バツイチで再婚を希望される人の中には、シングルマザーとして子育てに奮闘されている女性もいらっしゃいますが、”子連れ再婚”となるとその難易度は数段高くなってしまいます。
再婚相手は好きになった女性とだけではなく、彼女の最愛の子供とも”家族”になるのですから、慎重になるのも無理はありません。
そこで今回は、シングルマザーが幸せな再婚をはたすために必要な、『再婚婚活に取り組む前の下準備』と『婚活成功のコツ』をまとめました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
シングルマザーが再婚するには?婚活に挑戦する前の準備
シングルマザーの再婚を大きく左右するのが事前準備。
この部分ができていれば、再婚への敷居がグッと低くなります。
まずは、再婚を目指して婚活をはじめる前に考えておきたいポイントを解説いたします!
その1:子供の理解と関係性を大切にする
再婚すると母と子だけの生活から一変!
子供にとっては、”新しいお父さん”ができることになりますね。
再婚するうえでいちばん頭を悩ませるのが「子供との関係性」ではないでしょうか?
好きな人ができたとき、再婚したくなったとき……、”いつものお母さん”とは違う一面も出てくるかもしれませんが、そのこと自体はもちろん悪いことではありません。
母親でもひとりの女性であることには変わりありませんから、恋をすることに対して罪悪感を抱く必要はありません。
ただ、お子さんの年齢や性格、精神状態によっては、母親の些細な変化がストレスに感じてしまう可能性も否定できないため、お子さんの状態に合わせて理解を得たり、母と子の良好な関係性を築いたりすることも再婚を成功させるためには欠かせないポイントです。
決して、好きな人ができたり婚活を始めたりしたタイミングで、子供に「●●ちゃんも早く新しいお父さんがほしいよね?」などは言わないようにしましょう。
子供は大きな変化をストレスに感じてしまいますから、焦らず・ゆっくり、子供と一緒に「変わって」いくことが大切です。
その2:実親・親族の協力と理解
再婚のために婚活を始めたり、好きな人ができて再婚を意識したりした場合、実親や親族の理解をあらかじめ得ておくほうが安心です。
中には「子供がいるのに……」と難色を示す人もいるかもしれませんが、一度のアタックで諦めてしまわず、話し合いを続けてみましょう。
どんな結婚においてもそうですが、誰からも歓迎され、祝福される結婚のほうが当人たちも嬉しいですよね。
実親や親戚と付かず離れずの関係を望んでいる場合でも、不要な心配や誤解を招かないために再婚の意志は伝えておくと◎
相手に自分の考えを押し付けるのではなく、「私はこう考えている」ということを伝える、という気持ちで話すとよいですよ。
その3:元夫との離婚で『後悔』した部分を『秘訣』にする
離婚歴があることに対して、罪悪感を抱きすぎる必要はありません。
しかし、せっかく新しい人生に向けてスタートするのですから、過去の失敗を糧に、離婚した原因を振り返ることも大切です。
「元夫はギャンブルばかりで最低だった!」「優しい人だったけれど、自分の意見が言えない人で……」など、元夫との結婚生活を振り返ると、怒りや悲しみが込み上げてくるかもしれません。
しかし、幸せになるためには失敗を成功の元にすべし!
欲張りになりすぎると、婚活が難航してしまいますが……(笑)「これだけは絶対にイヤ!」という条件を決めておくことも良いですよ。
また、自分が改善できる部分があれば、そちらも改めましょう。
当時のつらかった気持ちに向き合うことは勇気のいることですが、「こうすればよかったのかも」「自分のここが至らなかった」と自分自身に目を向けることで過去の教訓を生かし、幸せな結婚生活を送るための具体的なイメージを描くことができるはずです。
- 再婚への心構えはできていますか?
- 元夫を見返したい気持ちで動いていませんか?
離婚は想像以上のエネルギーを使います。
離婚原因から秘訣を得るだけでなく、今一度、ご自身の気持ちに向き合ってみてくださいね。
シングルマザーの子連れ再婚を成功させるポイント
事前準備が整ったら、次は本番です。
ここからは成功させるためのポイントをご紹介します。
秘訣1:お相手男性に元夫の悪口を言わない
交際相手やお見合い相手に、元夫の悪口を言いすぎていませんか?
誰かの悪口を聞かされ続けて気分のいい人はいないはず。
デートのたびに、過去の配偶者の話をされたら嫌ですよね。
離婚した理由や原因はお相手にとっても気になるところかもしれませんので、「どういういきさつで離婚に至ったか」を伝えることはよいと思いますが、「あの人はこんなに最低で、ひどいことをされたんだ!」とすべての原因が元夫にあるかのように話してしまうと”悪口”になってしまうため注意が必要です。
100%元夫に原因があったとしても、お見合い相手や交際相手の受け取り方によっては「人のせいにする人なんだな」「悪口が好きなんだな」と思われてしまうことも。
元夫や離婚原因の話題となったときは「私にも原因があったんだけど……」くらいの語り口が無難です(たとえ自分が悪いと思っていなくてもです)。
秘訣2:母である自分も女性である自分も大切にする
交際相手には、「母である自分」と「女性である自分」の両方を見てもらう機会を作りましょう。
結婚までを想定しているなら、気取らず、あなたらしい姿を見ておいてもらうことで大きなギャップがうまれることを防げます。
再婚が決まれば、子供と新しいパートナーみんなが”家族”になりますね。
“彼氏”と”夫”は似て非なるもの。
さらに、彼は我が子の父親にもなるわけですから、時には意見がぶつかり合うこともあるでしょう。
そんなときに「思っていたのと違う」「付き合っているときはこうじゃなかったのに」とお互いが不満に思わないよう、再婚前に「母親の顔」もお相手に見てもらっておくと安心です。
また、シングルマザーだからといって、女性である自分をおろそかにする必要はありません。
「母親だから●●じゃないといけない」と自分を縛り付けてしまうと、無理が出てきてしまいます。
精神の安定が笑顔をうみますから、ときには息抜きも必要です。
子供を一時預かりやファミリーサポートセンターに預かってもらって、彼と2人きりのデートを楽しんだり、美容院やお買い物へ行ってリフレッシュしたりしてみてください。
バランスよく、自分のさまざまな”一面”を大切にしましょう!
