【成功体験談】婚活難民だった私が結婚できたワケ

【成功体験談】婚活難民だった私が結婚できたワケ

「親に言われたから」で選んだ最初の相談所が、彼女の婚活難民化の入口だった

希望年収、平均はこれくらいなので、少し下げて登録しましょう

記入欄に書いた希望額の上に、担当者のペンが滑るように線を引いていく。

これは、私がカウンセリングを担当したある女性が、最初に入会した結婚相談所(A社)で経験した実話です。

その違和感を飲み込んで登録を済ませた数日後、最初の紹介として6名のプロフィールが届きました。

彼女は一枚ずつめくって愕然としました。

それが、彼女の長く苦しい婚活の始まりでした。

結局、彼女が入籍したのは34歳。3年かけて3つの結婚相談所を渡り歩き、ネット婚活で1年無駄にし、途中で2ヶ月休むという道のりでした。費用は合計30万円。最初の相談所を「親に言われたから」という理由だけで即決したことが、彼女が婚活難民化する入口だったのです。

婚活難民だった彼女が、3年・相談所3社・30万円かけて結婚するまで

最初に少しだけ自己紹介をさせてください。

私は恋愛・婚活・夫婦関係の専門家として、結婚相談所の実情に詳しいカウンセラーの岡田です。

今回は、私が伴走したある女性のケースをご紹介します。

彼女は会社員(年収450万円)の女性。

31歳で婚活をスタートし、34歳で入籍しました。

婚活期間は約3年、かかった費用はトータル30万円。

一度成婚退会したものの、違う相談所で再開することに……という、少し複雑な経歴の持ち主です。

彼女にはもともと結婚願望があり、付き合っている彼氏もいました。

しかし30歳のとき、その彼と別れます。

別れたり付き合ったりを2年ほど繰り返していたため、やはり根本的な相性が悪かったのでしょう。

比較もせずに即決してしまった最初の相談所

その後31歳になり、親から、

早く結婚しなさい

と急かされるようになります。

とにかく両親を安心させたいし、結婚相談所に入れば少しは口うるさくなくなるだろう

と考えた彼女は、他社との比較もせずに最初の相談所を即決してしまいました。

正直、彼女自身にも焦りはありました。

しかし、何から始めたらいいのか分からない。

そんなときに親から勧められ、流されるままに入会してしまったのです。

これからお話しするのは、綺麗事に包まれた教科書のような成功談ではありません。

彼女が3社の結婚相談所を渡り歩いた、リアルな迷走の記録です。

同じように、

どこの結婚相談所も自分には合わない気がする

と悩んでいる方に、現場の専門家からの視点を交えつつ、少しでもヒントになればと思い執筆しています。

親に勧められるがまま、ろくに比較もせずに入会した最初の相談所。

そこから彼女の苦悩が始まります。

「希望年収、下げて登録しましょう」最初の結婚相談所で感じた違和感

入会して彼女がまず取り組んだのは、結婚相手に求める条件を決めることでした。

男性への希望を入力していくなかで、年収の欄を記載するとき、担当者から、

平均はこれくらいなので

と促され、本来の希望年収より少し下げた金額で強制的に登録させられてしまったのです。

彼女はその場では、

プロが言うのだからそういうものなのかな

と自分を納得させました。

しかし登録後、最初の紹介が6名届いて——彼女は愕然とします。

相談所は期待できないと思っていたけれど、自分の希望は反映されているんだろうか?と強い疑問を感じたそうです。

下げた年収で登録させられて、出てきたのがこの紹介?

じゃあ最初に書いた希望のままだったら、紹介はゼロになるということ?

