これで中途解約で困らない!解約違約金から申請方法まで、全て教えます!
はじめに|「やめたい」のに、やめさせてもらえない
結婚相談所をやめたいのに、こんな風に言われて解約の話が一向に進まないことはありませんか。
もう少し頑張れば
来社して話しましょう

郵送で書類を送ろうとすれば来社を求められ、来社の約束をすれば直前にキャンセルされる。
気づけば翌月の月会費まで請求されている──。
解約の話がスムーズに進まないのは、決してあなたの意志が弱いからではありません。
相談所側が巧妙に引き止めているからです。
ですから、自分を責める必要は全くありません。
こうした事例は、私が業界を見ている範囲でも珍しくありません。
一見華やかな結婚相談所のイメージの裏ではトラブルが後を絶たず、国民生活センターの公表データでも、結婚相手紹介サービスに関する相談は毎年継続して寄せられています。
結婚相談所は法律で中途解約が認められている契約です。それでも、退会の場面で不利な立場に追い込まれる人が後を絶ちません。この記事では、引き止めの典型的な手口、違約金の見方、本音を話さずに角を立てない退会理由、内容証明で証拠を残す最低限の手順までを、実務目線で整理します。
結婚相談所の中途解約は法律で認められている|「やめられない」は通用しない
最初に、いちばん大事な事実を置いておきます。
結婚相談所は特定商取引法の対象です。契約の途中であっても、解約はできる。

法律にそう書いてあります。
ですから、契約書には以下の三点が必ず明記されているはずです。
- 中途解約ができる旨
- 解約時に発生する違約金
- 返金について
これらが書かれていない、あるいは入会前の説明でも触れられない相談所があったら、絶対に契約しないで下さい。
中には、規約にこう書いている相談所もあります。
解約はできません
これは特定商取引法第49条第7項により、そもそも法的に無効です。
ただ、無効だからといって安心はできません。
無効と分かっていてそんな規約を入れてくる時点で、後々のトラブルが目に見えています。
トラブルを回避するためにも、そのような相談所とは絶対に契約しないで下さい。
つまり、こんな言葉は法律上は通用しません。
やめられない
解約は無理
むしろ、やめさせない方向に話を持っていく相談所こそ警戒の対象です。
ただし、法律上やめられることと、実際にスムーズにやめられることは別の話です。
次に、私が把握している現場の引き止め手口を見てください。
退会を申し出てから始まる引き止め|時間で削りに来る相談所たち
しつこい引き止め工作をする相談所は、私が見聞きしてきた範囲でも珍しくありません。
相談所からすれば、解約させたくないのが本音だからです。

退会を切り出した瞬間に返ってくるのは、だいたい決まった台詞です。
まだ1年で諦めるのは早すぎる。みんなもっと頑張っているよ
もう少し頑張れば良い人と出会えるはず
一見、親身に聞こえます。
しかし、そっくりな台詞をいろんな相談所で耳にする時点で、これは個別のアドバイスではなく、引き止め用のテンプレートだと考えたほうがいいでしょう。
「やめさせない」ための悪質な手口
それでも引き下がらないと、次の手が出てきます。
書面で進めようとすると、こう来社を求められます。
いやいや、一度来社してください
電話をかけても担当者は出ず、折り返しもない。
いつものカウンセラーは姿を消し、退会専門の担当者だけが出てくる。
露骨に「やめさせない」ためだけの体制が組まれていることがあります。
そして、いちばんやられている人を見るのが、これです。
退会手続きのために来社する旨を電話すると、約束の1時間前に一方的にキャンセルされる。
これを何度か繰り返されているうちに月をまたぎ、結局翌月退会扱いで、1ヶ月分の余計な月会費を支払う羽目になる。私はこれを「時間で削りに来る」と呼んでいます。法的にやめられるはずの権利を、月会費に変えて持っていかれているわけです。
おまけに、解約違約金として法外な金額を請求されたケースもあります。
費目を聞いても、例えば「データ抹消手数料」や「中途サポート解除料」など、契約書に記載のない独自の「意味の分からないお金」を支払わないと退会できない、と返ってくる。
まともな説明はありません。
ご自身が直面している違和感が「気にしすぎかも」と思えていたなら、その必要はありません。
ここまで読んで、こう感じた方もいると思います。
すぐ解約しなければ
ただ、解約に踏み切る前に、念のため確認しておきたいことがあります。
解約の前に立ち止まる選択肢|不満を伝えた時の対応で相談所の本質が見える
中途解約に動く前に、できることが少しだけあります。
- 担当者を変えてもらう
- 休会を申請する
- カウンセラーに不満を率直に伝えてみる

