【実話】バツイチ子持ちのシンママがスムーズに再婚できた理由

最近は、3組のうち1組が離婚をする時代だと言われています。

それに伴い、バツイチ子持ちのシングルマザーも増えています。

私自身も2年前に協議離婚し、シングルマザーになりました。

離婚後は娘と2人で生活を送っていましたが、この夏に再婚することが決まりました。

今回は、バツイチ子持ちのシングルマザーがスムーズに再婚できた理由を実体験を元にご紹介します。

私自身、離婚した当初は「彼氏すらできないだろう……」と思っていて、再婚を意識したことはありませんでした。

それでも、どうして子連れ再婚できることになったか、私の体験談が悩めるシンママさんの参考になれば幸いです!

バツイチ子持ちだということを知っておいてもらうこと

最初に伝える

再婚相手となる彼は、元々同じ職場で働く同僚だったため、お互い顔も名前も知っている間柄です。

離婚後、無我夢中で働いていた私と彼の勤務シフトは重なることが多く、帰る方向も同じだったため一緒に帰ることがよくありました。

帰宅中に話した話題をLINEでもやり取りするようになり、お互いに惹かれ合っていったのです。

異性として意識し始めたのはこの頃からでした。

『子持ち』であることを知られているメリットとは

離婚前から顔見知りであり、会社の集まりにも子ども同伴で参加していたため、彼も私がバツイチ子持ちであることを知っていました。

もしかしたら、私とは状況が違って、子どもの存在を明確に伝える機会がないまま相手と距離を縮めてしまい、交際が始まってから「子どものことを打ち明けても大丈夫だろうか?嫌がられたらどうしよう」と心配している人もいるかもしれません。

すぐにそのお相手と結婚を、とまでは考えていないかもしれませんが、でもシングルマザーの場合、遊びで男性とお付き合いを考える人のほうが少ないのではないかと思うのです。

具体的な再婚の予定までは考えていなくても、彼に子持ちであることを知ってもらった上で良い関係を築きたいと思うはず。

そうなんです、何よりも自分にとってプラスなんです。

遅くなればなるほど大きな問題に!

また、ずっと黙ったままお付き合いを続けていると、何かの拍子に子持ちであることが彼に知られたときに、大きなトラブルに発展してしまうかもしれません。

「子どもがいることを伝えた途端、距離を置かれてしまった」という話も聞いたことがありますし、黙っていることがストレスになることも。

そうならないためにも、お互い惹かれ合いお付き合いをすることになった場合には、将来結婚することも視野に入れ、なるべく早い段階で子どもの存在をお相手に打ち明けることをおすすめします。

子どもと彼が仲良くできる環境作りとは?

子どもと彼の遊び
再婚にあたり、一番気になっていたことは「子どもと彼が良い関係を築けるか」ということです。

付き合い初めの頃は気持ちも高まり、彼と2人で過ごしたいと思ってしまいますよね。

しかし、どんなに彼のことが大好きでも、子どもと良い関係を築いてくれなければ再婚はできません。

そのため、私は付き合い始めた当初から2人の時間は最小限にし、彼には積極的に子どもと触れ合える機会を作るようにしていました。

では、どのように彼と子どもが仲良くなれるようにしていたかをご紹介していきます。

1.出かける時は子どもと一緒に

休日にデートをする際に積極的に子どもを参加させ、みんなで出かけるようにしていました。

シングルマザーの場合、子どもの月齢が低くても保育園に預けて働いているケースが大半だと思いますので、彼と自分、どちらも休みを取ることができれば、平日に2人きりでデートを楽しむこともできるかもしれません。

でも、それではダメ!

もちろん、良好な関係を築くためには2人の時間も大切なのですが、私はその時間を最小限にし、できるだけ子どもを連れて遊びに行くようにしていました。

そうは言っても、2人きりの時間をまったく作らなかったわけではありません。

「恋人同士」の時間もたまには必要ですし、そういう時間にしか話し合えないこともありますよね。

基本的には子連れでデートを楽しむようにし、たまに母に子どもを預けることができたときだけ、彼と2人でランチへ行ったり映画をみたりしていました。

2.在宅時に子どもと彼の触れ合いの時間を作る

外出時であれば特に、子どもと彼2人きりの状況を作ることって難しいもの。

でも、自分を除いた、子どもと彼の触れ合いの時間を作ることで再婚後のギャップを少なくすることができますから、在宅時にそういった時間を少しずつ作るようにするとよいですよ。

私の住む町は、冬は雪が降り外出が難しい時もあったので、その時は家で会うようにしていました。

彼は子どもの相手がとても上手な人ですから、おままごとなど私よりも上手にこなしてくれました。

そのほか、お絵かきやカードゲームなど、子どもが喜ぶような遊びが得意だったんです。

そのような彼だったので、子どもも彼のことが大好きになりました。

楽しそうに遊ぶ子どもの声は、食事の用意をしている私の耳にも届き、とても嬉しかったことを今でも覚えています。

3.子どもが得意じゃない彼でもあきらめない!

もしも、交際相手が子どもが苦手だという人であれば、まずは3人でごっこ遊びやボードゲームをして「子どもと遊ぶ」ことに慣れていってもらいましょう。

決して焦らず、子どもと彼の気持ちを尊重しつつ、触れ合いの時間を作るようにしてくださいね。

子どもが思春期である場合など、なかなか打ち解ける機会を見つけることが難しいケースもありますよね。

そういうときも、「子どもの好きなもの(キャラクターや芸能人など)・趣味」を会話の糸口にし、”彼を交えた会話”から”子どもと彼2人だけでも楽しめる話題”を作っていくようにするとよいですよ。

バツイチ子持ちの再婚への工夫とは?

