[67歳幸子さんのシニア婚活のブログ]
2019/11/29
タワマンさんの大人気なさに大大ショック!~タワマンさん(12)~
部屋を飛び出した私を
タワマンさんが追いかけてきましたが、
私は無言で立ち尽くしていました。
静まり返った、重苦しい空気に包まれます。
その空気を破ったのは、
タワマンさんの思いがけない言動でした。
「はぁーーーーーーー」
なんと、この重苦しい空気を破ったのは、
タワマンさんの嫌みたっぷりのため息だったのです。
ますます信じられない!
なんて大人気ないのでしょう。
私も「はぁーーーーーーーーーー」ですよ!(怒)
倍返しのため息をつきたかったですが、
意地でもつきませんでした。
その代わり、私は貝になりました。
もう彼の顔も見ませんでした。
すると、根負けされたのか、
リモコンでエレベーターを作動させてくれたタワマンさん。
何か言いたそうにしていましたが、
私はそのままエレベーターの扉を閉めました。
もちろん「さようなら」も言っていません。
帰りの電車の中で、
携帯が鳴っていましたが出ませんでした。
落ち込みました。
涙が出そうになりました。
私、何でこんなに落胆しているんだろう?
もちろん、
100点満点の人間なんていない!
自分だって欠点だらけ!
ってことはわかっています。
でも、タワマンさんの男性としての器量のなさ、
冷たさは耐えられなかった……。
一人目の主人もそういった面があったけど、
それに耐えられたのは若かったからであって、この歳では無理。
こんな私はよくばりすぎなのかなぁ?
でも、今の私は彼を必要としていない。
一生を添い遂げるのは無理。
さようならのメールを送ろう。
お断りする場合、
本来は相談所に連絡だけでよいのですが、
タワマンさんにはこれまで大変よくして頂いたので
これっきりというのも気が引けます。
(やはり肉じゃがだけでは相殺しきれないー!汗)
すると……
ヴーヴー
どなたかからのメールです。
タワマンさんの予感……。
「申し訳なかった」
「もう一度チャンスが欲しい」
という内容でしょうか。
私の予感って結構あたるのよね。
どれどれ……と、私は携帯を取り出して見てみました。
予想通り、差出人はタワマンさんです。
「謝られても、私の気持ちが変わることはない!」
と思いながら、メールを開封すると……
「最後のメールです。さようなら」
私、思いあがっていましたね。
タワマンさんも、
もう私を必要としていなかったのです。
婚活を始めて、初めて断られました。
婚活を始める前、
断られたらショックだろうなー
って想像したんです。
それが、たとえ自分が断るつもりの
相手であったとしても。
でも、この時は何も感じませんでした。
「寂しい」も「悲しい」も
「他に何か方法があったのでは?」とも。
私の中で終わった人なので、
当然なのでしょうか。
とは言え、
恋愛に関してカメさんな私の中で
タワマンさんは「いいかも?!」まで進んだ人。
ここまで積み上げてきたものが
ゼロになったのかと思うと
どっと疲労感がこみ上げてきますね。
シニア婚活、安易に考えすぎていたかなー。
「心から好きになれる人」
を求めるのは難しいのかな。
「一人は寂しいから誰か…」
のレベルでなければ、
シニア婚活は成功しないのでしょうか?
あー、疲れたーーー
実は先日、サイアクなお見合いもあったし
(こちらは別のブログ記事にて!)
もしかして婚活疲れかも……はぁぁ(溜息)
暗い終わり方ですみません~~~(泣笑)
「タワマンさん」(完)