婚活中に知っておこう!結婚式のバージンロードの意味
プロポーズ直前で「やっぱり無理」となる人が絶えない理由
婚活で真剣交際まで進んで、プロポーズのタイミングで「やっぱり嫌だ」と結婚をやめてしまう人が、実はかなりいる。
真剣交際まで進んだ二人が、最後の最後でこうなる。

私はこれを、何度も見てきた。
結婚に憧れて婚活してみて、幸いにも相手が見つかって、お互い結婚したいね、となった後に、結婚生活を自分の未来の暮らしとして具体的にイメージできるようになった。
そこで、「やっぱり俺には無理だ」「私は結婚に向いてない」となってしまう。
今まで通り独りで気楽に生きたい、というわけだ。
なぜこうなるのか?
結局のところ「結婚とは何をすることなのか」が腹の底で分かっていないからだ。
頭では分かっているつもりでも、腹の底まで落ちていない。
だから、いざ現実が迫ってくると足がすくむ。
その覚悟の正体は、実は結婚式のバージンロードに象徴されている。
なぜバージンロードなのか、順に話していこう。
バージンロードの意味|「今までの家族を離れる」象徴
先に言っておくと、私が伝えたいのは結婚式の豆知識じゃない。
この道が象徴している「覚悟」の話だ。

バージンロードはチャペルの入口から祭壇までの道で、花嫁の人生を表していると言われている。
花嫁はこの道を、多くはお父さんと、つまり最もお世話になった人と一緒に歩き、これまで縁のあった親戚や友人に見守られながら新郎に近づいていく。
いい話だよな。
そして祭壇の前で、お父さんから新郎へバトンタッチをして、神様の前で新郎新婦が夫婦の愛を誓う。
ここで大事なのは、祭壇の前で何が起きるか、だ。
父から新郎へのバトンタッチ|結婚は新しい家族を作る宣言
ここをよく考えてほしい。
神様の前には、花嫁とお父さんと新郎が3人そろって進むわけじゃない。

花嫁は、お父さんとそこで離れるんだ。
この入場シーンは、新郎と新婦がそれぞれ今まで育ってきた家族を離れて、独立した二人の新しい家族をこれから作っていく、ということを象徴的に表現している。
ここをしっかり理解することが結婚なんだ。
両親からすれば寂しいことかもしれない。
法律上もそうなっている。
結婚すると、今まで家族と同じ戸籍だったのが、そこから離れて、二人で新しい戸籍を持つことになる。
儀式だけの話じゃなく、法的にも「新しい家族を作る」ということなんだ。
つまり結婚とは、今までの家族を離れて、夫婦二人が自分たちの家族を作っていきます、皆さん見守ってください、という儀式なんだ。
ただ勘違いしないでほしいのは、「親と離れる」というのは縁を切ることじゃない。線を引くことと、親不孝はまったく別の話だ。親を大事にしたいという気持ちを、私はまったく否定していない。
両親を敬って親孝行はしていけばいい。精神的に独立した上で、親を大切にする。
これは何も矛盾しない。
けれど、この意味を理解しないまま結婚すると……実際に問題が起きる。
しかも、わりと身近な形で。
婚活現場で実際に起きている「親の過干渉」の実態
夫か妻が、生まれ育った家庭から精神的に乳離れしていなかったり、親のほうが子に執着して子離れできていなかったりすると、結婚後の夫婦に実家問題が起こる。
昔からあった問題だが、最近は少子化で子どもにかける親の思いが強くなっているから、問題はより深刻になっている。

婚活の現場でも、両親の過干渉が交際を壊すケースは実際にある。
- 結婚後に必ず近くに住めと要求する親。
- 自分が気に入った人としか結婚を認めない親。
- 婚活中に親が勝手にカウンセラーへ交際終了を伝えてくるケース。
お見合いの席に親がマスクをして同席し、聞き耳を立てているなんて話もある。
コントみたいだが、全部本当の話だ。
こういう、子どもの結婚の邪魔をしているとしか思えない親には、私が見てきた限り、一つの共通点がある。
それは……自分の結婚や人生に、どこか満足しきれていない、ということだ。
結婚相手との暮らしが充実していないから、老後に一人で暮らしていくのが不安なんだ。
だから、これからの人生を子どもに期待している。
子どもと一緒に歩みたいと思っている。
自分が幸せな結婚をできなかったから、子どもの結婚を必要以上に心配してしまう。
こういう親は、自分が子どもの結婚の足かせになっていると気づいていないから、本当に困る。
反対に自分の結婚に満足していれば、「結婚とは素晴らしいものだ」と知っているから、それほど心配もしない。
自分で決断しなさい、お前が選んだのなら精一杯愛してあげなさい、と言える。
この違いが、大きいんだ。
婚活中の人は、相手の親がどちらのタイプかを、交際中にちゃんと見ておいたほうがいい。そしてもう一つ、自分の親がどちらかも。相手の親より、案外こっちのほうが、見えていないものなんだ。
「おふくろの味」の罠|祭壇から引き返す夫たち
こういう親子関係の歪みは、結婚後の食卓にも染み出してくる。
その代表が「おふくろの味」の問題だ。

