「そろそろ再婚をしたい」と考えているシンママさん、シンパパさんもいるでしょう。
子連れ再婚でとても幸せに暮らしている方はたくさんいらっしゃいます。
しかし「収入面が厳しいから……」といった理由だけで再婚に踏み切るのは少し危険なところもあります。
この記事では、シンママ、シンパパさんが「なぜ収入(お金)目的で再婚してはいけないのか?」ということを解説し、子連れ再婚でしあわせになるための方法を紹介しています。
お金目的の再婚だと厳しい理由とは
実際に夫婦二人三脚で子育てをしている家庭でも、忙しい日々の中、仕事と子育てに奮闘していらっしゃいます。
しかし、片親となったとき、子育てや家事、そして家族を養っていく役割すべてがママ、またはパパ一人に降りかかってきます。
そんなシンママ、シンパパさんの大きな悩みとして『収入(お金)』があげられます。
「今の収入では、進学が難しいかもしれない」「万が一、病気や怪我をして働けなくなったらどうしよう」
女手、男手ひとつで子育てしている方にとってこの不安はとても大きくなります。
だからこそ、再婚することによって「今より経済的に安定した生活が送れるのじゃないか!?」と思うのも自然なこと。
しかし、収入目的だけで子連れ再婚をするのは危険です。
なぜなら、どんなに愛し合っている男女でも、子連れ再婚によって悲惨な結末を招く恐れもあるからです。
つまり、お金目的だともっと厳しい現実が待っています。確実に。
子連れ再婚に潜むリスクはゼロではない
近年、虐待やドメスティックバイオレンス、モラハラといった家庭内での事件が世間を騒がせています。
その事件を見てみると、実の母親、実の父親から被害を受けていたというケース以外に、「再婚相手が子供に暴力をふるった」「再婚相手である夫から、精神的に追い詰められていた」という例も増えているのです。
たしかに、離婚する夫婦が増える一方で、ステップファミリー(離婚経験のある人が、子供を連れて同居、再婚する家族のこと)も増加傾向にあります。
その傍で、同居中の実親のパートナーから、子供が虐待を受ける事件が多発しているのです。
一番避けたい子供へのDV&虐待
「どうして妻の連れ子を虐待したのか?」
虐待を加えた大人たちは、身勝手な理由を口にします。
自分に懐かなかったから
しつけのつもりでやっていた
子育てをするのにお金がかかる
泣き止まなかったから
最初は我が子として一生懸命育てていこうと決心していても、上手くいかない子育てに戸惑い怒り、自分を抑えることができずに虐待してしまう。
実の親でさえ、その時の精神状態によっては怒り狂い虐待する人もいます。それほど、子育てはとても難しいところがあるのです。
ゆえに、お金目的で再婚した場合、危険なリスクを伴う可能性が否めないのです。
生活していくには離婚できないと思い、パートナーの我が子への虐待を止められず悲しい結果になってしまった事件もあります。
辛い状況になると、我が子さえも守ってやれない精神状態に追い込まれることもあると心に留め、慎重なパートナー選びが重要なのです。
そんな悲惨な精神状態になる前に、我が子を守るためには家を出るという勇気と強い心、周りに助けを求めることも必要になるのです。
『自立』が最強説!再婚は付いてくるもの!?
シンママさんもシンパパさんも、あなたを愛してくれ、そして子供を我が子同然に愛情をもって接してくれるお相手はいるはず。しかし、そんな最高のパートナーと出会える確率は低いです。
また、愛があっても子連れ再婚によって悲劇が起きる可能性もあるので、お金目的で再婚しようと考えない方がいいのです。
となると、シンママ、シンパパさんが経済面への不安を解消するためには、再婚より自立する方が早いのです。
結婚相談所で人気なのは自立したシンパパ・シンママ!
結婚相談所で婚活をされている男性の方は、働いていている女性を望まれる方が多く、逆に求められる存在になるなのです。
女性に限っては、意外と「もう結婚はこりごり、私1人で子供を育てるんだから!」と頑張っている女性に、素敵な出会いが訪れ再婚したというケースもあります。
自立しイキイキと生活をすることで魅力的な女性になり、素敵な男性との出会いへと繋がるのかもしれません。
「働く時間=経済的安定」ではない!
「子育てが忙しいのに、今より働く時間を増やすなんて……」
「体が弱くてなかなか働けないし……」
「頑張っても借金が終わらなくちゃ、貯金ができないし」
きっと、片親で子育てに奮闘している人の中には、大きな問題を抱えていらっしゃる方もいるでしょう。
しかし、働く時間を増やすことが、必ずしも経済的な安定に繋がるわけではありません。
一生懸命勤務時間を増やして働いたとしても、体を壊してしまったり、お子さんとの時間が減ってしまったりすると「なんのために頑張っていたんだろう……」と感じてしまいますよね。
国の制度を活用してみる!チェックしてますか?
だから、重要となるのが工夫です。
たとえば、健康面に不安があり、思うように働きに出られないのであれば、国の自立支援や援助について調べてみてください。
生活保護制度では必要最低限の生活を維持できるお金を支援してもらえます。
就職やキャリアップのために資格が必要なのであれば、職業訓練校で学ぶことができます。
もしも借金が多く手が回らないのであれば、任意整理等で負担を軽減することも可能です。
まずは、あなたにとって最大の問題点をなるべく小さくしましょう。
そして、ある程度生活が落ち着いてきたら、副業や副収入でお金を増やすのもおすすめです。
最近では在宅ワークでライター、ブロガー、アンケートモニターをして稼いでいる人も増えています。
中にはライブ配信をやってみたり、フリマアプリで稼いでいる人もいますよね。
これなら、家にいながら副収入を増やすことができます。アルバイトとは異なるので、自分のペースで調整できるのも魅力のひとつです。
<悲劇・危険>バツイチ同士は慎重に!
お互いバツイチ同士の場合には、特に慎重になってください。
自分もさておき、相手もバツイチだといろいろと気にしなくてはならないことが多くなります。
相手にも子供がいた場合には、子供同士の相性などもあります。
そして、一番最初に言ったように、DVやモラハラの傾向があったら最悪です。
絶対に結婚の意志を固めるまでには、相手の離婚原因は聞いておきましょう。
これは絶対です。
もちろん、DVやモラハラが原因だったとしても、すんなりとは答えないでしょうが、時間をかけて付き合っていけば、なんとなく分かるはずです。
モラハラなども、普段の会話からも徐々に出てくるはずです。
一番大事にしなくてはならないのは、お金ではなく、あなたとあなたの子供の未来です。
相手がバツイチの場合には、その未来が安心できるものであるかを考えながら付き合っていきましょう。
<バツイチ同士のメリット・デメリットについてはこちら>
まとめ
この記事を読んで「やっぱり子連れ再婚は危険があるのか……」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、子連れ再婚がかならず不幸な結果を招くとは限りません。
子連れ再婚で気をつけなければならないことは
・収入(お金)のためだけに再婚相手を選んではいけない
・パートナーが連れ子を我が子同然に愛せる人なのかを見極める
そして、一番大事なことは、お子さんの気持ちに寄り添って
どうすれば幸せな関係を築けるのかしっかりと考える。
お子さんと再婚相手が家族になるための下準備も必要です。
結婚を前提としたお付き合いをしていたり、お子さんと恋人がお会いする機会が多かったりするのであれば、お子さんの意志もふまえながら交際しましょう。