話をしなかった」という後悔です。

その「早く終わらせたい」が、数年後の自分の生活を削ります。

2つ目:孤独の質が、若い頃とは違う

孤独、と一言で言っても、質が違うんです。

若い頃の一人暮らしの孤独と、50代で突然一人になる孤独は、まったく別物です。

もちろん、多くの50歳以上の女性が、1人で生きています。

でも、その方たちの多くは、最初から独身だったりします。

ずっと独身だった人と、50歳を過ぎてから1人になった人とでは、大きな違いがあるのです。

ずっと一人だった人は、一人のリズムができています。

友人関係の作り方も、休日の過ごし方も、50代になった自分に合った形でできあがっている。

でも、50代で急に一人になった人は、そこから作り直しです。

しかも、体力は20代の頃とは違います。

誰とも喋らない日が、週に4日ある
テレビの音がないと家が怖い

こういう声を、私は現場で何度も聞きました。

私の相談現場でも、「離婚しなければよかったのかもしれない」と苦しむ女性は少なくありません。

3つ目:子どもと介護は、離婚では切れない

「子どもは成人しているから関係ない」とはいきません。

夫婦関係は終わっても、親子関係や介護の問題まで消えるわけではありません。

最終的には、介護問題や金銭問題で、子どもに迷惑をかける可能性があります。

だからこそ、自分目線だけで熟年離婚を考えることはできないのです。

そしてもう一つ。

夫の両親の介護から解放されることは、たしかにメリットです。

いろいろお世話になったことは分かっていても、やっぱり自分と血がつながっていない人の介護は、厳しいものがあります。

でもその代わりに、自分の両親の介護が、丸ごと自分に乗ってくる。

ただでさえ、家事は毎日の積み重ねです。
仕事をしていなくても、主婦は暇じゃありません!!
食事を毎日作ることだって大変なんです!!

そこに親の介護が乗る。

離婚で自由になったはずが、別のしんどさが待っている。

これが現実です。

ついでに言っておくと、家事の重さを軽く見る男性とは、老後の分担でも必ずズレます。

ここは、のちほど話す「価値観チェック」の土台にもなる話です。

それでも離婚を選ぶ人が手にするメリットと、その落とし穴

一番大きいのは、やっぱり夫との関係から解放されることです。

一緒にいることのストレス、生活リズムを合わせる面倒、夫の家族との付き合い。

これが全部なくなる。

そして、やりたかった仕事、諦めていた趣味、再婚という選択肢。

自由は、たしかに手に入ります。

でも、ここで一度立ち止まってほしいんです。

特に、離婚の動機が「夫から解放されたい」だけになっていないか。

仕事を始めた場合のストレスは、想像以上です。

結婚後に仕事を辞めていた方なら、今まで忘れていたストレスが一気にやってきます。

もちろん、家の中の苦労もあります。
その大変さを軽く見ていい、という話ではありません。
ただ、外で働き続けるストレスもまた、想像以上に大きいものです。
もしかしたら、旦那さんへの感謝の気持ちが湧くかもしれません。
でも、これだけが理由だと、後々厳しいことになりがちなパターンでもあります。

ここまで挙げたメリットは、すべて熟年離婚のデメリットを抱えた上でのメリットであることを、肝に銘じておきましょう。

デメリットを全部引き受けた上で、それでもメリットが勝つ。

そう言い切れるかどうかです。

その答えを出すためにも、感情だけではなく、生活の現実まで見ておく必要があります。

何が幸せなのか、どうなると幸せなのか。

ちょっとした不幸せと、たいしたことのない幸せ。。。

しっかり比較してみてください。

婚活で「結婚の決め手」を間違えた人が、熟年離婚に辿り着く

相談現場で、離婚を考えている女性に「当時、何が決め手で結婚しましたか?」と聞くと、返ってくる答えは驚くほど似ています。

優しそうだったから
この人なら、ずっと大事にしてくれそうだと思った
ピンと来たから

一般的な結婚の決め手ランキングでも、1位は「ずっと愛してくれそう」、4位に「直感」が入ってきます。

でも、私が見てきた範囲で言うと——

第1位の「ずっと愛してくれそう」や第4位の「直感」だけで結婚すると、後々、大きな後悔につながることがあります。
その行き着く先の一つが、熟年離婚です。

「愛してくれそう」は感情の話で、感情は変わります。

「直感」は、その瞬間の自分が見たかったものを見ているだけかもしれない。

どちらも、結婚した瞬間は100点に見えて、20年経ってから静かに効いてくるタイプの基準なんです。

では、何で選べばよかったのか?