秘訣3:離婚歴や子供のことを隠さない
離婚歴があること・子供がいることは、初対面の際に伝えておくことをおすすめします。
結婚相談所の婚活なら、お見合い申し込みの段階で離婚と子供の有無を確認できますが、合コンや婚活パーティー、プライベートでの出会いとなると、打ち明けるタイミングがないまま男女の関係に発展することも……。
出会いの段階から、シングルマザーであることは打ち明けておいたほうが無難。
バツイチ子持ちだということをネガティブに考え、隠したり取り繕おうとしたりすると相手からいい印象は持たれません。
隠していることが相手に知られたとき、トラブルに発展してしまう恐れも。
自分の人生を受け入れて、明るく前向きに過ごしている人のほうが魅力的ですから、離婚歴や子供がいることは隠さずお相手に話すようにしましょう。
また、結婚相談所での婚活の場合、バツイチ婚活に特化したところもありますし、女性の離婚歴や子供について意外と寛容な姿勢を見せる男性会員さんも多いため、離婚歴がある人でもスムーズに交際をスタートさせられることがわかっています。
最初から「バツイチ子持ち」であることを気にしない人と出会うことで、関係を発展させていく時間を短縮できるため、スピード成婚が叶うケースも。
さらに、相談所を通した婚活の場合、あらかじめプロフィールにバツイチ子持ちであることを載せておけますので、初対面で自分からバツイチ子持ちであることを明かす必要がなく、気まずさを感じることなく婚活を進めていけますよ。
人生経験を積んできたことに自信を持って、婚活をしてくださいね。
参考記事:バツイチ婚活で幸せな再婚を目指す!結婚相談所がおすすめな3つの理由
秘訣4:直感と冷静さを大切にする
好きな人ができると、ついつい盲目になってしまうもの。
反対に、離婚歴があるからこそ、「次こそ絶対幸せになる!」と選り好みしすぎてしまうことも……。
筆者としては、直感的に「好き!」と思える気持ちも、冷静に見る気持ちも忘れてはいけないと思っています。
この2つのケース、どちらも幸せな再婚をするためには必要な心持ちですから、どちらがダメでどちらが良いというわけではありません。
「お相手男性のことが好きすぎて、何も考えられない!」という状態ならば少し冷静になってみて、また、年収や職業などお相手の”条件”ばかり見てしまっているなら、少し自分の直感を信じることを心がけてみて。
ブレーキを掛けすぎず、暴走しすぎず、バランス良く婚活を進めていくことが大切です。
秘訣5:離婚歴に罪悪感を抱きすぎない
「シングルマザーが再婚して幸せになれるのだろうか?」「離婚歴があるから、もう恋愛なんてできない……」など、離婚歴に対して罪悪感を抱きすぎていませんか?
確かに、離婚原因の中にあなたの改善点があるならば、そこは見直すべきです。
しかし、離婚している=異性としてダメな人となるのでしょうか? ……違いますよね。
誰だって離婚しようと思って結婚はしません。
「この人と幸せになる!」と決意して、一緒になったはず。
けれど、お互いの価値観や生活スタイル、結婚後の変化……さまざまな要因で、残念な結果となってしまっただけ。
離婚経験があっても、再婚後は何十年も結婚生活を送っているという人だっています。
離婚歴自体に罪悪感を抱きすぎてはいけません。
その罪悪感から、ダメ男ばかりを寄せ付けてしまう……なんて話もよく耳にします。
シングルマザーでも、幸せになる権利はあるのですから、どうか自信を持ってくださいね。
心配なら同棲してみる!
下準備も完璧で、成功するためのポイントも兼ね備えても、それでも上手くいくか心配だという人はいるでしょう。
一度結婚に失敗してしまうとそうなっても仕方がありません。
その場合には思っきって同棲してみましょう。
同棲すれば、二人の愛称だけでなく、子供も含めた三人の相性が見えてくるはずです。
いきなり同棲が難しいのなら、以下の2つを試してみてください。
- 短期間の旅行
- 週末だけ一緒に暮らす
これだけでも三人の相性は見えてくると思いますよ。
もちろん、いきなり上手くいかなくても気にする必要はありません。
三人で話し合って、今後のことはゆっくりと決めていけばいいと思います。
まずは、一歩踏み出したということが大事だと思います。
まとめ
シングルマザーでも子どもがいても、誰にでも平等に幸せになる権利はありますが、身一つの再婚よりも、最愛のお子さんとともに新しいスタートを切る”子連れ再婚”は、お子さんの年齢・精神状態を配慮しながら進めていく必要がありますよね。
「再婚で幸せになりたい!」と考えるなら、どんなときでも、急がず、焦らずが重要です。
お相手の気持ち・ご自身の気持ち・お子さんの気持ちを踏まえながら、素敵なパートナーと幸せな生活を目指してくださいね。
シングルマザーについてはこちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね!