結婚相談所には、結婚する意識があり、身元もしっかりしている異性との出会いがあります。
お見合いして、フィーリングが合えば”仮交際”
その後、成婚退会という流れなので普通恋愛と比較しても、スムーズに結婚に至るカップルが多いのです。
けれど、成婚退会したカップルすべてが実際に結婚するわけではありません。
残念なことに、成婚退会後にトラブルが起きて婚約破棄になるケースもあるんです。
それだと精神的なダメージも大きいし「せっかく成婚料を払ったのに…!」とお金も心も、ゲッソリしちゃいます。
そこで今回は、成婚退会をする前にパートナーに確認しておきたい、話し合っておきたい、5つのポイントをご紹介。
まずは成婚退会の流れについて簡単にご紹介!
成婚退会後の婚約破棄は珍しくない!?10組に1組のカップルは破局している?
これが理想的な流れです。
「成婚退会したんだから、結婚までもうすぐなんじゃ?」と思われる方も多いでしょう。
けれど結婚相談所での「交際」ではいろいろなことが起きます。
ちゃんと相手を見極めることができていないと悲しい婚約破棄ということもあり得るのです。
結婚相談所の本交際(真剣交際)と仮交際の違いって?
結婚相談所各自のシステムはビミョ~に違いがあるけれど、基本的に仮交際・本交際(真剣交際)を設定しています。
呼び方にも違いがあって、本交際と真剣交際を分けているところもあれば、本交際が真剣交際と同じ意味をもつ結婚相談所もあるんです。
というわけで、ここでは本交際と真剣交際を同じ意味として解説しましょう!
【仮交際とは?】
仮交際とは、お見合いの後に連絡を取り合ったり、デートをしたりする期間のこと。
ただし、この段階では友達感覚くらいの意味です。なので、同時に複数の異性と連絡を取り合ったり、交際したりするのもOKなんです。
いわゆる『見極め期間』ですね。
「同時交際するなんてヒドイ!浮気じゃないの?」と思われてしまうかもしれません。
が、みんな複数交際しているのでご安心を。
これこそが結婚相談所のメリットです。
同時に複数の異性と接することで、どんな異性と相性が合うのかわかりやすくなります。
もちろん、お相手である異性も複数の異性と同時交際しているケースもありますから、罪悪感を抱く必要はないのです。
【本交際・真剣交際とは?】
本交際(真剣交際)とは、結婚を前提としてお付き合いをはじめる期間のこと。
仮交際のときは、複数の異性と交際してもOKなのですが、この段階に進むとひとりの人に絞って交際(※)します。
※ただし結婚相談所によって呼び方が違うので、複数交際OKの本交際のあとに真剣交際があるケースも珍しくありません。
仮交際のとき、お互いが本交際に進む意志があるか確認して、納得できたうえで結婚相談所に伝えましょう。
「もうこの人と結婚したい!だから本交際だ」とひとりで決めることはできません。
相手の同意があってこそのステップです。
そして、本交際でお互いに結婚まで決められたら、無事、成婚退会となります。
番外編:本交際・真剣交際・仮交際はエッチ禁止ってほんとう?
あと、意外と知られていないんですが、結婚相談所で活動中に交際した男女は、成婚退会するまで性行為が禁止されています。
仮交際・真剣交際・本交際、すべての交際に共通してエッチ禁止なんです。
仮交際・本交際で相手をしっかりと見極める!
なぜ、婚約破棄になるかといえば、成婚退会後に、問題が起きたからです。
男と女のことなので何が起きても不思議ではありませんが、急に嫌いになったということはここでは置いておきます。
そうじゃない場合は、
- 事前に聞いていなかった話が出てきた
- 嘘があった
- 両親が大反対だった
こういったことになります。
なので、これを防ぐためには仮交際・本交際の時に、できるだけ多くのことを確認することです。
それでは確認するべきポイントを解説していきます!
成婚退会後のトラブル防止に役立つ!確認・話し合うべき5つのポイント
私が成婚退会する前に、確認すべき点だと豪語するポイントは5つ。
- お互いの両親に同意を得る・紹介する(マザコン・毒親じゃないか)
- 借金・奨学金・ローン・病気など「聞きにくい項目」を確認しておく
- 相手の家事能力について
- 今の仕事を続けていくのか?転職・開業の可能性について
- 相手の本性・自分の本性はさらけ出せているか?