担当者の頭の中にある「彼女が会うべき男性像」と、彼女自身が会いたい男性像が、最初から決定的にズレている気がしてならなかったのです。

これは長期戦になりそうだ

と直感した彼女は、相談所と並行して飲み会やパーティ、ネット婚活にも手を広げることにしました。

A社に安くない月会費を払い続けながら、外でも動く。

本来なら相談所一本で集中できるはずなのに、入会して数週間で、

ここだけに頼ってはいけない

と見切りをつけていたのです。

今思えばすぐに辞める選択肢もありましたが、入会金を払ったばかりで、親への手前もあって身動きが取れませんでした。

相談所だけに頼ってはいられない。

彼女はネット婚活にも本腰を入れていくことになります。

ネット婚活の彼に1年使って気づいた、「結婚する気がない人」の見抜きにくさ

さまざまな出会いの場を並行するなかで、彼女はネット婚活で出会った男性と交際をスタートさせました。

そのタイミングで結婚相談所は退会したのですが、1年交際した末に、その男性には結婚する気がまったくないことが判明します。

当時33歳になっていた彼女は、彼とのお別れを決断しました。

1年です。1年。別れた直後は頭がぼーっとして、自分の20代後半から30代前半が、こんなに簡単に溶けていくんだなって実感したそうです。

その後、彼女は再びネット婚活での活動を再開させます。

しかし、これがまた相談所とは違う消耗の仕方をするのです。

マイページ上でお互いに「いいね」を承認しても、「よろしくお願いします」と挨拶を送りあっただけでフェードアウト。

何度かやりとりが続いたとしても、

この人は本当に婚活する気があるのだろうか?

と疑心暗鬼になることばかりでした。

日頃から多くの相談を受けていると、彼女と同じように「ネット婚活特有の落とし穴」に疲弊してしまう方を数多く見かけます。

ネット婚活は入口が広く気軽なぶん、相手の本気度がまったく見えません。

プロフィールに「真剣に結婚を考えています」と書いてあっても、それが本当かどうかは何ヶ月か付き合ってみないと分からないのです。

彼女も、

1年使ってようやく相手の嘘が分かった。これを毎回繰り返すんですか?

と嘆いていました。

もう33歳。

そろそろ本気で頑張らないとマズイし、今のままでは出会いがない!

このまま33歳の1年も無駄にしたら、私はどうなるんだろう?

そう考えたとき、彼女の頭に「もう一度、結婚相談所を利用する」という選択肢がよぎりました。

とはいえ、最初の経験がひどすぎたため、彼女の足は重かった。

A社のあの「希望年収を下げて登録しましょう」というひと言が、トラウマのように耳に残っていたからです。

また同じ思いをするくらいなら、いっそネット婚活で粘ったほうがマシなんじゃないか、とすら考えました。

でも、これ以上ネット婚活で時間を溶かすのも怖い。同じ相談所に戻る気はもちろんない。だったら、違う相談所なら——そう決意し、彼女は今度こそ「しっかりと比較検討する」ことにしたのです。

相談所を変えても失敗した。2社目で分かった「評判」より大事なこと

それなら、同じ結婚相談所じゃなくて、違う結婚相談所も見てみよう!

と、彼女は何社かに足を運び、比較や相談を行いました。

A社での手痛い失敗を経て、ようやく「比較する」という当たり前の行動に辿り着いたのです。

今度こそ大丈夫、と彼女は思っていました。

B社での新たなミスマッチ

検討の結果、彼女は活動している会員の平均年齢が比較的高い結婚相談所(B社)を選びました。

当時33歳だった彼女は、30代後半の層が中心であることを期待したのです。

しかし実際に入会してみると、紹介される人もパーティで出会う人も、若くて38歳くらい。

なんと9割が40代でした。

「できれば30代がいい」と希望していた彼女にとっては完全にターゲットがズレており、

なんだか違うな

と違和感を抱くようになります。

「平均年齢が高い」というのが、こういう意味だとは思っていなかった。

30代後半が中心だと勝手にイメージしていたら、実際は40代がボリュームゾーンだったのです。

公式が発表している会員数の数字やネットの評判を見ても、自分の希望年齢層が「実際にアクティブに活動しているか」までは分かりません。

これは、本当に入ってみないと見えないリアルな現場の壁でした。

そこで彼女は、また別の結婚相談所(C社)へ話を聞きにいくことにしました。

B社で婚活をしているけれど、年齢がマッチングする人と出会えない

とC社の担当者に伝えると、

実は、同じ理由でB社からうち(C社)へ乗り換えてくる婚活者がとても多いんです

と教えられました。

その瞬間、彼女は少し救われた気持ちになったと言います。

自分だけがワガママでミスマッチを起こしているわけじゃなかった。

同じことを感じて移籍してくる人がそれなりにいるという現場の生の声。

実際、システム上のデータとリアルな会員層のズレに苦しむ婚活者は少なくありません。決して彼女だけが特別だったわけではないのです。これは、相談所の外からでは絶対に見えない情報でした。

