成婚退会後の対応・3ヶ月ルールは相談所によって違う!?
そんな素朴な疑問を抱えた結婚相談所の新米スタッフが、先輩仲介人たちに体当たり質問をしてきました!
今回は企画第4弾!結婚相談所の中でも長年の実績がある相談所D社さんです。
成婚退会後に出戻るケースはあるのか?そもそも3ヶ月ルールってどうなの!?婚活中の人もちょっと聞きにくい裏側を紹介します。
成婚退会後に婚約破棄ってありえるの!?ベテラン結婚相談所の見解は?
ちなみに過去3回の企画のなかでは、成婚退会後の破局はあるっちゃあるけど珍しい。
また追跡しきれないという回答をいただいています。
↓前回の記事はこちら↓
成婚退会後の出戻り婚活の割合は1パーセント程度
A .ご成婚退会からいわゆる出戻りの割合は、当社では、約1%程度です。
ただ、戻らずとも破局になるケースもあると思います。それを考えると、追跡しきれない会員さんもいたかと…。
また、成婚退会後の「破局」を定義するためには、何か月以内なのか?何年以内なのか?を、決めないとなんとも言い切れませんね。
「成婚退会の5年後に破局した」と言われると、そもそも原因が違うところにありそうですし…。
いずれにしましても、出戻りや婚約破棄は当社としても最小限に防ぎたいですし、すべての会員さんに幸せになってほしい!という願望がありますから、防止策を講じています。
成婚後の婚約破棄・破局の防止策は両親へのあいさつ
A.プロポーズ後に、両親のごあいさつを済ませてからご退会していただいております。
成婚退会のタイミングは、各相談所によって差があると思います。ですが、当社では両親へのご挨拶を済ませてから退会していただくようにしています。
最後の最後で、ご両親の反対で破局というケースも珍しくないので、必ずといってもよいほどお願いしていますよ。
また、いわゆる真剣交際後半年で強制退会というルールも取り入れております。
個人的には決断が遅れてしまわないためにも必要なルールだと思いますが、この場合も、最低でもご両親へのご挨拶を済んでからのご退会にすべきだと思います。
結婚相談所の仲介人という立場から言わせていただくと、この半年ルールを都合の良いように解釈をすれば、「何もしなくても半年経てば成婚料をもらえる」と理解する相談所もあるはずです。
そのスタンスでは、半年であろうが1年であろうが、本人同士は何の進展もなく退会され、破局になる可能性も高いかもしれません。
ルールを良く働かせるか悪く働かせるか、そこは、相談所のポリシー次第かなと考えます。
婚活3か月ルールは成婚退会後の破局とは直接関係なし!婚活へのメリット大
今まで3社の結婚相談所に質問してきましたが、実際に私、ごっちんのお友達の中にも、
「結婚したいのにその気があるかわからない…」
「ずっと一緒にいるけど、プロポーズされない…」
なんて悩んでいるお友達がいます。
交際3ヶ月・6ヶ月で結婚を決められないよ~と、思っていましたが、いろんな視点からお話を聞いていると、合理的な仕組みなのかも?と思ったり。
では、結婚相談所D社さんではどういうイメージを抱いているのでしょうか?
A .3ヶ月ルールは、メリットに感じています。仲介人として3か月ルールは賛成派です。
結婚相談所に入会されるとき、この交際3ヶ月ルール・6ヶ月ルールについてお話すると、驚かれる方もいらっしゃいますが、当社としては会員さんにとって、メリットと捉えています。
理由としては、結婚相談所にご入会される方の共通点としていえるのは「早く」結婚したいと思っているからです。
結婚相談所では会員さまのお時間とお金をいただいています。
だからこそ「自分と相性のいい」お相手と「早く」結婚できるよう、3ヶ月ルールが存在するのではないでしょうか?
例え話でわかる!3ヶ月ルールの必要性
例えば、入学試験。
Aさんは4月の入試だけれど、Bさんは6月の入試。それでは、不公平だと思います。なぜならBさんはAさんより2ヶ月も勉強期間があるからです。
交際し、お互いに早く結婚をしたいと思っているわけで、その対価として、お金をお互いに払っています。であれば、その「時間」を明確化することが必要です。
ひとりは3か月で結婚を決めたいと思っている会員さん。もうひとりは1年で結婚を決めたいと思っている会員さん。
これではお互いのペース配分も温度も異なります。何よりも公平ではありません。
よくある恋愛の話ですが、こんなエピソードを身近で聞いたことはありませんか?
来年で30歳になる女性。実は5年間交際している彼氏がいます。子供も希望していたし、早めに今の彼氏と結婚したいと思っていました。
今までも、彼氏の「結婚願望がある」という言葉を信じ、長々と交際を続けましたがもう限界。
しびれを切らした彼女は彼氏にこう聞くのです。
「いつまでに結婚したいの?」
すると、彼氏からびっくりする答えが。
「結婚は、後5年くらいかなぁ…」
結婚に焦りを感じはじめる年代になると、こういう話が多かったですね。
要するに、こういった無駄な時間を費やしたくないという方々が相談所に入るわけですから、
当然、目安の期間を決めておくことは、当然のことだと考えます。
逆に、その目安があるからこそ、安心して恋愛ができて、余計な駆け引きをせず、スムーズに進む部分も少なからずあると思っています。
結婚願望が明確であれば交際3ヶ月のプロポーズで早くない!
ちなみに、私個人の経験で恐縮ですが…、結婚したいなと思ったタイミングに出会った女性と交際し、3ヶ月でプロポーズしました。
今までの恋愛と何が違うかというとお互いに結婚願望があること。ちなみに、この仕事をしていると結婚相談所には入会できないのでプライベートで出会った方ですが…。
個人的な経験をもっても、結婚願望が明確であるならプロポーズまでに3ヶ月という期間は、短すぎず長すぎず、プロポーズには良い期間かなと感じました。
もちろん、入籍をしたのは、それから1年後です。
まとめ
結婚相談所の交際3ヶ月・6ヶ月ルールって、へんてこなキマリだなぁ。急かされている気持ちになりそう。
なんて思っていた私ですが、結婚への焦り・目標地点は人それぞれ異なります。
人それぞれ違うからこそ、一定のルールを設けていないと、結婚相談所のメリットを感じにくかったり、結婚願望がそこまでない人が入会してしまいますもんね…。
「こんな期間で決められない!」と感じる方もいると思いますが、タイムイズマネー。時は金なりで、そして有限です。
限られた時間の中で活動するからこそ、結婚への道のりが近づくのかもしれません。
↓連載5回目はこちら↓