もちろん、決め手として「愛されそう」や「直感」を持っておくのはかまいません。

でも、優先順位としては、「価値観」をおすすめします。

価値観が一緒ならば、ベタベタな仲良しじゃなくても、考え方の根っこが近いので、人生の岐路で同じ選択をしやすいのです。

大袈裟に言えば、年齢を重ねても比較的変わりにくいものが、「価値観」です。

それ以外は、変わると思ってください。。。(悲しいですけど。。)

退職のタイミング、親の介護の引き受け方、お金の使い道、住む場所。

人生には、夫婦で「同じ方向を向けるかどうか」を問われる瞬間が何度もやってきます。

価値観が一緒だと、その瞬間に揉めにくい。

むしろ、「やっぱり同じことを考えていたね」で終わる。

これが、20年、30年の結婚生活で効いてくるんです。

50代の再婚で本当に確認すべき”価値観”は、この4つ

「価値観が大事」で終わらせると、何も変わりません。

50代の婚活で、実際にお見合いの場で何を確認すればいいのか。

4つに絞ってお話しします。

ここを確認しないまま再婚すると、好き嫌いではなく、生活そのもので苦しくなることがあります。

1つ目:お金の価値観

貯金派か、使う派か。

老後資金をどのくらい意識しているか。

お見合いで直接「貯金はいくらですか?」とは聞けませんから、初回でなくても構いません。

2回目、3回目で少しずつ、こう聞いてみてください。

もし退職金がまとまって出たら、どういうふうに使いたいですか?
旅行と、家のリフォームと、貯金、優先順位をつけるならどうなりますか?

これ、綺麗事ではなく本当に大事です。

「全部貯金」と言う人と「全部使って楽しみたい」と言う人が結婚すると、人生の岐路で必ず揉めます。

2つ目:家族との距離

親の介護、子どもや孫との関わり方。ここは絶対に曖昧にしないでください。

ご両親に介護が必要になったら、どうしたいと考えていますか?
お子さんやお孫さんとは、どれくらいの頻度で会いたいですか?

「その時になってみないと分からない」という答えが返ってきたら、もう一歩踏み込んで聞く。

たとえば、「できれば同居は避けたいですか?それとも必要なら考えますか?」と聞いてみる。

ここを避ける人と結婚すると、必ずあとで直面します。

3つ目:一人時間と生活リズム

50代からの結婚は、若い頃の結婚とは違って、お互いの生活リズムがすでに固まっています。

休日、一人で過ごす時間は欲しい方ですか?
朝型ですか、夜型ですか? 食事の時間はだいたい何時くらいですか?

朝5時に起きる人と、夜中2時まで起きている人が一緒に暮らすのは、想像以上に疲れます。

最初は我慢できても、毎日の睡眠、食事、テレビの音、家事のタイミングで、小さな不満が積み重なっていくのです。

4つ目:老後の暮らし方

これが一番、価値観が出ます。

70代になったとき、どんな1日を過ごしていたいですか?
最後は、都会と田舎、どちらで暮らしたいですか?

ここがズレると、老後はかなりしんどいです。。。

この答えがまったく違うなら、相手が悪いのではなく、老後の設計図が違うということです。

こういう重い話を、恋愛だけで自然には聞けない

お金、介護、老後。

さっきの4つは、初対面の男性にいきなりぶつけるのは、正直、難しい。

しかし、マッチングアプリなどでは、相手によってはそこまでしっかりと語り合うのが難しいこともあります。

もし語ったとしても、本心なのかは分かりません。

「一緒にいて楽しい」の向こう側にある、お金や介護や老後の話まで、恋愛だけの関係では踏み込むきっかけを作りにくいからです。

だからこそ、第三者がいる場が向いているんです。

条件シートがあって、カウンセラーがいて、お見合いのあとにフィードバックの場がある。

そういう場なら、さっきの4つの質問を、飛ばさずに確認できる。

最終的に離婚してしまうのであれば、無理に焦って結婚なんて、何の意味もありません。
しっかりとカウンセラーなどのサポートがある状態で、結婚前から具体的な話をしておく。
少なくとも、結婚前に話し合うべきことを避けたまま進むより、後悔の芽は減らせると思います。

もちろん、結婚相談所選びそのものは大事です。

ここは自分に合うところをしっかり選んでください。

まとめ|熟年離婚はしょうがない。でも、結婚前こそもっと大事

熟年離婚そのものを、すべて否定するつもりはありません。

必要な決断になることもあります。

もはや、社会現象の1つです。

でも決断する前に、一歩踏みとどまり、今日話した問題点をしっかりと見つめ直しましょう。

お金、孤独、子どもと介護。

離婚届を出した瞬間から、これが全部、自分の両肩に乗ってきます。

そして、それよりもはるか前、、、結婚前こそ大事です。

もし今、再婚を考えているなら、「愛してくれそう」や「直感」だけで決めないでください。

優先順位は、「価値観」をおすすめします。

お金、家族、生活リズム、老後。

この4つの方向が同じ人と一緒にいれば、少なくとも「なぜあの時、ちゃんと見なかったんだろう」と悔やむ夜は減らせるはずです。

焦らなくていい。でも、「面倒くさいから考えない」は、ダメです。

ベタベタな仲良しじゃなくても、同じ方向を向ける人はちゃんといます。熟年離婚を怖がるより、価値観を見ないまま結婚する方が、ずっと怖い。

基準は、もうあなたの手の中にあります。次に誰かと会うときは、好きかどうかだけでなく、お金、家族、生活リズム、老後のうち、一つだけでも確認してみてください。

-------PR-------