結婚後に、おふくろの味を妻へ覚えさせようとする姑さんがいる。
それを求める旦那もいる。
これは、最悪だ。絶対にやめなさい。
なぜか?
さっきのバージンロードを思い出してほしい。
旦那は、おふくろの味とはあの道でもう離れたんだから。
「今までの家族を離れて新しい家族を作る」と誓ったのに、食卓で毎日のように母の味を妻に再現させる。
これは祭壇から引き返しているのと同じことなんだ。
おふくろの味は一流レストランくらいに思っておこう。
美味しいけど、毎日は食べないだろう?
食べたくなったら、たまに実家に帰ったときにだけ食べればいい。
では姑の立場はどうか?
妻のほうから「お母さん、教えてほしい」と言ってきたときにだけ、お母さんは教えてあげればいい。
こちらから押し付けるものじゃない。
妻からお願いされても、いやいや、私より自分で頑張って作っていけばいいじゃない、と返すのも優しさだ。
新しい家族には新しい家族の味ができる。
それでいいんだ。
おふくろの味を妻に再現させようとするのは、妻に対して本当に失礼なことだ。そう思うくらいでちょうどいい。
結婚後に迷った時の原点|親よりも妻・夫を一番にする選択
おふくろの味に限らず、結婚後のあらゆる場面で問われるのは、「誰を一番にするか」という選択だ。
夫婦関係は、毎日の瞬間瞬間の選択の積み重ねだ。

- 何気ない週末の過ごし方。
- 盆暮れの帰省。
- 家事のやり方。
- 子どもの名前。
その一つ一つに、「親の意見を取るか、配偶者の気持ちを取るか」という小さな分岐がある。
親よりも妻が一番。これが男にとっての結婚の原点だ。
結婚式で、バージンロードで、両親から離れて、新郎新婦が新しく家族になったんだ。
両親よりも、奥さんを、旦那さんを一番に愛します、と神様に宣言したんだ。
その意味を忘れないでほしい。
結婚後は、奥さんとお母さんの関係で悩むことが出てくると思う。
そうならないためには、夫が毅然とした態度で、妻のほうが大事だと宣言することだ。
奥さんとお母さんの関係がおかしくなる前に、姑さんにハッキリと言うんだ。
夫が息子として母親に「母のことも大切だけど、僕はこれからは妻を第一番に考えて生きていく」としっかり伝えること。
これが嫁姑問題解決の大原則であり絶対法則だから、そこをしっかり覚えておいてほしい。
もちろん、突き放すような言い方をするんじゃないよ。
お母さんにも感謝と愛を持つことが大前提だ。
ここは、男なら逃げてほしくないところだ。
まとめ|バージンロードの意味を知ることは、結婚後の幸せを守ること
バージンロードの意味は、結婚式の豆知識なんかじゃない。
「今までの家族を離れて、二人で新しい家族を作る」という覚悟の象徴だ。

婚活中の今こそ、この意味を腹の底に落としておいてほしい。
相手を見るときに、相手と親との距離感を見てほしい。
そして、自分と自分の親との距離感も。
私自身が両親問題で苦しんだからこそ、言うんだ。結婚後に男の度量が最初に試されるのは、この部分だ。大変だけど、ここで逃げたら夫婦は守れない。
結婚式でバージンロードを歩くその一歩一歩が、新しい家族を作る宣言になる。
その覚悟が、結婚後のあらゆる場面であなたを守る原点になるんだ。
まずは次のデートで、相手が親の話をどんな顔でするか、そっと見てみてほしい。
そこに、二人の未来のヒントが必ず隠れているから。





