アラフォー女性の98%は結婚できないって本当?
「アラフォー女性の98%は結婚できない」って数字、見たことがあるよね?
アラフォー女性の98%は結婚できないらしい
寝る前にこの数字を見てしまって、そのまま眠れなくなった人もいるんじゃないかな。

SNSでもブログでも、婚活系のYouTubeでも、「アラフォー女性の結婚できる確率は2%」「40歳を越えたら98%は結婚できない」という数字が、わりと当たり前のように流れている。
見るたびに胃のあたりが冷たくなる、あの感じ。
これを見て「もう私には無理なのかな」と布団の中で泣きそうになった人も、たぶんいる。
国勢調査というものがあるよね。
知っているかな?
5年に1回発表される、国で最も信頼できるデータのことで、最新のものが2022年に発表されている。
婚活業界の人たちは、このデータを使って「結婚できる確率」というものを出している。
それ自体は、別に嘘をついているわけじゃない。
でも、その出し方が、ちょっと違うんだ。
アラフォー女性の結婚できる確率は2%とか言っている人がいるけれど…あれは、大間違いだからね。
別に煽っているわけでも、慰めているわけでもない。
普通に計算がおかしいんだ。
引き算を一つ間違えているだけで、出てくる数字が全然違うものになる。
じゃあ、なんでその2%という数字が広まっているのか?
業界の人が使っている計算のカラクリを、最初から最後まで全部見せよう。
これを見たら、もう二度とあの数字に怯えなくていい理由がわかる。
その数字、国勢調査の引き算で出しているだけだから信じてはいけない
業界の人がやっている計算は、めちゃくちゃシンプルだ。
国勢調査の前回データと、最新データを比べる。

同じ世代の女性が歳をとっていく姿を、5年後に追いかけて比べるイメージだ。
たとえば、30歳女性の42.2%がまだ一度も結婚していないという数字があって、その同じ女性たちが5年後に35歳になった時には27.1%になっている。
ということは、5年間で未婚率が下がった分だけ、誰かが結婚したということだよね?
つまり、42.2%-27.1%=15.1% という結婚確率が出る、というわけだ。
これを各年代でやっていくと、こうなる。
- 25歳女性で34%
- 30歳女性で15%
- 35歳女性で6.3%
- 40歳女性で2.2%
- 45歳女性で1.0%
- 50歳女性で0.6%
うわ、となっただろう?
40歳で2.2%。100人いて2人。
残りの98人は5年以内に結婚できない、という数字だ。
これを見せられたら、そりゃ夜中にスマホを握りしめて固まる。
「もう私の人生終わった」と思っても無理はない。
でも、聞いてほしい。
これは単純に確率から確率を引いているだけなので、まったくもって大間違いの数字なのだ。
この15.1%というのは、「日本全体の30〜35歳女性の中で15.1%が5年以内に結婚した」という数字なんだ。
もうここで違和感に気づいた人は、いいセンスをしている。
**日本全体の中の15%だから、すでに結婚できている人も入っている中の15%なわけだ。
** つまり「もう結婚している人」も母数にカウントしたうえで、「全体の15%が新たに結婚しました」と言っている。
そりゃそうだ、母数に既婚者を山ほど混ぜれば、未婚の人の結婚率は低く見える。
当たり前だ。
騙されてはいけないよ。
これは全体の数の中の15%であって、本当に結婚できていない未婚の人が、今から5年以内に結婚できる15%じゃないんだ。
わかるかな?
とてもややこしくてわかりにくいから、「この数字は間違いなんだ」くらいに思っておいてほしい。
それなのに業界の人は、この間違った数字を大袈裟に言って怖がらせて、「早く婚活しないといけない」「早く相談所に入らないと」と思わせる。
気づいてほしい。種を知れば、もう怖くない。
これは数字の見せ方のトリックであって、あなたの未来そのものを示した数字じゃない。
本当に見るべきは「未婚100人のうち何人が結婚したか」だ
正しい見方では、どう計算するのか?
未婚の人が100人いる中で、何人が5年以内に結婚できたか? というのが一番大事なんだ。

それを全体の数の15%とやるから、確率がすごく低くなってしまっている。
母数を「日本全体の女性」から「未婚の女性だけ」に切り替える。
たったこれだけで、景色がガラッと変わる。
実際に、未婚の人だけを母数にして計算し直すと、こうなる。
- 25歳で41%
- 30歳で33%
- 35歳で21%
- 40歳で9.5%
- 45歳で5.0%
- 50歳で4.7%
40歳女性の確率、2.2%から9.5%に上がっているよね。
約4倍だ。
同じ国勢調査のデータを使って、ただ母数を「未婚の人だけ」に直しただけで、こんなに変わる。
さっきの2%は何だったんだ、という話だ。
9.5%か…10人に1人しか結婚できないのか…やばい…
──と思うかもしれないけれど、これは「5年以内に」結婚した人の数字だし、後で話すけれど、結婚したくない人も全部混ざっている数字だからね。
なぜ業界がわざわざ2%の方を出すのか? 簡単だ、その方が客が焦るから。
婚活業界の人はこの数字を厳しく厳しく出して、「うわぁ〜このままだと結婚できない〜」「結婚相談所に入らないといけない〜」と思わせるために煽っているんだ。
でも本当は、ここまで厳しい数字ではないということを、はっきり理解しておいてほしい。
それと、もう一つ、9.5%という数字の中身についても話しておきたい。
実はこの中にも、あなたとは事情の違う人がたくさん混ざっているんだ。
「結婚したくない人」も母数に入っている、という大事な話
私が婚活業界をずっと外から見てきて思うのだけれど、「未婚」と一言で括られている中身は、実は全然違う人の集まりなんだ。
そして、この未婚の中には「結婚をしたくない」という人もいるわけだ。