実際に私も、結婚する前に確認しておいてよかったと思った点。しておくべきだったと後悔した点です。
ポイント1.お互いの両親に同意を得る・紹介する(マザコン・毒親じゃないか?)
「結婚したい!このまま幸せになるぞ!!」という意気込みがあっても、相手の両親、自分の両親に結婚の承諾を得られなかったり、性格や価値観の行き違いで婚約破棄となるケースも珍しくはありません。
これは結婚相談所の交際に限らず、普通恋愛でもよくある話し。
たとえば、義実家となるご家庭が同居を強く望んでいるけれど、自分は別居を希望している。
本人に借金はないけれど、実家に莫大な借金が発覚した…なんてこともあり得ます。
本交際・真剣交際に発展した段階で、なるべく早めにお互いの両親に挨拶をしておくことをオススメします。
理解を得るのはもちろん、家族の付き合い方についてもパートナーと確認しておきたいですよね。
家族のありかたは、家族の数だけあります。
「私は2週間に1度、実家に泊まりたい」
「僕は年末年始だけに実家に行けたらいい」
さらに、
- 同居の有無
- 介護が必要となるのか?
- 両実家の思い
これらを話し合いましょう。
みんなから祝福される結婚がいいけれど、結局は夫婦の問題だからね。
私、ゴッチン的にはこういう想いが強いのですが、
「義実家との付き合いがうまくいかず、つらい…」と悩んでいる人は意外と多いです。
マザコンというほどではないけれど…お義母さんの肩ばかりもつ夫。毒親かと疑ってしまいそうなほど、娘に甘い母親。
こういう点って、結婚前にはわかりにく~い要注意ポイントです。両親を大切にするのは、悪いことじゃないけれど…いきすぎちゃう人もいるからね!
ポイント2.借金・奨学金・ローン・持病などの聞きにくい項目を確認しておく
結婚相談所のプロフィールには、家族構成や職業・年収を確認できるものの、
- 借金
- 奨学金
- ローン
- 前科
- 過去の病歴・持病
などを確認することはできません。
結婚相談所も聞き取っていない項目は、いくら本交際に発展したパートナでも聞きにくいんですよね。
勇気を出して、聞いてみよう!と思っても、「嫌われたらどうしよう…」とためらってしまいますよね。
とくに病気などについては聞きにくい項目です。
これから生涯をともにするかもしれないとなると、お互いの身体的な状態を把握しておかなければなりません。
けれど、円満な結婚生活を送るためには、聞きにくいことこそ、聞いておくべき。万が一、なにかあったとしたら、「じゃあ、どうやって生活していくのか?」と解決策まで話し合ってください。
かくいう私も、こういった点を結婚前にきくのはキンチョーしました。でも、最初に確認していたからこそ、今の夫婦生活があるとおもいます!
ポイント3.相手の家事能力について
相手の家事能力ですが、男性も女性も確認すべき点だと胸を張って宣言します。
というのも、私は婚前、パートナーの家事能力を確認していなかったんです…。家事はできないだろうなと、薄々気がついていたけれどね…。
結婚する前は、毎日おいしいご飯を作って、キレイなお家で過ごしたい!って思っていても、夫婦・家族のあり方は、日々変化していきます。
これは悪い意味ではありません。いい意味でも。
結婚当時、専業主婦だから気にしていなかったにしても、いつかは共働きになるかもしれません。子どもが生まれて、家事に手が回らなくなることだってあります。
共働きなのに、パートナーが家事をしないとなると、「どうして結婚しているんだろう」と疑問を抱くかもしれません。
子どもが巣立って、2人きりになったとき、お手伝いさんのような気分になることだってあります。
家事能力がある相手なのか?能力がないにしもて、「一緒にする気持ちがある」かどうかは確認しておきましょう。
そう、これって私が個人的に悩んでいるポイントでもあるんです(笑)
ポイント4.今の仕事を続けていくのか?転職・開業の可能性について
「パートナーは年収もよくて、安定している職業。これで将来安泰だわ♪」と喜んでいるアナタにこそ、確認してほしい部分。
今の仕事を続けていくのか?将来、転職や開業を予定しているか?です。
今、どんなに安定したお給料・職業だとしても、それは今の話です。もしかすると、将来は開業したい・転職したいという夢があるかもしれません。
結婚相談所での出会いって、子どもの有無・育児など『家族計画』は意外と触れやすいのですが、こういった自分たちの将来を見過ごしがちだったりするんですよね。
2人で人生を歩んでいくんだからこそ、将来の働き方も知っておきたところ。お互いの生き方を、お互いが理解し、ともに切磋琢磨できるような関係になれますように…。
ポイント5.お互いの本性を知っているのか?自分をさらけ出せているのか?