そしてこのC社で、彼女は今までとはまったく違う言葉を聞くことになります。

3社目で「条件、もっと上げていいですよ」と言われた日のこと

C社では、いきなり契約を迫るようなことはしませんでした。

実際に検索してみたほうが雰囲気が分かりますから

と、お試しでマッチング検索をさせてくれたのです。

パソコンの前に座った彼女は、条件欄に、A社で下げさせられた年収を本来書きたかった金額に戻して入力しました。

年齢の希望も、妥協せず自分の理想に近い形で設定しました。

入力を進めていると、横で見ている担当者がこう言ったのです。

A社では「希望年収を下げたほうがいい」と言われたのに、C社では検索画面を見ながら「これ、もっと上げても大丈夫ですよ」と言われたんです。半信半疑で条件を変えたら、マッチ数が一気に約2倍。あの瞬間、彼女は「私が悪かったんじゃなくて、場所が合ってなかったのかもしれない」と思ったそうです。

——条件、もっと上げていい?

A社で強制的に下げさせられた条件が、ここでは「もっと上げてもいい」と肯定されている。

同じ彼女が、同じ希望を持って、同じように相談所に座っているのに、場所が変わるだけで対応がここまで違うのです。

彼女の願望のまま、希望条件で検索しても、A社・B社にいた頃の2倍以上のマッチ数が画面に並びました。

数字が出た瞬間、彼女の頭の中で何かがパチンと切り替わりました。

自分の希望は、無理筋でもなければ高望みでもなかった。

ただ、A社とB社にはその希望に合う会員の絶対数が少なかっただけ。問題は自分ではなく、環境だったのだと気づいたのです。

彼女は、その場ですぐにC社への入会を決めました。

実際に活動をはじめてみると、30代の会員数が今までとは桁違いで、彼女自身にも驚くほどやる気が湧いてきました。

A社・B社の頃は、紹介されたプロフィールを開くのが正直しんどかった。

またピンとこない人かな

とため息をつきながらクリックしていたのが、C社では、開く前から少しワクワクするようになっていた。

母数が違うだけで、人の気持ちはここまで変わるものなのです。

何より大きかった変化は、彼女自身の「動き方」でした。

今まではカウンセラーからの紹介や、お相手からの申し込みを待って「お会いする」という受け身のパターンばかりでしたが、C社では「この人に会ってみたい!」と自分から思える男性が次々と見つかったのです。

これは婚活において、非常に大きな転換点です。

婚活を続けていると、いつの間にか「選ばれる側」の意識になり、申し込みを待ち、誰かが自分を選んでくれるのを待つばかりになって疲弊しがちです。

しかしC社では、彼女自身が「この人がいい」と判断して自分から動けるようになっていました。婚活の主導権が、ようやく彼女自身の手元に戻ってきたのです。

お見合いをしたり、連絡を取り合ったりと意欲的に活動できるようになった彼女ですが、移籍から3ヶ月後、これまでの疲れが出たのか、2ヶ月ほど活動をお休みすることにしました。

C社に入ってから、

婚活って楽しいかも!

と思えるようになった。

でも、やっぱり自分のペースも大切だ。

一度ちゃんと休んで、また動けるタイミングを待とう、と彼女は決断したのです。

専門家の視点から見ても、婚活は「楽しい」と「疲れる」が常に同居するものです。

休むことは決して逃げではありません。

婚活が楽しくなった矢先、2ヶ月休んだ。その後に出会った彼の話

2ヶ月の婚活休止を経て活動を再開した彼女は、すぐに6歳年上の男性とお会いすることになりました。

職業はエンジニア。

プロフィールを見たときは、正直そこまで強く惹かれていたわけではなかったそうです。

とりあえず会ってみてもいいかな

くらいのフラットな温度感でした。

しかし、実際にお見合いの席でエンジニアの彼と出会った瞬間、今までにない「お!?」という感覚が走ったと言います。

休止明けの劇的な出会い

それは理屈ではありません。

ピンと来るとか、運命とか、そういう派手な言葉でもない。

ただ、目の前に座っている彼を見て、彼女の中で何かが小さく、でも確実に反応した。

それまでお会いしてきた何十人もの男性とは、初対面の手応えが明らかに違っていたのです。

彼はC社に入会したばかりとのことでしたが、お見合いのあとはトントン拍子に話が進み、なんと3ヶ月で成婚退会。

そこから交際を順調に続け、彼女は今年、無事に入籍を果たしました。

苦労し続けた3年間の婚活が、最後の3ヶ月で一気に動いたという感覚だったそうです。

お相手は物腰が柔らかく、とても明るい方です。

実は実際にお会いする前、カウンセラーから「彼は見た目で冷たい印象を持たれることが多い」と事前情報をもらっており、少し身構えていたそうですが、直接会ってみるとそんな壁はまったく感じませんでした。