順序として、これらを試してから解約を判断しても遅くはありません。
ただ、ここで本当に見るべきは「制度として何ができるか」ではなく、不満を伝えた時の相談所の対応です。
あなたが不信感を抱いた時に、カウンセラーや相談所がどのような対応をするか?
そこにその相談所の本質が出ます。
真価を問うチャンスと思って、遠慮せずに相談してください。
不満をぶつけられて、目線を合わせて話を聞き、具体的な打ち手を提案してくる相談所もあります。
一方で、否定から入ったり、こちらの落ち度に話をすり替えたりして、こう終わらせる相談所もあります。
みんなそんなものですよ
後者であれば、もう答えは出ています。
インターネットの情報や周りの助言で判断するのではなく、自分が感じることを信じて判断してください。
一度相談してみて、その対応で違和感がぬぐえない、あるいは余計に募るようであれば、解約に進めばいい。
それだけのことです。
不信感が固まったなら、次に確認するのはお金の話です。
いくら戻ってくるのか、いくら払う必要があるのか、相談所任せにしてはいけません。
解約違約金と返金額の見方|相談所の言い値を信じない
返金が発生する基本条件は、契約期間が2ヶ月以上で、入会金が5万円以上(初月の月会費を含む)です。
少しややこしく聞こえるかもしれませんが、要するにこう考えてください。

最近の相談所は契約期間が1年が一般的なので、ここはほぼクリアしており、多くの場合で返金の対象になる
違約金には法律で上限が決められています。
サービス提供前なら3万円、提供後なら2万円または契約残金の20%のいずれか低い方。
これを超える請求は違法です。
ただ、悪質な相談所はこの上限を曖昧にしたまま、異常に高い金額を提示してくることがあります。
相談所が提示した金額をそのまま鵜呑みにせず、自分でも計算してください。
イメージとしては、初期費用30万円・月会費1万5千円のプランで3ヶ月活動して解約したとします。
この場合、違約金の法定上限2万円と、使った3ヶ月分の月会費4万5千円を差し引いて、ざっくり約21万円が戻ってくる計算になります。
(8日以内ならクーリングオフで全額戻ります)
ここで見落とされやすいのが、分割払いの落とし穴です。
分割払いの場合、解約時期によっては返金ではなく、こちらから相談所に追加で支払う必要が出ることもあります。「解約=お金が戻る」と思い込んでいると、認識がずれます。
入会キャンペーンを使っている場合(20%割引するので1年間の活動が必須、など)は、キャンペーン専用の違約金が別途発生することもあります。
契約書を引っ張り出して、ここも確認しておいてください。
確認すべきは、結局のところ次の5項目です。
- 契約日
- 支払総額(初期費用・登録料の内訳含む)
- 提供済みのサービス(お見合い回数・紹介人数など)
- 月会費の単価
- 退会申請日(これから内容証明を送る日)
この5つを自分の手元でメモしてから、相談所と金額の話をしてください。
向こうの言い値で進めると、後から検証できなくなります。
金額の見当がついたら、次は退会の伝え方です。
本音をそのまま話すと、引き止め材料に使われます。
退会理由は「自分を守るためのウソ」を準備する
たとえば、こんな本当の理由を告げたとします。
サポートに満足がいかない
希望する出会いがない

それでも、悪質な相談所はあの手この手でなだめてくるのは目に見えています。
サポートが不満なら担当を変えますと言われ、出会いがないなら条件を見直しましょうと提案され、話はどんどん長引きます。
ですから、本音を全部話す必要はありません。揉めるくらいなら、退会用の理由を準備しておいてください。
真面目な方ほどウソをつくのは心が痛みますし、勇気もいるでしょう。
ですが、これは相手を騙すためのウソではなく、不毛な交渉を終わらせるための「大人の建前」です。
相手が悪質な引き止めをしてくる以上、こちらがバカ正直に本音を語って消耗する必要はありません。
あなた自身を、精神的な負担から守るための正当な手段なのです。
角の立ちにくい理由としては、たとえば次のようなものがあります。
- 相談所以外で良い人に出会えた(ただし、会員以外との真剣交際でも「成婚」と見なす規約だと成婚料を請求されることがあるので、契約書を確認)
- 遠方への引っ越しが決まった(引っ越し先に支店がないことを先に確認しておくと安全)
- 療養が必要になった(病名を告げる義務も、診断書を出す義務もありません)
聞かれても、それ以上は答えなくていいです。
退会理由は、相手の納得を得るためのものではなく、こちらが手続きを進めるためのものです。
伝え方を決めたら、最後に残るのは「どう伝えるか」です。
電話だけで済ませるのは、私としてはおすすめしていません。
中途解約は電話で済ませない|相手に逃げ道を与えない書面の出し方
正式な中途解約の手続きは、絶対に電話ではしないで下さい。
あとでこう言われれば、それで終わりです。