あなたは、真剣交際に至ったパートナーに自分をさらけ出せていますか?また、お相手があなたに見せている姿は、本当の姿だと言い切れますか?
「結婚する前は、あんなに優しかったのに…」なんて話しもよく聞きますが、夫婦のあり方は変わっていきます。
交際中のことを思い出して、あのときは良かったなぁ…と思う瞬間もあるでしょう。
けれど、夫婦のあり方が変わったのではなく、実はこれが相手の本性だった可能性の方が高いんです。
女性も男性も共通する点ですが、それなら結婚後のギャップや後悔をなるべく小さくするために、お互いがありのままの自分をさらけ出す方がいいですよね。
もしも、なにかで言い争いになったらそれはチャンス!とことんケンカしておいた方がいいと思います(笑)
って、ケンカしないに越したことはないんですが、婚前に、一度は思いっきり本音で話し合える機会があるといいですね。
破局したらどうするのか?
ここであげた5つのチェックポイントをしっかり行っていても、破局する可能性はもちろんあります。
でも、その場合には忘れましょう。それしかありません。
もしも、しっかりとした確認や準備をしていなくて、婚約破棄になったのなら、それは反省するべきです。
でもそうじゃないなら、しっかりとした確認をしていたんだったら、それはもうしょうがないんです。
男と女の関係ですから、何が起きてもおかしくない。
あなたに問題がなかったんだったら、相手に問題があっただけ、そう思うようにしてください。
必要以上に、理由を考えないようにしましょう。
多少、落ち込むのは問題ありません。
でも、その理由を考えすぎると、次の出会いに影響してしまいます。
ちゃんとやっていたのに、婚約破棄・破局をした場合には、必要以上に理由を考えない!
相手がおかしいと思うくらいでちょうどいいです!
この婚約破棄がトラウマとなって、上手く行動できなくなることだけは避けて欲しいのです。
成婚退会のタイミングやその後について
婚活では、成婚退会の前に話し合うことだけじゃなく、その後のプロポーズなど気になることがたくさんあると思います。
最後は成婚退会のタイミングやプロポーズ、その後の流れなどの疑問を解消できる記事をご紹介します。
【婚活】女性からのプロポーズはアリ?タイミング・交際期間は?3分で読める成婚へのコツ
<成婚退会のルール>
結婚相談所3社を比較!成婚退会後の対応・3ヶ月ルールのホンネとは?(連載企画6)
<成婚率について>
【成婚率の算出方法(結婚相談所)】成婚率より優先するべき3つのポイントをご紹介!
本サイトでは他にもいろいろな角度から、婚活についてご紹介しているのでお悩みや疑問を探してみてくださいね。
まとめ.成婚退会の前の話し合いこそ成功の秘訣
「結婚相談所を選ぶとき、成婚率だけで判断するな!」といいますが、成婚率だけでは、
・結婚と至ったカップルの数
・成婚退会したものの、破局したカップルの数
こういった『正確な数値』がわかりません。
事実、成婚退会しても婚約破棄となったカップルはいますから…。
だからこそ、本交際に発展する前に、成婚退会を決意する前に、今回紹介したポイントを確認し、話し合うことが重要なのです。
ちょっと話にくいこともあるけれど、夫婦になるなら本音で話せる関係じゃなくちゃ!ということで、勇気を出して話し合ってみましょうね☆