バツイチ子持ちの再婚は、まずは子どもと彼の関係が大事です。

ただ、そこだけを見ていると、なかなかゴールはやってきませんし、自分自身をどんどん追い詰めることにもつながります。

なので最後に、私が再婚に向けて工夫したことをお教えいたします。

みなさんもただズルズルと再婚活動をするのではなく、何かルールやちょっとした工夫を考えてみてください。

その1.『タイミング』を狙うことでスムーズな再婚が叶う

タイミング
私が彼とお付き合いするようになったときは、子どもはまだ4歳になったばかりでした。

付き合い初めの頃は、再婚することを前提にはしていませんでした。

しかし、付き合ってみて、子どもとの関係が良かったこと、過去の結婚のトラウマを忘れられるくらい私自身を大切にしてくれる彼の姿をみて、再婚してもいいかなと思うようになったのです。

そこで、もしこのまま一緒にいるのであれば、苗字の変更に抵抗のない小学校入学が良いきっかけだと思ったのです。

そのようにタイミングを狙ったことが、スムーズに再婚できた理由の1つだと思っています。

とは言え、それは子どもの年齢や彼が子ども好きだったという好条件が揃っていたから可能だったこと。

なかなか思うようにはいかないのが現実ですよね。

交際相手にプレッシャーを与えないよう「親になることを強制しない」ことを心掛けながら、子どもにかかる負担がなるべく小さく済むタイミングを見つけ、再婚の時期を探っていきましょう。

漠然と「子どもがもう少し大きくなってから」と考えるのではなく、

「転校は子どもの負担になるだろうから小学校を卒業したタイミングがよさそう」
「受験に響きそうだから高校受験が終わってから」
など

明確な時期を話し合って決めていくことが大切です。

その間、彼に「父親になるんだから、もっと子どものことを見て! 叱って!」と“父親の立場”を押し付けないことも重要です。

彼には彼のペースがありますから、彼と子どもの距離感を見守り、求められたときにはアドバイスをしながら「新しい家族」の色をみんなで作りだしていけるとよいですね。

そして、あくまで子供目線でベストなタイミングを見つけていきましょう。

その2.自分の精神や経済的な安定を図ることも大切

私はずっと働いていたため、子どもを一人で養っていけるだけの収入もあり、経済的な心配はありませんでしたが、中には収入が不安定だというシングルマザーさんもいらっしゃることでしょう。

子どもが小さいと育児で精神を消耗しがちな上、経済的な不安を抱えていると色々なことに後ろ向きになってしまい、彼との再婚話もうまく進まなくなる可能性が出てきてしまいます。

経済的に不安定な場合、公的機関の職業訓練を受けてキャリアアップを図ることで自信にも繋がります。

訓練期間中に生活費がもらえることもありますから、ぜひ最寄りの施設を検索してみてくださいね。

精神的に不安定な場合は、子どもが保育園に行っている平日に有休を取ったり、休日に実家に頼って子どもを預かってもらったりして、リフレッシュする時間を作りましょう。

ひとりの時間を設け、自分自身を労わることも大切です。

焦って再婚しても良いことはありません!
休みを取ることを、後ろめたく感じる必要はありません。

あなたはじゅうぶん、がんばっているのですから。

離婚のトラウマがある場合は素直に話すほうが◎

離婚のトラウマは話す
私は、元夫からのDVが原因で離婚をしています。

DV以外にも、ギャンブルによるお金の使い方や性格の不一致、不倫や親族間の問題など、離婚の原因や背景にあるものは様々。

一度離婚を経験すると、前回の離婚の失敗により次の結婚なんて考えられないと思う女性が多いと思います。

私も前回の結婚が非常につらい経験だったため、「彼とお付き合いをしても、もしかしたらまた同じ目に遭うのではないか」という不安がありました。

そこで、私はお付き合いする前から包み隠さず離婚の原因を彼に話していました。

離婚の内容が深刻であればあるほど他人には話しにくいものです。

でもそれではダメです。

同じ過ちを繰り返さないためには、過去を全てさらけ出すことも大切だと思います。

もちろん、元夫の悪口になってしまわないよう、気を付けて話をしました。

悪口を聞かされるのは、誰だってイヤなものですしね。

「こういうことがあって、トラウマがある」ということを、冷静に話しました。

そうすることで、彼は「自分はあなたの元夫のような人ではないよ」ということを、言葉だけでなく行動でしっかりと伝え続けてくれたのです。

まとめ

離婚当初は恋愛する気力すら湧かないですし、男性に対して不信感を抱くかもしれません。

「また同じようになったらどうしよう……」「恋をしてもいいんだろうか?」と、いい人に出会えたとしても、何かと疑いの眼差しを向けてしまいますよね。

私もそうでした。

けれど相手が変われば、付き合い方も変わります。

当たり前のことですが、離婚した元夫と今の彼はまったくの別人なのです。

離婚するまでの間、本当に様々なことがありました。

これから先、子どもとの生活、そして離婚しても消えない元夫への恐怖……。

それでも、心の暗闇を切り裂くような良いご縁もあるものなのだなとつくづく思うのです。

バツイチシングルマザーの場合、周りからの声や自分自身のトラウマが気になって、なかなか再婚に踏み切れないという声も多く耳にします。

子どもと彼の関係性も気になりますよね。

私は、再婚するにあたってお付き合いしている時から

  • 過去を包み隠さず打ち明ける
  • 子どもを積極的に関わらせる

この2点をとても大切にしていました。

再婚するならば、みんなで家族になります。

血のつながりを超えた、深い信頼関係が大切だと思っています。

ぜひ、素敵な彼と、子どもと、良い関係を築いてくださいね。

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