カウンセラーが事前にそう伝えてくれたことが、結果的には素晴らしいアシストになりました。「冷たい印象に見える」と聞かされていたからこそ、彼女は最初から「外見に惑わされず中身を見よう」と意識できたのです。もし何も知らずに会っていたら、表面上の印象だけで判断して、二度目のデートはなかったかもしれません。

そして、長年現場を見ている私としても深く考えさせられることがあります。

彼が婚活をはじめたのはごく最近でした。

もし彼女が2ヶ月休まずに活動を再開させていなかったら、この出会いはなかったかもしれないのです。

彼女が2ヶ月しっかり休んで、自分にとってちょうどいいタイミングで再開した。

そして彼がC社に入会して間もない時期だった。

もし彼女が休まずにボロボロのまま走り続けていたら、彼が入会する前にすれ違っていたか、出会っても心の余裕がなくて見過ごしていたかもしれません。逆に、休みが3ヶ月、4ヶ月と長引いていたら、彼は別の魅力的な女性と先に成婚していた可能性が高いでしょう。

もちろん、彼女が今の夫と出会えたのはタイミングの要素も大きかったと思います。でも、その奇跡的なタイミングを拾い上げることができたのは、合わないA社やB社で無理に活動を続けず、C社へと「場所を変える決断」をしたからです。

休んだから出会えたのか、たまたまタイミングが合っただけなのか。

それは神様にしか分かりません。

ただ、「歯を食いしばって走り続けることだけが正解ではない」ということは、彼女の体験を通して、私自身も強く実感しています。

婚活難民から抜け出すために、彼女が本当に変えたのは「努力量」じゃなかった

3社の結婚相談所、ネット婚活、婚活パーティー。

3年という歳月と30万円の費用。

彼女の軌跡を振り返ってみて、改めて思うことがあります。

彼女はずっと、

私がもっと頑張らなきゃ

と自分を責め続けていました。

もっと積極的に申し込もう、もっと多くの人に会って妥協しよう、もっと自分を磨こう、と。

でも、彼女に本当に必要だったのは、努力の量を増やすことではなく、A社・B社からC社へ「戦う場所を変えること」だったのです。

ネットの評判がいいかどうかより、「自分の希望を否定せず、ちゃんと向き合ってくれる場所かどうか」。そこをシビアに比較して吟味することが、婚活難民から抜け出す一番大きな分岐点でした。

結婚相談所で婚活をするなら、しっかり比較して、どんな特徴の相談所が自分の希望に合致しているかを見極めるべき。

彼女が3社を経験して出した、これが唯一の答えです。

退会してしまったA社もB社も、世間的な評判は決して悪くありません。友人が利用して成婚したという実績もあったそうです。しかし彼女にとっては、活動会員数が多く、自分の希望する年齢層が豊富に在籍し、なおかつ条件を否定しないC社が、圧倒的に「正解の場所」でした。

評判のいい相談所が、自分に合う相談所とは限りません。

友人が成婚できたからといって、自分も同じ場所で成婚できるとは限らないのです。

  • 会員層の年齢ボリューム
  • 自分の希望条件へのスタンス
  • 紹介の質

外から見れば同じ結婚相談所でも、中身はまったく異なります。

そして何より、C社のアドバイザーがとても親身に話を聞き、伴走してくれたことで心から信頼できたと言っていました。

これも、実際に入会してコミュニケーションをとってみないと分からない部分です。

婚活に悩むあなたへ

もし今、婚活がうまくいかなくて苦しいと感じているなら、それはあなたの魅力や努力が足りないからではありません。

ただ「頑張る場所が間違っているだけ」かもしれないのです。

彼女の苦労した3年間は、それを私たちに証明してくれました。

もし今の環境に少しでも違和感があるなら、まずは「自分の希望を否定されない場所かどうか」をフラットな目線で見直してみてください。環境を変える勇気を持つことが、あなたの婚活を好転させるための確実な一歩になります。

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