未婚100人の中には、結婚したい人だけじゃなくて、病気で結婚どころじゃない人、結婚に興味を持たない人、結婚を選ばないと決めている人、シングルでいいと決めている人、家族の介護で動けない人、一度離婚してもういいとなった人──いろんな人がいるわけだ。
これ全員が、さっきの「未婚100人」の中にカウントされている。
つまり、9.5%という数字の母数100人の中には、そもそも結婚を望んでいない人がそれなりの割合で混ざっている。
彼女たちは婚活もしていないし、する気もない。
当然、結婚もしない。
それを含めた100人の中で「9.5人が結婚した」と計算しているんだ。
ということは、この100人から「結婚を望まない人」を抜いて、「本気で結婚したいと思って動いている人」だけで母数を取り直したら、その中の結婚率は当然もっと上がる。
婚活している人の中で、本気の本気で結婚したいと思っている人の確率ということになると、もっともっと上がるということだ。
数字というのは、母数の取り方で表情が変わる。
これは嘘でも統計のごまかしでもない。ただ「誰を数えているか」の違いだけだ。
あなたが今この記事を読んで「私はちゃんと結婚したい」と思っているなら、もうあなたは2%の母数にも、9.5%の母数にもいない。
もっと別の母数のところに立っている。
じゃあ実際、本気で婚活している人は、どのくらい結婚できているのか?
これは統計じゃなくて、私が現場で見てきた話だから聞いてほしい。
私が現場で見てきた、真面目に婚活する人の本当の確率
最初に断っておくけれど、ここから話す数字は国勢調査でも論文でもない。
あくまで私がこの業界を長いこと外から見てきて、いろんな相談所のいろんなケースを観察してきた、その肌感覚だ。

地域によっても、年齢によっても、相談所によっても変わるし、**保証された数字じゃない。
**
それでも私が現場で見てきた感じでは、真面目に向き合っている人の3〜5割くらいは、ちゃんと結果を出している。
国勢調査自体5年に1回の話で、今この瞬間の婚活現場までは映していない数字だ。
でも、ちゃんとやっている人を遠くから眺めてきて、そのくらいの実感がある。
9.5%とは別の世界の数字だよね?
ここで言う「真面目に婚活している人」は、別に特別な人じゃない。
条件を下げまくって妥協する人のことでもない。
自分のことをちゃんと見つめて、相手のこともちゃんと見ようとしている人。
それだけだ。
お見合いの後で「あの人なんか違ったな」で終わらせず、「自分のどこが伝わらなかったかな」「相手のどこをもっと見ればよかったかな」と考えられる人。
その3〜5割に入っていた人は、だいたいこういう振り返りができる人だった。
だから、アラフォーになって苦しいなとか、あんまり出会いがなくて楽しくないな、と思うんじゃなくて…
ちゃんと頑張れば、ちゃんと真面目に自分と向き合って、相手にも向き合って、一生懸命婚活をしていれば良い恋愛ができると信じてほしい。
これ、説教したいわけじゃない。
「自分磨きを頑張りましょう」とか、そういう話でもない。
ただ、5年以内に結婚した人たちが何をしてきたかを見てきた結果、その人たちに共通していたのは、出会いの数を増やすことよりも、一回一回の出会いをちゃんと味わうことだった、というだけだ。
さっき言った「自分のどこが伝わらなかったかな」って振り返れる人は、次の出会いで同じところを繰り返さない。
だから結果が変わっていく。
婚活はね、コツさえつかめば、そんなに難しいものでもないから…
焦らなくていい。けど、放置はしないでほしい
ここまで読んでくれた人に、最後に一つだけ。
ちゃんと婚活すれば素敵な男性に出会える、ということを信じてほしくて、この数字を出しました。

98%は結婚できない、なんて数字に潰されないでほしい。
あれは数字の取り方の問題で、あなたの人生の確率じゃない。
ただ、現実的な話もしておく。
悪質な業者はね、煽るんだ。
煽って煽って、焦らせるのが業者の手口だから。
「もう時間がないですよ」「今入らないと一生独身ですよ」と急かしてくるところは、距離を置いた方がいい。
逆に、良いカウンセラーは急かさない。
焦らせるんじゃなくて、数字と今のあなたの状況を並べて、「ここから先どう動こうか」と一緒に作戦を立ててくれる人だ。
そういう人と組めたら、**本当はそこまで苦労はしない。
**
でも、結婚相談所に入会するなら、良いカウンセラーと婚活をしないといけないよ。
同じ料金を払って、同じ期間活動しても、カウンセラーが違うだけで結果が全然変わる。
これは本当に、声を大にして言いたい。
最後にもう一度だけ言わせてもらう。
98%説は、母数の取り方が間違っているだけ。正しく見ても、焦るほどの数字じゃない。本気で動く人の確率は、もっと高い。
焦らなくていい。けど、放置はしないでほしい。
だから、今すぐ慌てて入会先を決めなくていい。
まずは一つだけ、「この人は私を急かさず、一緒に作戦を立ててくれる人かな?」という目で相手を見てみる。
その一歩から始めれば大丈夫だ。
良い結婚相談所の探し方については、サイト内でたくさん話しているから、よかったら他の記事も読んでみてください。