そのような電話はもらっていない
証拠がこちらに何も残りません。
電話で流されやすい人ほど、紙で残してください。
これは脅しではなく、退会意思を記録に残し、相手から「聞いていない」という逃げ道を消すための作業です。
書面で送ります。
それもただの郵便ではなく、内容証明郵便を配達証明付きで送る。
内容証明は、いつ・誰から誰に・どんな内容を送ったかを郵便局が証明し、配達証明は、相手が受け取った事実を証明してくれる仕組みです。
この二段構えで、こんな言い逃れを完全に封じます。
届いていない
そんな話は知らない
書面に最低限入れる要素は、4つだけです。
- 中途解約する意思があること
- 契約日と会員番号
- 返金請求の意思と金額
- 振込先の銀行口座
これだけで機能します。
タイトルは「中途解約通知書」とすれば誰が見ても用件が分かります。
用紙はA4で構いません。
文房具店で内容証明用の罫線入り用紙を買えば、文字数で迷わずに済みます(横書きで「1行20字以内・1枚26行以内」を選んでおけば外しません)。
同じものを3部用意し、封をせずに郵便局窓口で「内容証明郵便を配達証明付きで」と伝えてください。
退会後に、清算金の積算明細書を相談所から必ず受け取ってください。何の費目で、いくら差し引いたのか。書面で残してもらわないと、後から金額の妥当性を検証できません。
ここまで実行しても、相手の対応が止まることがあります。
一人で抱え込む前に、頼れる窓口があります。
自分で交渉できない時は国民生活センターに頼る|根負けする前に
しつこい引き止め工作や高い解約違約金に根負けして、解約そのものを諦めた方もいます。
私が業界を見ていて、いちばんやりきれないのがこのパターンです。

法律で守られているはずの権利を、根負けで手放してしまっている。
国民生活センターは、次のようなことを無料でフォローしてくれます。
- 書類作成のアドバイス
- 相談所との直接交渉
- 今後の対応に関する相談
- 法的な問題がないかの確認
結婚相談所の退会トラブルは、センターにとって毎日寄せられる「よくある相談」の一つです。
個人の恋愛・婚活問題だからと恥ずかしがる必要は全くありません。
一人で全部抱えるのではなく、第三者を一枚かませる。
早めに相談したほうが、結果として失う月会費が少なく済みます。
もう疲れたから諦めよう
そう思いかけたら、その手前で一度連絡してみてください。
最後に、この記事の意図を確認させてください。
まとめ|辞めることは負けではなく、自分の婚活を取り戻すこと
誤解しないでいただきたいのは、私はこの記事で「中途解約をすすめている」わけではありません。
確実に中途解約はできますが、解約自体は時間もお金もかかる作業で、できれば避けたいところです。

ただ、その上で、ひとつだけ強く言わせてください。
折角高い入会金を支払ったのに勿体ないと思うかもしれませんが、不満がある相談所に在籍する時間とこれからの月会費の方が、支払い済みの入会金より遥かに勿体ないです。一刻も早く手続きして、次に進んでください。
入会金は、もう支払い済みのお金です。
一方で、合わない相談所に居続けることで毎月引かれていく月会費と、出会いに使えなかった時間は、まだ取り戻せます。
どちらの損失が大きいか?
冷静に天秤にかけてください。
違和感が消えないなら、それは判断材料として十分です。
インターネットの情報や周りの助言ではなく、自分が感じていることを基準にして決めていい。
合わない場所から離れることは、婚活を後ろに引き戻す行為ではありません。
それは負けでも逃げでもなく、自分の婚活を、自分の手に取り戻すための静かな前進です。
そして、次こそはあなたにとってベストな相談所で、納得のいく婚活ができることを願っています。
まずは今日、引き出しの奥にある契約書を引っ張り出して、机の上に広げることから始めてみてください。
あなたの貴重な時間を、あなた自身のために取り戻しましょう。





